名古屋グランパス戦で見せたアビスパ福岡の真っ向勝負。井原監督が見据えるアビスパ福岡の理想像が見えた!?

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名古屋グランパスとの上位対決を制し、首位をキープ

累積警告で攻撃の中心であるウェリントン不在の名古屋グランパス戦。

「ウェリントン抜きでどう攻撃を成立させるの?」という不安も大きいものの、ウェリントン不在だからこそ出てくる新しい可能性も出てくるのではないかと。

不安だけでなく、攻撃面での期待もあった上位対決の名古屋グランパス戦。

結果は3−1の勝利で首位をキープ。

1点を先制された時はどうなることやらと思ったんですが、ついに待ち望んでいた「逆転勝利」を収めました。

相手に退場者が出たことがすべてだったような気もしますが…。

とはいえ、上位対決かつ、名古屋グランパス相手に逆転勝利を収められたことはアビスパ福岡としても自信になるでしょう。

また、チームとしても勢い付いてくるんじゃないでしょうか。

首位のアビスパ福岡から、9位の愛媛FCまで勝点6の中にひしめく混戦模様は相変わらずですが。

この混戦を抜け出していくきっかけになる勝利となると良いのですが。

そんな第19節アビスパ福岡 vs 名古屋グランパス戦を振り返ってみたいと思います。

アビスパ福岡フォーメーション

前回の記事でフォーメーションを予想してみたんですが…。結果的には大外れ。

【第18節:ジェフユナイテッド市原・千葉戦】

スコアレスドローで終えたジェフユナイテッド市原・千葉戦から次節ウェリントン不在の名古屋戦の戦い方を考えてみる。
スコアレスドローも基本的にチームは徐々に出来上がってきているはず。あとは「イレギュラー」をどう乗り越えるか… アウェーでのジェフユナイ...

そういった意味では個人的には「予想外」なフォーメーションとなりました。

個人的には、ウェリントンが不在の場合、ワントップの運用は無いと思っていたのですが…。

理由としては、現状のアビスパではウェリントンの代わりでワントップをこなせるタイプの選手がいないため…。

1人いるとすれば、中原貴之。

とはいえ、怪我によるブランクは大きいです。テストマッチではプレーしているようですが、まだまだ公式戦は難しいようです。

よってウェリントンが不在であるのならワントップを張るタイプの選手が不在である以上、プレシーズン、開幕から数試合まで運用されていた「4-4-2」が本命だと思っていました。

