井原監督の継続に思うアビスパ福岡というクラブの弱点にまつわる考察(妄想)。

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井原監督の続投決定

一応、継続の方向性ということで話しが進んでいるということだった井原監督。

なんの根拠もないものの、おそらく「継続」であろう。

と、思っていましたし、それが良いだろうと思っていました。

とはいえ、明確な発表はなく、正式な発表があるまでは何があるか判らない。

「契約せず」という結果も頭の片隅にはありました。

そして、ようやく公式な井原監督続投の発表がありました。

とりあえずはひと安心。

と、思いたいところだったんですが。

ただ、そこに喜びはなく。

継続を望んでいた割に、なぜさして嬉しくないのか。

ある意味既定路線だったから?

それとも、J1 への再昇格への道のりの険しさがあるから?

自問自答してながら、ふと思ったのは、「なぜ、井原監督は続投という選択肢を選んだのだろうか?

そんな疑問がよぎり始めました。

その真意は判りませんが、井原監督の公式コメントにもあったように

井原 正巳 監督の2017シーズンの契約更新について監督本人のコメントです。   【井原 正巳 監督 コメント】2016シーズンもたくさんのご支援、ご声援をありがとうございました。  まず厳しい結果に終わったに

J2降格という責任を重く受け止め、今回の決断に至るまでには少し時間をいただきました。

実際、成績を理由に断ることもできたんじゃないかなと。

アビスパ福岡との契約延長を選んだ井原監督の勝算とは一体何なのでしょうか。

井原サッカーとは何だったのか

アビスパ福岡監督へ就任してからの井原監督の 2 シーズンを振り返ってみると「J1 昇格から、J2 降格」とある意味、激動とも言える 2 年間だったように思います。

その中で井原監督が目指したサッカーとはどんなサッカーだったんでしょうか。

様々なところで言われていることでもありますが、この 2 シーズンを見ていると、「守備」がキーワードであることは間違いなさそうです。

ブロックを形成してカウンター?

端的ではありますが、アビスパが J2 J1 と採用してきた戦い方は守備からのカウンターサッカーといってよいでしょう。

そこに付け加えるなら、J2 では体格の良い選手を並べたセットプレーが功を奏したともえいます。

いゆる「ロングボールとフィジカル」という近代的とは言えないサッカーでした。

井原監督は理想のチームとしてスペインの「アトレティコ・マドリード」を挙げていましたが、J1 昇格前の J2 当時のチームはどちらかというとイングランドの「ストークス」に近かったように思います。

特に「ロングスロー」の名手デラップが所属していたシーズンの「ストークス」ですね。

ゴール前を固めてボールを奪ったら、カウンター。

すぐさまボールを前線に送り、フィジカルの強い選手でキープ。

あわよくファールをもらえば、セットプレーで高さ勝負。

サイドにボールがこぼれれもロングスローでゴール前勝負。

今さらながら、非常にフィジカルを全面に出したサッカーだったように思います。

酒井(宜)や、グゥアンソンなどゴール前で体を張れる選手が居なくなった後もアビスパはロングスローを多用していましたが、それはその名残と言っても良いかも知れません。

実際、その作戦が成功し J1 昇格を果たしました。

しかし、それは井原監督がやりたかったサッカーなのか?

そう言われれば、おそらくそんなことはないはず。

守備に置いては、守備的な 3 バックをベースにしていましたが、4 バックも採用しました。

4 バックではサイドバックが高い位置を取ることもありましたし、3 バックでは、左右のセンターバック(田村、堤)などが高い位置を取ってボランチのように振る舞うこともありました。

4バック、3バックの使い分けもそうですが、J2 シーズン前半にはほぼ放棄していた「ビルドアップ」にチャレンジし、シーズン後半には亀川、酒井(宜)、金森、鈴木惇が絡む左サイドアタックの形を作りました。

井原監督の理想とはかけ離れていたかもしれませんが、J2 から J1 への道のりの中で井原監督が「フィジカル任せのカウンターサッカー」が暫定的な措置だったことはチームの変化を見ていれば感じることができました。

