祝!J1 公式戦初勝利!昨年を彷彿とさせる「ウノ・ゼロ」で勝利!徐々に見え始めたアビスパのスタイル。

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祝!J1 初勝利

とにかく 1 勝できてよかった。

ナビスコカップ 第 2 戦。

アウェー川崎フロンターレ戦。

昨シーズンを彷彿とさせる「ウノ・ゼロ」で勝利。

フルメンバーじゃないとはいえ、現状首位の川崎フロンターレに勝利できたというのも大きい。

とりあえず、「J1残留」が最終目標である以上、カップ戦の勝利よりもリーグ戦の勝利が欲しいところですが・・・。

まずは、「J1 でもやっていける」。

という自信が持てる勝利なんじゃないでしょうか。

今週はナビスコカップの 2 戦だったわけですが、柏戦で残念な引き分けがあったものの、「1 勝 1 分」という状態でリーグ戦に復帰できるのは大きいです。

なかなか勝ちきれなかったアビスパ福岡でしたが、これで公式戦 1 勝。

ようやく「一歩踏み出せた」のではないでしょうか。

そんなナビスコカップ 第 2 戦川崎フロンターレ戦を振り返ってみたいと思います。

ある程度長いボールを入れてビルドアップをするなら・・・

この日アビスパ福岡は、引き分けた柏戦からややメンバーを入れ替えてきました。

両チームの先発フォーメーションはこんな感じ。

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フロンターレ川崎はリーグ戦から大幅に選手を入れ替え

フロンターレは大久保、小林、中村、大島、奈良といったリーグ戦の常連をベンチにも入れてきませんでした。

メンバー的には、フルメンバーとはいえないスターティングメンバー。

とはいえ、若手の注目株の三好やベンチスタートの長谷川など、テクニックのある良い選手揃ってます。

アビスパにとっては強敵であることは変わりません。

柏戦と同様 3 バックのアビスパ福岡

アビスパ福岡は柏レイソル戦と同様、3バックの布陣。

ただ、少し人を入れ替えてきました。

柏レイソル戦で右サイドで出場していた古部を左へ。

そして、右に中村北斗が戻ってきました。

古部は前節の柏レイソル戦で良い動きしてました。

この出場は、古部も手応え感じているのではないでしょうか。

さらにセンターバックの濱田を下げて、堤が今シーズン初出場。

ここは、ターンオーバーの要素あるでしょうか。

3 バックの左には柏戦から引き続き田村が出てきました。

こちらも柏戦では良い動きをしてましたからね。

J1 でもやっていけるという手応えを古部同様、田村も感じているかもしれません。

濱田と違って・・・

堤が入ると、やはり「キック」というのは堤のほうが魅力的なものをもっています。

テレビ観戦しているとなかなか感じない?のですが、濱田は思っている以上にフィジカル強いと思ってます。

会場で試合を見ると、球際、結構カラダ張ります。

優しい顔してるんですが、激しく相手に当たれる選手です。

そういった意味では堤より安心感あるんですが、この日は堤の良さが光った試合でした。

試合始まってすぐのシーン。

競り合いのこぼれ球をグラウンダーで狭い間を通して縦パスを入れる堤。

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このビルドアップは濱田には無いんですよね。

前の試合から引き続き、田村もいます。

この試合は、ビルドアップには期待できるかも。

というのが最初の印象でした。

この二人が功を奏したのか、アビスパのビルドアップはこれまでの試合から比較するとだいぶ安定していたように思います。

実際、キープできる時間も長かったですし。

コンセプトはやや柏レイソルに近い?フロンターレの攻め

この日のフロンターレの攻めは、素早いサイドの上がりと、そこから中盤のパス交換から狙ってくるラストパス。

例えば、こういう感じ。

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サイドバックが上がってきて、そこからパス交換して余った選手が裏を取って、折り返しを狙う。

というのが基本コンセプトのように見えました。

一緒ではないんですが、パスワークが絡む点で言うと、前節の柏レイソルとちょっと似ている攻めと言えるかも。

ワントップの森本に、トップ下の三好、サイドの森谷、田坂さらにはボランチの谷口がスペースに入り込んで来る感じでした。

エウシーニョの右サイドだけでなく、左サイドでは車屋がパス交換からフリーになってという攻めがありました。

左右関係なく、そうした攻めをベースにしているように見えました。

守備では古部が奮闘?

