5失点大敗ながら、アビスパに感じる充実度?ニューイヤーカップジェフ千葉戦の敗戦を考える

スポンサーリンク

5 − 1 の敗戦を冷静に考えてみますか・・・

さて、キャンプ中それも中 1 日で試合をするというスケジュールな New Year Cup ジェフユナイテッド市原・千葉戦。

アビスパ福岡としてはスケジュールがきついところ。

前回途中出場のメンバーも試合後普通にハーフの練習試合やってましたから。

体力的には結構しんどい感じではないでしょうか。

さて、そんな状況での 5 – 1 の敗戦。

ほぼサブ構成といってもいい先発メンバー。

大量失点の言い訳の材料はたくさんあるんですが。

どんな状況でも、スポーツは勝ち負けがはっきりついてしまいます。

プロとしてやっている以上、キャンプだろうが、プレシーズンだろうが「勝ちへのアプローチ」を放棄していい試合はないと思います。

放棄してしまっては、負けてしまったとしても、「次勝つため」の糧を得るヒントも捨ててしまいます。

井原監督も「J1 に昇格にして天狗になっていた」。

と、コメントしましたがその真意とはどこにあるんでしょうか?

【記事紹介】
14試合無敗からの連敗……アビスパ井原監督は「天狗になっていた」

この試合でみえる「次勝つための材料」はあったのか、見て行きたいと思います。

ターゲットマン不在。さて、どうする

この日のスターティングメンバーはこちら。

2016newyear2-avispa-form

アントラーズ戦に先発したメンバーはほとんど外れました。

これは、正直2軍と言っても良いかもしれません。

また、アビスパの攻撃の多くを占める「ロングボール」。

この試合、ウェリントンはベンチ、中原貴之はベンチ入りもしてません。

つまりポストプレイヤーがいません。

ロングボールのターゲットが不在です。

そんな状況で、2トップを置いてきました。

平井と、邦本のコンビ。。

守備は4バック。

サイドバックには阿部と、三島。

中央に堤、田村。

中盤は中央に鈴木惇と末吉。

左サイドに為田と、坂田。

FW の 2人は前回の試合では、出番少なかったですからアピールできると良いですが・・・。

ターゲットマンが不在の中、どういったビルドアップを見せるか楽しみです。

ちなみに対戦相手のジェフは・・・

ニュースにもなっていましたが、ジェフは多くの選手が入れ替わりました。

【関連記事紹介】
約500万円で19人補強、千葉・高橋GM「整理しないと先にいけない」

アビスパサポーターとしても「大丈夫か?」といった様子だったんですが・・・。

この試合も多くの選手が「新加入選手」。

2016newyear-antlers-jef

完全にチームをゼロから作りなおしている状況と見てよいでしょう。

主力がほぼ不在の先発メンバーとはいえ・・・。

そこそこ面白い試合ができるんじゃないかなと、最初は思っていました。

J1 も先発 11人だけが戦うわけじゃないですからね。

全体でレベルアップしていかないとですね。

高い位置からのチェイシング

鹿島アントラーズ戦では、自陣でブロックを作っていたアビスパ福岡。

ハーフウェイラインを越えてこない相手にはチェックに行きませんでした。

しかし、この日は開始早々、平井、邦本が比較的高い位置からチェック。

avispa-press

相手陣地でも積極的にチェックに行っています。

攻撃はそれでもロングボール頼み?

攻撃に関しては、ターゲットマン不在のアビスパ。

どうビルドアップしていくのだろう?

というのは興味あったんですが・・・。

やっぱりロングボール、なのでしょうか。

平井、邦本の裏へ単純にボールを放り込む形だったんですが。

坂田の裏への意識

これが決まっていれば、もしかしたら状況はもっと変わっていたかもしれません。

前半始まってすぐ。

阿部から相手の DF ラインの裏に走りこんだ坂田へスルーパス。

非常に良い形だったんですが、坂田がボールに触ることができず。

sakata-line_optimized

これ足元収めて、ゴールしていればその後の状況も大きく変わったと思います。

このあともまあ、ビルドアップも形にはなっていたので、悪くはなかったと思うんですが・・・。

サイドで止まる事多かったですかね・・・。

ゴールキックの処理から失点

相手のゴールキックを、堤がヘディングで競ったあと。

avispa-loss-1

末吉が競るものの、こぼれたボールがジェフ側へ。

この時、堤は横を歩いています。

ゴールキックで競り合ってその後動きがない状況。

最終ラインには、三島、田村、阿部が中央に寄せている形です。

相手にボールが渡って、中央に絞っていた阿部が飛び出した結果、スペースにパス。

loose-1_0-160_optimized

このへんから、ジェフの攻撃陣に置いて行かれてます。

サイドにパスを出した選手にチェックしようとして中央まで走ってきた三島も効果的な動きはできず。

外へ開いた選手の対応に向かった田村。

田村は逆サイド側のセンターバックではありますが、ここまでチェックに。

この時点でセンターバックが中央に不在。

DF ラインが完全に分断。

誰が悪いというよりは、後手後手になった対応の結果としての失点といった感じです。

やはり体が重いかなー。

広島式ビルドアップ?

この日しばしば見られたビルドアップの形で気になるシーンが。

鈴木惇が最終ラインに含まれるでボールを受けるシーン。

田村と、堤の間に鈴木惇が入って GK からボールを受け、そこから試合を展開。

avispa-buildup

更に阿部、為田がサイドでボールを保持した時。

最終的に最終ラインまでボールを下げるんですが、その時ボールを受けたのも鈴木惇。

4 バックながら、ボランチがビルドアップ時に最終ラインに吸収されて、3 バックのような状態。

ボールの展開によっては、堤や田村がサイドに大きく開く。

これはサンフレッチェ広島が採用しているビルドアップの形に似ているような・・・。

昨年、鈴木惇はもっと左サイド高い位置に入って、攻撃の軸になっていたのですが、この日は最終ラインの近い位置でプレーしていました。

これも何か新しい試みなんでしょうか。

2失点目も体が重い・・・?

