【鹿児島ユナイテッド レビュー】鹿児島ユナイテッド VS ギラヴァンツ北九州に行ってきました!

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鹿児島ユナイテッドの今を見るにはうってつけの機会

2月初旬に行われた、沖縄ラウンド、宮崎ラウンド、そして鹿児島ラウンドが開催されているニューイヤーカップ。

今回は J 初参戦となった鹿児島ユナイテッドがニューイヤーカップに登場という事で。

第 1 戦目は清水エスパルスに 5 – 1。

今季から J2 とはいえ、J では歴史のあるクラブ。

底力の差を見せつけられました。

そして、第 2 戦。

今回は、J2 ギラヴァンツ北九州戦。

昨年は J2 で「7位」。

プレーオフへ進出できる 6 位とは、勝点 1 差。

悔しいシーズンとなってしまいました。

今年こそ、プレーオフ圏を目指しているのは当然として、「J1」を目標としているチーム。

鹿児島ユナイテッドが力試しするには十分すぎるチーム。

好ゲームが期待できる一戦なのですが・・・。

鹿児島ユナイテッドの動向は気になっているものの、いままで JFL だったのでときおり観戦できるタイミングでしか情報入ってきませんでした。

ニューイヤーカップは スカパーが放送してくれるとはいえ・・・。

機会があるときに行っておかないと、なかなか試合観戦できません。

ということで、この日は鹿児島まで観戦に行ってきました。

宮崎ラウンドより盛り上がってますね?

先日はニューイヤーカップの宮崎ラウンドを観戦したのですが。

ジャイアンツに、ホークスなどなど。

プロ野球チームが多くキャンプインしている宮崎。

そちらに人が集まってしまっているのか・・・。

宮崎の試合会場には出店などは一切なし。

昨年第一回目のニューイヤーカップの時はその時参戦していた、大分トリニータがブースを立ち上げていましたが・・・。

大分トリニータが参戦しなかった今年、それもなし。

まあ、プレシーズンマッチですから。

仕方ない面もあるのかなと思っていました。

しかし、鹿児島ラウンドの会場鴨池陸上競技場前は出店が並んでいました。

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個人的にオススメ、「アゴ肉」のお店も来てました。

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その他にもニューイヤーカップ鹿児島ラウンドに参戦しているチームのグッズやファンクラブを受け付けているブースも出店。

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地元の鹿児島ユナイテッドが参加するというのもあるかもしれませんが、宮崎の雰囲気と全然違いました。

スカパーの勧誘しているスタッフも俄然鹿児島の方が多かったでした・・・。

この宮崎との温度差は・・・。

サポーターも万全

昨年 JFL 最終戦を見に行った時と比較して、サポーターの方の応援バリエーションも増えておりました。

鹿児島県内でも露出は多いようで、「サッカーチーム」としてチームもサポーターも徐々に大きくなっているのを実感しますね。

この日は、胸スポンサーに輝く「さつま島美人」の実物?も登場。

鹿児島では知らない人はいない「焼酎」です。

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かなり精巧に再現されています。

試合の注目は鹿児島ユナイテッドの守備

個人的には、清水戦で 5 失点してしまった鹿児島ユナイテッドがどこまで守備持ち直すのか?

という点です。

正直清水の攻撃陣の仕上がりが想像以上に高かったというのもありますが・・・。

J2 で絶対的な戦力を持っているチームではないギラヴァンツ北九州。

失点しないことも大切なんですが、攻撃の形を作って得点取れる場面もあるかもしれません。

そうすると自身も深まると思います。

鹿児島の気象条件は厳しい?

アビスパ福岡の試合を観戦しに行った時は、「コートいらないかも?」と思えるくらい暖かかったのですが、この日の鹿児島は曇り。

風も結構強かったです。

またこの日の前日は桜島が噴火。

火山雷も発生したということで・・・。

各メディアでニュースになっていました。

まあ、鹿児島では稀にあることではありますね。

大噴火の周期にあるので、警戒することに越したことはないですが、この程度で鹿児島県の日常は崩れません。

sakurajima

前日に噴火したとは思えないほどこの日は静か。

むしろ寒さのほうが気になるレベルでした。

破壊力のあるギラヴァンツ北九州の攻撃陣

ギラヴァンツ北九州で注目なのは、高い攻撃力。

2016年シーズンでのチームゴール数は「59得点」で J2 の4位。

特に昨シーズン 18 得点した FW 小松塁は身長の大きさに目が行きがちですが、サイドに開いた時はドリブル突破も仕掛けてくるプレイヤー。

万能タイプだけに、この選手を鹿児島ユナイテッドがどう抑えるのか?

