【アビスパ福岡を分析するブログ 】アビスパ福岡の「町田ゼルビア戦まさかの敗戦」から「V・ファーレン長崎戦の勝利」を振りかえって見る。(町田ゼルビア編)

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町田ゼルビア戦の敗戦は「リスクヘッジの甘さ」?

前回も山形戦のレビューをスキップしてしまいましたが、町田ゼルビア戦を今回もスキップしてしまいました…。

良くない形の敗戦だったので、レビューはしたいところだったですが…。

正直、町田ゼルビア戦の「95%」は狙い通りのサッカーができていました。

ただ、5%の領域に足らない部分があったのかなと見ています(数字は目分量ですけど)。

試合を見ている限り85分頃までは勝っていた試合であり、最後3失点してしまったのは問題はアビスパの引き出しの少なさが原因かなと思っています。

九州ダービーである長崎戦を制し、なんとか勝利し一旦は最悪の流れはストップしたアビスパ福岡。

町田ゼルビア戦から、長崎戦の試合を振り返ってみたいと思います。

※記事が長くなってしまったので、長崎戦は次回となっています…。

町田ゼルビア戦は「モンテディオ山形戦」「横浜FC戦」からの継続路線

スコアレスドローが続いていたモンテディオ山形と、横浜FC戦。

この試合アビスパは点を取ることが出来なかったわけですが、それはそれで以前の試合から改善は見えていました。

大きな改善点としては、選手間の距離感。

サイドバック、サイドハーフ、フォワード。このポジションの距離感が改善されていたのは、前回のブログでも私の見立てをお話させていただきました。

【アビスパ福岡を分析するブログ 】2戦連続スコアレスドローながらアビスパ福岡の「積み上げ」を考えてみる
年度末というのは忙しいですね…。 モンテディオ山形戦の前からいわゆる「年度末の多忙」というのに巻き込まれまして。 巻き込まれると...

町田ゼルビア戦でもこの考え方は基本同じ。

先発メンバーは最終ラインで人が入れ替わりました。

長崎戦でもベンチ入りしなかった岩下は怪我の状況が良くないのでしょう。

駒野の欠場は、休養という感じだったのかもしれません。長崎戦は復帰していました。

ただ、横浜FC戦で駒野-山瀬ラインの守備がバランスを崩すシーンも多かったので、駒野以外の選択肢を井原監督は考えているのかも?というのは気になる点です。

この点に関しては長崎戦で触れたいので、少し後回しに。

町田ゼルビア戦でのビルドアップ

前回、「サイドが高い位置をキープすること」で選手間の距離感が改善されていたと見ているのですが。

この日は、主にサイドで高い位置を取るのは、ほとんど亀川の「右サイド」。

亀川の攻撃参加というのが狙いだったと思われますが、アビスパのビルドアップからもその形がみて取れます。

アビスパはマイボールになると、最終ラインが大きく展開し、3バックのような形を形成していました。

中央のCBである實藤が、大きく外に展開。堤は中央に残り、左サイドは下坂がバランスを取るような形になります。

この形は以前からアビスパ福岡のなかでいくつかのバリエーションが検討されている形です。

シーズン前のキャンプでは、山瀬がこの中央(ここでは堤の位置)に入って、CBが大きく左右に展開し、その分両サイドバックが高い位置を取る「サンフレッチェ広島」のビルドアップに似た形を採用していました。

しかし、ボランチが下がる形は中央の枚数が減ってしまうせいか、あまり上手く回ったことがありませんでした。

今回の形が、そうした状況を踏まえての「改善型」なのか怪我人と出場選手の兼ね合いからでてきた「妥協案」だっのかはわかりません。

ただ、この形で前半亀川がゴール前で仕掛けるシーンなど右からの攻撃が活性化します。

ここに山瀬、ポッピ、ウェリントンが絡んでの細かいパスから攻めるというシーンもありました。

右サイドは人数かけられているので、アビスパ福岡としては狙いどおりだったとも思います。

逆に左サイドは下坂がビルドアップで最終ラインに組み込まれるため、あまり攻撃の回数は多くありませんでした。

本来?であれば、亀川が攻撃時に3バックに入り、下坂が上がるという「左サイドアタック」のケースもあってよかったのかもしれませんが…。

下坂が攻撃で期待されていないのか。はたまた、亀川の攻撃参加のために用意された形だったのか。

結果的にセットプレーからジウシーニョが得点を上げるのですが、流れの中で取るためにはこうした「攻撃の偏り」は解消したいところ。

現状のアビスパ福岡は「攻め手の少なさ」というは課題と思われます(攻め手が少なくても相手を粉砕するくらいの破壊力があればまた別かもしれません)。

右サイドバックに駒野が復帰すればそこに変化はあるのかもしれませんが…。

町田ゼルビア戦の敗戦に一因をあげるなら、チーム状況のあまりかんばしく無い町田ゼルビア相手に、かつ退場者を出した相手に「2-0」の形を作りきれなかったというのも最後1失点して慌ててしまった原因だと思います。

