「シン・ゴジラ」がすごく良かった!ネタバレ感もあるので、観る予定の人は注意。「シン・ゴジラ」の感想

スポンサーリンク

久しぶりにゴジラらしいゴジラ?ですごく良かった

正当ゴジラを語れるほどゴジラファンではないんですが・・・。

「シン・ゴジラ」みて思い出したのは、「ゴジラ vs ビオランテ」。

えらく前の作品なのですが。さらにこれらのその前の昭和ゴジラ作品は完全に私が生まれる前の作品です。

子供の頃に再放送なのか、レンタルビデオなのかで見た記憶はうっすらありますが、子供ながらに「ウルトラマン」のような「怪獣が出てくる映画」ぐらいの気持ちで見た記憶あります。

むしろ、「ウルトラマンが出てこない」ことに違和感を持っていた記憶があります。

ただ、徐々にちゃんと映画作品を理解できるようになって観たのが「ゴジラ対ビオランテ」です。

興行収入的には「失敗」だった作品のようですが。

私は、その後のゴジラ作品と比べてもこの「ゴジラ vs ビオランテ」をゴジラ作品の中では「名作」の部類に入ると思っています。

ゴジラは大人向け?子供向け?

この誰向けの作品かということで迷走したのが「ゴジラ」という作品だったと思います。

「怪獣」といえば、ウルトラマンでしょうか。

ただ、ウルトラマンにしても私が思う「ゴジラ」にしても、子供向けでは終わらない作品というイメージがあります。

どこかに社会に一石を投じるようなメッセージが込められているのがこれらの作品の魅力だと思います。

そういう意味ではゴジラって怪獣同士が戦うだけの映画ではなく、もっと言えば「大人な要素」が強いのがゴジラの魅力なんじゃないかなーと個人的には思っています。

「ゴジラ vs ビオランテ」はどちらかというと、「大人要素」が強い作品でした。

ゴジラの細胞「G細胞」をめぐって各国が暗闘するストーリーや、G細胞の活動を弱める抗核エネルギーの存在などストーリーの重厚さは良かったと思います。

そこにはその時代の国際情勢が投影されていたり、ビオランテに関しては「生物の進化」という取り方によっては非常に哲学的な面も含んでいたりと、考えさせられるようなところもありました。

1954 年に発表された初代「ゴジラ」も「人間が生み出した恐怖の象徴」を人間が自ら葬り去るという人間のエゴを表現した作品だったようにゴジラの本質は「社会派」なところであり、決して「娯楽映画」ではないところだと思います。

しかし、それが足を引っ張ったのか、「ゴジラ vs ビオランテ」の興行収入が振るわなかった結果、怪獣 VS 怪獣 という子供向けのようなゴジラが増えていったような気がします(最後は宇宙戦争まで行きましたかね・・・)。

シン・ゴジラでを観た感想としては、初代ゴジラの持つ「社会派」な一面を踏襲していました。

あわせて、それに近い作品であった「ゴジラ vs ビオランテ」を彷彿とさせるシーンが多かったように思います(G細胞は出てこないですけどね)。

個人的にですけど、オマージュしてる面もあったんじゃないのか?

なんて思ったりもしています。

ゴジラって厄災でもあるけど、希望だったりもするんですよね

これは、映画の見方にもよるとは思いますが、「ゴジラ」ってすごく「記号」的な存在だと思うんですね。

映画の中で考えれば、ゴジラって厄災なわけです。

しかし、観ている側にとってはその厄災の原因は人類であり、そこから生まれたゴジラは人間社会に対して一石を投じる存在なわけです。

ストーリーの中で今日本の抱える問題を考えさせられるシーンなどもゴジラという存在と絡んで、観ている側にとっては考えさせらる存在なわけです。

今回の「シン・ゴジラ」は非常に「社会派」なヤツだったと思います。

そして、最後にゴジラという厄災の上に、希望を描いた「シン・ゴジラ」は日本人へのエールだったんだろうなと思います。

そして、映画最後の最後。一瞬のシーンにはいろいろ意味があるとは思うので、いろんな見方もあるとは思いますが。

個人的には、「首都消失」のラストシーンを彷彿としました(多分一般的ではない感想)。

首都消失も、一抹の希望を見せながら、最後の結果を語らなかったことで「未来への警笛」を鳴らしたように、「シン・ゴジラ」も希望を描きながら「警告」を忘れなかった。

と、私は感じました(なので、最後シーンは続編への含みではないと思っています)。

久しぶりに観て「良かった」と思うゴジラでした。

小松左京や、もちろん、初代ゴジラ監督である本多猪四郎など、日本(とも限らない)の持つ SF の世界観を踏襲したレガシーかつ、いまどき少なくなった社会派な作品(アニメでいうと、攻殻機動隊がこのへんをいろんな意味で踏襲している気がする)を現代に蘇らせるという挑戦的な作品だっと思います。

その分、説教臭い現代社会への警笛をテーマにした SF 作品が苦手な人にはあまりオススメできないかも。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク