【アビスパ福岡を分析するブログ 】東京ヴェルディの「後手」を逃さなかったアビスパのサイドアタック。今シーズン最高の試合内容で勝点3をゲット

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上位陣との連戦、まずは幸先良く白星ゲット

GWの上位陣連戦、東京ヴェルディ、徳島ヴォルティス、松本山雅の3連戦。

まずは初戦、首位東京ヴェルディを撃破。GWの連戦の初戦を良い形で取れました。

J1昇格年の磐田戦を思い出します(あの時は中村航輔が鮮烈なアビスパ福岡デビューをしたわけですが)。

この結果、ようやく上位戦線に顔を出すことが出来たアビスパ福岡。

勝点3点で5位に浮上。

とはいっても、1位から12位の勝点5の中に12チームが入り乱れる混戦模様のJ2。

この混戦状況を一気に抜け出したいところですが…。

次節の徳島戦、松本戦とこの勢いで乗り越えることができれば、その可能性も高いと思います。

またこの試合は、おそらく今季一番「締り」のある試合だったんじゃないでしょうか。

この調子で連戦を乗り越えて行きたいところです。

そのためには、シメオネ風に言うなら、

パルティード・ア・パルティード

一試合、一試合ベストを尽くすしかないわけですが。

アトレティコじゃなくて、セビージャに似てない?なんて先日の試合で言ったばかりですが、この日の粘りはアトレティコのそれだったと思います。

ピエトロ社長村田氏を追悼

前節でもアビスパの選手は喪章をつけていましたが。

4月10日にピエトロの創業者で社長の村田邦彦氏が死去されました。

ホームということもあって試合開始前に黙祷が捧げられました。

私も一人のサッカーファンとして、アビスパ福岡を支援してくださった村田さんへ感謝と哀悼の気持ちを伝えられたらと思います。

うちのドレッシングはずーっと「ピエトロ・ドレッシング」なんですが、今後も買い続けます。

私のブログはアビスパファンの方にも見ていただいているのですが、対戦相手の方も見てくださっていることもしばしばあるのですが。

東京ヴェルディファンの方、もし良かったら東京の有楽町に「ピエトロ・アンテナショップ」があります。

ピエトロ・アンテナショップ
写真:銀座経済新聞

おいしさと健康を追い続ける「ドレッシング・パスタのピエトロ」ホームページ。ドレッシングやパスタ関連商品情報やオンラインストア、レストランの店舗情報、ドレッシングを使ったレシピ情報を掲載しています。

ぜひ、一度行ってみていただけるとありがたいです。

今シーズン好調の東京ヴェルディ

今シーズン監督にミゲル・アンヘル・ロティーナを迎え、好調の東京ヴェルディ。

これまで攻撃指向の強かったヴェルディに「守備」というロジックを持ち込んで形にしたというのが今のところの個人的な「ロティーナ・ヴェルディ」の印象。

そもそもスペインでもトップクラスのクラブチームを率いた事もある大物監督がよく日本に来たな…。

Sportivaの記事に寄ると、ビジャレアルを降格させたことがスペイン、欧州での立場を悪くしているらしいんですが…。

【なぜ大物が日本に? 東京ヴェルディ、ロティーナ新監督の抱える事情】

スペイン人監督ミゲル・アンヘル・ロティーナ(59歳)が、来シーズンから2年契約でJ2東京ヴェルディを率いることが発表されている。ロティーナはスペインでも有数の監督。そのキャリアはヴァイッド・ハリルホジッチと比べても遜色がないだろう。 現役時代は、ストライカーとしてリーガエスパニョーラ1、2、3部で4…