というのがこの日のポイントでは?

と、思いつつ観戦。

JFL、J3 でも見ないタイプの選手なのでここでどういった守備ができるかはシーズン戦う上で試金石になりそうなんですが・・・。

ギラヴァンツ北九州は見習いたいクラブチーム?

現在鹿児島ユナイテッドは、J3。

昨年 JFL から昇格したばかりのチームです。

今季はこの J3 を戦い抜かなくてはなりません。初参戦である以上その J3 でも下の存在。

実際のチーム力はそうじゃないかも、しれないですけど。

そういうメンタリティーで望んでっほしいという意味でですね。

ギラヴァンツ北九州はそういった意味で「見習いたい」クラブチーム。

ギラヴァンツは過去に J2 で上位争いをしながら「J1ライセンス」が発行されなかったという苦い経験を持ったチームです。

つまり「勝っても報われない」という状況。

さらに強化費用は J2 でも下から数えた方が早いチーム。

J1 にも上がれない。費用もない。

そんな状況では選手補強もままならない・・・。

それでも選手のモチベーションを高め、集まった戦力で J2 プレーオフ争いに食い込んできたチーム。

今シーズンはスタジアムが改修されるということで、ようやく J1 という希望が見えてきたわけですが・・・。

そうした厳しい環境下でモチベーションを維持し続けた柱谷監督はじめ、選手のメンタリティは素晴らしい物があると思います。

鹿児島ユナイテッドにもそうした強いメンタリティを身につけて欲しいなというのが個人的な希望だったりします。

両チーム並ぶと、体格的に差があるな・・・

今回、ニューイヤーカップでの鹿児島ユナイテッドの試合を見ておもうのは、上位カテゴリーのクラブチームと比べて体格差が地味にあるなということ。

全然違うということはないんですが、やはり上のカテゴリの選手の方が肩まわりが大きく見えるんですよね。

そういった点はちょっと差を感じます。

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今回は、特に鹿児島ユナイテッドの DF 陣と小松の身長差のせいでしょうか・・・。

フィジカル的な心配を他所に健闘

試合開始直後、小松をターゲットにボールを入れてくるギラヴァンツ。

しかし、鹿児島ユナイテッドの守備陣、負けてなかったですね。

体を寄せて対応していました。

清水の敗戦を受けて、意気消沈しているとは思いませんでしたが。

弱気になっていないかなー。

というのはちょっと心配していたんですが、強く当たれていたと思います。

いや、これは全然行けるじゃん。

というのが、試合開始直後のイメージ。

会場からも、「J2 いけるんじゃね?」みたいな声が聞こえてきましたが・・・。

確かに序盤はそう思える展開でしたが・・・。

攻撃パターンを変えてきた相手に対してどう対処するのか

中央の小松へボールを合わせていたギラヴァンツですが。

中央に放り込んでもうまく対応されていると感じたのか。

それとも、サイドの方が手薄と感じたのか。

徐々に、ギラヴァンツの攻撃がサイドを起点としたものに変わります。

サイドの選手が起点を作ると、そこに FW が絡んで攻める形に切り替わってきました。

攻撃時にサイドバックが高い位置を取る鹿児島ユナイテッド。

その裏も気になるんですが、案外守備に帰っている時もサイドが手薄だなと感じること多いです。

鹿児島ユナイテッドの問題は実際、ここにボールが入りだしてから。

例えば、前半20分くらい。

ギラヴァンツが中央でボールを保持。

その時、サイドバックは最終ラインに戻って、守備をしています。

結構、内側に絞るなーと感じました。

相手のサイドの選手はフリーです。

浅野監督はこの状況で特に指示を出しているふうではなかったのですが・・・。

サイドに入るボールはある程度仕方がない。その後をしっかり対処する。

という考えなのかもです。

まだボールの位置は高いので。

実際、サイドにボールが入ると人が詰めます。

この時、DF ラインにポッカリ穴が。

ギラヴァンツの FW はここめがけて走り始めます。

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こうした選手を誰がチェックするのかが、曖昧なことが多い気がするんですよね。

