祝!ナビスコカップ決勝トーナメント進出。結果以上に大きな収穫を得たナビスコカップに残留の希望あり?

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祝!クラブ史上初 ナビスコカップ決勝トーナメント進出

名古屋グランパス戦にてあまりよいの良いところが無かったアビスパ福岡。

ナビスコカップ予選リーグ最終戦。

7 チームのうち、 6 チームに決勝トーナメント進出の可能性が残るというちょっと珍しい状況。

別会場の結果次第ではあったんですが、アルビレックス新潟に 4 – 2 で勝利したアビスパ福岡が 2 位で決勝進出。

クラブ史上初のナビスコカップ決勝トーナメント進出ということでまずは、めでたし。

あと、ナビスコカップはどうしても「若手」主体になりがちですが。

ナビスコカップで結果が出たとしても、相手が若手主体だったりすると「フルメンバーでも通用するの?

というクエッションが付いてしまいます。

しかし、この日のアルビレックス新潟はほぼリーグ戦メンバー。

リーグ戦ではウェリントンが出場しているのでロングボールが多かったのですが。

ナビスコカップでは平井、金森で攻撃の形をつくったアビスパ福岡としては、この平井 – 金森ラインの攻撃がどれくらいリーグ戦でも計算できるのかを知る意味では仮想リーグ戦としては参考になる試合だったと思います。

結果、 4 – 2 で勝利。

ロングボールを入れるだけでなく、ビルドアップでパスを繋ぎながらゴールを狙う形が成果を見せました。

ウェリントン不在の方が点が取れているんじゃないの?

