2017年J2リーグ アビスパ福岡の超個人的な選手評価をしてみる【GK・DF編】

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2017年のアビスパ福岡の選手を個人的に評価してみる

2017年シーズンも終わり、来季に向けて徐々にチームの動きも見えてきていますが…。

井原監督も継続ということで、徐々に2018年シーズンの構想も見えてくると思います。

そこで、今後妄想的な記事を書いていく上でも一旦個人的にアビスパ福岡の各選手の評価をまとめてみたいと思います。

今回は「GK・DF編」です。

ポジティブな評価をしている点は【P】。

ネガティブな評価をしている点は【N】としています。

GK 編

23 杉山 力裕

【P】際どいボール(ハイボールや難しいコースへのシュートや前方への飛び出しなど)へのチャレンジ能力はチーム内でトップ。
【N】とはいえ、ハイボール処理でややミスが多い印象。

チームに馴染めていなかったのか、シーズン序盤はやや不安定なプレーもあった杉山。

徐々に安定してきた矢先に怪我で長期離脱してしまったのはちょっと残念でした。

シーズン前に練習風景を見たときに、GKは山ノ井含め資質的にはほぼ変わりないというのが個人的な印象でした。

ただ、差があるとすれば杉山の際どいボールへのチャレンジする能力が一つ抜けているかなと。具体的な例があるわけじゃないんですが。

あと、山ノ井、兼田と比較して経験の多さは段違い。

心配な点はハイボールの処理でトラブルが起きやすい点でしょうか。これは杉山だけの問題じゃないかもですが。致命的なミスはないものの、ファンブルしたり味方と交錯したりするシーンが多い気もします。この辺はチーム内で解決することもあるかもしれません。

兼田の退団が発表されましたが、それなりに大物が加入しない限り、来季も正GKは杉山でしょうか…。

25 兼田 亜季重

【P】出場機会があればそれなりにやれることが証明できた。
【N】DFの連携、キックの精度を杉山と比較されると厳しかった。

今シーズンの兼田のプレーを見ていると、GKはやはり経験がものをいうポジションだということを実感。

杉山不在の中、しっかり穴を埋めた兼田。Jの舞台ではなかなか出場機会がありませんでしたが、出場時間が伸びることに安定感が増したように思います。

プレー機会があればやれることを証明したと思います。

しかし、杉山と比べるとDFとの連携やキックの精度など総合的に見ると、見劣りしてしまうところがあるのかなと。

キックの精度においては、右サイドでウェリントンが張っているのに、敵しかいない中央にフィードを蹴ってしまうことも。

安定感は増していたものの、杉山にポジション争いで危機感を与えるまでには至らなかったのかなと。

その結果、契約満了での退団という形にはなってしまいましたが…。兼田を必要とするクラブはあるんじゃないかなと思うだけに今後も頑張って欲しいところです。

※神山と山ノ井については、プレーをほとんど見れていないので、評価はなしということで…。

DF編

4 濱田 水輝

【P】フィジカルの水準は高いレベルにあると思う。
【N】スピード、足元、判断の悪さと粗が目立つケースが多い。

年代別代表に選ばれたこともある濱田。時折見せるフィジカルの強さは目を見張るものがありますが、非常にミスが多いのがネック。

特に判断の悪さが目立つことが多く、今シーズンに限らず不可解なマーク外しや、前にでるところで出ず、下がるところで出る。といった状況判断の悪さなどが年々増えていった印象です。

スピードもあるタイプではないだけに、スピードタイプのFWに後手を踏むとあっという間にやられてしまうのもネック。

また、足元の技術も高くなく最終ラインからビルドアップもちょっと厳しい。

今シーズン序盤の水戸ホーリーホック戦で途中交代した試合でほぼ濱田の今シーズンが決したと言っても過言じゃないかもしれません。

ミスが多く濱田の悪いところだけが出た試合だったように思います。

身体的な能力ではいいものがあるだけにもったいないと感じるところもあります。井原体制初年度はセットプレーから濱田のゴールで勝ちを拾うことも多かったです。

ボールの落下地点への入り方(攻撃面に置いて)はすごくうまいと思うんですが…。

ミスから自信をなくしているのかも。と感じることも。

もう一度自分の良さを見直して自信を持ってプレーできれば、活躍できる余地はあると思うだけに契約満了の退団は残念ながら新天地での活躍を期待したいです。

3 駒野 友一

【P】攻撃タイミングの良さと、そこからの精度の高いクロス。
【N】守備時に脆さを見せるようになっているような…。

練習中も淡々と一人でランニングするなど「職人肌」ということがぴったりくる選手じゃないでしょうか。非常に経験豊かな選手なだけに、チームにいてくれるだけで影響力は大きいと思います。

