J1 通算 300 ゴールの同点弾と逆転劇に「アビスパ福岡にとって城後は特別な存在なんだな」と改めて実感した 2nd ステージ初勝利

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とりあえずは勝利を喜びたい

前回すっかりJリーグYBCルヴァンカップ(旧:Jリーグヤマザキナビスコカップ)と勘違いしていた 7月13日 Jリーグ 2nd ステージ第 3 節アビスパ福岡 vs FC 東京。

久しぶりにアビスパ福岡の勝利ということで、まずは勝利を素直に喜びたい。

ただ、ですね。

勝ったことは良かったんですけどね。

今日の内容だと次節以降かなりしんどいなーというのが、正直なところです。

毎回 GK が神がかった活躍をしないと勝てなくなります・・・。

とはいったものの、この数年アビスパは神山の「神セーブ」と中村航輔の活躍に何度も救われてきましたからね・・・。

ある意味これが、持ち味だったりするんでしょうか。

そう考えると久しぶりにアビスパらしい戦いだったのかもしれないなと。

そんな 2nd ステージ第 3 節アビスパ福岡 vs FC 東京戦を振り返ってみたいと思います。

ついに「ナビスコカップ方式」導入へ

先発メンバーを見た時についに来たと。そう思いました。

中 3 日の影響もあるのか。

この悪い流れを断ち切りたいという思いなのか。

平井、金森、邦本を先発で同時起用した「ナビスコカップ方式」を井原監督がリーグ戦でついに導入してきました。

祝!ナビスコカップ決勝トーナメント進出。結果以上に大きな収穫を得たナビスコカップに残留の希望あり?
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一応、皆さんご存知だとは思うんですが。

ナビスコカップ(正式名称、Jリーグヤマザキナビスコカップ)は、冠スポンサーだった「ヤマザキナビスコ」が「ナビスコ」のブランドライセンスを終了して「ヤマザキビスケット」になるためにそれに合わせて名称変更することになったそうです。

で、いつから「JリーグYBCルヴァンカップ」になるかというと、今回の 2016 年の第 24 回のノックアウトステージからこの名称を使用するそうです。

ちなみに、YBC は「ヤマザキビスケット」の略で「ルヴァン」はリッツに変わる新しいクラッカーの商品名なんだそうです。

ということで、予選リーグ戦についての表現は従来のJリーグヤマザキナビスコカップの略称「ナビスコカップ」で行きたいと思います。

で、この個人的に勝手に名づけている「ナビスコカップ方式」というのは、ナビスコカップのリーグ戦にて導入された

  • ウェリントンを起用しない
  • 城後も起用しない
  • 平井、金森、邦本のパス交換で攻める
  • 4 – 4 – 2

のことです。

特にノックアウトステージ進出を決めたアルビレックス新潟戦を強くイメージしています。

補足ですが、ウェリントンも城後も必要ないと言っているわけじゃないです。

ただ、このやり方で点を取れていたので、こういった方向性でゲームを組み立てられないのか?

というのが、個人的に思っていたところでした。

できれば、甲府戦から使って欲しかったなというのが希望でしたが・・・。

ナビスコカップの戦い方で戦って欲しかったけど。甲府戦でみた井原監督の選択。
これが井原監督の「ベストメンバー」というなら・・・ 降格争いの「山場」。ヴァンフォーレ甲府戦。 混戦になっている下位争いにおいて...