右サイドの攻防という点に関しては、古部がエウシーニョをしっかり抑えていたと思います。

一対一は負けてなかったですし、競り合いの場面でも走り勝ってました。

後半になって、トップ下から三好が右に回った時に後手に回るシーンがあったものの・・・。

全体的には、及第点の出来だったかと。

リーグ戦の出場に向けて良いアピールができたんじゃないでしょうか。

前半は、フロンターレの攻撃を封じたアビスパ福岡

5 – 4 – 1 のときのアビスパはリトリートして、そこからビルドアップの部分で押し込まれてしまう傾向にあったんですが、この日はボールをキープできる場面も多かったです。

古部、中村北斗が積極的に高い位置を取っていたというのもありますが、比較的長いボールを最終ラインから蹴る場合も精度の高いボールを前線に供給できていました。

やはり、堤、田村がはいるとここが安定する気がします。

もちろん、グラウンダーのパスのスピードと精度も高いので、素早い攻めに転じやすいです。

J2 では 右から 田村、濱田、堤 という形が安定していました。

攻撃面も含めこの二人がいるとやはり違うなあ。

という印象です。

また、積極的に前から守備できたのも大きかったです。

リーグ戦第 4 節のジュビロ磐田戦では、4 – 4 – 2 で積極的に前から守備することが出来ました。

その後、4 – 4 – 2 は使っていないアビスパ福岡ですが、5 – 4 -1 でも引き続きその積極性は維持できているみたいです。

リーグ戦の横浜 F マリノス戦、浦和レッズ戦など、完全に押し込まれた試合を徹底的にリトリートして戦うことが多かったアビスパ福岡。

守備から入るという意味では、アビスパがある程度ポゼッションで分が悪いのは仕方ないと思います。

ただ、いいように攻められるだけでも、ジリ貧です。

「これまでのやり方では J1 では通じない?」

と、感じたりしていましたが、この日のフロンターレ戦を見る限り、J2 で圧倒的な強さを誇ったシーズン後半に「負けないアビスパ福岡」が帰ってきました。

過去の試合と違った点

やはり、前目で積極的に守備に行けたというのが大きかったんじゃないかと。

フロンターレ戦で何度も見られたのは、前線からのチェック。

相手の陣地でも選手が複数人でチェックをかけるシーンです。

リーグ戦では、ジュビロ磐田戦。

カップ戦で言えば、このフロンターレ戦がひとつの理想型になっていくのかなと思います。

どうしても「格上」ばかりになってしまう J1 戦。

ボールを奪われたら、すぐリトリートしてしまうんですが・・・。

それを払拭できたのがこの 2 戦かなと。

柏レイソル戦は、これを 90 分間続けられず、後半相手にいいように持たせてしまった結果、良くない結果を招いたようにも思えます。

全体の流れもあるので、ここだけというのを切り出すのは難しいのですが。

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前半 15 分くらいのシーン。

フロンターレのゴールキックからのリスタート。

GK から、DF にパスが入ったところ。

おそらく、以前だったらアビスパの選手は後ろにリトリートした状態で守っていたと思うんですが。

ウェリントン、城後、為田、末吉、鈴木惇が相手ボランチないし、DF の選手へチェックをかけている場面です。

この試合では、要所要所でこういった「前からの守備」が見受けられました。

J1 の試合では、5 – 4 – 1 でなかなかこの形ができていなかったんですが、この試合では要所要所で見られました。

さらに、田村のゴールを生んだコーナーキックをとる直前のパスカット。

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ここでも、前線で 5 人がプレス。

その結果、相手のパスが乱れたところを中村北斗がカット出来ました。

こういったプレーが J1 でも十分に通用するということがわかったという意味でも今日の試合は重要だったかと。

冴えた堤の守備

この日は、個人のプレーも冴えていました。

堤の不安は、時折見せる守備の凡ミス。

堤が上手く相手をマークできずルーズになったところから失点というのは昨シーズンも時折あったんですが・・・。

しかし、この日の堤は積極的に前に出ながらパスカットやチェックとハマってました。

前半40分頃のシーン。

フロンターレのカウンターから。

堤の外に完全にフリーの選手が。

これはまずいー!

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と、思った矢先、堤がパスをカット。

これは通っていたらペナルティエリア内に完全フリーの選手へパスがつながるとこでしたが、堤の読みの勝利。

堤が前に出たので、一瞬飛び込んだように見えて「ファッ!?かわされる!?」と思ってしまいました。

この試合でもっとも心臓に悪かったシーンでした・・・。

しかし、この日は堤のパスカット冴えてましたね。

この他にも結構パスをカットしたり、早いチェックをかけたり。

大きい相手がいると、どうしても センターバックとして軽量なところが目立つんですが・・・。

重量級の FW がいない川崎フロンターレに対して堤のような DF の方が良かったのかもしれません。

井原監督、そこまで見越していたんですかね?