J1 では通じなかった守備

そうした J2 での成長の延長線上で戦った 2016年シーズンでしたが、頼みの守備が結局は通じませんでした。

開幕から鳥栖に相手に 2 失点。

その後も勝てる試合を引き分けにされ、引き分けに出来る試合を落とす連続。

守備が崩壊することによって、攻撃のバリエーションも増えませんでした。

この点に関してはシーズン中にも試行錯誤が続いていましたが、結局立て直すことはできませんでした。

チームが J1 のクオリティを手に入れることはできませんでした。

これは、一概に全て井原監督の責任とは言えませんし、選手の質の問題もあればクラブ全体の問題とも言えます。

とはいえ、井原監督としては責任を感じる点も多かったんじゃないでしょうか。

自分のサッカーが実現できないジレンマ。

J2 降格の責任。

井原監督の継続を望んでいたものの、井原監督自身の監督としてのキャリアだけを考えれば、契約延長を断って他のチームへ行く。

という選択肢も十分にありうるという可能性は自分の中で捨てきれずにいました。

補強がほとんどなかった「J1」昇格

J2 から J1 へ昇格したとき、アビスパは大きな補強を行いませんでした。

もちろん、ちょっと前まで財政難でクラブ消滅すら危ぶまれた状況。

アパマンが経営に入り、スポンサーも増え経営自体は危機を脱するも予算的に見れば J1 でも弱小クラブ。

好き勝手に選手を呼んでこれる状況ではありません。

実績のあるビッグネームといえば、ダニルソンくらいです。とはいえ、前年はケガでほとんどシーズン戦っていない選手。

今シーズンどこまで出来るかは未知数(実際ケガがちなシーズンかつ、中心選手といえるような活躍もできず)。年齢的にも若くありません。

GK も韓国代表経験のあるイ・ボムヨンを連れてきましたが、これまた未知数。

シーズンのプレーを見ても、柏に復帰した中村航輔の才能の輝きを見た後では、物足りないといってよいでしょう。

実際、DF ラインとのコミュニケーションがどれくらい取れていたのかなど、疑問なプレーもありました。

J3 へ落ちてしまった大分から獲得した為田、J2 長崎の古部などサイドの補強はありましたが、ともにインパクトを残せるようなプレーは少なかった。

為田への期待は特に攻撃面で大きかったと思うのですが、その期待に応えることが出来ず。

これは、シーズン終わっての結果論ではあるものの、昇格時の補強が薄かったことは反省点と言っても良いでしょう。

もちろん、お金の問題は大きいと思うのですが、その補強はどれだけ井原監督の「希望」が反映された補強だったんでしょうか。

むしろ気になる鈴木強化部長の役割と責任

この補強の責任の一旦は、鈴木強化部長にもあると思います。

だから責任取れ。といいたいのではなく、チームの強化という点でどれほど「理想的」な補強ができていたんでしょうか。

もちろん、補強は「移籍」だけでなく、邦本や三島のような若手の成長も強化だと思います。

場合によっては、そうした選手を「高値で売る」というのもアビスパ福岡が取れるチーム強化の手段のひとつかもしれません。

J1 昇格時から、横浜 F マリノスから三門を完全移籍で獲得した J1 シーズン途中の補強まで。

実際どれくらい「アビスパ福岡の考え」が反映された補強だったのでしょうか。

正直、アビスパ福岡の予算やクラブの実績では呼びたい選手も呼べないという実情は少なからずあると思います。

そうした中でどういった選手が希望され、どれだけの選手に声をかけ、どれだけの選手に断られたのか。

これは、「井原監督が目指したサッカー」を実現する上で非常に重要なファクターだと思われますが、さてどれほどの成功が収められたのでしょうか。

そして、どれだけの失敗があったのか。

大切なのはお金だけなのか?

何度となく言っていますが、アビスパ福岡は経営は危機的状況を回避し、安定してきていると思いますが、金満クラブではありません。

確かに選手の補強を行う上で「お金」は重要です。

しかし、本当にそれだけなのでしょうか。

実際、もし自分がアビスパ福岡のスカウトだと仮定して。

選手を獲得する上で、移籍金やサラリーの問題は重要です。

しかし、そこで交わされる会話は「お金」だけなのでしょうか。

もし、本当にクラブに来て欲しい選手が居たとしてスカウトする立場であれば「何故、クラブに欲しいのか」を力説したいと考えないでしょうか。

海外サッカーのようにとんでもない額で選手をやり取りするような状況は現在の J リーグにはありません。

また、メジャーリーグのように選手を実績のある選手でも必要とあればどんどんトレードに出すなんてこともありません。

そういった文化的な背景もあるかもしれませんが、日本のスポーツ界では現在でも「粋や義理人情」の割合が多いように思います。

これはサッカーだけでなく、選手の移籍に高額なお金が動くプロ野球の世界でも大なり小なりある気がするので、やはり日本の文化的な面も大きいんだと思います。

通常の企業でもそうですが、就職、転職するとなった場合、お金も重要ですが「どんな仕事」を任せてもらえるのかも重要だと思います。

それはサッカー選手も同じなのではないでしょうか。

三顧の礼

ではありませんが、クラブがどれだけ選手に礼を尽くし、そのことを選手が「粋」に感じるのか。

移籍における決断の要素としてこの「粋」の領域は海外のスポーツ事情と比べても、非常に「割合」が大きい気がします。

重要なのは選手がいかにそのクラブでプレーし、貢献でき、それが自分の成長に繋がるのか。

仮に優秀な人を採用しても仕事内容や求めらる能力においてアンマッチが起きてしまうと、成果が出ない。

これはサッカーでもよくあることだと思います。

これは能力だけでなく、そのクラブの文化や監督、チームメイトとの相性など様々な要因が多く絡んでいると思います。

こうしたアンマッチが起こる原因のひとつに「コンセプトの欠落(不一致)」があると思っています。

実際の職場でもとりあえず、優秀そうだしがんばってくれそうだから採用した。

なんてことはありうることかも知れませんが、仕事内容がマッチしないときは悲劇です。

個人にとっても、会社にとっても良いことはありません。

どういったチーム作りをしたいのか。

そのチーム作りにはどういった選手が必要なのか。

この「コンセプト」を明確にし、選手に伝えることはチームに選手を迎え入れる上で非常に重要だと思います。

それは、不一致をなくす意味でも重要ですが。

今よりお金出すし、とりあえずウチに来ない?

と、いわれるよりは選手も、

こういうサッカーがしたくて、こういうプレイヤーが必要だ。君はその理想にピッタリだ。お金は他のクラブほど出せないけど是非一緒にやろう

と、いわれたほうが選手冥利につきるというものではないでしょうか。

一般の仕事も同じで、こういうプロジェクトを実現する上であなたの力が必要だと言ってくれる人がいれば嬉しいと思います。

自分自身の力をかってくれているわけですから。

また、その話が具体的であればあるほど「自分がすべきこと」も見えてくると思います(まあ、それが非常に難しいんですが…)。

井原監督から話しがそれましたが

ここで、井原監督のサッカーとは何か?というところへ戻って行くわけですが。

さて、この 2 年の井原監督のチーム作りを見てきたのですが、アビスパ福岡それほど強いコンセプトがあったんでしょうか。

私は残念ながらそれを感じることができませんでした。

ただ、井原監督も現行の戦力の中で出来ることをやったとは思いますし、そのことに関して J2 から J1 昇格という実績も残しています。

そのことに関しては称賛されることはあっても、批判されることは少ないはず。

しかし、それは「魅力的なサッカー」だったんでしょうか。

魅力的というのは、見ていても楽しいパスサッカーということではないです。

井原監督の元でサッカーをやってみたいと思えるサッカーだったかということです。

井原監督もなんだかんだ監督として 2 年目を終えた「新人監督」です。

今の全てが井原監督の全てだと思いませんし、これからも監督として成長して行く人だと思っています。

しかし、だからこそ井原監督は次のステップへ進むという選択肢もあったんじゃないでしょうか。

アビスパ福岡で本当に井原監督が監督として活躍し、成長できる場所なのか。

井原監督の目指すサッカーとは何か。

チームコンセプトを考えるのは誰ですか?

チームの戦い方を考えるのは井原監督。

その戦い方を確固たるものにするために、補強を含めた選手の強化を考えるのが鈴木強化部長。

個人的にはそう思っていました。

ちなみに、鈴木強化部長ですが、wiki で確認するとその役職は「統括部長」。

ただ、公式サイトなどでは、「強化部長」。

さて、どっちが本当なのか判断がつきません。

このたびアビスパ福岡では、2016シーズン開幕に向けて太宰府天満宮にご協力をいただき、下記の通り 戦術向上必勝祈願祭に監督・コーチングスタッフが参列することになりましたのでお知らせいたします。 また、アビスパ福岡が地域に

ちなみに鈴井健仁氏は現役時代は井原監督と共にマリノスでプレーし、引退後はアルビレックス新潟でスカウト部門で長年活躍された方です。

役職名はさておき、個人的にはこの方を GM 的な役割?と勝手に思っていました。

お金の権限はなさそうなので、その点は決定的に GM と違うとは思いますけど…。

実際のことは全く判りませんが。

推測ではありますが、推測通りだとすると井原監督と、鈴木さんでチームコンセプトを考えるものと思われます。

野球の GM でいうと、ビリー・ビーンみたいな役割をこの二人でになっているというイメージです。

チーム作りの根幹です。この関係性の充実度は井原監督の継続を決める上では重要だと思われます。

そういう観点でこれまでの補強を見た時。

果たして、本当にこの 2 人の意見だけ?