プレーでもウェリントンへ送り続けたクロスの質の高さは間違いなくチームNo.1。往年の運動量はないものの、タイミングの良い上がりは健在で間違いなく今シーズンアビスパ福岡を引っ張った選手です。

攻撃面の貢献度は高かったのですが、今シーズンは個人的には守備の弱さが目立つこともあったかなと。

プレーオフ準決勝の東京ヴェルディ戦でも失点には繋がらなかったものの、安西に突破をゆるすシーンもありましたが、特にフィジカルで勝負をしかけてくる相手への対応が心配かなと。

ベストポジションはサイドバックより、3バックにおけるウィングバックだと思います。

正直、4バックのときの動きはやや疑問なことも。意外とスペースを詰めてないこともあったり…。

5 實藤 友紀

【P】3バック時の攻撃参加。
【N】4バックでのポジションがない…。

CB、SBもこなすユーティリティさが売りですが、そのユーティリティさで攻守に渡って貢献したシーズンだっと思います。

3バック時の後方からの押上げは冨安と並んで、アビスパ福岡の3バックにおいて欠かせないプレーヤーだと思います。

シーズン途中の長期離脱はアビスパ福岡の低迷時期と被るだけに、個人的には「實藤が離脱していなければ」と思わせる選手です。

目立った活躍はないものの、縁の下の力持ちといったところでしょうか。

長所と短所は裏返しといいますが、ユーティリティ能力はたかいものの、4バックでCBを張るのはどこか物足りないと感じるところがネックでしょうか。

そう考えると、ベストポジションは3バックの1角。来季も井原監督が4バックと3バックを使い分けるとなると、課題は4バック。4バックのCBとしてもっと存在感が出せると井原監督もCBのやりくりはだいぶ楽になる気もしますが…。

5 ウォンドゥジェ

【P】選手としての資質は抜群。
【N】ボランチ適正はそこまで高くないのでは…。

韓国期待の若手ということもあって、その資質はピカイチ。2017年シーズンはボランチ出場がメインでしたが、冨安がチームを離れるとなると来季はDF出場が増えるような。

ボランチとしてはフィジカル面では非常に高い能力を見せていましたが、ボールを収めて前線に展開していくという役割においてはそこまで適正が高いようには見えませんでした。

守備的なタイプとしてボランチを続けるのもありかとは思いますが、ボランチとしての危険察知能力もそこまで高くないようにも思います。

デビュー戦では謎な動きをしていましたが、連携は徐々に改善。とはいえ、目の前のスペースを埋めないなどボランチとして役割を放棄するようなシーンもあったりと、この先ボランチで良いかと言われるとやや疑問じゃないかなと思っています。

中盤に適任者が加入するならDFとしての起用のほうが当たりそうな予感も。

14 冨安 健洋

【P】DFとしての高い能力は折り紙付き。
【N】セットプレー時に攻撃参加するも存在感がないのがちょっと心配?

今シーズン間違いなくアビスパ福岡のDFのベストプレーヤー。最終ラインでの存在感、チャンスと見れば前線へ上がる攻撃センス、足元の技術などはJ1でも十分に通用するレベルだと思います。

Jの試合に出たばかりの頃は、今はザスパクサツ群馬へ移籍した阿部巧に逐一ポジショニングを修正させられていたりと、ちょっとおどおどしていた雰囲気もあったんですがあっという間に成長していきました。

あえて注文をつけるなら、攻撃面ではもっとセットプレーで存在感を放ってほしいかなと。

上背もあるので、セットプレーで得点に絡んでも良いと思うのですが…。シーズン序盤はウェリントンと見せかけて冨安に合わせるシーンもあったのですが、いつの間にかその回数は減ってしまいました。

クロスに合わせてヘディングというのが得意なタイプじゃないのかもしれませんが…。攻撃面でも相手の脅威になれれば、闘莉王や中澤、吉田麻也を越えて日本を代表するCBになれる存在だと思います。

守備面で心配するとしたら、恵まれた身体能力でプレーしている感もあって、早熟型じゃないことを祈るばかりです。長くプレーする上でも「頭を使うプレーヤー」になってほしいというのがせつなる願いです。

まだまだ若いのでどんとんチャレンジしてほしい限り。

18 亀川 諒史

【P】運動量の豊富さ。
【N】せっかくの攻撃参加を自ら無にするボールタッチと、キックの精度の悪さ。

駒野同様、ベストポジションはウィングバックだと思います。4バックのサイドバックとしてはプレーの迫力(特に攻撃)が落ちるのが課題かなと。

移籍当時より守備意識が高くなり、逆サイドからのクロスに対してボールウォッチャーになるシーンもかなり減ったように思います。湘南から移籍してきた頃より全体を見てバランスを取る動きも増えたように思います。