これは、阿倍にはもっとタイトにチェックして欲しかったですが・・・。

センターバックの二人の戻りも遅かったでしょうか。

loose-2_82-244_optimized

やっぱり動き悪いですかね。

攻撃は裏一辺倒?

ビルドアップは最終ラインから構築しようとはしているんですが、サイドにボールが入ってもそこから良い形ができず。

どうしてもボールが後ろに下がって、そこから平井、邦本の裏へのロングボール。

という形。

サイドバックは結構高めにポジション取るんですが、中盤を追い越す動きもサイドの選手が中央に切り込むシーンも少ない。

このへんも動きが悪い感じかなあと。

3 失点目は PK

この PK も田村の動きが重そう。足止まってますね。

loose-3_0-110_optimized

見てる側としては、怪我するんじゃないかと心配になります。

後半終わっても、選手交代はほとんどなし

体が重い選手が多かったので、前半で交代する選手も多いのかなと思ったんですが、そうではなく。

そのまま後半に入ってきました。

これは、詰めるなー。

この試合の責任をとれということでしょうか。

4失点目も、ほとんどノーチェック

4失点目は長いスルーパスを通されて、失点。

水戸ホーリーホックから移籍してきた吉田がゴール。

吉田は水戸ホーリーホック時代からいい動きしてましたが、ジェフでも活躍しそうですね。

で、アビスパの守備ですが、このスルーパスの出し手に対して全くチェックできず。

loose-4_0-165_optimized

何度もいいますが、体が重い。

競り合うというより、とりあえずサッカーやってるという感じです。

やる気が無いという訳ではないですがキツそうですね。

ようやく一矢報いた為田の1点

アビスパのこの日の唯一の得点。

tameda-goal_60-185_optimized

鹿島アントラーズ戦を見ていて、為田はフィットするのに時間かかるかなー。

という心配をしていたんですが、ようやく内側に切れ込んでのプレーが見れました。

鹿島戦やその後の練習試合でもサイドで効果的な動きができていなかったので、中に入って得点とれたのは良かったと思います。

為田の形が徐々に出てきていると思います。

城後もボランチ?

城後が鈴木惇と代わって入るんですが、そのままボランチでプレー。

役割も同じで、ビルドアップ時は DF ラインとバランスをとりながらのポジション。

鹿島との練習試合では邦本もボランチでプレーしていましたが、井原監督はこの辺どう考えているのでしょうか。

とりあえず出すためにやっているのか。

それとも何か考えがあるんでしょうか。

城後にも鈴木惇と同じプレーを指示しているようなので、何か考えがあるんだと思うんですが・・・。

5失点目も・・・

5失点目もプレスが甘いというか。

入ったばかりの城後も DF ラインと ボランチの間のスペースに簡単にボールを入れられてしまうんですが、全然相手を追いかけません。

無理せず。

という感じが伝わってきます。

loose-5_0-184_optimized

DF 人も相手のドリブルになんとか食らいついてはいますが・・・。

シュート後のこぼれ球には誰も反応できず。

5失点目。

5失点したものの

今回のニューイヤーカップ 2戦目(練習試合を入れて3試合目)ですが、感じるのはボランチの仕事の再設定。

というが強く感じられます。

ダニルソンが加入しますが、ビルドアップの仕方などを含めて、新しいやり方を模索しているようにも思います。

おそらく理想の形があるとは思うんですが、今はそのための模索というのがあるように思います。

今回見せた「広島式」とも思えるビルドアップは今後研ぎ澄まされていくのでしょうか。

少なくとも次のレベルを見据えてのことだと思います。

また守備の仕方というのもちょっと変わってきているような。

鹿島戦では、昨年の戦術を踏襲した戦い方でした。

昨シーズンも 4バックを試したアビスパですが、この日の4バックの時の守り方もちょっと違うのかなと。

特にサイドのプレーヤーが積極的に最終ラインまで戻って守備をするというような場面が見られません。

サイドのプレイヤーの体が重いというのもあると思いますが、サイドバックに守備の強さが求められているのかなと。

あとは、結構肉体的にも、精神的にも今は詰めているのかなと感じます。

肉体的に追い込んでいる中で試合をして負けたら

天狗になっている」。

というのは、選手からすれば厳しい言葉だなと。

逆に、井原監督が今は選手の基礎的な体力やメンタル部分を引き締めている時期なのかなと。

この試合を見ていてそう感じました。

この日の試合は、昨シーズン出場機会が少なかった選手が多いわけですが、「もっと激しく来ないと競争に勝てないぞ」。

レギュラーメンバーを含め、そういう井原監督からの「激」だったのかもしれません。

今回の試合で「新生アビスパ」の姿はまだ想像できませんが・・・。

結果を求める必要は無い試合ではありますが、厳しい良いキャンプを送っているんじゃないかなというのは感じはしました。

昨年もNew Year Cup を観戦に行ったんですが、雰囲気は確実に今年のほうが良いですからね。

さて、また日をおかずしてロアッソ熊本戦がやってきますが、そこではレギュラークラスでの試合となりそうです。

新しい試みを見せてくれることを期待したいところです。

贅沢をいえば、良い形で勝ちを見せてくれると気分良く過ごせるんですが・・・。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク