【アビスパ福岡を分析するブログ】2018年J2最終戦 岐阜FCvsアビスパ福岡に見る井原体制の敗因

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久しぶりに記事を書くぞ!と、思ったらシーズンが終わりました

今年は本当に忙しくて、ワールドカップまでが限界でした。

そこからほとんど休みもなく気がついたら11月。シーズン終了ですよ。

アビスパ福岡もプレーオフを逃すという結果で終わってしまいました。

サッカーで言うと、なんとも不完全燃焼な一年でした。ワールドカップイヤーだったと言うのに・・・。

ということで、このまま行ったら来年もサッカー見ないで終わるんじゃないかということを自分自身でも危惧し始めていたので。気力を振り絞って、最終戦を振り返りながら、個人的な振り返りをしてみたいと思います。

記事を楽しみにしていますと、言ってくださった皆様本当にありがとうございます。

今年は全然書けませんでしたが、来シーズンは頑張りたい…。

井原監督退任

プレーオフすら逃したので、驚きはありませんが。とはいえ、既定路線だったんでしょう。

すでに辞意も伝えてあるし、クラブも了承済みだからこのタイミングで言えたのでしょう。

◆明治安田生命J2:最終節岐阜0‐0福岡(17日・岐阜長良川競技場)| 西日本スポーツ(西スポ)は福岡ソフトバンクホークスを中心に最新情報を伝えるWeb版ニュースサイトです。プロ野球情報、サガン鳥栖やアビスパ福岡などJリーグ情報やHKT48、ラグビートップリーグやbjリーグ、柔道や剣道、大相撲のニュースを詳細にお届けし...

井原監督が退任を発表しましたが、これについては「半々」という気持ちです。

当然といえば当然だし、これからのアビスパ福岡の方針としては心配という気持ちが半々です。

当然という観点から言うと。

J1降格のシーズンを含めチームの形を一度も作れなかった上に結果も出なかったのでこれは致し方ないかなと。

心配という観点から言うと。

今の状況から考えると、正直アビスパ福岡において長期的なチームづくりって何よ。という点では心配です。

井原監督は監督としては「新人」として、アビスパ福岡にやってきました。

一緒に成長していくという点では体制が刷新されたアビスパ福岡と井原監督はよい組み合わせだったっと思いますし、そうだったと今も思います。

個人的には井原体制において守備が整備されたことで「守備から入るチーム」という大枠のコンセプトを個人的に勝手ながらも、描いていました。

しかし、J1で全く攻撃が機能しなかったことから、チームの形が攻撃に意識を持ち始めたあたりから様子がおかしくなります。

いや、様子がおかしいと言うよりはこのJ1昇格時に抱いた課題を一度もクリアすることがなかった。という表現の方が合っているのかも。

攻撃のことを考え出してから、チームが一定レベルの「形」を見せたことは一度もなかったというのが井原体制への今の率直な認識です。

残念ながら、私が井原監督に期待していた「アビスパ福岡の目指すべきサッカーの形」が見えたとは言えません。

シーズン前のサポーターミーティングでは「目指すサッカーの形」を「検討中」として、なんとなくの方向性すら伏せていましたが…。

今思うと、井原監督は今シーズンで退任が既定路線だったのかも…。と勘ぐってみたり。そりゃ今年でいなくなる監督のもとで「方向性」は打ち出せんわなと。

なんだかんだシーズン終盤までかろうじて優勝の可能性があった中で井原監督が辞任をフロントに伝えたんでしょうか。その可能性もあるとは思いますが、案外、井原監督の今シーズン退任はだいぶ早い段階で決まっていた気がします。

井原監督のサッカーには攻撃に「デザイン(設計)」がない

これは自分でもいつ頃から言い出したか憶えてないんですが。過去記事を遡ると1年くらい前から言っていたようです。

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全く無いわけではないのかもしれませんが、井原監督の攻撃は選手任せな部分が多いと思っています(守備も実は多い気がしていますが)。