守備でも素早い出足でボール奪取するシーンもあったりと、守備の安定感は高まったように思いますし、ほぼフルタイム出場だったことも評価される点だと思います。

しかし、攻撃面に関しては厳しいのかなと…。攻撃参加のために長い距離を走る力は素晴らしいのですが、パスの受け方や左足の精度は相変わらず悪く、左サイドからインサイドへ切り込んでのプレーも精度が低い。攻撃参加するも亀川から決定的な形を作るシーンも少なく…。

対戦相手によっては、ボール奪取のポイントとされているのではと思えるシーンもあったり…(これは亀川だけの問題でもないですが…)。期待が大きかっただけに、失望も大きいかなといった感じです。

J1で興味を示しているチームがあるという報道もありましたが…。攻撃面でのクオリティを見る限り、今の亀川を欲しがるJ1チームあるかな…。というのが正直な印象なのですが…。

シーズン通して守備で計算できる左サイドバックがほしいというチームにはうってつけなのかもしれません。

19 堤 俊輔

【P】安定したロングフィードと、昨年より改善されたポジショニング。
【N】前を向いた相手に簡単に突っ込んでかわされる悪癖とCBとしては物足りないフィジカル。

金髪のせいか、いつまでも20代なイメージがある堤(自分だけ?)そんな堤ももう30歳です。確実にベテランの領域に入っています。

とはいえ、シーズン後半の岩下の離脱の穴を埋める働きは素晴らしかったと思います。むしろラインコントロールにおいては岩下より質が上がったんじゃないかと思っています。

精度の高いロングフィードも健在です。補強次第ですが来季もしかしたら今シーズンより出場機会は増えるんじゃないでしょうか?

ただ、CBとしてはフィジカルの強い外国人選手を任せるには物足りなさも。岩下も対人守備に優れるものの、フィジカルゴリ押しの外国人プレーヤーとフィジカル勝負するタイプじゃないだけに…。CBの補強があればその選手とどれだけ連携を強化できるかも来季のポイントでしょうか。

あとは、ボールを持って正面を向いている相手にまともに向かってかわされるという悪癖を抑えることができれば…。

20 エウレー

【P】キック、足元の技術の高さは期待できそう。
【N】獲得意図、起用の方法など不明な点が多い…。

正直謎なのが、エウレー。怪我もあったため、プレー時間も途中出場の時間を合わせて1試合程度。

何故連れてきたのかもよくわからないというのが第一印象ですが、結局シーズン終わってもどういった起用を想定してやってきたのかはちょっと見えてこないかなと。

駒野のバックアップ(亀川を右に、左をエウレー?)という形なのかなと思いつつも、シーズン終盤の怪我も響いてその真価はわかりませんでした。

ただ、アンダー世代のブラジル代表も経験しているだけあって足元の技術はしっかりしているんだろうなと。

合わせて、セットプレーのキッカーを任されるシーンもありましたが、キックの質も高そうです。ただ、守備はどうなんでしょう。若い選手ですし、ハマれば面白い存在だと思いますが…。

まさかモイゼスのような扱いなのかとも思ったんですが、さすがにそれはないか。

来季もチームには残りそうな雰囲気ですが…。亀川がチームを去ることを前提に呼ばれているとすれば、左SBの有力候補でしょうか。

36 岩下 敬輔

【P】キックの精度の高さと、キャプテンシーとDFとしての経験は大きくチームに貢献。
【N】パスミスや、最終ラインでボールを持ちすぎシーン、激昂しやすい性格と強引にリスキーなプレーを選択しようとする点。

正確なロングフィードと対人守備、味方をフォローしつつ、ここぞと言う場面で飛び出す判断力というのはアビスパ随一だと思います。清水時代には日本代表にも選出されていますし、強豪ガンバ大阪での経験やキャプテンシーなどアビスパ福岡にもたらした恩恵は大きいと思います。

ただ、一方で、最終ラインでのパスミスやボールを持ちすぎるところ。激昂しやすい性格など危うい面も多々あるというのが岩下への印象です。リスキーなプレーを選択することも多く、安定感があるとは言いづらい点がネガティブな評価になるでしょうか。

また、ラインの上げ下げにおいてはルーズさがあるのかなと感じています。

怪我がちなのもちょっと気になるところでしょうか。もともと怪我の治療からなかなかコンディションが上がらないことでガンバを去っている経緯もあります。出場してほしいという思いもありますが、そこは無理もしてほしくないというのもありますが…。