ビジャレアルの混乱期(2人の監督更迭後)のツケを全部被ったという面は考慮されていいんじゃないかなという気もしますが…。

とはいえ、アビスパ福岡としては昇格を争う東京ヴェルディ。有力な監督が来ることは非常に警戒すべきことではありますが。

こうした欧州でもトップクラスのチームで実績と経験のある監督が日本に来てくれるのはありがたい。

日本のサッカーのレベルもだいぶ上がったとは思いますが、やはり欧州サッカーからはまだまだ学ぶことが多いはず。

近年のJ2でも上位争いになかなか絡めなかった東京ヴェルディ。

今季の躍進ぶりは、他チームも学ぶことが多いはず。ロティーナの考えは少なからず日本のサッカーに影響を与えるんじゃないでしょうか。

そんなヴェルディの新監督ですが、現在のスペインサッカーからは想像できない「超守備路線」を掲げる監督のようです。。

チーム作りのコンセプトとしてはもしかすると、井原監督と近い監督なのかもしれません。

アビスパ福岡フォーメーション

相手を見てフォーメーションを入れ替えてくる井原監督。

今季のヴェルディは守備の改善に注目が集まっているようですが、前線の3人が機能しているのも怖いところ。

高木善朗、ドウグラス、ピニェイロの3人は要警戒。

その3人を警戒してか、アビスパ福岡は「3バック」の布陣。

前節途中退場してしまった杉山が無事復帰。

神山が出てくるかなと思ったんですが、この日もバックアップは兼田。神山はコンディションが良くないのでしょうか…。

杉山と神山の差は?

不安定な守備を時折見せる杉山。

神山にもプレーチャンスがあっても良いのではというのはずっと感じているところではあるんですが。

神山自身のコンディションもあるのかもしれませんが、ベンチにも入らない状態。最近サブは常に兼田です。

とはいえ、神山と杉山の差って何でしょう?

プレシーズンを見ていた限り、個人的にはほとんど無いと思っています。

ショートストップに関しては、神山に分があるかもしれませんが。

足元は杉山のほうが安定感ありますし。

ハイボールへの飛び出しや、キャッチ、パンチングにおいてどこか安定感ないのはお互い様かなと思っています。

神山もちょいちょいやらかしてますし。

コーチングに関しては、神山はずっと声を張っているタイプ。

杉山はポイントで声を出すタイプという違いはありますが…。

あえて、差をつけるなら。やっぱり足元なのかなと。

杉山の足元がずば抜けて上手いわけじゃないのですが、ゴールキックやパントキックの精度、バックパスのトラップなどを見る限り神山より巧いように思われます。

ゴールキックがそのままタッチ割っちゃうなんてこともそんなにないですし。

あと、神山はバックパスに対してかなり胸トラップを多様するイメージ。低いバウンドも膝をついて胸を使ってました。

もっと足元で受けても良いのにと思ったりしていたんですが…。

あのプレーはやはり足元が苦手であることの裏返しなのかなと。

今のアビスパは前回のJ2昇格時と違って、「自陣」=「即クリア or ロングボール」ではありません。

自陣でパス回しをします。そのとき、もちろんGKにもパスが入ります。

厳しいタイミングでバックパスは極力ないものの、相手フォワードに詰められるシーンもあります。

そうした時の足元の技術に神山が井原監督の信頼を得られていないのかなと、思ったりもしています。

あくまで、「あえて」差を考えてみたんですが…。

プレシーズンでは神山であってもこれといって問題が起きていたわけじゃないので、一度くらい試して欲しいんですが。

コンディション的な問題が大きいんでしょうか…?

アビスパ福岡のベスト布陣は3バック?

個人的には、今のアビスパ福岡には「3バック」が向いていると思っています。

前節では「ビルドアップ」観点で3バックが良いのではと考えていたのですが。

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井原監督、濱田と心中しかける 前節V・ファーレン長崎戦をウノ・ゼロで勝利したアビスパ福岡。 上位対戦となる東京ヴェルディ戦を控え...

