【アビスパ福岡を分析するブログ 】大分トリニータと引き分け、井原監督はいかなる結果でも来季解任もあり?昇格争い真っ只中で仲川と心中?

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井原監督の解任も見えてきているのか…。納得とは言えない大分トリニータ戦のポテンシャル

今シーズンはいわゆる「正念場」の試合で勝てるケースもありましたが、落とすケースも多々有りますね。

昇格した年度は開幕連敗してしまいましたが、正念場のゲームはほとんど制して来ました。

しかし、今年はちょっと勝負弱いところが多いでしょうか。

井原監督は現役の時、横浜Fマリノスの前進、日産自動車時代からのファンです。なので、頑張って欲しいというのはヤマヤマなんですが。

守備を大幅に変えた初年度、久しぶりのJ1復帰も守備が予想以上に苦戦。と、攻撃より「まずは守備のシーズン」が続きましたが、3年目の今年はさすがに「守備が…」という言い訳は出来ないかなと。

個人的にしばらくアビスパの試合を見れず、横浜戦からようやく復帰しましたが、攻撃の形はイマイチ、シーズン通して固められないなと。

仲川に期待しているところもあるようですが、個人的には町田時代にも3点しか獲っていないFWに得点を期待するのは、ちょっと博打だよなと。

4-1-4-1も守備ブロックという意味では機能しましたが、攻撃の形はイマイチはっきりしない印象でした。

【前回の記事】

アビスパ福岡戦を結局7試合もスキップ夏場のお盆時期くらいから、9月が終わるまで公私ともに非常に過密スケジュールでした。当初、4試合くらいかと思っていたんですが。結局、7試合もスキップしてしまいました…。名古屋グランパス戦から、レノファ山口戦

大分トリニータ戦を振り返る

横浜FC戦同様に4-1-4-1でゲームをスタートしたアビスパ福岡。

前節の試合を見る限りでは守備では機能していたように思いますが。

攻撃面では個人的には正直ちゃんと機能していたとは思えないのでちょっと懐疑的(3点とってますが、FKとPKとウェリントンのミドルと崩し切ったゴールはなし)。

ただ攻撃面の課題はシステムというより、選手個々の能力に落ちていきそうなところもあるので今更修正は不可能なのかもしれません…。

横浜FC戦同様、攻撃のテンポが悪い

前節の横浜FC戦でも感じたことですが、アビスパ福岡の攻めはテンポが悪い。

その一因を作っているの岩下だと個人的には見ています。

前半9分から10分ぐらいのシーンですが。

攻撃に置いて右で形を作ったアビスパ福岡。しかし、きっちり相手に寄せられてボールを下げしかなくなりますが、これは大分は折り込み済みだったと思います。

横浜戦でも数を合わせられると、右サイドでアビスパは打開策がなくなることは判っていたと思われます。

外に流れる松田をしっかりケアしつつ、ボールホルダーにプレスがかかります。アビスパは三門が寄せているものの、選手間の距離が微妙に遠いので、こうなるとボールを失わないためには下げるくらいしかなくなります。

ボールは岩下まで戻るのですが、案の定岩下は出し先を探すのに少し時間がかかります。

それを狙ったかのように大分はFWが岩下へプレス。最終ラインはラインを上げつつ、アビスパの前線の選手をカバー。

そして、逆サイドの選手がすぐさま山瀬、亀川の距離を縮めてきます。

岩下は、一気にパスコースを失いウォン・ドゥジェに返すのが精一杯。ウォン・ドゥジェも囲まれて、山瀬に出すしか無いのですが、大分はどんどん前に出てくるので、ここで山瀬に出してしまえば思う壺…。