というのを感じてしまいます。

まったく意見が反映されていないとは言いませんが、お金の問題、スポンサー、経営陣などなど。

様々な事情は絡んでいるんだと思います。

やっぱり今だに引っかかっているのは、駒野の補強。

シーズン途中レンタルで獲得しなくてはならないほど、本当に駒野は必要だったんでしょうか。

前線の選手にてこ入れをするという選択肢はなかったんでしょうか。

守備の補強が優先だったとして。

崩壊したアビスパにおいて、守備のてこ入れできればアビスパは J1 で戦えたのでしょうか。

ならば、補強はサイドではなく、センターバックじゃなかろうか。

オリンピックで亀川が不在の時期があるというのもあったとは思います。

もちろん、お金の問題もあると思いますし、欲しい選手が簡単に手に入る世界でもないと思います。

元日本代表である駒野の存在はプレーヤーとしてだけではなく、チームの見本にもなるでしょう。

あと、話題性もそれなりにはある。

メリットが全くない訳でもない。

駒野の獲得にややマーケティング的な発想を感じなくないんですが、これは考えすぎでしょうか。

とはいえ何度考えても、駒野を獲得した真意がよく見えない。

レンタルだけど、来てくれそうだから呼んでみた。

なんてことではないと思うんですが…。

アビスパ福岡の補強はなんとなく不自由さを感じなくもありません(金銭の絡む世界ですから、大なり小なりそういうことはあるのでしょうが)。

この 2 シーズン補強においては、「芯」がないというか、様々な観点からの意見が錯綜しているというか。

以前と比べ、様々なことが変わってきているアビスパ福岡ですが、実は「どうやってチームを強くしていこう」かを考え、実際に補強を実践る人が居ないんじゃないかと。

その結果、様々な意見を集約できずにいる。

そんな印象を受けます。

また、嫌な見方をすればですが。

選手の視点からみれば。移籍は少なからずとも「次へのチャレンジ」だと思います。

様々な事情で前の所属先から新天地へやってくるわけです。

そうした観点でいえば、他のクラブチームの選手からすればアビスパ福岡という J1 でもなければお金もないチームに行きたいと思うでしょうか。

一般企業でも転職は新しいチャレンジです。そんなとき、コンセプトの見えない会社に喜んで行く人はあまり多くはないと思います。

そういう点でアビスパ福岡はその選手が優秀であればあるほど、選んでもらいにくいチームだと思います。

選手を集めるのもそうですが、「今いる選手」育てることもこうした環境では非常に難題な気がします。

だからこそ「コンセプト」を

お金もない、魅力(ブランド)もない。

だからこそ人を惹きつけるためには「コンセプトが大事」だと思います。

コンセプトがあるからこそ、賛同してもらえる人がでてくるわけで。

この 2 年、経営難から立ち直り、アビスパ福岡はなんとか戦ってきたわけですが、正直そこまでのチームになったとは言い難い。

すくなくとも、この 2 年を振り返る限り、現状のアビスパ福岡は明確な「コンセプト」を掲げサッカーをするクラブには至らなかった。

厳しい言い方をすれば、井原監督、鈴木強化部長そこまでの力はなかった。

何度もいうようですが、全てを井原監督や鈴木氏のせいにしたいわけじゃないです。

言いたいのは、というより、考えたいのはこの状況でなぜ井原監督は「続投」にサインしたのか。

アビスパ福岡の何に希望を見出し、もう一度自分のキャリアを預ける決断をしたのか。

だからこそ「ブラジルサッカー界よりの使者」?