一応ゾーンで守っていると思うアビスパの守備。なのですが、ゾーンにしては人が基準になることが多いようにも感じています。

もちろん「基本的なゾーン」で守っているときも自分の守備領域に入ったときは人に付くんですが。

ただ、「ゾーンプレス」という守備にしては、ポジショニングの基準が「ボール」じゃなく「」にあることが多いと思っています。

基準がボールにあれば、ボールの動きに合わせて人が動くはずなのですが、アビスパの場合はボールより人の動きに合わせて人が動く。

というマンツーマンの要素が見え隠れする気がしています。

選手の癖というよりは、それはチームとしてのやり方なのかもしれないのですが。

だったら、余計3バックで良くないかなと思っています。

相手が2トップなら一人はカバーリングとして動く。

相手が、ワントップ+2シャドーなら3人で対応するかつ、ウィングバックの戻りもあわせて5バックもいとわない。

相手の攻撃スタイルに合わせて人を配置しやすい布陣を取れるのが、3バックなのかなと(守備的にはなりますが)。

相手が2トップだからセンターバックも2枚としてしまうと、ビルドアップに脆弱性を抱えてしまう気がしています。

4バックだとどうも距離感が悪いんですよね…。中盤の人が減るからなのか?

今季のヴェルディの戦い方をほぼ把握はしていないのですが、しっかり守備をしてくるという情報は多数。

ハイプレスをガンガン仕掛けてくる感じではなさそうです。

4バックで行くと、3バックを採用するヴェルディの中盤の厚さに押し切られそうでもあります。

井原監督の狙いがどこにあったのかは判りませんが…。

3バックというのは、今後もポイントになってきそうな気はしています。

ヴェルディの守備とアビスパ福岡の相性の良さ

予想通り、ヴェルディはハイプレスを積極的には仕掛けてきませんでした。

今シーズンアビスパが失点するパターンで多いと感じているのが「ショートカウンター」。

自陣でボールを奪われて失点するパターンが多い。

逆に相手陣内からのカウンターは対応できている印象です。

このヴェルディ戦でも何度かヴェルディ陣内を基点とするカウンター攻撃はありましたが対応できていたと思います(この辺は冨安が素晴らしかった)。

ヴェルディのボール奪取ポイントもそんなに高くない。

そういった観点から見るとヴェルディは相性が良い相手なのかもしれません。

似た試合展開をあげるとするなら、「大分トリニータ戦」。この試合も同じ傾向の相手だったんですが…。

セットプレーさえ間違えなければ火傷はしないハズ…。と、序盤の試合展開をみていました。

セットプレーは、一度肝を冷やすシーンが。前半の半ばくらいだったでしょうか。

ゴール前中央、やや遠目の位置からタイミングをずらすようなキックでヴェルディの攻撃陣に完全にDF全員が置き去りにされたシーンは、背筋凍りました。

完全に2人がフリーで競っていましたが、杉山のビッグセーブで助かりました。

バランスが良い選手の距離感

ビルドアップに関してはアビスパは選手の距離感が良かったと思います。

ヴェルディも3バックかつ、ウィングバックがいる点はアビスパと同じ。

しかし、ポジショニングそこまで高くなかったように思います。

2シャドーも比較的ワイドで高い位置を取ります。

ウィングバックは後方から。2シャドーは高め。

一概には言えませんが、ヴェルディのサイドはこういった感じで空いていることが多かったように思えます。

