【アビスパ福岡を分析するブロク】リスペクトって何?第7節アビスパ福岡vs栃木SC戦を振り返る

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もう今回はプレー分析はしません

第7節アビスパ福岡vs栃木SC戦。

今季アビスパ福岡はJ2優勝を目指しているので、どんな形であれ勝ちきったことは良かったと思います。

優勝するためには勝点が必要なので、試合内容が悪かろうが酷かろうが、何がなんでも勝点を取るのがアビスパ福岡の至上命題です。

ただ、試合内容として見ると…。はたしてこの先こんな調子で良いのか。

そう考えると首が変な方向に曲がっちゃうくらい首をかしげざる得ないのかもしれません。

坂田の引退セレモニーがあることを考えれば、きっちり完勝して締めくくりたかったですけどね。

坂田について触れますと、正直これだけ長く坂田がアビスパ福岡に所属するとは思ってませんでした。それと同時にもっとできたはずという思いもあったりしたので、アビスパ福岡を去っても新しい所属先決定のリリースが来るとばかり思っていました。とはいえ、そこは坂田なりの葛藤もあったと思います。引退の思いに至るまでには我々には想像もし得ない決断があったんだと思います。

ときおりDAZNの放送でもその姿が映っていましたが、現役時代は見せなかった柔らかい表情を見せていたように思えました。どこかホッとした思いもあったのかもしれません…。それが個人的には嬉しくもあり、安心したような、寂しいような…。

坂田選手、現役生活本当にお疲れ様でした。

今後の新しいステージでも坂田らしい活躍を見せてくれると思います。坂田らしいニュースが届くことを待っています。

そんな坂田に捧げる試合としてふさわしい試合でした。と、胸を張って言いたかったですけど…。

そんな第7節アビスパ福岡vs栃木SC戦を振り返ってみたいと思いましたが…。

今回はもうプレー分析は振り返りません。そのへんを期待された方ごめんなさい。

個人的にはそれ以上にもっと大切なことがあると思うので。

サポーターミーティングでの発言は何だったのか

まずは、個人的にがっかりだった件。

【2018アビスパ福岡サポーターミーティング 議事メモについて】

いつもアビスパ福岡へのあたたかいご声援ありがとうございます。 1月28日(日)に開催させていただきましたサポーターミーティングには、多くの皆様にご参加いただき、貴重なご意見をいただきました。心よりお礼申し上げます。 サポ

今季シーズン前に行われたサポーターミーティングの議事メモにも書いてあります。

以下、鈴木チーム強化部長の発言を上記記事から抜粋したものです。

昨年はラフプレー、不用意なカードが多かったと思います。サポーターの方々からも厳しいご意見もいただきました。試合前に相手のサポーターに一礼をして、試合に臨むという事をやらせていただいますが、相手チーム、審判へのリスペクトが少し足りませんでした。今シーズンはリスペクトの気持ちを忘れないように、選手たちにもシーズンが始まる前にしっかり話をしました。出場停止につながればチームもマイナスになるので、徹底してやっていきたいです。

