【アビスパ福岡を分析するブログ】サッカーで2点リードは危ない点差じゃない。追いつかれたなら絶対に問題があるはず。第21節町田ゼルビア戦を振り返る

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2点リードは一般的には「危なくない」

2点リードは危ないスコア。

という話はもうこの数日至るところで聞かされているので、食傷気味を通り過ぎて「食傷」なのですが。

日本代表のおかげで「2-0」から負けるという話題が多くて事例には事足りないわけですが…。

世界的に見みてどうなの?

プレミアリーグのサンプルがありましたので、ご紹介です。

 2018 FIFAワールドカップ ロシアでベスト16敗退に終わった日本代表。ベルギー代表との決勝トーナメントでは2点先行しながら、後半に3失点を喫し、2-3の···

2点リードしたら、およそ9割は勝つそうです。

日本の数字じゃないので真に受けるのもどうかと思いつつ。

「この海外かぶれが!海外と比較してもわかるわけねーだろ!ボケ!」

と、2chあたりでまた言われてしまいそうなので、Jリーグの引っ張り出してきました。

ちょっと古いデータですが、参考にしますと…。

こんにちは。5位なのに勝ってしまっていろんなところで不興をこうむってるけど、昨日は最高のゲームだったぜ!すまん!1点目はどハンドでオフサイドくさかったけどな!…

こちらも9割は勝利。

上記サンプルで統計的に十分な数値と言えるかはやや疑問かもしれませんが、海外でも日本でも、

2点差ついたら、だいたい9割は勝てる

というのが大筋の傾向だと思います。

こういう数値的な傾向から、「2-0が危ないリード」という説は、私は怪しいと思っています。「弱いチーム限定」というならわかりませんが…。

たしかこの書籍でもそんな話をしていたはず。

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記憶違いだったらごめんなさい。

とはいえ、2-0から負けるというのは起こる可能性はあるものの、やっぱり厳しく糾弾されるべき「大失態」だとは思います。

きっと何か重大な問題があるはずです。

1シーズンで2度もこの低確率な試合をぶち上げしまうというかつ、昨シーズンも同じチーム相手に同じようなことをやかしてしまっているチームに果たして昇格の目はあるのか…。

J2はそんな優しい世界なんでしょうか…。

もう少し明るく未来を考えて、仮にJ1昇格しました。

といっても、またスタコラJ2へ逃げ帰ることになるのではないか。

もしかして、エレベータクラブであることに甚大なる誇りを持っていらっしゃるなら…別ですけど。

非常に激しい憂鬱を感じながらも、前回その2-0から追いつかれるという試合を演じた京都戦(そういえばどっちもホームで!)に向けて「良い材料」を探しながら、町田戦を振り返りたいと思います。

アビスパ福岡のフォーメーション

この日は3バックで、いきなり新戦力の古賀太陽を送り込んできた井原監督。

篠原の離脱もあると思いますが…。

ベンチには座っていますが、田村、何しとるんじゃ。という気持ちです。

あと、驚いたのはウィングバックにユ・インスを入れてきたこと。

攻撃力を高めようということだと思うんですが、ただ、この数試合失点が多いことを考えると守備的な選手でも…という気もしたのも事実。

ペナルティエリアの角、ゴールの脇

個人的には、ある程度上背ある選手を入れて、攻撃を活性化できればと、つい数週間前までは考えていました。

サイドから相手を崩せなくても「クロス」を上げるところまではできているアビスパ福岡。

それなら、中央で高さのある選手を入れたほうが相手としても怖いんじゃないか。と、思っていましたが、レオ ミネイロを獲得が発表。

どう考えても高さで勝負する選手じゃないです。つまり、アビスパ福岡としては高さ頼みのサッカーはしないということだと思います。

レオ ミネイロはドゥドゥと似たタイプとしては似たタイプの選手だと思うのですが…。

ヴァンフォーレ甲府がリンスとドゥドゥという似たようなタイプのFWを並べて攻撃の形を作るというスタイルで昨年までやっていましたが…。まさかそれを真似するわけじゃないよな…。