もちろん、ここを開けっ放しにしているわけじゃなく、サイドにボールが入れば、2シャドーの一角、センターハーフウィングバックがスペースを消しにかかります。

アビスパ福岡がサイドで優位性を持てたのは、このスペースでヴェルディより先に比較的人数かけて攻められていたことだと思います。

サイドにおいてアビスパは選手間の距離が近くて、パスコースが多い。

最終ラインからビルドアップする場合も、ウィングバックに入ると、ボランチが近くにいて、前線からはポッピや石津もフォロー。

逆サイドも同じで、駒野に入れば、山瀬やウェリントン、石津が近くにいるという形。

この試合は中央に石津がいることが多かったですが、石津が左右で顔を出せたのも大きい。

必ず、パスコースの三角形が複数保たれている状態が作れました。

また、ビルドアップに詰まっても、近くのDFではなく、中央の堤まで戻せたのもアビスパが安定した要因だと個人的には見ています。

この最終ラインでの横パスをハイプレスで出す余裕が無かったり、そもそも抑えられると慌ててしまうことが多いように思います。

この手の戦略で出てくる過去の対戦チームは、町田ゼルビア、ロアッソ熊本といったところでしょうか。

逆にヴェルディはブロックを形成し、やや自陣近い位置で奪ったら、前線にあずけて前線勝負。

しかし、サイドで人数をかけることができたアビスパはボールロスト直後でも局地的な数的優位を活かして即時奪回に成功。

ヴェルディのカウンターを最小限に抑え切れたのも大きかったと思います。

前半に関しては、井原監督の狙い通りと言ったところだったんじゃないでしょうか。

後半に入って

ロティーナ監督が動いてくるんじゃないかなと思っていんだですが。

はっきりとした動きはなかったように見えました。

60分ぐらいにヴェルディは高木を下げて、梶川を入れてきたんですが。特にサイドのスペースのケアを厚くする様子はなく。

ヴェルディはいつもの基本路線を崩すことなく、この試合を戦いきるという考えだったのでしょうか。

失点していたわけでもないので、アビスパの高い位置で人数をかける戦い方も最後まで続くわけではない。

運動量が落ちたところを前線の攻撃力で押し切る。

そういった作戦だったのかもしれません。

そして、両チームとも60分ぐらいから運動量がおちました。

なかなか暑かったからですね…。

アビスパ福岡もジウシーニョを投入。ポッピと代わりましたが、FWというよりはセカンドトップ。

石津との2シャドーという感じの配置。

石津の運動量がさがっていたので、石津の代わりにボールを引き出したり、サイドに流れてパスを受けたり、展開したり。

その後坂田が石津と代わって入りますが、役割的には石津→ジウシーニョ。といった感じで引き渡されました。

ジウシーニョを最初からスタメンで使えば良いんじゃないのと思っていたんですが、こういった使い方もあるのか。

ただ、サイドで人数かけてパスコースを作りやすいという状況は前半ほどではないのかなと。

ポッピが下がって、ウェリントンが中央で張った状況。

代わりに2シャドーですが、ウェリントンが流動的に動かないため、サイドに対して、前線から1枚しか人が降りてこない。

前半と比較すると、このコースが作りきれない。

前へのパスコースが減っていたので、サイドを突破するには、マークを剥がすしか無いわけですが…。

ヴェルディ側も有効打を見出しているわけでもなく。これは、お互い決定打に欠けて引き分けか?なんて考えもよぎったんですが…。

ヴェルディ攻略のヒントはゴール直前のプレーに?

