ニューイヤーカップ横浜戦の大敗から一転大勝した長崎戦。アビスパ福岡には「シンプル」が似合う?

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3失点から一転、大量得点&クリーンシート

横浜FC戦は確かに良い物もあったんですが…。

とはいえ、課題の多さが浮き彫りになった試合だったように思います。

その試合の反省をふまえ長崎戦どういった試合を見せるのか。

内容的には、更に不安を増してしまいそうだったんですが…。

前回の試合から一転、4-0で大勝。

長崎の拙攻にも助けられた感はありますが、狙ったことをミスなく実践できた上での勝利はシーズン前の試合として収穫があったと思います。

そんなニューイヤーカップ第2戦目V・ファーレン長崎戦を振り返ってみたいと思います。

先発陣は大きく入れ替え

前回の横浜FCから大きく先発メンバーを入れ替えてきたアビスパ福岡。

大きく変えたというよりは、中2日の日程であることと、選手層の多さから考えて当初からこの予定だったんでしょう。

個人的に期待したいのはFW松田。

アビスパのU-18とのテストマッチの時に見た「中央に入る推進力」は最近のアビスパにはいなかったタイプ。

特にクロスに対するアプローチが違うように感じています。

中原にしても、城後にしても、ウェリントンはフィジカルがある分、ややファーに構えるタイプ。

金森、平井はフィジカルで勝負が出来ない分、ニアでワンタッチかやや後ろでこぼれ球狙うイメージ。

それと比較して松田はタイミング良くゴール正面に入ってくるところがこれまでにないタイプだと見ています。

このスタイルが活かせるとおもしろい存在だなと思っています。

横浜FC戦で松田がいたら面白かったかもしれない?

