アビスパ福岡のレビュー記事を書き始めてから初の大勝!しかし記事にすることが思い浮かばなくて逆に苦しんだ件

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ツエーゲン金沢に0-5の快勝。アビスパ福岡のレビュー記事を書き始めて初の事態

アビスパ福岡のレビュー記事を書き始めたのはプシュニク政権の頃から。

様々な試合を自分なりに分析してきましたが、これほどの大量得点したケースは初めてです。

大量点ということであれば、2015年のザスパクサツ戦での4得点というのがありました。

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とはいえ、その時はPKで1失点してるんですね。

4-1の3点差の勝利です。

アウェ0で0-5という、ここまでの完勝は「ざかしんく」始まって以来。というわけです。

ちなみにJ2首位に立つのは7年ぶりだそうでして。

なんとも近年まれに見る成績を残し始めたアビスパ福岡。

一方、対戦相手であるツエーゲン金沢ですが、正直試合内容を見ている限りチーム状況は厳しそうです…。

守備の寄せも甘しい、ビルドアップのパスの精度も悪い。

現状順位も下位に甘んじていますが、試合内容はその状況を反映していたのかなと。

このチーム相手に点が取れないとかであれば「指摘する点」も見つかるというもの。

こう完勝してしまうと、レビューする側としては非常に指摘しづらい…。

いつもなら、試合を見ながら記事の構成をなんとなく組み立ててみているのですが、この日は完勝だっただけに記事が構築できないという事態に。

我ながらアビスパ福岡の試合をずいぶんと斜めに見ながらこの数年過ごしてきたんだなと実感…。

大敗であればそれはそれで記事を書く気にもならん。

なんてこともあるんですが、完勝だとそれはそれで書くことがなくなるという事態に陥るとは思ってもみませんでした。

そんな近年稀に見る試合展開を見せたJ2第15節ツエーゲン金沢 vs アビスパ福岡を振り返ってみたいと思います。

やっぱりJ2では選手層が厚いアビスパ福岡

ゴールデンウィーク期間中の3連戦から1周間のインターバルがあったとはいえ、再びの3連戦。

おそらく多くのチームが選手のやりくりに頭を悩ませていると思うのですが…。

前線の2人が、前節とは入れ替わったアビスパ福岡。

しかし、入れ替わりで出てきたのが石津とポッピって、これは贅沢だなと。

やはり、J2では他のチームと比較して選手層が厚いのが今年のアビスパ福岡。

特に前線は補強しましたからね。ここはストロングポイント。

とはいえ、数年前までは考えられないような充実ぶりです。

また、久しぶりに「4バック」のチームと戦います(前節の湘南戦は意表を突かれた4バックだったかと)。

4バックの相手を迎えた時にアビスパ福岡がどういったフォーメーションを選択するかはちょっと気になっていたのですが。

直近の試合とかわらず3バックを継続。

事実、チームの調子も良いわけで。

3バックの完成度の高さというのは、井原監督の中で手応えがあるのかもしれません。

個人的にも4バックでは選手の距離感がイマイチ良くないイメージなので、3バック推しではあるのですが。

とはいえ、井原監督が4バックを諦めているとも思えず。

現状4バックをどこまで取り組んでいるかわかりませんが、今のチーム状況から考えると4バックは4バックで新しい発見がありそうですが…。

一方のツエーゲン金沢のフォーメーションは?