皮肉を込めに込めていいますが。岩下や松田はサポーターミーティングなんて知ったこっちゃないんでしょう。

鈴木チーム強化部長が言ったこの言葉は何だったのでしょうか。

重ねて皮肉を込めていいますが。選手にしたらサポーターミーティングで鈴木強化部長が言ったことは知ったこったゃないんでしょう。

開幕7試合目ホームにて無残にこの発言は消し飛んだわけですが。

あえて、消し飛んだと言いますね。

もしそうじゃないと言うなら、説明していほしいです。本当に何だったんですか。この発言。

昨年のウェリントンの様々な行為についても気になっていましたが、ああいう態度が許される雰囲気がある事自体チームとして問題だと思っています。

試合中にとんでもない態度をとっても普通に出場停止開けたら試合出てこられるんですから。

どれだけ必要な選手とはいえ、傍若無人な振る舞いやプレーをした選手を簡単に次の試合もプレーさせてはダメです。

なぜなら、サッカーの試合に勝つため、引いてはスポーツ全般において「リスペクト」は絶対忘れてはいけないことだからだと思うからです。

ただ、それは「礼節が足りない」とかいう話ではないと思っています。

勝つために必要なことです。

栃木SC、審判に対してリスペクトがあったとはとても思えない

イラツイて相手や審判に突っかかって点が取れるなら。ゴールを守れるなら。そうしてもいいかもしれませんが。

でも、そうじゃないですよね。岩下においては退場してますし。松田も点を取っていない。まして松田のプレーの質は今季最も低かったと思います。

そりゃあ、人間ですからイラッとするくらいあります。

怒鳴りたいことだってあります。

でも、それをぐっとこらえて冷静にならずして、相手を上回ることはできるのでしょうか。

相手が悪いこともあるでしょう。審判が正確なジャッジをしてくれないこともあるでしょう。

でも、それはサッカーにおいては「お互い様」じゃないんでしょうか。時には自分にとって有利な判定もあるでしょう。

もしそれを「自分だけが不利ばっかり受けている」と本気で思うなら(そんなことはないと信じたいですが)、なにか大きな勘違いをしていないでしょうか。

この試合アビスパ福岡は対戦相手の栃木SCや、審判に対してリスペクトはあったのでしょうか。

「リスペクト」というと、一般的には「尊敬」と翻訳されるみたいです。Google先生に聞いてみましたが、どうやらそうらしいです。

尊敬と表現すると、相手を少し上に見るニュアンスがあるような気がします。

ただ、個人的にサッカーやスポーツに置いて言うところのスポーツではリスペクトという意味は少し違うというか、違うべきだと思っています。

なので、まずは先に個人的な「リスペクト」の意味を定義しておきます。

ここで個人的に言うリスペクトとは「元日本代表オシム監督的リスペクト」です。

こちらの著書のなかでオシムさんが言っています。

相手をリスペクトするということは、相手をフラットに見ることだ」と。

必要以上に上に見ることはなしい、下に見ることもしない。良い点は良い点。弱点は弱点として相手を冷静にみる。それがリスペクトするということだと。オシムさんは言っています。

この視点は戦う意味でとても重要な視点だと思っています。

相手を知り己を知らば百戦危うからず。

孫氏の兵法でも有名な言葉ですが、自分たちが何ができて何ができないのか。相手は何ができて何ができないのか。そこを見極めることが重要だと。

そういう観点ではリスペクトという観点は「自分」にも向けられるものかもしれません。そういった意味では栃木SC戦は自分たちへのリスペクトも欠如していたといっていいかもしれない。

この試合で栃木SCに対してアビスパ福岡はリスペクトを持っていたのでしょうか。

球際で強く当たってきた相手に対して、イライラすることがフラットな視点だったのでしょうか。

審判に対しても同じでこの審判は自分が思っているほどファールを取ってくれないと思ったなら、イライラして突っかかることがフラットな視点だったのでしょうか。

相手をリスペクトしていれば、フラットな視点でみていたなら、少なくとも「岩下や松田のうような態度」にはならなかったんじゃないでしょうか。

私の誤解もあるかもしれませんが、アビスパ福岡の選手の視点は審判より、栃木SCより上にあったんじゃないでしょうか。

だから自分達が思うようにできなかったとき、焦り始め、自分でもコントロールできない怒りの感情が湧いたんじゃないでしょうか。

アビスパ福岡は試合開始10分くらいまで完全に相手を翻弄していました。

慌てふためいていたのは栃木SCだったはずです。松田がゴール前に飛び込んで決定的なチャンスを迎えそうになったものの、ハンドを取られたシーンがありました。

しかし、その直後笑っていました。

岩下も相手ゴール前のコーナーキックから戻るときにニヤニヤしながら戻っていました。

ここだけ切り出して言うのは、非常に意地悪な表現かもしれませんが、チャンスを逃したのなら「悔しがる」のが本来の姿じゃないでしょうか。

この試合のアビスパ福岡は早々に2点とったからなのか、非常に浮ついた感あるのが気になっていました。

この調子なら栃木SCなんていくらでもチャンスが作れる。そう思ってなかったでしょうか。確かにアビスパ福岡は相手のビルドアップから完全に粉砕する展開を見せていました。

そのことで相手を見下したとしたなら浅はかとしか言えないのですが…。

相手をリスペクトできない選手に勝利はない

アビスパ福岡のリズムが狂い始めたのは、相手の相手との小競り合いから。セットプレー時の栃木SCはマンツーマンで非常にしつこくディフェンスしてきました。

アビスパ福岡としても嫌な感じはあったと思います。とはいえ2点目を生んだセットプレーはしつこいマンツーマンの裏を付いたいいプレーだったんですけどね…。

栃木SCの夛田が退場しましたが、そのやり取りにおいて先に相手の足を踏んだのは岩下でした。

これはDAZNのスロー再生でも映っていました。その行為に憤慨した夛田が岩下の足を蹴り上げてしまったのですが、それを真正面から審判が見ていました。

結果、夛田が一発退場、岩下にもイエローが提示されました。この結果アビスパ福岡は完全優位に立つはずが岩下がイラつき始め、結果再びイエローをもらい退場。結果一気にバランスを失います。