どういった試合展開になるかなと思っていたら、開始早々、松田が先制点を上げました。

縦に出たボールを為田がうまく頭で触って、相手と入れ替わったところがクライマックスだったと思います。

ただ、最終的に松田がとったポジショニングは個人的に期待していた形だったと思っています。

為田が抜けた瞬間一直線でゴール前、さらに相手DFの動きをみてDFの裏へ走り抜けた松田。

このスピードでこの位置まで走り込めるFWって最近のアビスパ福岡にいなかったわけです。

大体、この時の邦本の位置くらいに走りこむ事が多かったイメージです。

邦本も松田のだいぶ後ろからこの高さまで来ているので、かなりの距離を走ってきているわけですが。

とはいえ、やはり戻ってくるDFより先手をとって走り込めると圧倒的に有利です。

また、松田の2得点目も坂田が堤のロングフィードから飛び出して折り返しをゴール。

この時もゴール前に素早く入って、一旦外に流れると見せかけうちへ切り返して、ゴール。

横浜FC戦の前半でもこの位置にクロスは入っていたわけで。

ゴール前に走り込める松田がいれば、前半で点を取れたかもしれません。

ビルドアップにも変化が

横浜FC戦ではビルドアップではサイドハーフが中央に絞って下がるパターンが多かったです。

逆にFWは岩下からのロングボールに合わせて、城後は裏を狙ったりウェリントンは前線で張るといった動きでした。

しかし、この日は積極的にFWも低い位置まで下がってボールを受けに来ていました。

松田の最初の得点も、直前の動きに坂田が下坂に入ったボールを受けに下がったところから展開。

サイドに開いていた坂田が、ボールを受けるように下がってきます。

為田は坂田が動いて空いたその裏へ。

ここで、為田が先に動けていたので、入れ替わるだけの余裕が持てたのかなと思います。

この逆の形。サイドハーフが下がって、FWが裏を狙うシーンも試合中多々あり。

こうした「前線での上下の動き」が横浜FC戦とは違っていました。

ビルドアップから崩すような動きは消えましたが。

松田だけでなく、坂田やこの日途中出場したポッピや為田を使うとなると、シンプルに縦でスピード勝負なわけですが。

下手にボール交換するより、相手は嫌なんじゃないかなと思ったり。

石津、邦本のパス交換も面白いですが。

ゴールへ近いところ、空いているスペースをそつなく攻めるのが重要なのかなと。

守備面も改善

横浜FC戦ではウェリントンの守備の動きに不安を覚えたんですが。

この日の松田、坂田に関しては距離感保ちながら積極的に前から守備をしていました。

お互いの距離感も安定していて、長崎のボランチにボールを受けるスペースをつくらせませんでした。

前からの守備は時間の経過と共に落ち着いてきた感もありましたが、全体的にコンパクトに守備が出来たのは前線で安定して守備が出来たからだと思います。

3バックの長崎に対して、前線の2トップがプレスを仕掛けながらボランチがボールを受けようとするとダニルソンがすぐさまチェック。

前半はこの形がガッチリハマっていました。

ダニルソンが途中交代した後も、代わって入った冨安も同じようにしっかりチェックしていました。

ただ、守備に関してよかったなと感じたのは、後半から長崎がやり方を変えてきたことにしっかり対応できたこと。

前半まったくボールを動かせななかった長崎は、後半からウィングバックとボランチのポジションどりを変えてきたように思います。

ウィングバックが高くポジションを設定。

これによって、3バックとの距離が開くのですが、アビスパのサイドハーフを下げさせ空いたスペースにボランチがノーチェックでボールをもらう戦略。

ボールをもったボランチは逆サイド、これまた高く位置をとったウィングバックへサイドチェンジ。

横浜FC戦で最初に失点した時のようなシーンを2,3度作られました。

ちょっと嫌な感じはしたんですが。

サイドハーフがちゃんと前に出て、ボランチへ。

長崎のウィングバックには、アビスパのサイドバックが対応。

サイドハーフが前に出ると、今度はそのスペースに長崎のボランチが侵入するんですが、ここは冨安がよく見れていたような。

FWもちゃんとボランチが下がっている場合はボランチの動きを警戒。

昨年は相手がやり方を変えてくると、対応するのにすごく時間がかかっていたんですが。

場合によってはハーフタイム挟まないと修正不可なぐらいに。

この試合ではチャンスを作られ始めてすぐ対応できていたように思います。

まあ、プレシーズンマッチなので、監督の指示が通りやすいなんてこともあるのかもしれませんが。

とはいえ、こうした「局面での対応」の柔軟性は昨年から大きく改善しているように思えます。

柔軟性が上がったというより、ケースに合わせての動きを予め用意できるくらいに引き出しが増えたのかもしれません。

FWポッピに期待

チーム4点目の城後の押し込みを呼びこむ斜め45度から精度の高いシュートを打ったポッピ。

得点はなかったんですが、フリーランにしてもシュートにしてもレベルが高いと感じました。

最初は邦本の交代で右サイドで入ったんですが。

ポッピ自身、サイドが出来なくはないのだろうけど。

三島が入って、FWにポジションを上げてのプレーを見るとやっぱりFWの選手なのだろうなと。

サイドより明らかに存在感がありました。

後半に入って、長崎に決定的なことをされているわけでもないけど、アビスパもやや攻め込めなくなっていたところ。