アビスパの決勝ゴールのちょっと前に、ウェリントンが左サイドのクロス合わせたシーンがあったのですが(結果はGK正面)。

このシーン、試合を見ているときはなんとも思ってなかったんですが。

改めて見てみると、アビスパがサイド攻撃で人数かけるチャンスとして「センターバックのオーバーラップ」はヒントだったのかもしれません。

このシーンで、サイドを上がっていたのが冨安。

フリーキックからの再開時なので、センターバックも前にポジションしやすかったというのもポイントだったと思います。

冨安がサイドを上がって、亀川、ジウシーニョと絡んでのクロス。パス交換で相手を剥がしてからのクロスでした。

3バックのサイドが攻撃参加できれば、数的優位とはいわないものの、相手を剥がすことは出来る余地があったのかなと。

実際、決勝点も實藤のオーバーラップが始まりでした。

ウェリントンの決勝ゴール

ポッピに代わってジウシーニョと、石津の代わりに坂田が入って、どうボールをつなげるのか?と、思っていたんですが。

ゴールは最終ラインからのビルドアップから。ファールからのリスタート。

リスタートだったので、實藤も比較的高い位置を取りやすかったと思います。

一旦、左サイドへ展開。冨安から堤へ横パスで戻す展開。

ボールホルダーの堤にドウグラスがプレッシャー。梶川と、ピニェイロが山瀬と三門にプレッシャー。

ヴェルディの前線はボールホルダーとタテのパスコースを完璧に潰してきました。

前半と比較しても、比較的高い位置からプレス。やはり、ヴェルディの狙いは後半アビスパ福岡の運動量が落ちた時が狙いどきだったのかなと。

ただ、このタイミングはファウルからのリスタート。ヴェルディの守備は一旦下がってからの守備。

やや、その分最終ラインとの間が間延びしたようにも感じました。

實藤も前にポジションできていたので、攻撃参加出来る状況でした。サイドの比較的高い位置でフリーに。

おそらくですが、ヴェルディとしてはサイドにボールが入った場合、ウィングバックとセンターハーフが挟みに行くのが基本路線だと思うんですが。

實藤があがってきたので、ウィングバックは駒野を見ていましたし、ジウシーニョが下がってきたので、センターハーフはそちらへ。

シャドーの梶川は實藤へプレスバック。と、個人でしかプレスできませんでした。

もしかしたら、相手陣地のフリーキックからの再開というところで油断もあったかもしれません。

實藤が上がってきたことと、下がってボールを受けにきたジウシーニョと相まって、ヴェルディのウィングバックとセンターバックがボールホルダーに連動してプレスできず。

結果、ボールを受けたジウシーニョが駒野へ山なりのスルーパス。

ウェリントンへの決勝ゴールへと繋がりました。

ヴェルディのプレスがすべて後手に回った結果だったように思います。

ちょっとしたことなのかもしれませんが、「後手」を踏むと決定的なシーンが訪れるというのはサッカーの常なのかもしれません。

普段アビスパの失点シーンを見ては「後手になった」と感じることが多いのですが。

この試合、アビスパ福岡が後手になるシーンはほとんどなかったと思います。

先にヴェルディが後手を踏んでしまった。といえるのかもしれません。

そういう意味では、アビスパ福岡の「粘り勝ち」だったのかなと。

冨安はセンターバックが最適なのか

[福岡]名CB井原正巳が語る冨安健洋の“分かる人にしか分からないすごさ”

 5月2日にU-20W杯(5月17日~6月12日@韓国)に参加する日本代表メンバーが発表される。AFC・U-19選手権での無失点優勝に貢献した冨安のメンバー入りは確実と周囲は見ているが、本人は発表を前に「不安しかない」と意外な答え。理由は3…