岩下が何に苛立ち始めたのかはわかりません。何か挑発されたのか。審判のジャッジの不満が爆発したのか。余裕をなくした岩下はジャンプした相手の背中にショルダータックルして二枚目のイエローをもらって退場。

苦しいのは相手なのに、何を岩下は考えていたのか。

全くとして状況が見えていないとしか言いようがない。私はこれがリスペクトがないということだ思います。

相手をフラットに見れない。

それは、勝利への努力の放棄に近い罪だと思っています。

これまたオシムさんの著書からの引用ですが、「相手に熱いポテトを握らせてその反応を見る必要がある」という表現をしています。

これは相手を窮地に追い込んだときどういった反応をするのか見極めろという表現で著書の中で記されています。その後は具体的に示されてれいなかったのですが。

熱いポテトを両手に握って慌てふためく姿を嘲笑っていると、その熱いポテトを投げ返される。

そうオシムさんは言いたいのだと個人的には解釈しています。

この栃木SC戦はまさにそんな試合だったんじゃないでしょうか。

いやらしい見方かもしれませんが、相手を笑っていたから、杉山はあんな珍プレーをしてしまったんじゃないですか。

だからリスペクトできない選手は試合に出してはいけない。と、思っています。

試合はその後、石津を下げて實藤を投入しましたが、このときの前線の役割の崩壊っぷり(後半は持ち直した感もあるけど)などツッコミどころは多い試合だったのですが、細かいことは今回は書く気になりません。

これが感染したのか松田も勝利への努力を放棄。

相手をリスペクトしない事の罪は、勝利の放棄です。礼節とかそんな問題じゃない。プロとして絶対やってはいけないことだと思っています。

欧米のスポーツ選手がしきりに相手へのリスペクトを口にしますが、彼らがなぜそこまでリスペクトを口にするのか。

それは、もちろん「メディア受け」とかあるでしょう。でもその裏にある真意は「勝利への絶対条件」だと思っています。

偉そうなこといいますが、日本のメディアも選手もここはなんかズレていると思っています。

鈴木強化部長も礼儀に重きをおいているように思いますが…。

ただ、サポーターミーティングでお話させていただいた雰囲気からすると、本質的なところでは同じ価値観を持っている方だと信じています。

リスペクトは勝利への道ですよね。鈴木チーム強化部長。

欧米では試合中に問題行動があったり、プライベートでも問題行動を起こした選手が「社会奉仕活動何時間」を言い渡されるケースがありますね。

もうだいぶ前ですけど、ワールドカップの決勝でジダンがマテラッツィに頭突きしたときもFIFAがそんな制裁を出していましたが…。

なんだか「お仕置き」的な意味合いが強いとは思うんですけど、私はこれ間違ってないと思っています。

制裁を受ける側の心持ち次第かもしれませんが、いつもは関わらない世界を見て普段感じないことを感じることは物事を「フラット」に見る良い機会だと思います。

もちろん、礼儀も大事なのかもしれませんが、リスペクトは試合に勝つ意味で最も重要な視点です。

相手の良さを知り、弱さをちゃんと見極めるからこそ良い形で試合に入れるし、試合中何かが起きても可能な限り対応を模索できるものだと思っています。

相手の良さを必要以上に意識してしまえば、萎縮します。相手の弱さを見て不遜な気持ちでいれば足元をすくわれます。

もうチームを去った選手ですが、ウェリントンの不安定さはここから来ていたと私は思っています。

そして、岩下も、松田も同じタイプの選手だとこの試合で確信しました。

プレーの質に波がある。なぜなら相手の事をフラットに見極められないから。

結果が出なくて当たり前です。上位チームを必要以上に警戒し、下位チームを舐めきる。そういう選手なんじゃないかとこの試合を見て思っています。

自分より相手が優れているなら、その良さを知り対策するのが「工夫」でしょう。

もうだいぶ前にアビスパ福岡に工夫はあるのかと。疑問を投げかけたことがありましたが。

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アビスパに足らないのは、自分を表現する言葉? 3 - 1 で敗戦したフロンターレ川崎戦。 内容としては散々と言っていいでしょう。...