という状況ですが。

今後のリーグ戦、井原監督がどういった戦い方を見せるのかが楽しみになってきました。

そんなナビスコカップ予選リーグ最終戦、アルビレックス新潟戦を振り返ってみたいと思います。

鈴木惇のミスで試合開始

対戦相手のアルビレックス新潟はほぼリーグ戦と変わらない先発メンバー。

しかし、アビスパ福岡は試合間隔が短いこともあってか、名古屋戦からは大きくメンバーを変えて来ました。

GK は神山。

最終ラインは左から、亀川、堤、キム・ヒョヌン、中村北斗。

中盤は左から為田、鈴木惇、ダニルソン、金森。

前線には、平井、邦本とナビスコカップ仕様のメンバーとなりました。

個人的にはダニルソンが出てきたのがちょっと意外。

リーグ戦が累積警告で次節出場停止なので、ここはカップ戦をがんばってくれといった感じでしょか。

そんなアビスパ福岡のゲームプランは基本的に、先制逃げ切り。

大量得点が見込めないだけに、出来れば先制するのが理想。相手が出てきたところをカウンターで 2 点目。

そして試合終了。

というのが、理想の展開の 1 つと言えそうです。

しかし、この日は試合開始早々、鈴木惇のパスミスから失点。

試合開始直後はアビスパのペースで展開できただけに・・・。

出ばなをくじかれる失点でした。

suzukijun-miss

キム・ヒョヌンも完全に揺さぶられてしまいました。

鈴木惇がバックパスをミスしてしまうのは、浦和戦でもありました。

あの時は、失点には繋がらなかったんですが、ボールが自陣でバタついたところを相手 2 人からプレッシャーを受けるとバックパスをミス。

urawa-suzukijun

プレッシャーを受けると慌ててしまうのか・・・。ボランチとしては心許ないです。

これは、また厳しい結果となりそうだなと思ったところ。

アルビレックス新潟にもミスが

先制点を許してしまった後、試合開始直後の良い形は影を潜めアビスパは押し込まれる展開に。

アビスパは点を取りに行かないといけないところなんですが、アルビレックス新潟ペース。

想定していたゲームプランが狂ったためか、意気消沈。

この数試合勝ちきれていないので、「また今日も勝てないのか・・・」。

と、ネガティブな気持ちになるとは思いますが・・・。

こうしたメンタル面で押されてしまうところは何とかしたいところ。

チームで鈴木惇の落ち込む気持ちに引きずられているように見えました。

しかし、そんなアビスパ福岡を助ける相手のミスが・・・。

kanamori-goal1

鈴木惇が蹴ったボールがゴール前でバウンド。

飛び出した GK が対応しようとしたんですが、手の使えないエリアでボールが弾んでしまいキャッチできず。

そのまま金森がゴール。

このゴールで完全にアビスパは蘇りました。

すぐさま逆転のゴール

相手のミスから同点としたアビスパ福岡ですが、すぐさま逆転ゴール。

相手のゴールのクロスを神山がキャッチ。

すぐさま金森がボールを受けてドリブル。

平井の動きを見て、スルーパス。

kanamori-pass

平井が最終ラインの裏を上手くつきました。

シュートも角度のないところでしたが上手く決めました。

hirai-goal

ナビスコカップ 3 試合連発ですが、この試合の形に平井はガッチリとハマってる気がします。

そして今シーズンアビスパが初めて?決めた「カウンター」からの得点だったような。

名古屋戦ではカウンターのチャンスあったんですけど、自分たちのミスで潰していました。

メンバーが違うとはいえ名古屋戦での反省点はクリアできたんじゃないかなと思います。

最終ラインからのビルドアップ

カウンターもそうですが、この日アビスパが機能していたのが最終ラインからのビルドアップ。

基本的にブロックを形成するときはは、4 – 4 – 2 の形で守備をするのですが。

特徴的だったと思うのは、守備のタイミングによっては、アビスパの最終ラインは3バックに近い形で動いていたこと。

全体的には 3 – 4 – 3 に近い感じでした。

守備の場面でも、相手陣地に近いときにはボールホルダーがいる側のサイドバックが前に出て、逆サイドが下がって最終ラインに入る。

という形を作っていました。

あくまで便宜上の表現であって、このフォーメーションありきで動いているわけではないと思いますが。

最終ラインの 3 のときは、中村北斗が下がれば、亀川が上がるし、亀川が下がれば、中村北斗が上がるイメージ。

ビルドアップ時にはダニルソンが中央に下がるパターンもありました。

中盤は、亀川が下がれば、為田がおりてくるし、北斗が下がれば、金森 or 邦本が下がってくるしといった感じです。

流動的なので、決まったポジションがあるわけじゃないと思いますが、イメージとしてはこんな感じ。

avispa343

この布陣の結果、中盤でのパスコースを多く確保出来たと思います。

例えばこのシーン。

avispa-build

中盤の高い位置から中村北斗がボールホルダーにチェック。

このときも、最終ラインはヒョヌン、堤、亀川の 3人。

こぼれたところを奪って、DF からボランチとパスを回して相手の守備ブロックをかわすと、邦本が前を向いてドリブルというシーン。

ここでは邦本がボールを受けていますが、ここは金森と流動的にポジションを代えながら動いていました。

この日のアビスパの狙いが出ていたシーンじゃないかなと思います。

3 点目もカウンター?

3点目は、ボールを奪うと金森がシンプルに前へ。

そして受けた邦本も平井の動きを見てシンプルに前線へロングパス。

落としたところを金森が 2 得点目。

kanamori-goal2

金森、平井、邦本の前への推進力というのは、リーグ戦でも十分期待できるように思えます。

じゃあ、ウェリントンはどうするのというのはありますが・・・。

4 点目は城後の気持ち

4点目は、攻めながらのセカンドボールを拾ってからの展開。

鈴木惇が右サイドから、逆サイドの亀川にパス。

亀川が一対一に勝って、クロス。

ほぼ邦本のヘディングで勝負あったんですが・・・。

jogo-goal

ポストに当たって跳ね返ったところを城後が気持ちで押し込みました。

これで 4 – 1 でほぼ勝利を確信。

セットプレーか、ウェリントンの空中戦 or 城後のゴール前での飛び出しくらいしかゴールの予感がしなかったアビスパとしては非常に収穫は大きかったのじゃないでしょうか。

あれ?コーナーキックがワンツーマンに?

2失点というのは気になるところなんですが、アビスパの2失点目はコーナーキック。

アンダー世代期待の FW 鈴木武蔵にやられてしまったんですが・・・。

そのまえのコーナーキックからおやっとは思っていたんですが、アビスパのコーナーキックの守備がいつのまにかゾーンではなく、ワンツーマンになってませんかね。

avispa-ck

確かに過去の試合で、ゾーンで相手を上手く捕まえられないということはあったんですが。

これは、出場選手の特徴に合わせてなんでしょうかね・・・。

鈴木武蔵には亀川がついていたんですけど、やられてしまいました。

その後もコーナーキックでは堤が鈴木武蔵についてました。

この辺は、最近導入した事だと思うんですが、ゾーンから切り替えたということであればしっかり確認しておきたいところです。

新しい形で結果が出ているので・・・

ナビスコカップは若手の出場機会が多かったり、普段リーグ戦に出ていない選手がでたりと、普段とは違う布陣になることが多いです。

主戦力級はほとんど出てこないなんてことも多々あり。

ナビスコカップでは川崎フロンターレに勝利しているアビスパ福岡ですが、川崎フロンターレ相手にジャイアントキリングを起した。

とは考えられていません。

主力不在のところを足元をすくわれた。

というのが大半の見方ですし、それが間違っているとも思いません。

それだけに平井、邦本、金森がナビスコカップで良い動きをみせてもどこか「ナビスコカップ、それも予選リーグだから」。

という注釈付きの評価になっていました。

ただ、今回リーグ戦の順位でも目の前にいるアルビレックス新潟のリーグ戦に近い布陣に対してこれだけ攻撃が出来たというのは非常に良い結果だったと思います。

結果的にナビスコカップで決勝トーナメントにもクラブとして初めて出場できたわけですし。

これは次節甲府戦に大きな期待が持てるんじゃないかと。

その後は、川崎フロンターレと鹿島アントラーズと強豪が並びます。

そういった意味でも甲府戦はアウェイとはいえ、是が非でも勝って勢いをつけたいところです。

ここが山場、山場とずっとリーグ戦の山場でなかなか成果が出てこなかったアビスパですが・・・。

この甲府戦こそ勝っておかないと残留争いは非常に厳しくなってきそうです。

ようやく過密日程が一段落する中、甲府戦どういったメンバー、戦術で井原監督は戦うつもりなのか。

個人的には、ウェリントンを外すくらいの大胆な選択があってもよいというか、驚かないだけのインパクトが今日の試合にはあったんじゃないかと。

甲府自身も降格圏ではないといえ、勝点的にはほとんど差がない状態。

相手も是が非でも勝ちに来るでしょう。

次節甲府戦、今日の勢いを持って望んで欲しいところです。

不安がないわけでも・・・

この日中盤で安定したプレーをみせたダニルソン。

次節甲府戦は累積警告のため出場できません。

なんだかんだ守備面で落ち着きを与えてくれる選手です。

個人的にダニルソンは不思議な選手だなーと感じています。

カラダが大きいためなのか、歩幅が広いからなのか、あんまり「走っている」イメージがないんですよね・・・。

守備に戻るときもゆったり戻っているように見えるんです。

最初の頃はコンディション面で不安もあったんだと思うんですが。

そこから比べると走っているとは思うんですが、それでもどこかゆっくりしているように見えるんです。

しかし、名古屋戦では走行距離に関しては両チーム合わせて 6 番目の走行距離があります。

ただ、スプリントは両チームで先発メンバーとしては最下位。

danilson-stats

この辺が走ってないイメージに通じているのかも知れませんが、いろんな場面に顔出すんですよね。

名古屋戦のデータになりますが、ヒートマップを見るとピッチ全体を移動しているんですね。

danilson-stats2

この日は、鈴木惇とコンビを組み、後半 67 分に交代。

代わった入ったのは末吉でした。

今日の鈴木惇の出来を見ていると、ちょっと不安も残りますが。

再び、ボランチ田村もあるかもしれません。

ちなみに、こちら湘南戦でボランチに入った田村のヒートマップデータ。

対戦相手も違えば、役割も違う可能性があるので単純比較するのは危険ですが、ダニルソンと比べるとダニルソンのすごさがちょっと判るかも。