ポッピが入ったことで前線の動きが活性化しました。

城後の得点の始まりは、相手のパスミスからのカウンターでした。

ここは、この日ほぼ完璧だったアビスパ福岡のサイドの守備が効いていました。

ポッピも相手DFに対して、フェイントらしいフェイントもなく、一瞬で半身ずらしてシュート。

日本人のFWだと、シュートフェイントで体ひとつずらしてからシュートなイメージなんですが。

半分くらいスッと動かしてシュートコースを開けてしまうのは流石だと感じました。

守備も時間帯は短かったですが、こなしていましたし。

守備からカウンターの切り替えなどのスピードは早いなと。

高さはさほどないですが、松田-ポッピという2トップもありかも。

とはいえ、長崎の拙攻に助けられた面も

完勝だったとはいえ、この日の長崎は前線でのターゲットが不在。

後ろから裏を狙うようなパスもなく、攻撃を活性化できませんでした。

鹿島戦では新外国人、スペイン籍のファンマがターゲットとして頑張っていたとか。

詳しいことはわかりませんが、身長188cmあるターゲットマンのようです。

アビスパ福岡にとっては、横浜FC戦でシンプルに大久保を狙うロングパスから落とされ、繋いでつくられるという場面もありました。

J1より長いボール一本で入れてくることが多くなるであろうJ2。

長いボールの対応にバタつくというシーンは無くしたいところです。

実際、横浜FC戦では失点につながりましたが、長崎戦では相手がロングボールをシンプルに入れて落して繋ぐということをしてきませんでした。

ロングボール一本は今後も気をつけたいところです。

次節鹿島戦でもそういったプレーは少ないでしょうから、横浜戦の失敗わするるべからず。

といったとこではないでしょうか。

ちょっと心配な怪我

この日、ダニルソン、それから神山が負傷交代しました。

試合後の様子を見る限り、重症のようには見えませんでしたが…。

選手層が厚くなったとはいえ、怪我はやはり怖い。

昨年怪我だらけのダニルソンは特に…。

怪我の状況がわかりませんが、なんだかんだまだ調整の段階。

無理はしないで欲しいところです。

気が早いですが、現状の開幕スタメン予想

ニューイヤーカップ2戦を見ただけなので、早計ではあるのですが。

個人的、現状見たところの開幕予想スタメンです。

あんなに外国人補強したのにダニルソンだけになってしまったんですが。

もちろん、ポッピも十分に考えられるんですが。

ただ、プレーの形がやや石津とかぶる気がしているのです。

ポッピはFWでもかなりボールを触りたがるプレーヤーに見えました。

実際、中盤まで下がってボールを触る。そこから走る。というリズムの作り方です。

お互いのプレースタイルの理解の問題でしょうが、そこは石津に主導権握らせた方が良いのかなというのが個人的な印象です。

相手がフレッシュな状態では、最終ラインからのビルドアップの役割も含め、石津の方がまだ信頼度が高いイメージです。

なので、FWの場所としてもそうですが、石津との兼ね合いを考えるとまだジョーカー的な存在なのかなと。

ウェリントンは今のコンディションならベンチすら危ういと見ています。

もっと動けていると、非常に頼りになる存在であるのは間違いないのですが…。

長崎戦の坂田-松田の守備を見ていると、ウェリントンじゃきびしいような。

ジウシーニョもコンディションが上がらないということで。

あと、為田は左サイドハーフでの起用が多いんですが、今の調子なら右も面白いだろうと思っています。

個人的には右のほうが為田はハマる気がすると思っているので。

右で言うと、今日先発の邦本は正直きびしいかなと。

長崎戦もボールロストが多いし、ファールも多い。

自分のプレーと周りがハマると面白いんですが、ハマらないとボトルネックという博打な感じが払拭されないと井原監督も使いづらいのでは。

センターは冨安も良いのですが、ダニルソンが状態を維持できるならダニルソンでしょうか。

長崎戦末吉もすごく動き良かったんですが、三門がやはりファーストチョイスは変わらないのかなという感じです。

最終ラインはまず長短のパスが出せるという意味で、岩下、堤の競争ですが、やはり岩下のほうが引き出しが多い気がします。

もう一人は選び方が残念なのですが、消去法的に濱田が残ったかなと。實藤もありますが、濱田より安定性がないのかなと。

ヒョヌンはどうしたんだろう。という疑問もありますが…。何か事情があるのでしょう。

左は亀川が硬いかなと。

特に石津のような選手を左に置くなら石津を追い越していく選手は必要だと思います。

とはいえ、長崎戦の下坂も良かったので、左サイドは若い世代でぜひ競争して欲しいところ。

右はおそらく最後まで井原監督も悩むのではないでしょうか。

一応、北斗を置いていますが、駒野も十分あり。

ここはコンディション見つつの併用なんじゃないかなとと思っています。

GKは杉山でしょうか。

神山も負けている気は全くしないのですが。

最後はキックの精度の差になるのかなと。

次はニューイヤーカップ最終戦、鹿島アントラーズとの対戦です。

毎年ニューイヤーカップが始まる前から冬にアントラーズと試合するのが恒例になってますが。

この2試合の仕上げのチェックとしては十分すぎる最高の相手。

良い試合を期待したいところです。

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