こんな記事が上がっていた富安。

2年前はたしか、当時の左ウィングバックだった阿部に指示を出されながら、不安げに周りを見ながらポジショニングしていた冨安がいまでも自分の中では印象が強いのですが。

しかし、いつの間にか堂々としたプレーを連発するようになりました。

この日もピニェイロにほとんど仕事させなかったといって良いんじゃないでしょうか。

競り合いでも負けてませんでしたし、スピードでも負けてませんでした。

この日のアビスパに安定感をもたらした要因として冨安の守備はかなり大きかったと思います。

時々でる細かいミスは若さなのかもしれませんが、この日はそんなミスもゼロだったんじゃないでしょうか。

上記の記事で「CBの冨安は準備が早い」と井原監督から称されていますが、やはりボランチよりセンターバックが適正は高い気がしています。

少なくとも現状は。

4-4-2を個人的に推奨しきれないのは「センターハーフでボールの刈り取りが出来ない」のも一因です。

4-4-2で成功を収めたアトレティコ・マドリードや、レスターは中盤に優秀な「刈り取り役」がいます。また、刈り取るだけではなく、攻撃センスも高い。

レスターであれば、マケレレの再来とも言われる「カンテ」。彼の移籍が今シーズンレスターが勝てなくなった最大の要因とも言われるくらい中盤の守備の要。

ガンガン点を取るわけじゃないですが、攻撃参加もこなします。移籍先のチェルシーでも点とってます。

アトレティコ・マドリードは、「ガビ」がいます。もともと攻撃的な選手でしたが、守備を鍛え上げアトレティコ・マドリードの中心選手となりました。

攻守に渡って、存在感を出せる存在というのが、4-4-2のポイントのようにも思います。

アビスパ福岡の4-4-2であれば、本来ダニルソンがこういう役割を務めるはずだったと思うのですが(そういえば、ダニルソンなにしてるんだろう)…。

CBでは高い守備能力を見せる富安ですが、流石にフィールド中央で攻守に渡って存在感をだすのはまだ難しいのかもしれません…。

そんな中、今日の守備を見せられるとCBが適正なのかなと思ってしまいます。

今後、どういう形で成長していくのか。井原監督とも話をしているんだと思いますがどういった将来像描いているんでしょうか。

できれば、ジェラードや、ランパードのような「大型センターハーフ」になってほしいなという勝手な希望もありますが…。

三門の偉大さ

あと、この日本当に心の底から三門どのキャプテンシーのすばらしさに改めて脱帽。

前半終了間際、ウェリントンがコーナーキックの流れたボールを追いかける際に相手を押し倒して、両チームが審判を囲む事態となりましたが…。

ウェリントンはこの数試合でもヒートアップしていますが、ちょっと冷静さを持たないと厳しいよなと。

既に累積警告も出場停止にリーチ。

現状、点を取れそうなのがウェリントンのところかつ、ビルドアップでもポイントになっています。

セットプレーのターゲットマンでもあります。

出場停止になれば、アビスパは一気に攻撃の手段を失いかねないほどの依存度。ずーっと削られ続けているフラストレーションはあると思いますが…。

話は三門についてなんですけど。

この試合だけでなく、その他の試合でもそうなんですが。

ウェリントンに限らず選手がファールを受けたり、またはファールを犯したり、判定に不満があったときなど。

こうしたシーンで、必ず敵味方問わず選手の間に入り、審判と間に入って話す三門。

もちろん、キャプテンなのでそういった役割をこなすのは当たり前なのかもしれませんが。

とはいえ、その姿にチームや仲間を守るんだという鬼気迫るものを感じます。

体を張っている」という表現が正しいのかわかりませんが…。そういって良いように個人的には見えます。

闘将」といえば、やっぱり元ジュビロ磐田のドゥンガなどがイメージされますが。

三門のプレースタイルは「闘将」と呼ばれるスタイルとはちょっと違うと思います。

しかし、チームのために走る背番号7の姿は私の中では、「闘将」に値すると感じています。

日本代表では背番号7をつけていたこともある井原監督ですが、あの頃の井原監督の背中を思い出したりしています。

三門の姿は間違いなく味方や、サポータをも鼓舞する力をもっていると思います。

試合では目立たない役回りも多いかもしれませんが、本当にこの人がアビスパに来てくれてよかったと感じます。

ポッピの得点と選手間の競争に期待したい

ウェリントンで点を取る。

という形は、セットプレーにしても流れの中でも徐々に形になってきました。

しかし、それだけではこの先なかなかシンドイところがあります。ウェリントンの累積警告の問題は今シーズンあと、1,2回はあるでしょう。

そこで期待されるのはポッピなのですが。

この試合ではポッピの惜しいヘディングもありました。

實藤も惜しいヘディンがありました。

どちらもサイドからのクロスではありますが、スタートはセットプレーにスローイン。

できれば、流れの中でポッピを活かしたい。

ゴール前に入った時に石津-ポッピというラインがもっと動いても良いと思うんですが…。

試合前のコメントで「チーム内で競争しながら連戦を戦い抜く」といった旨のはコメントを残していた井原監督。

極論を言いますが、石津をこのままレギュラーとして使って良いのか。

というのは議論したいところです。

チャンスをかなりもらっていますが、全く決めきれない。

神戸で確固たる地位を築けなかったのはこういうところじゃないのか。

と、後ろから脅かす選手がいるとアビスパはまた強くなれると思うのですが…。

邦本にそれを期待すべきなのか…。

もちろん、石津の貢献度はわかっているつもりであえて言ってるんですが。

左サイドにポッピ、前線に松田、ウェリントンだって良いかもしれない。

城後だって虎視眈々と狙っているはずです。

J2降格しながらも外国人選手をつなぎとめ、新たな戦力補強にも成功したアビスパ福岡。

戦力的にはJ2屈指の存在のはずです。

この連戦においてこそ、その戦力にものを言わすべきじゃないのか。

サブの選手が決める試合がかならずあるはずと思っているのですが…。

徳島戦、松本山雅戦。今、リザーブに収まっている選手たちの爆発に期待したいところです。

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