今回アビスパはブラジルから「カルロス エイキ バプチスタ」氏を招聘しています。

さらなるクラブ強化を目的に、世界的名門クラブ サントスフットボールクラブ(ブラジル)でプロフェッショナルフットボールスーパーバイザーとして多くのリーグタイトルや国際タイトルなど華々しい戦績に貢献したカルロス氏がクラブのチ

ブラジルで多くのサッカークラブ経営に携わり、ブラジルの名門サンパウロでも「プロフェッショナルフットボールスーパーバイザー」という肩書きで活動していたそうです。

アビスパ福岡の経営や編成などに携わり、アビスパ福岡全体をみていく事がお仕事ということですが。

【【福岡】名門サントスで要職を務めたブラジル人TDがフロント入り。チーム編成はどう変わる?】

この発表において個人的にどうなるのだろうと最初に思ったのは、鈴木氏の立場。

個人的には、アビスパ福岡の「コンセプト」を作り上げる役割を担う人だと思っていたんですが。

しかし、現状鈴木氏の手腕でアビスパ福岡の編成を劇的に変えることは難しいような気もします。

カルロス氏のような役割を期待される人が招聘される。ということは、そもそも鈴木氏の立ち位置は「スカウト」に近かったのかもしれませんが。

強化部長(統括部長)という肩書きは、スカウトよりもう少し上かつ、GM に近い意味合いなのかなと思っていたんですが。

GM との違いは「お金にまつわる権限」くらいと思っていました。

さすがにそこまで担うことは難しかったのか、そもそも期待されていなかったのか。

おそらくですが、昨年までのアビスパ福岡の現場は経営サイドとの距離が遠かったとのではないかと見ています。

遠いというか、スムーズな連携が取れていたといなかったんじゃないでしょうか。

アビスパ福岡というクラブを引っ張る人の不在。

その結果が、補強を十分に行えなかった事態に繋がっていると見ています。

もちろん、クラブチームとしての規模や、これまでの実績や資金面。様々な要素があっての結果ではあると思います。

経営サイドもその点を問題視していたのでしょうか。

上記で紹介している記事にて川森社長のコメントとして

来年と言うよりも、再来年を見据えて、来年を勝ち切ってJ1に上がり、そのチーム構成でJ1へ行けるくらいの編成をしたい

といった発言がありました。

これは、少なくともアビスパ福岡がクラブレベルで問題点を把握し、改善策を打ち出したという成果なんだと思います。

それもこのタイミングですでに本人を日本に呼び寄せているというのは、かなり仕事が早いと思います。

ビジネススピードとしてはかなり対応が早いし、良いか悪いか別として何も考えていない状況では決してできないことだと思います。

予想外の人事ではありましたが、課題を把握しその対処を考え行動していないと打てない「施策」だったと思います。

最終的には結果が全てなんでしょうが、この点に関しては経営陣の本気度を見た気がしました。

井原監督もそこにアビスパ福岡の未来と自分自身の未来を見出しだのでしょうか。

その上で来年も戦えると考えてくれたのであれば、アビスパ福岡の来年は明るいかもしれません。

最後に井原監督のサッカーとは

この 2 年間井原監督のサッカーを見て思ったことは井原監督の目指すサッカーは「守備的」ではないと思っています。

現状アビスパでは結果的に「守備的」になっただけだと思います。

では、どんなサッカーを井原監督が志向しているかというと。

最終的に井原監督が目指しているのサッカーは「カメレオンサッカー」なんじゃないかと思っています。

相手を分析し、それに合わせて戦術を決定し、状況に合わせた戦い方で勝率を高めていく。

それが、井原監督の考えるサッカーなのではないかと見ています。

そうした時、今のアビスパでは「守備的」にならざる得なかったのかなと。

しかし、「カメレオンサッカー」を実現するためには、選手の「インテリジェンス」の高さが要求されるんじゃないかと。

状況が変われば、それに即座に対応する。これは今のアビスパ福岡の選手が最も苦手にしている戦い方のような気もしますが…。

じつは、すでにここに大きな「アンマッチ」がある可能性も高い気がしているんですが。

すべてが推測ではありますが、そんな状況をカルロス氏はどこまで理解し力になってくれるのでしょうか。

はたまた、全く別のところから今までのアビスパが見ることのできなかった新しい世界を教えてくれるのでしょうか。

徐々にチームを去る選手が発表されていますが、今季 J2 を戦う上でどういった「編成」が行われるのか。

その編成には、J1 がすけて見えるはずなのですが…。

J2 降格したとはいえ今年の補強の注目度は昨年より高いと言えるかもしれません。

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