名古屋時代にピクシーこと、ストイコビッチが「2 人分の守備をこなす」。

と評したそうですが、何となくその意味がわかりますね。

tamura-stats

甲府戦、末吉は確定として、ボランチに誰が入るのか。

個人的には、田村にがんばって欲しいところですが・・・。

ぜひとも勝利を願っております。

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コメント

  1. アキ より:

    ナビスコ杯初の予選リーグ突破と4点と大量点を取っての快勝良かったですね
    これまでJ1の試合で最高2点しか取れなかったアビスパが倍の4点も取れた
    新潟も守備の選手も含めてほぼフルメンバーで戦っていた
    それで結果を出したのだからこのメンバー、戦術での戦いを評価していいと思う

    この試合はカウンターで最終ラインの裏を狙う戦術が面白いようにハマった
    邦本・惇が裏を狙ってパスを出して平井・金森のスピードでゴールを狙う
    平井が絶好調で動きもキレキレなのでこの戦術でしばらく戦うのがいいと思う

    ウェリにロングボールを当ててから攻撃する方法はどの相手チームにもしっかり対策されていて
    全然点がもう取れていない、それでリーグ戦はまだ2勝しか出来ていない
    ウェリは途中投入、城後もスムーズなカウンター攻撃の妨げになるので
    新潟戦のように後半投入でいい

    ダニルソンのエリアカバー率凄いですね。
    新潟戦安定した戦いが出来たのはダニルソンが広範囲のエリアで
    危ない所をカバーして安定させていたからでしょう
    これからリーグ戦でダニルソンは欠かせない選手になると思います

    甲府戦は前線の4人平井・邦本・金森・為田は変えないで良いと思う
    出場停止のダニルソンに変えて末吉でしょう
    4点も取って快勝したメンバーを基本的に変える必要はないです

    • ざかしんく より:

      アキさん

      コメントありがとうございます。

      そうですね。やはり、4点取れたチームを下手にいじる必要ないですよね。
      新潟もほぼガチメンバーでしたし。

      この形で甲府戦も望んで欲しいところです。というか、井原監督ならそうするはずという確信めいたものはあるんですが・・・。

      明日のスタメン発表に期待したいです。

      また、セットプレーの守備の記事ありがとうございます。

      確かに、高さがあるときのゾーンはいいですが、ナビスコカップ 新潟戦のメンバーは高さが無いですよね・・・。

      それを考えての、ワンツーマン。

      チームの状況に合わさえて、やり方を変更することは当然とはいえ、井原監督はずっと前からこの状況を想定して準備していたと思うんですよね。

      以前どこかで、井原監督が柏でネルシーニョが状況にあわせてやり方を変えられる柔軟なチーム作りをしていた。と、いうような話をしている記事を見たことがあるのですが、井原監督も柔軟なチーム作りをしてきているんだなと。

      ナビスコカップの布陣もそうやって準備された、行き当たりばったりではないもの。と、考えると井原監督っていい監督だなーと。

      だからこそ、結果に結びついて欲しいところです。

      歳がばれますけど、井原監督は日産自動車時代からファンなので・・・。頑張って欲しいです。

      そういや、J初年度に日産にきたビスコンティとか、アビスパ福岡にも在籍してましたね・・・。なんて古いことを思い出してしまいました。

  2. アキ より:

    アビスパのセットプレーの守り方に関する記事があったので貼っておきます

    [福岡]日本代表を引き合いに。福岡の井原監督がセットプレーの守備を解説
    http://blogola.jp/p/64834

    最近までセットプレーの守備はゾーンだったですけど、今は相手の特徴などを見て
    マンツーマンと併用してるみたいですね
    新潟の武蔵にやられたコーナーからマンツーマンの守備は課題が出ましたね