心配な鈴木惇

この日、心配な選手を上げるとするなら、鈴木惇でしょうか。

前半城後へのスルーパスなど、らしいところは見せていた鈴木惇なのですが・・・。

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守備面でも前線からボールを追っていたりと貢献度は高かったように思います。

ただ、この日はボールロストが多かったような・・・。

ドリブルで仕掛けて簡単に失うシーンが何度かありました。

低い位置でボールをもらった時もちょっと不安定だったりと、今一番苦しんでいる選手のようにも見えます。

これまでの試合も、守備の軽い部分が目立ってしまっているような・・・。

この日は積極的にボールのあるところへ顔を出していました。

ゴール前にも侵入しようと、積極的に動いていました。

セットプレーでも田村にいいボール出してました。

ハードワークしていたとは思うんですが・・・。

悪くなかったとは思うんですけど、流れのなかの精度の部分がイマイチ上がりきってない感もあります。

鈴木惇ならもっとできるはず。

と、感じてしまいます。

この日は中原と途中交代でしたが、井原監督はどうみているのか気になる選手ですね。

バランサーという意味では、途中出場した中原の方が適任な気もします。

また、総合力で見るとまだコンディションが不安なものの、ダニルソンが上でしょう。

なかなか厳しい立場にあるかもしれません・・・。

ナビスコカップで判りやすい「結果」が欲しかった選手の一人だと思います。

そういった意味で、この 2 戦ちょっと物足りなかったかもしれません。

期待しているだけに、ちょっと厳しく見てしまいがちなのかもしれませんが・・・。

ナビスコカップ 2 戦で株を上げたのは間違いなく田村

この 2 戦もっとも活躍したのは、田村と言えるでしょう。

柏戦では決定的なシュートを外してしまいましたが・・・。

攻撃参加、ディフェンス面で實藤に全く引けを取っていませんでした。

この数試合の比較であれば、むしろ、實藤より良いと言えるでしょう。

この日も、決勝点を奪いましたが、守備でも危険なところをフォローしてました。

後半、フロンターレがペースを握った時間帯。

長谷川に左サイドを突破されたときも、しっかりボールへ飛び込んだ相手をマークして足を出したのは田村でした。

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前半、エウシーニョの折り返しに、三好が入ってきたシーンも三好の動きを見て、足を出したのは田村でした。

この日は攻守に渡ってキーマンだったと思います。

次節リーグ戦が再開されてからも引き続き、田村の出場はありそうです。

地元福岡県出身ということもありますが、生え抜き選手としてぜひ頑張って欲しいところ。

田村のゴール

ということで、決勝点になった田村のヘディング。

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車屋がついてきていたんですが、寄せ付けませんでした。

このへんのフィジカルの強さも田村のストロングポイント。

ウェリントン、城後、ヒョヌンだけでなく、田村というフィジカルの強い選手がゴール前にいるというのは迫力ありますね。

J1 でもこの「セットプレー」は大きな生命線です。

ウェリントンのボレーの流れも忘れずに

この田村がゴールを決めたコーナーキックのキッカケとなったウェリントンのボレー。

これは決まった!と、思ったんですけど。

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フロンターレ GK 新井のファインセーブ。

その前の中村北斗のパスカットも良かったでした。

この日のアビスパはリトリートが守備の基本。

しかし、場面によっては前線から積極的に守備できていました。

このへんは鈴木惇がかなり貢献していたと思うんですけどね。

攻撃面がもうちょっと本格化できると良いんですが・・・。

どうしても、受け身な試合が多くなってしまいますが、こうして川崎フロンターレ相手にも前線から押していけたというのは勝ったこともそうですが、今後の試合運びとしても自信がついたんじゃないかなと。

井原監督のコメントでも「そんなに差はない」という言葉がありましたが、そう。そんなに差は無いと思うんですよ。

もっと自信持ってプレーできると思うんですよ。

ダニルソンも「勝ててはいないけど、良い雰囲気があるし、これから先良くなることを実感している」というようなコメントをしていると聞きました。

この勝利が良くなるキッカケになることを願っています。

いや、きっと、次はもっと良くなるはず。

リーグ戦再開されますが、次はリーグ戦で勝点を。

次節は、ホームにアルビレックス新潟を迎えての一戦です。

ぜひ、ホーム初勝利&リーグ初勝利を願っております。

今日のように恐れず、前から積極的に守備ができれば、勝てるはず・・・!

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