実際このときは、パスが来なかったのでスペースを活かされることはなかったんですが・・・。

そのまま守備陣は、ボールホルダーに釘付け。

そうするとやはり、このスペースは狙われるわけでして。

サイドにパスを出した中央の選手がこのスペースに走りこんできます。

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個人的にサイドが手薄と感じるのはこういう時です。

守備に人数は足りてるんですが、なんかボールがサイドに出ると、こうした穴が塞がらないまま放置されているんですよね・・・。

数的優位を作られたり、フォローが遅かったりとイマイチ安定しないなというのが個人的な印象です。

それだけにサイドにボールを入れられる形は、あまり良くない形じゃないのか?

とは思っていたんですが・・・。

この時は、精度の高いボールが出てこなかったので、失点までは至りませんでしたが・・・。

なんか不安だなーとは思っていました。

サイドの起点から失点

案の定、サイドからの仕掛けで失点。

結果的には、サイドから入れられたボールを処理できず、ゴール前のこぼれ球を押しこまれた。

というのが正確なところなのですが。

ただ、前半鹿児島ユナイテッドが良い時間を作れていながら、徐々に後退していったのはギラヴァンツ北九州のサイド攻撃に効果的な対処ができなかったから。

というのがポイントじゃないかなーと見ています。

高い位置からのアーリークロス気味のロングボールなんですが。

kagoshima-lose_optimized

やっぱりサイドからの対応に苦労することが多いような・・・。

まあ、CB が触れなかったのも失点の要因といえば要因なんですが。

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小松に落とされたところを、最後は再び小松に決められました。

失点というより、サイドの守備で振り回されて自分たちの良い時間も失い、結果さらに失点までしてしまう。

という流れに落胆。

昨年 JFL でも上位との試合では 大量失点してしまうこともあり(観戦できていないので、わからないんですが)・・・。

試合を見るたびに、サイドの守備を不安を感じてしまうので、そうではないかと思ったり・・・。

このへんは、今後の課題じゃないかなと思います。

嫌な雰囲気はあったんですが

良いとは言えない展開での失点に、嫌な空気はあったんですが。

すぐさま、PK で 1 点を返すことに成功した鹿児島ユナイテッド。

五領の突破から PK とりました。

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贅沢言えば、攻撃の形を見せて決めたかったんですが。

ただ、嫌な流れを断ち切るという意味では最高のタイミング。

相手の GK からのキックの競り合いからシンプルに縦への展開の中でチャンス出来ました。

なんてことはないシーンだったんですが、サイドが変わる中でボールとは逆の位置だったサイドバックが高い位置を取れていたのが良かったかなと。

kagoshiam-atack

鹿児島ユナイテッドの右サイドでの競り合いから、中央にボールが出たタイミングで逆サイドのサイドバックがここを走っているんですから、ポジションは高め。

普通だったら、サイドの上がりを待ってからになるので、攻撃のスピードは弱まったんじゃないかと。

このへんは、攻撃時にサイドが高い位置まで張り出す鹿児島ユナイテッドの戦術が活きた場面だったと思います。

しかし、嫌な流れでもアグレッシブにいける選手は貴重ですよね。

DF 谷口が入って変わった守備?

鹿児島ユナイテッドも、ギラヴァンツも人が入れ替わった後半。

この辺を組織としてどう見るかは難しいのかもしれませんが、ずっとサイドの守備を気にしていた人間からすると気になる場面が。

後半から鹿児島ユナイテッドは CB に谷口を投入。

そして後半入ってすぐ。

サイドでボールがルーズになりかかったシーンで、鹿児島ユナイテッドがボールを収めるんですが。

相手ボールになってもおかしくないシーンではあったんですが。

CB 谷口の位置がかなり早い段階で サイドのスペースに取られていました。

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もちろん、試合の流れの上なので単純に比較できないんですが。

前半のプレーで早い段階で CB が早い段階でサイドのケアをしているシーンがなかったので。

お。ちょっと守備の意識が変わった?