それまで、このシーンは静観していた大分の片野坂監督が急に腕を回して指示を出し始めましたが、やっぱり狙っていたんですよね。

山瀬は、亀川へパスを出しますが苦し紛れ。きっちり奪われてショートカウンター。

きっちりハメられてるじゃないですが…。岩下の球離れが悪い(判断が遅い?)ところをしっかり狙われています。

さらに後方でボールを持とうとすることも狙われる

横浜戦でもアビスパはなるべくクリアせずにボールをマイボールにしようとしますが、これも熟れているとはいえず。

やや強引でもボールキープを選択する感はあったんですが。

上記のショートカウンターをなんとかストップした直後。三門がボールを拾うのですが、ここでもキープしようとウォン・ドゥジェが上がるのを待ちます。

しかし、大分もアビスパが自陣深い位置でもルーズボールを拾ったら、キープしようとパスを出すこともこれまた折り込み済みだったんでしょう。

三門が持ってウォン・ドゥジェが上がるのを待った瞬間一気に周囲の選手がウォン・ドゥジェに向かって距離を詰めます。そこにあっさりパスを入れるとこうなります。

囲われて奪われる。

相手がシュートを焦って宇宙開発してくれたので、良かったですが…。

ウォン・ドゥジェにも「クリア」という意識があれば、蹴りだすくらいは出来たと思いますが。おそらく「キープしてマイボール」という意識が強かったんでしょう。

4-1-4-1もしっかり対応済み

序盤、アビスパがペースを掴めずにいたのは上記のような局面の対応を練られていたこともありますが。

横浜戦ではボールの出しどころを消していた4-1-4-1でしたが、こちらもボールの運び方をしっかり対応されていました。

やり方としては、ボールを最終ラインでキープして仲川と松田(or三門)を引っ張り出します。

すると、後ろとの間がポッカリ空くので、ボランチがそのスペースを自由に使えます。

また、後ろから選手が飛び出している、この形ではアビスパの左サイドにあたる松田が中盤の4人のラインから飛び出しているので、大分から見て右サイドにスペース&フリーの選手ができます。

さらにワンボランチのウォン・ドゥジェの横のスペースへのパスコースもポッカリ。

この形でビルドアップされてしまうと、あっという間にボールを運ばれてしまいます。

※一応、前半22分ぐらいに4-2-3-1にシステムを変更しているので、無策ではないんですが。結局ボール支配されて、クロスから失点してますし…。

正直、開始10分ですが、これらシーンを見て負けを覚悟しました。

横浜戦からしっかりアビスパ福岡との戦い方を準備してきたと思われる片野坂監督。

一方、何もしてないことはないと思うんですけど、横浜戦と同じような戦い方で入ってきたアビスパ福岡。

これは完全に出鼻をくじかれてますやん…。

大分もプレーオフ圏内待ったなし。自動昇格ギリギリのアビスパも瀬戸際感は同じだと思うのですが、この試合に対する準備は大分が上だったように思います。

やっぱりウェリントンの圧力でボールを運ぶチーム

どこのチームの監督が言っていたか記憶にないのですが(熊本だったから、愛媛だったか…)。

アビスパ福岡の印象を聞かれて、

「ウェリントンの圧力でボールを運んで、ウェリントンの圧力でゴールを決めるチーム」。

といった表現をしていました。

後半からウェリントンを投入したアビスパ福岡ですが。まさにそんな感じでした。

ウォン・ドゥジェのゴールシーンのもウェリントンさまさまなところが多く…。

まず、ビルドアップのところですが。

スローインからのリスタート。

まずはウェリントンがフィジカルで相手を弾き飛ばしてボールを受けます。いとも簡単に中盤で基点をつくってくれます。

そのボールを仲川が拾ってドリブル。守備で捕まってしまうんですが、ウェリントンが寄せた相手と仲川の間に割り込んで再びボールを運びます。

その後逆サイドに展開。中盤の位置から前線まで上がったウェリントンはゴールエリアに侵入し、クロスボールを再びウェリントンが落とします。

そして、ウォン・ドゥジェがズドン。

素晴らしいミドルでした。これはワールドクラス級の一撃。今週のDAZNのベストゴールにもノミネートされるでしょう。

往年のポール・スコールズのミドルを思い出しました。

スコールズというとミドルシュートのイメージも強いですが、そのキック力で放たれる高速かつ精度の高いサイドチェンジ。

キック力もあるけど、柔らかいショートパスなど、長短のパスも巧かった。ウォン・ドゥジェもそんな選手になってほしいところですが。スコールスと比べるにしてはポジションがスコールスよりは後ろですかね。

と、ウォン・ドゥジェのミドルは本当に素晴らしかったんですが。

とはいえ、ここまで持ち込んだのはどう考えてもウェリントンでした。

現状、ウェリントンは先発出場していませんが。後半頭からでてくるところを見ると、フィジカル的な問題でもないのでしょうか?

戦術的な意味合いで下げているというなら、あんまり良い判断とも思わないんですが。

確かにいつまでもウェリントン頼みではやっていけないというのは判るんですが、今そういうことも言ってられないとは思うんですが。

昨年ウェリントンは膝の古傷で離脱したことがありましたが、この日のプレーを見る限りそんな感じもしません。

ベンチに下げておく理由ってなんなんでしょうね。途中出場の方が、効果的ということなんでしょうか…。

後半アビスパ福岡が持ち直したのもウェリントンの影響が大きいのでは?

