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アビスパ福岡でペッキアの目指したサッカーを振り返ってみる

アビスパ福岡

アビスパ福岡の記事を投稿するのは止めたんですが。

まさかのペッキアさん退任という事態から久藤清一監督の就任。そして水戸ホーリーホック戦大敗。ということで、書いておきたいことが増えてきたので久しぶりに一時的復活です。

とりあえず、今回はペッキアがやろうとしていたことを簡単に総括しております。
久藤監督とペッキアさんで何がかわっているのかは 、次回の投稿で書いてみたいと思います。

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とりあえず、ペッキアさんについての個人的な印象

退団は残念としか言いようがないのですが、正直この方に関しては嫌な予感が嫌な形で的中してしまいました…。いまさらですが、個人的には就任当初からペッキアさんにはあまり良い印象を抱いていませんでした。
なぜそう感じたのかは、直感的でしかないのですが。
練習を見ていて「あ、この人は日本のやり方を研究する気もないし、そこから新しい手法を編み出して行こうともしていない」。と、感じました。
イタリアから日本にくるサッカーの監督からすれば、格下の国に来るわけです。その理由はお金なのか、それとも物好きなのか、もしくはサッカー後進国だからこそできる経験とそこから生まれる新しいサッカー観の模索なのか。

欧州にいればもっと様々な選択肢があるであろうキャリアの持ち主がなぜ、極東のそれもサッカー後進国に来たのだろう。というのがシンプルな疑問ではありました。
動機はいろいろだし、一つでもないんでしょうが、どうもペッキアさんを見ていて「何しに来たかよくわからん」という印象がありました。つまりわざわざ日本に来るだけの強い動機が見えなかったのが、個人的に不信に繋がったのかもしれません。
もちろん、私は預言者でもないでもないし人を見る目なんてまったくないので、これは捻くれたおっさんの単なる嫌な予感でしかなかったのですが。

無理やり他の事例を持ち出すと、昔ロッテマリーンズにボビー・ヴァレンタインさんという監督が来たことがあります。


メジャーで監督実績もあったある意味バリバリの「メジャーリーガー」だったわけです。当時メジャーリーグと日本のNPBは今ほど「近い」世界ではありませんでした
まだ日本人メジャーリーガーのパイオニアである野茂英雄が海を渡ったのと同じくらいの時代です。メジャーリーグなんて日本からすれば遙か遠い世界でした。
ヴァレンタインからすれば、今のペッキアさんと似た状況だったとは思います。。当時鹿児島でキャンプを行っていたロッテの練習(ちなみにその後鹿児島県は「練習施設がお粗末すぎる!」とヴァレンタインに激怒されキャンプ地ではなくなりました)を見たときのヴァレンタインは非常に情熱的かつ、貪欲。選手とディスカッションし、コーチに意見を求め、身振りてぶりで動き回り、グランドで一番目立つくらいに精力的に動いていました。それはヴァレンタインにしか見えない何かを常に模索しているように見えました。
アビスパファンの方にわかりやすい例で言うと、マリヤン・プシュニクに似ていたかもしれません。

もちろん個人の性格もあるのでみな「情熱的であれ」とは一概には言えませんがそれに比べてもペッキアさんはどこか消極的というか、異国の地に来て何かを掴み取ろうとする人の姿には少なくとも私には見えませんでした。その印象がどうしても拭えずにいました。過去の記事(途中で辞めてますけど)を見ていただければ解ると思いますが、私はペッキアさんを監督ではなく多くの場合、「さん付け」で呼ぶようにしていました。なぜなら、どこか「お客さん」にしか見えなかったからです。

とまあ、おっさんの妄想が当たったのかわかりませんが、私が本当の意味で監督と呼ぶ前にペッキアさんは帰っていってしまいました。

ペッキアが目指したサッカーとは

さて、そのペッキアさんが目指したサッカーとは何だったのか。
誤解も含めて個人的な見解を述べますと「相手の最終ラインを揺さぶるサッカー」だったと思っています。

開幕当初はこの揺さぶりは「横」にフォーカスされていた?と推測しています。推測とお断りさせていただいているのは、私の未熟さもありますが残念ながらあまり成功事例がなかったことにも起因しています。
では、どう横にフォーカスされていたかといいますと。

相手の守備を左右に揺さぶるパスサッカー

基本的にはサイドで起点をつくって、相手の守備をボールサイドへ寄せます。そして、寄せたところを細かいパスワークで更に相手を寄せます。

相手をボールサイドに寄せて、細かいパスで守備を剥がしたらそこから中央、逆サイドへ展開。相手の守備を逆サイドへ揺さぶる。

という相手の守備を揺さぶって守備網に穴を開けようというのが最初の狙いだったように思います。しかし、これがなかなかうまく行かない。

最初のサイドに寄せるぐらいから相手にボールを引っ掛けられ、手薄な円で囲んだあたりを責められてカウンターなんてことに。なかなか逆サイドにボールが出ないし、出ても攻めに手数がかかってしまい相手が守備を整えてしまうという状態。これは攻撃が完成するうちにシーズン終わるぞ。というのが最初の印象でした。ちなみにですが、これと似た攻撃のコンセプトを持っているのが鹿児島ユナイテッドだと個人的には見ています。奇しくもどちらも苦戦していますね…。