また、ジェフ戦で判ったこととして。

3-4-2-1でブロックを作ると、5バックになるこのシステム。

守備時には、5-4-1という並びになります。

ただ、3−4−2−1の「2」のポジショニング次第では「5-2-3」のような並びにもなります。

最近ではこのポジションを坂田、ジウシーニョが務めていたわけですが、このポジションの選手が前線でボールを追いかけるとこの形になりやすい。

この時、2のラインに当たる山瀬-三門の中盤のサイドのスペースが出てきます。

このスペースを利用されると、縦パスを簡単に入れられてしまう傾向がありました。

ジェフ戦とグランパス戦では全く同じになるとは思えませんが、名古屋の風間監督がこの傾向を見逃すとも思えません。

3バックであれば、このスペースの守備が鍵になるというのが個人的な試合開始直後の見立てでした。

深く帰陣する松田とジウシーニョ

この中盤のスペースをどう埋めていくのか。理想的には、亀川、駒野ないし、3バックからの飛び出しがカギなと思うのですが。

そこで奪えれば、前線で人数をかけてカウンター出来るのですが、さすがにそれは理想すぎるのかなと。

実際の守備は松田、ジウシーニョが深く帰陣してこのスペースを埋めるというのが当初の約束事だったようです。

前半3分ぐらいでしょうか。

後ろから駆け上がる名古屋の中盤の選手に松田が追いかけ、後方まで下がってきました。

ジウシーニョも深く帰陣して守備していたので、このスペースを埋める役割は松田、ジウシーニョにあったのかなと。

アビスパ福岡の攻撃の狙い

アビスパ福岡の前半の攻撃の狙いは、ゴールエリアの角付近(ポイント)をいかにして攻略するか。

左サイドであれば、松田、亀川、三門、(3バック時の冨安のオーバラップ)で基点を作り、クロスを狙う形。

右サイドであれば、ジウシーニョ、駒野、ポッピでクロスのを入れるパターン。

松田浩氏の呼称を参照すると、「ポイントの攻略」が攻撃の狙いどころです。

この付近で基点を作って、クロスを供給。左からであればポッピ。右からでは松田といったとろがターゲットになっていたように思われます。

前半は何度か良い形でこのポイントへボールを運べましたが、決定的なシーンというのは作ることが出来ませんでした。

名古屋グランパスの杉森に要注意

前半、決定機を作りきれなかたアビスパ福岡に対して、決定機を作ったのは名古屋グランパス。

前節ヴェルディに敗戦している名古屋グランパスですが。とはいえ、シモヴィッチと2トップで出場していた杉森の動きは際立っていました。

裏に出るタイミングや、スペースを見つけて、そこでボールを受けて次のアクションへつなげる動きはスピードがあって正確。

まだ20歳ということで非常に将来有望な選手だなと感じます。

対戦する側としては、嫌な存在だなわけですが。

アビスパの失点はこの杉森の裏への抜け出しから生まれました。

冨安の経験となった1失点?