と、感じたシーンでした。

後半生き返った?鹿児島ユナイテッドの良い形

メンバー交代も多く、オープンな展開になった後半。

そういった要因もありましたが、鹿児島ユナイテッドの攻撃にも改善が。

鹿児島ユナイテッドの攻撃パターンの一つはサイドボールをつないで局面を打破するスタイルだと思っています。

簡単に言うと、サイドアタック。

バルセロナのようなパス交換ではないんですが・・・。

例えば、こんなシーン。

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ボールが敵陣どの位置にあるかにもよるとは思うんですが。

サイドで選手が前を向ける形が作れると、鹿児島ユナイテッドの攻撃はなかなか強力なものがあります。

この日、キャプテンの田上はベンチスタート。

途中出場で、サイドバックに入りました。

田上が入ってから左サイドの攻撃の厚みが出た印象もあるんですが、この日左サイドは五領のエリアでした。

上の形も五領からの展開。

左サイドで攻撃の起点になり、更に守備でも高い位置で積極的にチェックしてました。

そこからチャンスもありましたし、前半は PK 取りましたし。

この日の MOM でしょう。

ただ、守備のバランスが崩れたのも事実

人の入れ替わりが多かったのもあるかもしれませんが。

田上が入ってから守備のバランスが悪くなったのも事実。

相手を追いすぎるというか、ゾーンで守ってると思うんですけど、他の人にマークを渡せないというか・・・。

頑張ってるふうには見えるんですけど、結局スペースを相手に与えているだけのような。

後半、アディッショナルタイムにはいってから。

ゴールキックの競り合いで、比較的高い位置でチェックをかけに行った田上。

しかし、相手にボールが出てしまい、田上の開けたスーペースにボールが展開されたシーン。

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センターハーフと、センターバックがフォローに走るんですが、このとき中央にスペースができます。

そこへ、パスを出した選手がフリーな状態で、そのスペースめがけて走り出します。

サイドに出たボールは、またフリーになってスペースへ走りこんだ選手へ折り返されるのですが・・・。

折り返されたら折り返されたで、そこへ選手が殺到。

5人が中央に寄ることに。

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パスがユナイテッドの選手にあたってこぼれたんですが、ボールはサイドを下がってきたギラヴァンツのサイドバックへ。

ここは、田上が詰めておくところじゃないのかなと。

高い位置でチェックをかわされた時の戻りが良くなかったんじゃないかなと。

前半もそうですが、いまいち守備の組織が詰め切れてなのかなあというイメージです。

J2 相手にある程度機能した攻撃陣

サイドの攻防に関しては、ギラヴァンツに対しても引けはとってなかったように見えました。

最後のクロスの精度や、FW のポジショニングで(ジルが特に)質を欠いた感じですが・・・。

それでもシュート数、枠内シュート数でもギラヴァンツに引けを取っていませんでしたから。

パス交換や、ショートカウンターから決定的なシーンを作れていたのは良かったと思います。

次節はジュビロ磐田との対戦です。

厳しい試合になったようですが、上のカテゴリーと試合できる環境ができたというのは素晴らしいと思います。

今の課題はどちらかというと、「守備」にありそうです。

ここはしっかり整備して欲しい。

レノファ山口が参戦していきなり J3 を制して、あっという間に J2 へ上がっていきました。

鹿児島ユナイテッドも、しっかり後を追っていくためにもですね。

バトル・オブ・九州の一角として

今回のギラヴァンツ北九州の他にも九州には、J3 で同じカテゴリーとなった大分トリニータ。

J2 のロアッソ熊本、V・ファーレン長崎。

そして、J1 のサガン鳥栖、アビスパ福岡がいます。

こうしたチームとダービーマッチ「バトル・オブ・九州」に鹿児島ユナイテッドが殴りこみをかけるのもそう遠くはないと期待しています。

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