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横が駄目なら縦で。ペッキアさんが狙った「縦」の揺さぶり

横の揺さぶりがなかなか成功しないアビスパ福岡の攻撃。
そこでペッキアさんが出してきたのが「縦に相手の最終ラインを揺さぶる」という狙いです。

攻撃のタイミングでサイドに寄せる意識はやや薄まり、中央のそこにボランチをおいて(鈴木惇)「ボールを下げる」回数が増えます。もちろん、横の揺さぶりも狙うのですが、ボールを下げたタイミングで前線が最終ラインと駆け引きをして相手の守備陣を縦に揺さぶる選択肢が増えました。

基本的には相手がボールを下げれば、最終ラインはポジションを上げてきます。
そのタイミングで、前線の一人がボールをもらいに行くふりをして、相手の最終ラインからDFを引き連れて、その裏を別の選手が狙うというケースです。これは、明確な形があってなかなか形になっていたところもありました。

愛媛戦ではなかなか良い動きもあり、時間は掛かりそうだけど徐々に攻撃も形になってくるかなーという予感はしていましたし、この辺から徐々にペッキアさん流石じゃね?やるんじゃね?という見方もできて、「監督」と呼び始めた矢先の退団…。 というわけです。
愛媛戦から徐々に良くなる気もしていたのですが、三國がチームを離れたりで、結局一進一退でしたが…。

ということで、簡単ではあるのですが、ペッキアさんがやろうとしていたサッカーの個人的視点による概略です。
そして、ペッキアさんが去ったあとチームを託された久藤監督なわけですが…。
あ、久藤さんは監督と呼ぶのね。と思われたかもしれませんが、この緊急事態に引き受けてくれた以上、監督とお呼びするしかないだろう!という思いです。

そんな久藤さんがどんなチームづくりをしていこうとしているのか。については、次回の投稿できれば。可能であれば、次節柏レイソル戦までにはかけたらなと思っています。

水戸戦の先制点のクロスのシーンなどはペッキア時代にはなかった動きだよなと。おもったりしていますので、そのへんを書いてみたいと思います。

コメント

  1. タカ派 より:

    お久しぶりです。

    左右の揺さぶりですか。
    鹿児島も話題に出されていますが、確かにサイドからサイドへの対角線的なフィードでチャンスメイクするケースがよく見られていると思います。実際、福岡戦では何度も無人の逆サイド深くで受けられるシーンがありましたし、精度が上がってきているのだと思います。苦戦はしていますが、シーズン後半にはある程度戦えるようになるのではないかと思っています。(大勝した翌日に書くのはフェアではないと思いますが(笑))
    ファビオの目指したサッカーというのは正直よくわかりませんでした。前より面白いサッカーというのは開幕頃、噂で聞いていましたが、うーん…彼が監督してる期間、リードしている時間がすごく短いんですよね。サッカーって得点が入りにくいスポーツではありますが、別に技術点を競うものではありませんので。なので、推しがリードされているサッカーを面白く見れるはずもなく…

    口悪くいえば、選手の水準が足りていなかったのかな、と。ざかしんくさんの考察を借りれば、日本の万年2部クラブに欧州リーグ標準のサッカーを求めてしまったのが現況の元だったのかな。
    そうなれば今こそプシュカかなあ、とも思ったり。有能な通訳とフィジコを与えればどうなるのか、少なからず見たいと思ってますから。

    • ざかしんく より:

      タカ派さん
      いつもありがとうございます。Twitterで他の方にもご指摘いただいて気がついたんですが、左右への揺さぶりにファビオがこだわっていたかというとそういう訳でもないと思います。言葉のあやというか、私個人の表現上では左右の揺さぶり。としているだけです。狙いとしては相手を動かしてギャップを作ったり、フリーの選手を生み出そうとしていたのだと思います。
      >有能な通訳とフィジコを与えれば
      この点に関しては、私も感じるところはありまして。
      記事にはできていないのですが、鹿児島ー柏戦で鹿児島が逆転して勝利した試合があったんですが。
      この試合を観戦したのですが、鹿児島の戦い方は非常に泥臭いというか。自分たちの戦術に忠実な戦い方をしていました。
      序盤は柏に攻撃を簡単に潰されていたのですが、愚直に同じことを繰り返して相手のDFに穴を明けたのを目の当たりにして、なぜそこまで自分たちの戦い方を信じきれるのだろう?
      と考えたときやはり監督、コーチとのコミュニケーションはその一因じゃないかなと感じました。
      アビスパも久藤監督と綿密な関係性を築くという点を今後期待したいですね。

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