1失点目のシーン。前半14分ごろ。

ゴールしたシモヴィッチは高さもあるんですが、結構足元も巧い。

ゴール前で受けて、相手を背負ったまま反転シュートというのは他の試合でも狙っていますし、実際ゴールもしています。

私でも気がつく特徴ですから、アビスパ福岡の事前のスカウティングでも把握していたと思います。

もちろん、アビスパ福岡のDF陣にもそのことは共有されていたと思うんですが。

名古屋の先制点は、杉森の有楽のスペースへの飛び出しとゴール前の粘りからのパス。そして、シモヴィッチの反転シュート。

名古屋の攻撃の形として警戒していたパターンだったと思うんですが…。

低いクロスボールだったので冨安としては、「自由にプレーさせないように」と判断したと思うんですが…。

簡単に反転されないよう身体を当てに行ったんですが、シモヴィッチがまったく動じませんでした。

素早く身体を入れ替えられ名古屋グランパスの先制点を挙げられてしまいました。

DAZN解説の戸田さん曰く、冨安にとっては「これも勉強のうち」。確かにそうだと思います。一見上背はあるものの「太くない」シモヴィッチ。

冨安としては、対等に渡り合えるという感じがあったのかもしれませんが。

強いフィジカルで勝負してくる外国人選手といえば、横浜のイバか、名古屋のシモヴィッチ。共に足元のテクニックもしっかりしているのも共通点。

J2ではなかなか出会えないタイプの選手です。国際試合の経験も少なくはない富安だとは思いますが、まだまだ日々経験といったところでしょうか。

次の横浜戦、名古屋戦でイバ、シモヴィッチをどう抑えるか。冨安の成長は楽しみです。

とはいえ、開始早々に相手の狙った形で点を取られてしまうというのは、アビスパ福岡のゲームプランとしてはいただけない形だったかなと。

理想としては「先制点」というのがアビスパ福岡のゲームプランだったと思うので…。

またも3バックから、4バックへ

先制したグランパスは前からの守備を緩めて、ある程度リトリートした形でアビスパの攻撃を迎え撃つようになりました。

そのため、試合開始直後よりはアビスパもボールを保持する時間も出来てきたのですが。

サイドアタックから攻撃の形を何度作ったんですが、決定機を作ることは出来ませんでした。

一方名古屋は追加点を狙ってきます。

中盤は前線から下がってきたシモヴィッチのポストプレー。岩下が付いているのですが、後ろからのプレッシャーに全く動じないシモヴィッチ。

さらに、前線の杉森を始め、中盤の押谷、和泉、田口といったところが立ち代わり入れ替わり、「5-2-3」の山瀬と三門の両サイドのスペースでプレー。

縦パスをいれられ、ポイントを作られては、名古屋のボールキープさせてしまう要因となっていました。

この点を問題視したのか。もしくは他の狙いもあったのか。

前半29分頃、アビスパ福岡はフォーメーションを3バックから4バックへ変更。ジェフ戦とほぼ同じ展開となります。

中盤と最終ラインの構成を変えて、守備のバランスを取ることが主な目的だったと思われます。

なぜ、3バックでゲームをスタートしたのか

ジェフ戦の状況を見る限り、攻撃的にくる相手の場合5バックの手前の山瀬-三門の両サイドのスペースを使われてしまうことはある程度予想できたと思います。

ジェフとグランパスはチームも違えば、攻め方も違うの条件は違うので一概に比較もできないとは思うので、見当違いかもしれませんが。

とはいえ実際、このスペースを利用されて、中盤に基点をつくられ攻撃の基点を作られてしまいました。

この状況でなぜ、井原監督は3バックでのスタートを選んだのか。

個人的な想像ではありますが、その要因を挙げますと。

  • ウェリントン不在のビルドアップをしっかりするため
  • 前線のプレス

の2点が理由だったのでは?と見ています。

まず、ビルドアップですが。

アビスパ福岡はビルドアップに関しては3バックの方が選手の距離感が良い。

これは過去の記事でも何度か指摘させていただいているのですが。

特に3バックの両サイド、實藤、冨安が高い位置をとって攻撃参加できるとサイド攻撃としての形ができます。人数をかけて相手の深い位置まで攻め込めます。

ウェリントンがいると、空中戦で圧倒的な勝利が期待できるので中盤を省略してしまうことも多いのですが。

この日ウェリントンが不在である以上、ある程度自分たちでボールをゴール前に運ぶ必要があります。

そう考えると、ビルドアップに関してよい事例が少ない4バックより、ビルドアップがしっかりできる3バックを採用したと可能性はあるのかなと。

次に、前線のプレスですが。

前からガンガンかけていくというわけではないので、微妙な違いかなとは思うのですが。

試合開始直後のアビスパ福岡はやや高めの守備ラインを設定していたように思います。

この数試合の傾向からいくと、後ろでしっかり構えることが多かったアビスパ福岡ですが、この日はやや前からプレスを仕掛けます。

ちょうど相手陣内センターサークルの頂点ぐらいから前線はチェックに。

あわよくば、前がかりでくる相手のビルドアップをつぶしにかかる狙いもあったかもしれませんが、この日は剥がされることが多かったでしょうか…。

ポッピも相手がボールを下げたと見るや、後方に上がってこいと、手を振って指示していました。

ラインを上げて高い位置から守備をしていくというのがこの日のアビスパの守備のポイントだったと思われます。

ブロックを敷いて守りに入る場合は、自陣に入って出てこない事もあるのですが、この日の序盤はこの数試合と比べて、やや前の方。

相手のセンターサークルの頂点付近から守備を行っていたように思います。

このラインをボールが越えて来ると、前線の3人が守備へ走り出します。

この守備においても、2トップよりこの「3トップ」に近い3-4-2-1の方が過去の試合では結果が出ていたように思います。

後半開始10分には、三門のポジションを前に追いて3-4-2-1のような形を作るのですが、この試合でアビスパはいつも以上に「前から人数をかけて守備」を意識していたのでは?と感じています。

グランパスのパスワークやドリブル突破に剥がされてしまって、なかなか狙いの形は作れていなかったのですが…。

アビスパの今シーズンの試合展開を考えると、先制点を奪いたいところです。

ホームゲームでもあるわけですし、先制点は大きい。

そう考えると、「3バック」の形が攻撃的にも守備的にも成功している点が多いわけですから、メリットを考えれば3バックの方が「勝利に近い選択」だったんじゃないかなと。

現状順位としては、アビスパ福岡が上ではありますがチームとしての底力というか総合力はは名古屋グランパスが上だと思います。

そんな相手に真っ向勝負を挑んだとも言えるのかもしれません。

後半始まってすぐ、4-2-3-1?

流動的なところもあったので、なんとも言えませんが個人的には後半10分前後からアビスパ福岡は4-2-3-1に布陣を変更したように見えました。

三門を上げて、前線の数を増やしました。狙いとして考えられるのは2点かなと。

  • 前からのプレス
  • 攻撃の厚みを増すため

個人的にはアビスパは主導権を取るために終始、前線からの守備に力を入れていたように思います。

後半始まってから三門を前にいれたことで、ボール奪取位置が高くなり、攻撃に割ける人数も増え徐々に名古屋を押し切ろうとしていたように見えました。

同じような形としては、昨年J1の湘南戦でとった形に近い狙いがあったと思われます。

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同点に向けてアビスパが仕掛けてきたなと思っていたんですが…。まさにその矢先名古屋の押谷がレッドカードで退場に。

正直アビスパ側からみても賛否両論な判定だったとは思いますが…。

ここから試合の流れが大きく変わり始めました。

これも勝負なので仕方がないと言う表現はおかしいのですが。

個人的にはアビスパ福岡の4-2-3-1の攻撃がどういう結果を生むのか、11人相手の名古屋で見てみたかったという思いもあったり…。

同点、逆転、ダメ押し弾の波状攻撃

徐々にペースを握り始めた矢先の退場劇。

そのまま押し切って波状攻撃を開始したアビスパ福岡は後半残り20分というところから、3点を奪って勝利しました。

まずは石津のヘッド。

中央で岩下、冨安とターゲットになる選手が相手と競り合う中、やや外側にいた石津が、冨安の背後から飛び出してヘディング。

相手としては、冨安に気を取られていた分、石津の動きは完全にフリー。冨安に付いていたワシントンは完全に動けませんでした。

退場で流れを得たかもしれませんが、このセットプレーはアビスパとしては退場者関係なくしてやったり。狙っていた形だったと思われます。

そして、城後の逆転の一撃。

無失点試合が少ない名古屋グランパスですが、その守備の問題点を提起していかのようなシーン。

最終ラインにポッカリとスペースが空き、フリーの状態で城後がゴール前へ。

DAZN解説の戸田さんも触れていましたが、通常のゾーンディフェンスであればボールの位置と味方のポジショニングがあって、自分のポジショニング決まります。

マークする相手は、自分の担当エリアに侵入してくる相手がマークの対象です。

このシーン名古屋のセンターバックからすれば、石津は外へ逃げていく選手であり、ゾーンのディフェンスとすれば逆にエリアに入ってくる城後がマークの対象です。

しかし、このシーンでは外へ逃げていく石津にセンターバックがつり出されてしまいます。

城後に全く気がついていなかったということであれば、周囲の確認不足ですし、GKからは状況が見えていたと思われるのでちゃんとコーチングできていたか。

など、反省点は多いのかなと。

もちろん、これはゾーンプレスの基本概念に照らし合わせればということであって、風間監督にはもっと別の戦術や視点があるかもしれません。

とはいえ、守備に関してその考えはまだ浸透しきっていないという状況なのかなと。

退場者がいたとはいえ、最終ラインに人は足りていたので、名古屋の守備の弱点というのは今後も相手の狙いどころになるのではないでしょうか。

「ポイント」と「D」の攻略

前半アビスパ福岡はいわゆるゴールエリアの角「ポイント」を基点に攻めを構築しましたが、決定機は生まれず。

とはいえ、「ポケット」まで侵入できるドリブラーも不在。相手の裏をえぐるスルーパスが出るわけでもなく。

攻撃という点では、ちょっと精度もですが、攻め手のバリエーションを欠いた印象もあります。ウェリントン不在の影響といえるのかもしれませんが。

ただ、ウェリントンばかりに頼っているわけにはいかないというのは、ウェリントンがいても変わらないわけで。

そこで、印象に残ったのは石津の2点目。

サイド攻撃が主だったアビスパが、ワンツーで中央に切り込んで石津がシュート。エリア的には「D」よりやや遠目ではありましたが、サイドだけでなく中央に切り込んで形を作れると決定機来るなと。

もちろん、名古屋グランパスに退場者がいたという点もありますし、後半体力的にも厳しくなってきた時間帯だったため注釈付きにはなりますが。

サイド一辺倒ではなく、中央から攻撃を仕掛けるというのは重要だなと感じたシーンではありました。

もちろん、試合中でも山瀬がはいり込んだり、三門が侵入してこぼれ球を拾ってミドル。という中央からの攻撃もあるのですが。

流れの中から形を作ってフィニッシュまで持って行こうと考えると、石津の力は必要になるなと。

先発でこの形を作れるとアビスパの大きな武器になりますし、途中出場としても強力な切り札になる予感はあります。

試合中、何度もプランを変更できるというのは大きな進歩

3バックなのか、4バックなのかというのもありますが、そもそも井原監督は4バックと3バックの併用を明言してきました。

最近は3バックが多かったですが、試合の状況に合わせてフォーメーションを変えたり出来るというのは、チームとして進歩だよなと思います。

3バックから4バックへの変更も想定されたプランの中の1つなのかもしれませんが、試合状況に合わせてフォーメーションや戦い方を変更するということはありませんでした。

まったく無いというと語弊があるのかもしれませんが、そうした試みが功を奏したことがあっただろうかと。

そう考えると、勝つために「状況に合わせて戦い方を変える」ことができるのはなんとも大きい進歩です。

それも一度だけではなく、

3-4-2-1

4-4-2

4-2-3-1

4-4-2※試合終盤三門に代わって、城後が入ってからは、再び4-4-2だったような。

と、4度もフォーメーションと人の配置を変更しています。

プシュニク時代はゲームプランが狂いだすと、なし崩しに悪い方へ悪い方へいってしまうなんて傾向もあったように思うのですが。

そこから比較すると状況に合わせて対応出来るだけの「強度」を持てていることは、組織として成熟したチームになっているんじゃないかなと感じます。

コロコロとフォーメーションを変えることが良いわけではなく、状況に合わせてやり方を変えることができる「組織としての強度」ですね。

昨シーズンの終わりに井原監督の目指すサッカーは「カメレオンサッカー」では?とみていたのですが。

【井原監督の継続に思うアビスパ福岡というクラブの弱点にまつわる考察(妄想)。】

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その理想像に徐々に近づいているのかもしれません。

名古屋グランパスに真っ向勝負した意味

先にも少し書きましたが、この試合名古屋相手に真っ向勝負を仕掛けられたというのは非常に大きいと思います。

これまで上位対決のアビスパ福岡は「受け身」の形で試合を展開することが多かったのですが。

この試合は最初から「受け身」ではなく、自分たちからも仕掛けていく(高い位置で守備を仕掛けようとする)狙いが見て取れたのじゃないかなと。

それが完璧に成功したとはいえませんし、まだまだだとは思います。

序盤は受けに回る事も多かったので…。実際、退場者が出るまでは「名古屋グランパス優勢」の試合だったと思います。

ただ、その試みがウェリントン不在の状況で行えたということは価値があることなのかなと(むしろそうするしかなかったという見方もできるのでしょうか…)。

贅沢な言い方にはなるのですが。

退場者が出る直前の4-2-3-1になった時、アビスパ福岡が徐々に主導権を握ろうとしていたように見えたのですが。

その結果、どこまで名古屋相手に押し返せたのかを見てみたかったというのが正直な感想です。

退場者が出ず、そのまま試合をひっくり返していたら…。

いよいよもってアビスパ福岡は本格化してきたと言えたと思うのですが。これは、妄想の域ですかね。

次節アウェーで愛媛FC戦。上位対戦で勝った勢いはしっかりと維持して乗り込みたいところです。

順位としては9位とはいえ、勝点差は6。次節も十分に上位対決なので。今節ヴェルディと3-3で引き分けていますが、今シーズン守備的な戦術のヴェルディから3点奪う力は侮りがたいです。

そんな愛媛FC戦では、ウェリントンが復帰しますが、岩下が累積警告で不在というのは不安要素ではあります。

今シーズン序盤、岩下が不在の間、守備が安定しなかったアビスパ福岡。

攻撃の次は、守備で真価が問われる一戦となりそうです。おそらく、愛媛戦も3バックでのスタートとは予想していますが。

また成長したチームの姿を見せてくれることを期待したいと思います。

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