これを2年以上改善できなかったというのは残念ながら、「監督としての資質に疑問」と、言われても仕方ない結果だと思います。

井原監督は現役の頃からファンではありますが、これを言われたら個人的にはぐうの音も出ません。

ということで、この「デザインがない」という点を岐阜戦から紹介してみたいと思います。

岐阜戦にみるアビスパ福岡の攻撃の疑問点

前半開始すぐの時間。そう開始早々です。

相手スローインからボールがルーズになり、岐阜のプレスを抜けてマイボール、からのカウンター気味の展開。

前線で城後と松田がDFと1対1の場面です。ボールを受けた石津がサイドへボールを振って、城後と松田はクロスする形でポジションを入れ替えます。

この結果、松田がスペースを得てプレッシャーの弱い状況でボールを受ける形を作ります。ゴールエリアのちょうど角のあたり。

個人的には現在のサッカーの攻撃においては、ゴールエリア付近の攻めは非常に緻密な連携が必要だと考えています。

仮にこのエリアを単独で攻略でき、得点まで行くプレーができれば、世界のトッププレーヤーだと思います。

ただ、そんな選手は世界でも稀です。じゃあ、世界トップクラスがいないなら、どうするか。それは人数をかけて攻略するというのがシンプルな答えの1つだと思います。そして、連携して攻めるための工夫が必要なシーンだと思います。

ですが、世界トップクラスの選手がいないにもかかわらず、アビスパの攻撃は大概において単独での(工夫のない)勝負をすることになります。

シーズン前半はドゥドゥがその役割をなんとかこなしていましたが…。やっぱり限界があります。

このシーンでも松田がゴールエリア角でボールを持つのですが。チームとして工夫らしい工夫もなくゴール前にクロスが上がることもなく、止められてしまいます。

5レーン理論でもなんでもいいけど重要なのは「トリガー」

ワールドカップ期間中に「5レーン理論」なる言葉が露出を増やして、あっというまに聞かなくなったように思います。私の周りだけかもしれませんが…。

個人的には5レーン理論なんて別にどうでも良いと思っています。大事なのは、「トリガー」だと思っています。

つまり、何かが発生するきっかけ。です。

5レーン理論も選手がポジショニングを取る上で、自分の位置を決定するための「トリガー」を定めた話。と、個人的には理解しています。

アビスパ福岡の試合を見ていても(私がアホなだけかもしれませんが)攻撃においてこの「トリガー」があるとは思えないのです。

個人的にはゴールエリア角にボールを運べた状況は攻撃を仕掛ける上で大きな「トリガー」になると思うのですが…。アビスパ福岡の攻撃に何かが起きているようには見えないんですよね…。

この場面では誰かが松田をフォローすべきだったと思うんですが。

では、どうすればよかったのか

このシーンでは石津がもっと積極的に動くべきだったんじゃないかなと思います。

最初の画像にも出ていますが、

石津はパスを振った後は、ボールから目線を切ってジョグで移動します。正直、見ていて理解に苦しむ瞬間ではあるのですが…。

これから攻撃が始まろうとしている展開なのにボールから目線を切って、目的のない走り(たいして走ってもいないのですが)をする理由ってなに?と、思ってしまいます。

これは石津が悪いと言うより、井原監督のサッカーにおける「攻め」を象徴していると見ています。

おそらくですが、石津はこのプレーにおいて具体的な動きの指示は受けていないと思われます。まあ、あえて言ってしまいますが、石津もビルドアップのタイミングでパスをさばいた後のフリーランでうまいと思ったことがないので、得意なプレーでもないのでしょうが…。

つまり、チーム戦術的にも、石津の思考の中でも次の動きが想定されていないのだと思います。

上記のシーンは、一瞬です。DAZNに入会されている方はもう一度見ていただければ解ると思いますが、一瞬です。石津はこのあと展開をみてゴール前に走っています。サボってると言いたいわけじゃないんです。

問題はだれも攻撃の形をイメージしていないんじゃないか。ということです。だから次の展開が遅い。

場当たり的に状況を見て、対応していては「相手を先んじる」ことは出来ないように思います。

もし、横パスの展開から、松田ないし、城後でゴールエリア角付近で基点を作るという展開のプレーが徹底されていれば…。

つまり、チームとして明確な攻めの形ができていれば…。

石津はゴール前に入るのではなく、すぐさま「基点のフォロー」への動きという選択肢を見いだせたかもしれません。

もちろん、井原監督がそういう形を選手たちに徹底させても良いと思うんですが、そういうシーンが見えてこないのがアビスパ福岡の攻めです。

仮に単独突破であっても、松田がDFを振り切って、精度の高いクロスをあげるのであれば、ゴール前に入るほうが得点の可能性は高いのかもしれません。

しかし、その可能性って高いんでしょうか。

そうでないのであれば、石津が松田をフォローして、中央に城後一人だったとしても、クロスの場面で岐阜のDFを慌てさせて、崩せたほうが得点確率は高い気がするのは私だけでしょうか…。

