【アビスパ福岡】3失点の内容に昨年から改善が見られないのはマズイのでは?横浜FCに0-3で敗戦2017ニューイヤーカップ

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まあ、ここだけで今シーズンが決まるわけじゃないですが

まだ調整期間ではあるのですが。

2月26日の開幕戦まで1ヶ月を切ったことも事実。

今シーズンを「ある意味」占うシーズン前哨戦「2017 DAZN ニューイヤーカップ」。

今年から主催がDAZNに変わりましたが、スカパー主催から数えて3回目です。

正直この大会でアビスパ福岡が良い成績を収めた&その年に躍進した。ということもないので「今シーズンを占う」なんて言っていいのかは、わかりません。

ただ、昨年この大会でジェフに大敗したあたりから、シーズンに向けて何か嫌な予感がしました、それは現実に。

シーズン前の調整の場であることは間違いないのですが。

横浜FCに0-3の敗戦。

去年と同じような感覚を思い出す結果に。

個人的には3失点という数の多さも気にはなりますが。

失点パターンが昨年と全く同じな気がしていて、それも気になる。

そんなニューイヤーカップの初戦を振り返ってみたいと思います。

ポイントはビルドアップと守備?

この日のスターティングメンバーは以下の通り。

システムはテストマッチの頃にも使われていた4-4-2。

攻撃陣に多くの選手が補強され、どう戦っていくのか。というのは今シーズン楽しみなところです。

その中でポイントを挙げるとするなら、「ビルドアップ」。

ここは、中央のセンターハーフに誰が入るかでやり方が変わってくるのかなと思っています。

横浜FC戦は三門と冨安のコンビでスタート(途中から末吉が冨安の位置に)。

センターハーフはテストマッチにて山瀬を試していましたが…。

山瀬がボランチの場合

横浜FC戦では右サイドで出場した山瀬。

テストマッチの時はボランチ起用もあったわけですが、その際のビルドアップの中心は山瀬でした。

自陣でボールを奪うと、山瀬が最終ラインまで降りてきてCBの間に入り込むようにしてボールを捌く役割を担うパターン。

全体としては下のような動きを見せていたように思います。

その場合はCBが非常にワイドに張り出します。サンフレッチェ広島のようなビルドアップです。

サイドが高めに張りだして、センターハーフが降りてきて、空いたスペースでボールを受ける形。

テストマッチの際にはこのやり方が再三繰り返されていました。

これは昨年のニューイヤーカップにおいkて、鈴木惇が同じような役割を担っていました。

結局、鈴木惇がこのやり方にマッチしなかったようでしたが(確か昨年のジェフ戦の敗戦ではこのやり方を試していたような)。

三門、冨安の場合

山瀬がボランチでない場合、パスを捌くためにに三門、冨安は最終ラインまで降りては来ません。

代わりにCB、この日の試合を見る限りでは岩下が中央で受けボールを捌きます。

冨安はこの時の最も近いところでサポートするイメージです。

近くまで動いてパスを受けられる形を作ります。

三門は少し高い位置をとって、パスコースを作ります。

さらにサイドバックが上がったり、センターハーフが動いたスペースに石津などサイドハーフが入って、ボールを受ける。

この点は山瀬のときと大きく変わらないやり方です。

ビルドアップに問題はないはず

やり方はいろいろ考えていると思われますが、この日のビルドアップ(特に前半)はうまく言っていたように思います。

岩下を中心に短いパスでしっかりつなぐこともあれば、長いパスも精度高くでてきます。

前半横浜FCに対してポゼッションで優位に立てたのもビルドアップがしっかりしたことがひとつの要因だったと思います。

昨年から比べても、ビルドアップに関しては間違いなく精度は上がっていると思いました。

後半でしたが、岩下→石津へグランダーで狭いところに縦パスを通すシーンありました。

去年はなかなか見られなかったシーン。

田村にこうしたパスを期待していたんですが。

とはいえ、石津のように狭い位置でもボールを引き出すのが上手い選手もいなかったですからね。

前半はシュートも打てていたし、ポゼッション的にも横浜FCを押し込んでました。

試合後、井原監督ができていたことというのは、このビルドアップに関してだったと思います。

じゃあ、何が課題だったのか

合わせて井原監督は課題も多く出たと試合後話していたそうですが。

どうして3失点もしてしまったのか。

ひとつは昨年と違う前線からの守備。

特に城後、ウェリントン(2トップ)の動きは昨年とはだいぶ違う気がしています。

リトリートが主流だったここ2年くらいのアビスパ福岡。

昨年のJ1で4-2-3-1を採用することで、高い位置からのプレスというのもやっていましたが。

この試合では4-4-2で積極的に高い位置から守備。ウェリントン、タイミングによっては城後が積極的に守備をしていました。

その際の特徴的な動きとして。

相手が最終ラインでボールを保持した場合、アビスパの2トップは内側から外へ向けて相手のパスコースを消すように動いていました。

最終ラインでボールを保持している相手に外側に押し出すように、チェック。

相手が、サイドにパスを送るとチェックをかけたFWがそのままボールを追うようにサイドへプレス。

パスした先にもセンターハーフと、サイドハーフが待ち構えているという図です。

こうすることで相手はパスコースが限定されたり、囲まれて慌ててパスを出さざるを得ない状況に。

パスやトラップが乱れたところを一気に奪う。というのがアビスパの狙いだったと思います。

いわゆる「ショートカウンター」狙い。

昨年の2トップの時にはこうした動きはあまりなかったと思います。

そうした動きをする様子も殆ど無く。

そのため、ウェリントンはこうした守備が苦手なのではないかと思っていたくらいなのですが…。

これは前回の記事でもお話させていただきました。

【アビスパ福岡を分析するブログ 】J2に置き忘れた宿題にとりかかった井原監督?2017年アビスパ福岡の課題を考えてみる
アビスパ福岡は前回の昇格時J2に置き忘れた課題に取り組んでいるのかも 新体制が発表されたら記事を書こうと思っていたんですが。 ア...