GK、DF、サイドにしても、センターにしても補強は必須

確かにJ1最小失点というのは結果としては評価されるべきだとは思いますが…。

J1を目指すというなら、GKはもう一回りスケールの大きな選手を獲得を目指してもよいのではないでしょうか。

ただ、DF陣に離脱が多そうなチーム事情を考えると現状維持というのが現実的な判断かもしれません。

兼田が契約満了でチームを去ることが決まっていますが、山ノ井をセカンドにするという考えもあるかもしれません。

DFでは冨安はほぼチームを去ることが確定?しているようですし、亀川もチームを去るとなればセンターバックもサイドバックも補強は必須かと。

右サイドも年齢的に駒野に頼り切りで良いのかということもあるでしょう。

駒野にしても、亀川にしてもサイドでボールを受けるところまでは行きますが、そこからのドリブルでのカットインは正直期待できるレベルではないのかなと。

それでは攻撃のバリエーションに乏しいと考えるなら、エウレーが期待されることも見えてくるような気もしますが…。

攻撃の改善が課題という報道が多いようですが、DFの状況を考えればもう一度守備から攻撃へ移る形(ポジティブ・チェンジ)を含めて再度、守備から構築することを考えていかなければならない状況だと思います。

プレーオフ決勝の名古屋戦の守備に「合格」という一定の評価を与えた井原監督ですが、ある程度前からの守備で相手にプレスをかけてボールを奪うことを想定するならコンパクトな陣形で守れるラインコントロールをもっと徹底する必要もあるでしょう。

その場合、4バックなのか3バックなのか。4バックでも変則的な3バックの陣形を取ることもあります。その井原監督の戦術を理解できるインテリジェンスの高いタイプのDFがほしいなと思うところでもありますが…。

※残念がら、下坂と中村北斗は今季全然プレーを見れていませんので…。割愛です。

補強するとしたら

他のチームの選手をそこまで詳しく知らないのですが…。

フロンターレ川崎を契約満了した井川祐輔なんかは面白いと思うのですが…。一応、トライアウトも受けてましたね。

ポスト「宮本恒靖」と呼ばれたこともある選手ですが、ただでさえ平均年齢が高いアビスパ福岡。年齢が35歳は厳しいか…。全然気にしないのであれば…。

一緒にトライアウトに参加していた坂井達弥はどうですかね…。福岡県出身の選手です。

井原監督はCBにも積極的な攻撃力を求めているようにも思うんですが。坂井のサイズがあって左利きで精度の高いフィードを蹴れるという素材は面白いと思います。

鳥栖から大分にレンタルされていましたがどちらのチームからも契約延長の話はなかったことや、身長の割に線の細い感じがするのは気になるところです。これまでも所属チームでレギュラーを取ったことは殆ど無いんですよね。

東福岡時代はキャプテンの経歴を持っていますが…。メンタル的に「自分絶対優位」な環境じゃないと力を発揮できないタイプでしょうか。

しかし、アギーレ時代にフル代表に「サプライズ」招集されたキャリアを持ちます。その資質の高さは期待しても良い気がしています。

サイドバックだと、ガンバ大阪を契約満了となった嫁阪翔太とか面白いんじゃないかと。21歳と若くポリバレントに優れた選手とのことなので貴重なプレーヤーだと思うんですが、ちょっと怪我がちなところが心配でしょうか…。

ボランチ、センターバック、サイドバックをこなすとのことですが、逆に言うと器用貧乏なのか…?嫁阪もライアウトに参加しています。

これまでの選手の獲得において、どれほど井原監督の意図が反映しているかわかりませんが、駒野にしても山瀬にしても「そろそろ限界か」と思われたベテランにチャンスを与えたり。山瀬においてはセンターハーフをやらせるというのはなかなか思い切った策だったと思いますが、結果ハマってましたし。

冨安のような素質のある若い選手を育てることにおいても名伯楽とは言いませんが、そこそこ上手な気がしています。

残念がらチームを去りましたが、キャンプ中ことあることに邦本に声をかけていた姿をみていると、今の若い選手には良き指導者なんじゃないのかなと思ったりもします。

もちろん、全てが上手く行っているわけじゃないと思いますが…(アンダー代表経験のある濱田などは井原監督の元で伸びると思っていたんですけどね…。)。

坂井は面白いことになったりしないかなと思っているんですが…。

年末の時期にかけて様々な情報がでてくるとは思いますので、そのへんは別途記事を書いてみようと思います。

FW編・MF編もおいおい書ければ…。

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