最近サッカー解説で増えてきた「リトリート」ってなに?

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最近サッカーを TV 観戦していると耳にする リトリートって?

最近サッカーをテレビ観戦していると増えてきた用語に「リトリート」があるなーと思います。

よく見ているのがアビスパ福岡の試合なので、たまたまアビスパ福岡が「リトリート」な戦術になったから。

よく耳にするようになったと、言うだけかもしれませんが。

意味としては、「撤退」「避難」

軍事的な意味合いが強ういようですが、ようは「戦術的撤退」といったニュアンスなんだと思います。

サッカーでいえば、「引いて守る」ということなんでしょう。

ただ、解説者や実況の方の使い方を聞いていると、使い方の範囲はもう少し広いようです。

ブロックを作ってから守るのもリトリート?

アビスパ福岡の試合がメインなので、サンプルが偏っているとは思いますが。

このリトリートは単純に「引いて守る」という場合だけに使われているわけではないようです。

例えば、今年のアビスパ福岡。

昨年までは前線からプレッシングをかけにいく

「積極的な守備」

を展開していました。

しかし、今年から監督がプシュニク監督から、井原監督へと変わり戦術も変わりました。

その中で、一番の変化が守備です。

2015-0322-avispa-check

この写真のように相手がセンターライン付近でボールキープしてもプレッシャーをかけに行かないことが多い守備体制です。

近年のサッカーの特徴に相手側のエリアでも前線から守備をする「ハイプレス」というものがありますが、それとは逆の戦術です。

ただ、アビスパ福岡が「ゴール前をがっちり固めている」のかというとそうでもありません。

守備の仕方として「一度守備の体制を構築してから」というのがあるようです。

要は一度守備の体制を整えて、そこから守備として動き出す。

という感じです。

なので、守備体制が整わないうちから激しくプレスにも行かない。

という感じです。

ただ、表現としてはこうした「守備陣形を整えてからの守備」というのもリトリートと呼ばれている気がします。

カテナチオとは違うの?

がっちり引いて守る。

の代名詞といえば、「カテナチオ」があります。

もともとは、イタリアでディフェンスラインの後ろにスイーパー(リベロ)をおく守備のことでした。

このスイーパーがゴール前を左右に走り回るのが「カテナチオ(かんぬき)」の動きに似ていたのが由来。

ゴールに「鍵をかける」という意味もあったようです。

あまりにも守備的な戦術だったので、守備的なサッカーの代名詞になってます。

※ちなみにイタリアでもこの戦術は 1960 年代を境に消滅しているそうです。

最近のサッカーでは積極的に採用される戦術ではありませんが、どうも現在のテレビ解説などで使われるニュアンスを聞いてると・・・。

カテナチオ > リトリート

という表現上の図式がある気がしています。

つまり、カテナチオと表現するほどガッチガチに守ってるわけじゃないけど、ある程度守備的な戦術を(リトリート)と表現しているのかなと。

カテナチオ自体もう存在しないわけで・・・

厳密に言うと、現代サッカーで「カテナチオ」を採用しているクラブはぼぼないでしょう。

そうした時にある程度守備的にはいっているチーム戦術として便利な言葉が「リトリート」なのかなと。

たしかに、「一度、守備に戻って体制を整えて、そこからチェックに行く守備体制ですね」

というよりは、「リトリートを意識した守備ですね」

と、言えたほうが楽ではありますけどね。

ただ、詳しくない人にとっては「なんのこと?」となりそうです。

文化の浸透度?

用語からいきなり文化の話になってしまいますが・・・。

ふと、こうした用語をどれだけの人が理解しているのかというのが文化の物差しなのかなと。

日本では明らかにサッカーより歴史も馴染みもある「野球」にも専門用語はあります。

守備で言えば、「ゲッツー体制」とかでしょうか。

もしかしたら、知らない人からすれば「リトリート」以上に怪しげな響きですね(笑)

ただ、こうした用語って子供の頃に父親から教えてもらった記憶があります。

また、我が家は母も野球ファンだったので、母から教えてもらったこともありました。

ここがサッカーと野球の差なのかなと思います。

「ゲッツー体制」を説明できるお母さんと、「リトリート」を説明できるお母さんとどっちが多いのかと・・・。

※ちなみに典型的なゲッツー体制とは、ノーアウト、またはワンアウトの状態でランナー1塁野場合にショート、セカンドがすぐに 2 塁のベースカバーに入れる体制を取る守備体形です。他にもランナーの状況によって違う場合があります。

どっちにしても、ちゃんと説明できる方は比較的、レアキャラだとは思いますが・・・。

多分「ゲッツー体制」を説明できるお母さんの方が多いんじゃないかなーと。

特に年配の方には多い気がします。

こうした用語をうまく解説してくれる人を希望

現代の日本サッカーに足りないものというものは多くあると思います。

決定力だとか。

歴史だとか。

選手のレベルだとか。

審判のレベルだとか。

まあ、いろいろいわれますが。

最近思うのは「テレビの画面で起きていることを素人にもわかりやすく教えてくれる解説者」もいない気がします。

お茶の間と同じように大声をあげる解説者がいても良いと思います。

野球ではこの手のタイプほとんどいませんしね。

面白いですし。

でも、野球で言えば元ヤクルトスワローズの古田さんのような知的ながら、すごくわかりやすいし解説者が少ない気がします。

また、なにより「野球面白いな!」って思わせてくれます。

サッカーにはこのタイプが少ないなと。

多分、いないこともないと思うんですけどね。

リトリートから大きく話が広がりましたが、もっともっとサッカーが一般の方の中に浸透るすることを願って終わりたいと思います。

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