昨年どころか、ここからアビスパ福岡はなんだ成長してないんだなと感じてしまったのがこの試合のすごく残念なところです、

もっと真剣にやろうよ

そんなこと言ったら選手は真剣にやってると言うかもしれません。いや、言うでしょう。

でも、そうは思えないことが多いんです。

2点をとった直後、アビスパ福岡はミドルシュートを連発するシーンがありました。

おそらくアビスパ福岡の中で「前を向いたら積極的にシュートを狙っていこう」というような共通認識があると思われます。

これは悪いとは思いません。

ただ、それは思考停止のために用意された言葉になっていませんか。

ミドルを狙うなとは言いません。

チームの共通認識を「免罪符」にして考えなしに打っていませんかと。

また2点リードしたことで、そのへんの判断が雑になったとしていたら。それはそれで「リスペクト」が足らないんじゃないでしょうか。

松田がミドルを狙った瞬間ですが、そもそも距離があるし、前にはドゥドゥ横に森本がいました。

ドゥドゥとの間に人が入っていますし(それはシュートコースもないってことじゃないか?)、森本も決定的な位置にポジショニングできているわけじゃない。とはいえ、そこからミドルを狙うのがベストの選択肢だったのでしょうか。

駒野がミドルを狙ったシーンですが。

近くにマークもいるし、正面にも人がいる。GKも完全に構えているし、ミドルを狙う余地があったんでしょうか。

前線に3枚人が入り込んでいるので、ここは駒野ならクロスじゃないのかなと。ミドルの方が得点確率が高かったとはとても思えないんですが…。

どうもこれを考えてやっているプレーとは思えないんですよね。

2点とって明らかに攻めが雑になったん気がしてならないのですが…。

今更インテリジェンスは備わるのか

このリスペクトをという話を突き詰めていくと、最終的には「インテリジェンス」へ落ち込むと私は思っています。

それって、資質の面が大きくていまさら選手に備わるの?と、思ったりもしたのですが、私は備わると思います。

野球の世界になりますけど、元楽天イーグルスの野村監督は「工夫できる」選手を大く輩出しました。

言葉は悪いですけど、とてもインテリジェンスな選手とは言えないバットを振り回すことしか知らなかった元中日ドラゴンズの山崎武司をキャリア晩年に楽天で「考える選手」として大成させました。

ヤクルトでも「ブンブン丸」の愛称で慕われた池山隆寛のフルスイングを封じ3割打者に仕立て、後々上記の山崎を楽天打撃コーチとして「野村ID野球の継承者」として支えました。

もちろん、もともとの資質の面もあるかもしれませんが、野村監督に支持した選手達が「考える」ことを始めた例はこの他にも多くあると思います。楽天の島や銀次だとか、古田は代表的ですよね。

スポーツにおけるインテリジェンスは後天的に獲得できるはずです。

相手を知り、己を知り、対策を立てる。

戦う上で本当に基本的なことだと思うんですが、そのスタートはフラットな視点です。相手を恐れたり、蔑んでいては分析はできません。

野村監督は数字を使ってそのフラットな視点をあぶり出していたと私は思っているのですが、それは相手の力を真摯に捉えようとする「リスペクトの心」があったんじゃないでしょか。

あなた達ならできる

相手を冷静に見る。自分を冷静に見る。言葉で言うのは簡単ですが、実際は難しいことだと思います。

今、欧州などはとくにサッカーに「数字」を持ち込もうとしています。それはいわゆる「リスペクト」の極地だと思っています。もはやそれはリスペクトとは言わないのかもしれませんが。

そうしないとなかなか本当の姿が浮かび上がらないのだと思います。野球に比べてサッカーは動的なスポーツです。複雑ですよね。

残念ながら日本にも一部そうした「数値化」の流れは来ているとは思いますが、まだまだ欧州に比べて貧弱でしょう。

アビスパ福岡にそんな設備がやってきたという話も聞きませんし。

でも、失敗から学ぶことはできるでしょう。

栃木SC戦での反省を次に活かす。

それを願うばかりです。

岩下はこれまでこうした批判を多く受けてきたはずです。でも改善しないのは、その程度の選手ということかもしれません。

年齢的にも選手としてはキャリアも晩年かもしれません。

でも、変わるなら今しかないはず。

同じ鹿児島県出身者として、同じようにカチンとなりやすい性格の人間として、カチンときて失敗してきたことがあるからこそ、岩下に言いたい。

大丈夫。やればできるって。

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