なんて思ったりしつつ、では実際アビスパ福岡が狙う攻撃とはどういったものなのか。

町田戦のプレーを参考に推測していきたいと思います。

城後の動きにみるアビスパ福岡の攻撃の形

町田戦では久しぶりに城後が先発。

この数試合サイドからクロスは上がるものの、中で怖さが出せない傾向が続いていたので、城後の身体能力に賭けたという見方もあるのかなと思ったりもしましたが…。

非常にコンパクトな4-4-2の布陣を採用する町田に対して城後の役割で考えらるのは、「裏のスペースの攻略」。

そんなことを考えていたら、その城後から先制点。

裏をきっちり取りました。

いや、ホントにこのときは完全にアビスパ福岡の狙い通りだったと思うんで「この試合は勝ったな」。そう思いましたよ。

この形は今後のアビスパ福岡の重要な攻撃の形になるのではないかと予想しています。

相手の守備が揃った状況からクロスを上げてゴールを狙うのは、上背がないアビスパ福岡としては得策とは思えません。

ゴール前で前後に動いて相手の守備陣を動かすなどの攻撃ができればまだ違いますが…。現状では横一列に並んで3人くらいで突っ込む。くらいの形しか持ち合わせていません。

一方で、ドゥドゥ、ユ・インス、レオ ミネイロとスピードのある選手が増えてきたアビスパ福岡として狙いどころは…。

ゴール前のポケット、ポイントの部分を攻略する形です。

ここをサイドから崩して侵入は難しいです。ならば、縦のスピードで一気に落とし込めばよい。

これを意識した上で城後の飛び出しを見てみたいのですが。

レオ ミネイロやドゥドゥあたりがこの動きで最終ラインとガンガン駆け引きできれば、最終ラインの前にスペースも空いてくるでしょう。

そこへ石津が入り込めるとすごく面白いとは思っているんですが…。

これはあくまで町田戦で見せた形ですが、他チームにおいてもこの「エリア」の攻撃の形をどれくらい作れるのかがポイントだと思われます。

残念ながら高さがない以上ゴールに近いポイントを攻略する必要があります。

ここをドゥドゥ、レオ ミネイロで突破していく。そこから崩れたところを後ろから押し込む。

という形が主な攻め方になるでしょう。残念ながら、遅効でゴールから遠いサイドからのクロスはあまり期待できない。

そうなってくると、カットインできないサイドも不要になってきます。おそらくですが…。駒野の出場機会は減ってくるかもしれません。

ウェリントンのようなターゲットマンがいると間違いなく活きるんですが…。

それからサイドチェンジ

縦への突破も必要ですが、横の変化でいえばサイドチェンジもポイントになってきそうです。

サイドチェンジは井原監督が就任当初から非常に様々なタイミングで選手に意識させている形だと思っています。

キャンプ中、練習中に井原監督から「逆サイド意識してー」という声を聞くことが多いです。この辺は井原監督が考える攻撃の形のベースの一つだと思います。

町田戦でもドゥドゥから、枝村にサイドチェンジから良い形を作りました。

この形もアビスパ福岡が攻める上で非常に重要になると考えています。

ただ、確かに攻撃が手詰まりになる感もあるんですが、この数試合の課題を考えるなら「失点しない」ことも重要になってくるとは思うのですが…。

なぜ、終了間際に2失点も

1失点目は仕方ない。これは相手を褒めるしかないんですが…。

おそらくですが、アビスパ福岡は現在「2−0」でリードした場合どう戦うかのプランが欠如しているか、希薄なまま放置されていると思われます。

ここは井原監督はじめスタッフの責任も大きいのかなと。

なぜそう思うかというと。

終了間際のコーナーキックでアビスパ福岡は「ペナルティエリア内に6人」人を送り込んでいます。

この6人をペンナルティエリア内に送り込むのは今シーズンのアビスパ福岡のデフォルトの形です。

5人というチームも多いのですが、6人送り込んでアグレッシブに攻める形は個人的には好きです。

ただ。残り時間の少ない場面で、そこまでやる必要があったのかなと。

先発でユ・インスをウィングバックへ配置していますが、攻撃に関して神経質になりすぎていた気もしなくはないです。

下記の画像は2失点目のカウンターを受けるきっかけとなるコーナーキックのシーンです。

こぼれ球を狙っている枝村までカウントしてよいかわかりませんが…。

少なくとも攻撃に7人が関わろうとしています。

リードしている状況で相手に点が入った。嫌な予感がするのはわかりますが、まだ勝っています。

相手が盛り返してきたとはいえ、焦って攻撃するような必要があったんでしょうか。

チームとして攻撃に意識が偏りすぎていたように思えなくもありません。守りのシチュエーションのことを綿密に考えられていなかったんじゃないでしょうか。

このシーンはベルギー戦の日本代表と同じことが言えるかもしれません。

ベルギー戦においてどれだけの試合展開を想定していたかわかりませんが…。

アビスパ福岡の現行の戦力があれば、2-0は想定できます。さらにリードしたまま試合をクローズするべき場面も出てくるでしょう。

試合終了間際にリードしていた場合、コーナーキックをどするか

このことをアビスパ福岡はチームとして考えていなかった。

チームとしてはどんどん得点を狙っていこう取ろうというコンセプトだった。だから何も考えず普段のコーナーキックをやった。

というのが、私の推測です。

せっかく「勝ちにこだわる」なんてスローガンを掲げているのですから…。クレバーな試合運び見せてほしかったですけどね。

井原監督は相手を研究して対策を練る監督と聞いたりもしていますが…。

正直、このシーンは首脳陣の力不足を感じてしまったシーンでもありました。もっとチームをシチュエーションに応じて最適な戦い方を用意する必要があったんじゃないでしょうか。

これは井原監督の「監督」としての若さなのか、それとも限界なのか(相馬監督とそう変わらないと思ってましたけど5歳上なんですね。井原さん)。

もちろん、チーム内でどんなことが行われているかはわからないので、試合から感じた個人的な推測でしかないですけど。

対戦相手の相馬監督も以前は色々言われていましたが、時間をかけて良い監督になってきたと思います。

この失敗を糧にできるのか、チームとして崩壊の序章となっていくのかは井原監督次第だと思います。

といっても、この失敗何度目ですか?

そろそろ限界見えてきた。なんてことはないことを祈りたいと思います…。

リーグ戦半分が終了しました。監督、ここが正念場じゃないですかね。

京都戦は雨の影響で開催が延期されました。

この延期はもしかしたら、今一度いろんなことを考え直す良い機会になるのかもしれません。

スケジュール的には厳しくなったりするかもですが…。

まだ前半戦が終わったばかりです。J2はまだまだ混戦模様だと思います。焦る必要もないし、アビスパ福岡にも十分チャンスはありそうです。

新戦力も入ってきますし、新しいチームの形をまずは期待したいと思います。

さすがに今季昇格逃したら、井原監督は解任でしょうから…。

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