アビスパ福岡のフォーメーション

20162ndsec3-avispa

2nd ステージに入ってから、3 バックが続いていたアビスパ福岡ですが、この試合は4 バック。

フォーメーションに関しては、今後も対戦するチームによって変わることはありそうです。

ただ、驚いたのは冨安。

ダニルソンは欠場だろうと思っていたものの。

末吉が出てくるとばかり思っていので、これはびっくり。

さらに GK が神山。

ボムヨンも下げてくるとは思っていなかったので、これも意外。

しかし、結果としてはこれが功を奏したわけですが。

試合は FC 東京ペース

オープニングシュートを放ったのは、三門。

mikado-shoot

あわやという感もあったんですが、惜しくも外れました。

と、幸先の良い形で試合に入れたと思ったんですが・・・。

ちょうどこの直前のシーン。左サイドで金森、邦本、平井が近い位置でプレー。

avi-buildup

この 3 人が、上手く連動すると面白いことが起きそうだなと期待していたんですが・・・。

徐々に、FC 東京のカウンターにハマり始めます。

例えば、13分ごろのシーン。

そんなに深くないところで相手にカットされてカウンター。

fctokyo-counter

冨安もちょっとヤマを張ったような守備で中央を空けてしまいます。

これと並行するような形でアビスパのビルドアップも、サイドで展開してもあまり良い展開が作れずといった流れに。

左サイドを攻略しようとするシーンはなんどか前半あったんですが、FC 東京が簡単には通してくれません。

とはいえ、前半 25 分過ぎまでなんとか守っていました。

気になるバイタルのところも、中盤と最終ラインでポッカリ空くということもなく。

ただ、25分過ぎぐらい。

ネイサン・バーンズがポストプーレーで粘ったところ。

後ろから選手が飛び出してきて、その選手を最終ラインがチェックした時に、下がり気味に待っていたムリキがフリーに。

fc-tokyo-post

このあと、フリーのムリキが逆サイドへパス。

これが通って危ないシーンを迎えます。

fctokyo-atack

個人的にはこのプレーがなんとなく、FC 東京にヒントを与えたんじゃなかろうかと・・・。

徐々に FC 東京がボールを回せるようになってくると、33分過ぎにもネイサン・バーンズがやや下がり気味でのポストプレーから左サイドを突破されてクロスを上げられます。

さらに、そのあとクロスバー直撃のミドル。

と、嫌な流れになってきます。

そして、まず最初の危なかったシーン。

kamiyama-save1

前節対戦した時の FC 東京 戦では途中出場だったムリキ。

そのときから、ポジショニングや、最後のフィニッシュへのアプローチが独特の間合いがあって、非常に怖いイメージが・・・。

やっぱり、すごくポジショニングが上手いです。

このシーンではパスが裏に抜ける前は、ずっと最終ラインに対して裏へ抜けようとするアプローチを取ってるんですが。

fc-tokyo-pass

最後の折り返すを受けるときギリギリまで最終ライン付近で競るんですが、最後にスッと下がってフリーでシュート。

アビスパの DF 陣が動きを捕まえきれません。

このムリキは自由にさせたくないところですが・・・。

本当に勝点 3 がほしいのか!?