前半なかなか攻撃に転じることがなかったアビスパが、後半になって攻撃に転じられるようになったのは、やはりウェリントンの影響が大きかったように思います。

まずは中盤での役割。

ウェリントンがこの位置でボールを受け取ってくれます。この役割を仲川が担えるといいのですが、スピードが売りなだけに相手に体を寄せられると厳しくなります。

しかし、ウェリントンの場合ポジション争いの段階で相手を弾き飛ばして、フリーで受けてくれます。

ウォン・ドゥジェのゴールの前のプレーでも同じ。

また、そのウェリントンの近くを山瀬が前を向いてフォローに来ます。この距離感はすごく良い気がします。

逆になること(ウェリントンより前に山瀬がいること)もありますが、それでもこの2人の関係性は後半良い形を作っていたように思います。

また、ウェリントンが中盤で受けて展開してくれると、仲川 or その他の選手が最終ラインへアプローチしやすくなります。良い形でボールが回せていることも前提ですがこの形が作れると相手の最終らいラインが下がります。

こうなると、サイドにボールを預けても行き詰まることが少なくなります。

前半のようにボールを戻すことになったとしても、相手のラインが下がっているので、押し返される可能性も下がってきます。

また、ちょっと下がり目にウェリントンがゴール前に入ってくるので、ウェリントンに当ててのコンビネーションも使いやすくなってきます。

仲川がウェリントンより前でポジションをとってくれるので、相手DFを抑えてくれます。この辺は仲川が加入してからの変化じゃないでしょうか。以前はこの形をつくっても、DFに待ち受けられていることも多かったので。

このシーンでは潰されてしまいましたが、やはりウェリントンがいてこそのアビスパの攻撃です。

また、仲川のキャラクターとして、「下がり気味でボールをもらう」ということに関してはあまり意識も無ければ、ポジション取りもそんなに巧くないのかもしれません…。

チームとしても求められていないのかも。

個人的には仲川ワントップとすれば、「偽の9番」のような形で動けるかがカギだと思っているのですが。

仲川に長い距離で裏にボールを通すには相手が前目に来てくれないとなかなか無いでしょう。

また、スルーパス一撃で相手のDFラインを粉砕できるかというと…。

【引用:http://www.football-lab.jp

飛び出すタイプの選手はいるにはいたと思うのですが、今シーズンスルーパスによる得点は「1」。

上位陣と比較してもこれは明らかに少ない。

足の早いFWがいるいない以前に、チームスタイル的にも狙っていないし、パスの出し手もいない(石津くらいか?)。そこに仲川が入っただけで裏に抜けるスルーパスが生まれるとも思うのはちょっと安易なのかもしれません。

とはいえ。おそらくですが、仲川はビルドアップに対して、一番前方で構えるのが自然とプレーしているように見えます。

しかし、それでは今のアビスパには当てはまらない気がしています。ウェリントンにボールが入ると、こうやって叩くくらいしか展開ができません。

ウェリントンよりゴール前に構えていてもボールは出てこないでしょう。自分が活きるためには、ウェリントンの後ろから攻撃を仕掛けた方が良いと思います。

ウェリントンもウェリントンで居ないと困るのですが、器用な選手じゃありません。

この辺の運用の難しさがベンチスタートの要因かもしれませんが。

しかし、仲川としてもこの形で活きる形を模索しなくては、結果としてチームに貢献は出来ないように思います。

確かにゴール前でボールを持った時の動き、スピード、キレはアビスパにこれまでにない「違い」をもたらしてくれるとは思いますが、今の試合運びを見ている限り個人的にそれは、「飾りのまま終わってしまうような気がしています。

井原監督はこの状況と心中する気はないと思いますが…。

結果論ですが、ウェリントン先発していれば結果も違ったものになったかもしれません。

むしろ仲川との2トップという選択肢のほうが、仲川のワントップより考えやすいと思うのですが。

この辺は中盤の人数とのトレードオフなのかもしれません。井原監督としては、後ろに数をかけないと危ないという判断なのかもしれませんが。

だからといって、井原監督は仲川ワントップでどんな得点シーンを思い描いているのでしょうか…。

守備はやっぱりカウンターが怖い

ウェリントンが入って形にさえなれば、攻める分には良いのですが(これが形にならない時が本当にアビスパが苦戦してしまう展開になります)。

カウンターの対応が横浜戦も含め、良くない気もしています。

ミスも絡んでいたりしますが、判断が悪いことも多いような気もしています。

後半69分のプレーですが。ウォン・ドゥジェと駒野の対応に疑問な点が。

縦一本で裏に抜けられてしまうのですが。

冨安と岩下は抜けた相手を追いかけています。

駒野が後ろを確認しながら戻っているのですが…。

サイドで冨安が対峙し、岩下はそのフォローに入ります。

そこで再び駒野はその後ろで後方を確認しています。

後方を確認していたようなんですが、その後方から大分の選手が突っ込んできます。

ウォン・ドゥジェが追いついてないなら、コマさん、コースに入ってくださいよ。

岩下がなんとか足出して、ブロックしましたが…。コマさん、この状況見えていたでしょうと…(外で48番川西も走りこんでいたのでそっちも気になったのかもしれませんが)。