ツエーゲンも2人、DFの作田と中盤の大槻を前節のメンバーに変えて入れてきました。

前節は3バックで戦っていたようですが、今回は4バック。

普段はセンターバックでの出場が多い太田をボランチで起用したりと、アビスパ対策?なのか、ポジションをいじってきました。

守備は、最終ラインの作田と廣井、ボランチの小柳とが主な選手。

攻撃では、5得点をあげているFWの佐藤。パスの供給源は杉浦。

サイドから仕掛けるSBの石田がキーマンといったチームです。

今回は、そのパスの供給源である杉浦が不在(後半から出てきましたが)。

アビスパとしては、前線から相手の攻撃を潰してショートカウンターが理想かな?と思ったりしていたんですが。

まったく相手を寄せ付けなかったウェリントン

アビスパのコーナーキックに対してツエーゲン金沢は「マンツーマン」で守備。

これに対してアビスパ福岡は今シーズンコーナーキック時にマンツーマンを敷いてくる相手に使う「縦列ポジショニング」を敢行。

レノファ山口戦でもこの形が決まっていましたが。

DFに特にフィジカルの強い選手がいない場合、この戦術はえらく効果を発揮するようです。

前はダニルソンが露骨に身体で壁を作って相手をブロックしていたんですが、レノファ戦以降そんなに露骨にブロックしなくなりました。

ダニルソンが居なくなったというのもあるかもしれませんが、もしかして、なんだかの指摘が入ったのでは?と、思っていたり。

現状は、この状態から岩下と實藤がウェリントンと相手の間でちょこまかと動いて、最終的にはニアと、ファーへ散ります。そこにウェリントンが残ると。

ポッピはウェリントンをボールを越えた場合を想定してか、後ろに構える感じです。

この結果、ウェリントンにしっかりマークが付けずにツエーゲンは失点。

おそらくツエーゲンは廣井がウェリントンに付くはずのようだったのですが。完全に対応が遅れていました。

廣井はこの後の石津の2点目の際にも、石津とウェリントンに対してどっち付かずの守備をしてしまいます。

このプレーでツエーゲン金沢の柳下監督は廣井に対して見切りをつけたのか、この直後の29分で交代してしまいます。

この1,2点目で個人的には大量得点の予感はあったんですが。

とはいえ、この数年大量得点という事例がないので「後半、なんだかんだ後手に回って終わってみたら2-0でした」。

なんて展開になりそうだなとなかなかポジティブに考えられず、幸先の良いゴールにもなぜか悶々。

しかし、前半終了間際再びウェリントンのゴールで3点目。

ここでもマンツーマンでくる相手に対して「縦列ポジショニング」からのコーナーキック。

廣井にかわって、背番号4の小柳がウェリントンについていましたが…。

廣井より素早くウェリントンの前に体を入れて、寄せていたのですが関係無かったですね…。

岩下、實藤のフォローもありましたが、ここはウェリントンのフィジカルの勝利でした。

裏に抜けるポッピを使うという意識

ウェリントンのヘディングがクローズアップされた前半でしたが、この試合ではシンプルにポッピで裏をねらうボールが多かったように思います。

どうしてもウェリントン頼みのところも多かったのですが、松本山雅戦くらいを境に、この数試合一気に「ウェリントン以外」の選択肢が増えているように思います。

実際、この試合は裏に走りこんだポッピが相手ゴール前で粘ったところからコーナーキックも得ていたり。

石津のゴールも、ゴール中央にスピードに乗ったポッピが走りこんできたため、金沢の守備陣は完全にポッピ気を取られ、石津に付ききれませんでした。

大量得点の試合だったので、ポッピにも得点という結果がつくと良かったんですが…。

ポッピのスピードが活きるシーンが多かった試合だったように思います。

ゴール前に人数を

攻撃パターンという意味では、クロスに対してゴール前に人数をかける。

といった点でも以前と違う傾向があったように感じています。

クロスボールに対してターゲットとなるのはやはりウェリントンであることに違いないのですが。

ただ、そのシーンに置いても「ウェリントン頼み」なのは否めない。

ところが、この日はウェリントンがゴール中央に入るとウェリントンをサポートするように選手が追随。

以前も、ポッピやジウシーニョ、坂田がウェリントンのシャドーのような形でクロスに合わせようとするシーンはありました。

この試合で違っていたのは「亀川もクロスに走り込んでいたこと」です。

試合開始直後、まだ得点が入る前から亀川はゴール前でクロスに合わせようとしていました。

試合の流れで競ることが無かったわけではないですが、この日は試合の最初からクロスへ合わせに行っているように見えました。

ファールを取られてしまいノーゴールでしたが、亀川が頭で合わせてボールがネットを揺らすシーンがありました。

ファウルでゴールにならなかったシーンにたまたま亀川が絡んでいたように思ってたのですが、よくよく見てみると前半から亀川はゴール前のクロスに対してウェリントンの近くでプレーしようとしえいる様に見えます。

継続的に仕掛けていたところを見ると、チーム戦術としてある程度意識されたものだったと思われます。

亀川の役割

そんな亀川ですが、この日のプレーもそうでしたが、サイドからクロスを供給したり、最終ラインからのパスを引き出したり、ビルドアップに貢献したりと「チームの潤滑油」として動くことが増えているという印象です。

湘南からアビスパへ移籍してきた当初は「ガンガン後ろから走り込んでくる」というある意味「湘南ベルマーレの選手らしい」走力が際立つ印象でした。

もちろん、今でも縦への推進力はカウンターのときなど亀川のオーバーラップは輝くのですが、以前ほど「存在感」がなくなっている?

と感じることもある方っているんじゃないでしょうか。

亀川が頑張っていないと言いたいわけではなく(クロス、特に左足の精度はもうちょっとどうにかならないかというのは個人的にはありますが…)。

今のアビスパ福岡の中でも移籍初年度と比べ求められるものが変わってきているのかなと感じます。

亀川の貢献度

DAZNの試合後のスタッツをなんとなく見ていたら、思いの外亀川のパス数がチーム内で多いことに気がついたのですが。

Football LAB さんが独自に出されている「チャンスビルドポイント」。

詳しい説明はリンク先を見ていただくのが一番良いのですが。

簡単にいうと、「シュートを打つまでの貢献度」を数値化したものです。

フットボールラボ(Football LAB)はサッカーをデータで分析し、データから見るサッカーという新しいサッカーの観戦方法を伝えるサッカー情報サイトです。サッカー選手やJリーグのチームを独自データから評価するチャンスビルディングポイント(CBポイント、CBP)を新たに開発し、サッカーに新しい視点を提供するとともに、コ...