開始直後でこの状況だったので、これはいつもと変わりないなと。スコアレスもしくは、変な失点して敗戦もあるなと思っていましたが…。案の定でした。

実を言うと、今シーズンなかなか記事を書けなかったのはその多くが睡眠時間すらままならない仕事の連続であったのですが、わずかながら、アビスパ福岡の指摘は毎回こんな感じになりそうで、記事を書く気にならなかったというのもあります。

Twitterだけでアップした解説ですが。

城後の出場機会が増えた理由

こうした基点づくり(ポイントにおいてスキを見つける)能力が高いのが城後だと思います。

様々な事情はあったとおもいますが、終盤戦城後の出場機会が増えたり、結果が出ていたのは、ある意味井原監督のサッカーの中では自然と求められる流れだったのではないかと思っています。

ポイント、ポケット、Dの表現はかつてのアビスパ福岡の指揮官である松田浩さんの命名を参考にしています。

別にこの形である必要ないのですが、こうした「基点」を攻略するための仕組みを作りきれなかったことがアビスパ福岡の敗因だったと考えています。

来年はどうするのか

来季どんな監督を招聘するのか、まったく想像がつきません。

なんだかんだミーハーな補強をしたがるのが、今のフロントの傾向だと思っています。元日本代表とか絶対好きですよね。

井原監督だってなんだかんだ、そういう路線で出てきた人選だと思っています。もちろん、それ以外のところもあると思いますけど。

とはいえ、次の監督もちょっとミーハーな人選になるんじゃないかなと思っていますが、さてどうなるでしょうか。

個人的には戦術家をお願いしたいですが…。

色々考えてみました。経緯は省きますが。

ネームバリューを欲しがるフロントが出しそうな監督ということで…。

元ブラジル代表監督かつ、磐田の闘将。「ドゥンガ」。

ネームバリュー抜群です。フロントの意向(?)にも沿ってます。どうでしょうw

現在何されているのかよくわからないのですが…。空いてるんじゃないですかね?。中国に行くとか行かないとか言ってましたけど、その後何も聞いてないような。

ブラジル代表では叩かれ放題でしたけど、個人的にはアリなんじゃないかなと。

日本でプレー経験もありますし、戦術家どうかわかりませんが、磐田を強くした彼の情熱はアビスパに必要だったりするのではないのかなと思ったり。なんだかんだブラジルコネクションがあるアビスパ福岡としては接触可能だったりするのではないかなと。

あと、ドゥンガを押したいのは、上記の理由だけではなかったり。

一時期、日本人からよく「スペインサッカーが日本のお手本になる」という話を聞いた。もちろん、何らかのモデルをコピーすることも必要だと思う。スペインやイタリア、ブラジルなどね。ただ、スペインのようにプレーするのは難しいよ。

昔のNumberの記事でドゥンガが言ってたんですが。日本の目指すべきサッカーは「相手が来るより、先に動くことだ。」と言ってました。

日本人にはテクニックもあるし、俊敏性もあるからできると。

今アビスパ福岡に一番足らないことなんじゃないかなと思っています。

相手より先に動くというのは、もっと言えば、オシムさんのような「考える」サッカーだと思っているのですが…。

そういう考えるサッカーをできる人を呼んでほしいなと思ったり。

ドゥンガのイメージってそこからは結構かけ離れているようなイメージもありますが、時々日本で記事になる彼の発言を読んでいると、個人的には非常に知的な方だと思うんですが…。

まあ、半分冗談ですが、半分は本当にありだと思っています。

でも、年俸高いかなー。

レンタル移籍の多いチーム事情ですが、来季はかなり入れ替えありそうなのも心配ですが、まあ、それはそれで楽しみな気もしていたり。

来季J2には鹿児島ユナイテッドが上がってくるかもしれないんですが…。そうなったらどうしようかな…。ただでさえ時間ないわ。

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