しかし、一方で。

ウォン・ドゥジェに関しては画面に写ってないので、何にがあったかわからないのですが。

ボールを蹴られた時は走りこんだ大分の9番後藤より体2つ分くらい前に居たんですが(画像が荒くてわかりにくいです。すいません)。

ここから走りだしてそんなに差がついたの?

駒野が対応しなかったのは、ある程度までウォン・ドゥジェは一緒に走っていながら、途中で止まった(もしくはペースダウンした)んじゃないかという疑惑がでてきます。

画面に入った瞬間でもこれだけ差があります。そんなにウォン・ドゥジェも足は遅くないと思いますが。

すいません、大分の後藤のプレースタイルを知らないのですが。50メートルくらいで体何個分も相手をぶっちぎるスピードスターだったかなと。

どうでも良い情報を差し込むと、岩下も後藤も鹿児島県出身で私と同郷です。

後藤がうまくペースチェンジしていたとしても、ウォン・ドゥジェには対応してほしいところですが。

今季は時々、DAZNの実況で「アビスパの攻守の切り替えが早い」という表現があります。確かにそういうシーンも多いんですが、こういうところでポカっと失点します。

個人的に言わせてもらうと「攻守の切り替えで油断しすぎ」。という表現になります。

ウォン・ドゥジェも油断してなかったかなーと。

このシーンのウォン・ドゥジェにのプレーに関しては、完全な推測です。もし会場でみていたかたいたら情報いただけると幸いです。

とはいえ、カウンターの喰らい方がシーズン始めの頃に比べ、致命的なケースに至ることが多いような気がしています。

アビスパ自体が攻撃に重きを置いているせいなのかもしれませんが、残りの試合での心配なところでしょうか。

ここが治らないと、後1,2試合勝ち試合を落としそうで…。

今の調子だと井原監督解任もあるんじゃないか…。

この記事は、10月15日の10時30分ごろに書いています。長崎戦次第ではまた2位争いがさらに激化しそうです(今でも十分激化していますが)。

【追記】長崎、名古屋と勝利。いよいよもって負けられなくなってきましたね…。

負けられない状況でこの日のポテンシャルでは横浜戦同様、この先思いやられてしまいます…。

ウェリントンが入ってから良かったものの、やっぱりウェリントン頼みが強い。これは今更始まったことではないんですけど、長いシーズンで別の形を作りきれなかったのが今祟ってる感じでしょうか。

井原監督に打開策あるのかな…。井原監督としてもやってみるしかないという感じかもしれません。

とはいえ、ここまで攻撃の形をつくれないとなると、仮にJ1あがっても井原監督は解任もあるんじゃないでしょうか。

J1に通用するチームを作ることを目標にやってきたと思うのですが、J2でも息切れしてるんじゃない?と、言われても仕方ないのかなと。

井原監督は日産時代からのファンというのは、最初にも書きましたが。監督を続けて欲しいのがファンとしての心情ではあります。

実際アビスパ福岡をここまで戦えるチームにしてきたのは井原監督に寄るところも大きいですし。

しかし、冷静にみてここまで攻撃の形を作れないとなるとその能力に疑問がついてしまいます。

「これまで」と「これから」は厳しく分けて見られる可能性もあると思いますが…。

攻撃の形が3年「ウェリントン」以外で見えてこないのはもちろん井原監督だけの責任ではないのかもしれませんが、責任を取るのは監督です。

解任か、もしくは攻撃に関して指揮を委任できるくらいのコーチを入れないとカテゴリー関係なく来季厳しいよなと。

実際柏時代は守備は井原監督、攻撃は布部京都サンガ監督が担当していたらしいですが。

どう考えるかはフロント次第ですが、物足りなさは感じているかもしれません。その場合川森社長も動かざる得ないのでは…。

今は目の前の試合に集中したいところですが。

とはいえ、徐々に来季の事も気になる時期にはなってきましたね…。

良い形でシーズン終了を迎えたいですが…。

そのためにも次節、千葉戦、東京V戦とまだプレーオフ入りを狙うチームとの対戦が続きます。

この調子で乗りきれるか…不安ですが、なんとか意地を見せて欲しいところです。

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