しかし、この日のウェリントンは城後と積極的にこの守備を敢行。

実際こうした狙いがハマって前半はショートカウンターから横浜FCゴールへ迫るシーンもありました。

ただ、これが万全かというと、そうでもなく。

2トップの最初のフィルタが全くかからないこともしばしば。

前半でも飛び出しすぎた2トップが簡単にボールを前に出されてしまって、フリーで相手に前を向かれ、4-4のブロックが下がるくらいしか出来ない。

なんてシーンがありました。

ウェリントンはチェックをかけるとき、しきりに後ろの状況を確認しながら前に出ていましたが、ブロックとの距離やその間に侵入する選手を警戒していたのでしょうか。

仮にパスを出されて前を向かれたとしても。

ブロックが整っているうちは良いのですが…。

初回の失点はこの形から

失点直前の流れとしては、アビスパから見て左サイド横浜FC陣側でボールを奪われて、そこから右サイドに展開。

この時城後は逆サイドにボールが移動するのに合わせて、チェックをかけるのですが、ウェリントンはボールを奪われた逆サイドで歩いていました。

その結果、2トップの間に大きなスペースが。

ここに横浜FCの選手がフリーで構えてました。

ウェリントンはここにボールが入ってから慌てて追いかけてきましたが、時すでに遅し。

フリーでロングパスを入れられて、あっという間に失点。

ウェリントンが、ちゃんとスペースに気がついてそこを埋めるために走ってくれていたら。

結果は判りませんが、少なくとも綺麗なパスを通すことはなかったんじゃない気もします。

その他にもウェリントンには岩下やベンチからもしきりに声が飛んでいたように思います。

やはり、ゾーンで守りながら、ここぞというところで周囲と連携して相手を囲む。

そういった守備は得意にしていないように思われます。

J1だからではなく、J2でも隙あり

J1で失点するたびに「一瞬の隙」と言われていましたが、J2でもこの「隙」が健在。

ウェリントンが一瞬サボった隙にやられています。

テストマッチの時もそうですが、この日もゴール前で強さはありましたがイマイチ精度にかけるというか、エンジンかからないウェリントン。

まだコンディションが上がってきていないのか。

前半の守備だけで疲れてしまったのか。

せっかく競争を持ち込んだのに、こうした怠慢が失点を招いてしまうのは残念です。

前線に多くの補強がある中、低調なパフォーマンスでいるなら外すことも考えていいんじゃないかなという気がします。

FWのファーストチョイスどころか、ベンチすら危ういのではと思うのですが…。

もちろん、ウェリントンに期待したいというのもあるのはよくわかるのですが。

とはいえ、J1の反省が活かされていないというか。

最初の失点の内容が悪いだけに、この時点でかなり心配になる展開に。

2失点目も…。

相手が放り込んだロングボールをなかなか処理できず失点。

末吉がボランチに入ってから、センターバックに入った冨安と實藤がバタバタして受け身になったところをこぼれ球をズドン。

これも去年しばしば見かけたような気が…。

實藤にあたったボールが相手にこぼれてしまったのは運がなかったですが。

その前にしっかりロングボールを対応していれば、その不運はなかったのかなと。

これもなんだかJ1で見たような。

3失点目はセットプレー

相手のボールの質も高かったですが…。

またフリーキックから失点。

フリーキックであっさりやられて失点。これも昨年よく見た気が…。

近代サッカーはフリーキックから得点が生まれることが多いとは言いますが。

だからこそ、しっかりした対応を見たかったんですが。

なんだか、去年の試合を見ているような後半でした。

最初の失点からだいぶ心配になっていましたけど、結局、悪い予感的中。

攻撃面もパッとせず

井原監督が今年のテーマとして「アタッキングサードでの質」を挙げているそうですが。

この日、ビルドアップやゴール前までの入りは良いんですが…。

明らかに横浜より数多く良い形を作っていたと思います。その点は昨年までなかなかないシーンで本当に良かったんですが。

ただ、最後のフィニッシュの精度を欠きました。

前半にチャンスを仕留めていれば、これはまた展開違ったと思うのですが。

また選手が入れ替わり始め、特に石津が抜けてからは攻撃が単調に。

選手のメンツは揃っているだけに、まさか攻撃面で今年も悩まされるのだろうかと思うと、ちょっと深刻な気持ちになってきます。

ポッピはサイドハーフ?相変わらずな城後

この日ポッピはサイドハーフで登場。

井原監督曰く、トップもサイドも出来るということみたいですが。

プレーで目立ったシーンはなかったように思うのですが、「我」は強そうだなと感じました。

それと合わせて、やはり黒子な城後。

守備でも率先して前から守備に走り、攻撃でもスペースを見つけては走り、石津が中に入れば外に広がり。

チームとしては貢献度高いとは思うのですが、せっかく前線でやっているのですから「我」を出してほしいなと。

誰かの黒子のように動くのも悪くはないと思うんですけどね。

とはいえ、「俺に出せ!」オーラをもっと出して欲しい気がします。

補強も充実し、今年は例年になく期待できるかも。

と、思っていましたが、案外課題は去年と変わっていない印象でした。

まだこれからとはいえ、なんとも不安にかられる試合となってしまいました。

今回の勝手な提言

というこでこの日の試合を見たうえでの勝手な提言です。

  • 調子上がらないなら、ウェリントンの起用は見送っても良いのでは(現状の出来なら開幕も外して良いと思う)
  • 冨安のCBはまだ安定感が乏しい気が。成長を期待しつつ、本番での起用は早い
  • 去年から何も変わってない気が。自分たちの「認識の甘さ」への危機感が足らなくないか?

という感じです。

横浜FCとコンディション的な差も結構あったような気がします。

横浜FCの方が動きにキレがあったように感じました。

前日横浜FCは予定を変更して、午後の練習をしなかったという話を解説の水沼さんと実況の方がしていましたがその影響でしょうか。

チーム的に追い込んでいる時期と、そうでない差があったのかなというのはあるんですが。

というか、そう思いたい。

ただ、昨年もそうであって欲しいと思っていたのですが…。

長崎は鹿島に0-2で敗戦。しかし、高木監督は選手を1人しか入れ替えないなど、なかなか実戦を意識した戦いをしていました。

なんだか他チームの仕上がりが早い気がしてならい…。それに比べてアビスパはのんびりしてないか?

と、既に負のスパイラルに巻き取られています。

次の長崎戦はもっと明るい話題がほしいぞ。

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