もちろん、それだけが原因ではないと思いますが。

失点の場面

町田ゼルビア戦、失点のシーンですが。

状況的にいろいろな要因が重なっての事だと思うので、決定的な要因をあげるのは難しいと思います。

個人的には「ルーズボールが簡単に相手に渡る」という危機感が薄かったのではないかなと見ています。

失点するシーンの直前アビスパはスローインを得ています。この時、下坂は坂田の頭に合わせるような形でボールを入れます。

この時坂田は2人を背負うような状況でした。それも上背のある選手2人(結果、競り負ける)。

ボールを入れる所として相応しかったかなというのが1つ。

そのあと、町田ゼルビアがボールを拾って、失点まで繋がるのですが…。

この試合でルーズボールの競り合いを相手に自陣で奪われて良い形になったのはほぼ初めてだったんじゃないかなと。

そのとき個人的にはDF陣一瞬戸惑ったように見えました。その結果、ボールウォッチャーというのでしょうか。対応が後手になり失点。

もしもの話をしても仕方ないのですが。ウェリントンがいれば、この状況にはならなかったのかもしれません。

スローインのタイミングで身体を張って、空中戦でも簡単に相手にボールを渡すことはなかったように思います。

まあ、これはあくまで仮定の話であり、このときウェリントンは既に交代しているわけで。

そしてここから個人的に読み解くのは、アビスパ福岡の「ウェリントン依存の深さ」なわけです。

自陣で押し込まれている状況だったので、ウェリントンがいなくてもなるべく前線にボールを投げてFWに当ててしまうことが最善の策だったかもしれません。

とはいえ、ルーズボールに対してあっさり相手に持って行かれてしまったのを見ると、こうした「ボール際」のプレーでウェリントンの存在はあまりにも大きいと感じました。

その後の失点も、町田ゼルビアのセットプレーがココしか無いという形で決まってしまいました。

3失点目はもう、同点を狙ったリスク。

勝負としては、1失点目が全てだったかなと。

サッカーは何が起こるかわからないからこそ

個人的にサッカーはどうしても「運」が絡むスポーツだと思います。

極端な例でいえば、蹴ったボールがDFに当たってゴールに入ったとか、ペナルティエリアで相手の手にあたってPKになったとか。

今回の「ルーズボールの処理」も偶然ボールがそこに出たという要素もあったと思います。

思ってもいないことが起きるスポーツだと思います。

そうした「予想外」をリスクヘッジしていくかもサッカーの重要な考え方だと見ています。

そのためには、「危機的状況の前に確実に危険の芽を摘んでいく」ということも大事だと思います。

そう考えると、「ウェリントン不在時」のゲームのすすめ方というのは、考えておいたほうが良いのかもしれません。

可能であれば、ウェリントンにはフルタイムプレーしてもらうことが望ましいですが、ウェリントンの状況次第では交代もあるでしょう。

警告累積での出場停止や怪我での離脱もありえます。

今回で言えば、ウェリントン不在時に、単純に前線にスローインしてしまうことがアビスパ福岡としてどういう状況を招きやすいのかはチームとして知っておくべきかなと思います。

「相手にこぼれて、良い形を作られるかもしれない」。

そういう危機感があれば、ボールウォッチャーになることもなかったかもしれません。

試合の流れの中で「ルーズボールが簡単に相手に渡ること」への意識が薄かったのかなと思います。

それはウェリントンという絶対的な存在が抜けて、ゲームの質が変わることへ、アビスパ福岡自身が無意識すぎたのかなと。

以上、全く想像ですが、町田ゼルビア戦を見て受けた印象です。

総じて言ってしまうと、「引き出しが少ない」

攻撃に関してもそうでうが、守備においても豊富に手数があるわけではないアビスパ福岡。

「あれがダメなら、これで」

という柔軟性はまだまだ足らないのかなと。その結果、そのパターンが崩れた時にガタガタっとなってしまう感じがあるのかなと。

3バック、4バックと使い分けるアビスパ福岡ですが、細かい部分で変化をつけるには至っていないように思います。

これは、勝利した長崎戦でもみられる傾向なのですが…。

記事が長くなってきたので、今回は分割したいと思います。

長崎戦は、次回へ続くということで。

これまでアビスパの記事を分割して掲載したことはなかったのですが、自分としてもやり方を変える必要があるなと。

私も記事の書き方の柔軟性を持ちたいなと…。

【続きはこちら】

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