Football LAB さんのアビスパの試合レポートをみても亀川は積極的に攻撃参加しているポッピや、駒野などよりこのチャンスビルドが高い。

つまり、アビスパの効果亭な攻撃の多くの攻撃は亀川を経由して始まっていると見ることも出来ます。

開幕からビルドアップに関しては積極的に取り組んできたアビスパ福岡ですが、その中で亀川の存在が欠かせないものになっている可能性が見て取れます。

※あえて指摘しておきたいのは、この「チャンスビルドポイントが高いチーム」が上位というわけではないという点だったり…。勝利に直結する数値ではないという点は議論の余地はあるのかなと。

駒野にしても、ポッピにしても直近のプレーはどちらかと言えば、サイドや裏に展開されたボールに追いついてクロスを入れる。

という印象があります。

アビスパ福岡に来た頃の亀川のプレーもどちらかというとそういったボールを追いかける側だったように思うのですが。

メンバーが入れ替わり、それに合わせて戦術がかわり、亀川に期待されてきたことも変わってきているのかもしれません。

以前、亀川は「いいサイドバックは点も取っているから、自分も点を取りたい」といった旨の発言をしていた記憶があるのですが。

今のプレースタイルと井原監督から求められていることと、亀川の理想像がどう変わってきているのかは一度聞いてみたなと思うところ。

パスミスから失点することもありましたが、それはそれで亀川なりのチャレンジの裏返しなら、良いんですけどね。

松田の2得点

試合展開としては、ポッピにも得点という目に見える形で結果がでたらなとも思うのですが。

松田が自信の怪我の快気を自ら祝うような2得点。

喜ばしいことではありますが、ここは金沢は集中力が切れていたでしょうか。

ちょっとDFの寄せが甘すぎないかなと。

得失点差もあるので、取れるときにとっておくべきだと思いますが。

松田にはもっと強敵相手に一撃を期待したい。

そう考えるのは贅沢じゃないと思うんですが…。

シーズンはまだまだ長いけど

ついに首位にたったアビスパ福岡ですが。

湘南ベルマーレとの勝点は同じ。得失点差でギリギリ首位に立っている状況。

シーズンまだまだ先は長いわけで、今の混戦のJ2をみていると、場合によっては首位をずっと保っていることは出来ないかもしれません。

実際、試合中金沢に付き合うようにイージーなパスミスからボールを失うシーンもありました。

また、ツエーゲン金沢のサポーターの方には申し訳ないですが、ツエーゲン金沢のチーム状況がお世辞にも良いとはいえない。

まだまだアビスパ福岡には課題は多いはずです。

とはいえ、「首位に立つチャンスがあるところを勝ちきって首位にたった」。

というのはチームとして非常に大きな一歩だったんじゃないかなと思います。

チーム内でも「首位」というのはこの3連戦で意識されたはず。

そこを狙い通り取れたというのは大きいんじゃないかと。

昨年のJ1で「ここで勝ちきれば」という試合を何度となく落としてきました。

その結果、J2降格。

新しいシーズン、カテゴリも違うとはいえ、降格を経験をした選手たちにはどこか「失意」があったと思います。

もちろん、それを払拭しようと選手は頑張ってきたと思いますが、そうした「失ったもの」は何かを手に入れてこそ、本当に埋まるものだと思いっています。

そういった意味で、この「首位にたった」という事実はアビスパ福岡にとって貴重な経験になるんじゃないかなと期待しています。

次節、ザスパクサツ群馬をホームに迎えるわけですが。

アウェーで見せた勇姿をぜひとも、ホームでも見せて欲しいですね。

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コメント

  1. アビスパサポ より:

    アビスパが大量5ゴール、無失点、夢スコの完勝で勝って逆に指摘する所に苦しんだというのは贅沢な悩みでしたねw

    アビスパは相手も上位ばかりの5月の2度の3連戦を5勝1敗、後半の3連戦を3連勝は出来すぎ、見事な結果でした
    アビスパ連戦に強かった
    35歳のベテラン2人駒野山瀬の存在が大きい、活躍は素晴らしい

    複数得点を取れるようになってきたのはいいですね
    ウェリの周りで献身的に動けるジウシーニョが出てきたのは大きい
    ウェリヘディングがほんとに強い、石津の久しぶりのゴール松田の初ゴール含む2ゴールも良かった

    岩下復帰してから守備が安定してボランチの三門が前に出て行けるようになり攻撃参加出来るようになったのもいいですね
    それで生まれだ湘南戦の見事なミドルシュートはスーパーゴールでした

    亀が攻撃のチャンスに絡む回数が多くなってきているというのは意外なデータでした、言われてみるとそうですね

    アビスパが松本戦くらいから良くなり勝ち始めて得点パターン、得点者も増えて首位になってチームの熟成度がさらにレベルアップした感じがありますね

    1戦1戦が大事ですけどまず今日の群馬戦しっかり勝って2015年の8連勝目指して頑張って欲しいです