ここから、FC 東京にエンジンがかかります。

ネイサン・バーンズのターンからのシュート。

fctokyo-atack

このプレーの前に上手くネイサン・バーンズのポストプレーから良い形を作られていたので、キム・ヒョヌンの頭の中にそのイメージがあったんじゃないかなと。

縦に切れ込んでくるとは思ってなかったような対応にも見えましたが・・・。

なぜマンツーマンで、マークを諦める

で、もうこの日は絶対勝てないと思ったのが、このシーン。

「本当に 勝点 3 がほしいのか!?」

は、解説の久永さんの言葉ですが。

fctokyo-atack3

濱田がマンツーマンで、あっさり森重のマークを外してしまいます。

マンツーマンなので、マークの外れた森重はフリーでヘディング。

よくまあ、点が入らなかったなと。

濱田は、浦和戦でもあっさり那須のマークを外して失点に絡んでいるわけですが・・・。

アビスパ全体が受け身になりつつあった時間で、このプレーは流石に「今日もダメか・・・」と思わせるには十分でした・・・。

まさか、このミス 2 度やらかすとは・・・。

本当にここは、戦う姿勢を見せて欲しいところ。

チーム内でも厳しく指摘しあって欲しいところです。

とはいえ、なんとか前半 0 – 0 でしのいだアビスパ福岡だったんですが・・・。

三門が交代

後半スタートのタイミングで三門が末吉と交代。最初は冨安かと思ったんですが、なんと三門。

解説の久永さんはコンディション面の関係と説明したものの、その後ベンチに姿がなかったという話もあり、状態が気になるところです。

重症でないことを祈るばかりです。

と、前半からの流れもあり、やや不穏な形で始まった後半。

巻き返しを期待したかったんですが・・・。

押し込まれていた前半終了間際と違って、アビスパが攻撃に転じた感もあり。

攻撃の意識を高めてきたのかなと、思った矢先。

fctokyo-atack4

橋本もラインギリギリで上手く待ってましたし、ネイサン・バーンズもよく出したなと。

これはヤラれた感が強いゴールだったんですが。

流れから言っても非常に良くない失点。

今日もダメか・・・と、半ば諦めかけていたんですが。

なんだかんだ、城後のチーム

前回の記事で「脱城後」ということに触れたんですが。

「意味がわからん!」

的なご指摘も受けたのですが、言いたかったことは実はこういうところで。

城後がアビスパにとって重要な選手というのは誰が見てもそう見えると思います。

ただ、城後を超えるか、城後の地位を狙うような選手が出て来ないとアビスパは強くならないと思っています。

城後自身が試合中にどんどん選手を鼓舞するタイプでもないので、外か見ていると城後のキャプテンシーはよくわかりません。

しかし、アビスパの選手の記事などを見ると、キャプテンは城後しかいないというコメントを見かけたりします。

選手間での信頼も厚いのだと思います。それはそれで良いことだと思います。

とはいえ、もっと試合中に味方を鼓舞し、戦況を冷静に見極めるインテリジェンスとハートを持った選手に出てきてほしい。

この試合のゴールでも非常に厳しい状態から、起死回生の一撃。

さらにアビスパ福岡の J1 通算 300 ゴール目というメモリアルなおまけ付き。

こういったところに巡りあうものを持っているのがやっぱり城後なんだなと思います。

ただ個人的には、こういった状況で邦本や金森、亀川あたりが堂々としたゴールで奪ったりしてくれると、また違うアビスパ福岡の未来像が描けたりするのかなと。

それってチームとしてすごく大事な気がするんですよね。

そういった意味でいつまでも「城後」のチームであってもダメだと思うので、「脱城後」というのはアビスパ福岡の強くなるうえでの課題ではないだろうかと。

そんなことを考えつつも、この日の城後のゴールは間違いなく、勝利への希望を見出す一撃でした。

jogo-goal

あと、付け加えるのなら、1 失点してアビスパの攻撃に火がつきましたが、この火のついた感じの半分で良いのでもうちょっと速いタイミングでこの闘争心が ON しないですかね。

であれば、前半もうちょっと攻め込めたんじゃない?と思うのは贅沢でしょうか。

アビスパの悪い癖?

このあと、また FC 東京に攻め込まれるシーンが続くのですが、以前から非常に気になるシーンが再び。

平山のヘディングシュートをまたも、神山がキャッチ。

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これまた神山サマサマな状況なんですが。

アビスパというか、中村北斗というか。

ファーへのクロスに対して外側から侵入してくる選手を見失うのはどうにかならないものか。

このシュートも外へ開いた平山が中村北斗の背後にポジショニング。

中村北斗はこの時点で、外をちらっと確認するんですが、平山の存在に気がついたのか?

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後ろから前に入られ、あっさりヘディングシュートを許してしまいます。

似たようなシーンは以前から繰り返されているので、そろそろ改善策を投じたいところです・・・。

ウェリントンの存在

後半途中から出場したウェリントン。

今回の「ナビスコカップ式」の布陣においてウェリントンを配置するのが難しいのは、「流動性」に欠けてしまうため。

この日の試合もウェリントンが入ってから、前線の流動性がなくなってしまいました。

とはいえ、決勝点はウェリントンあってこそ。

せめて、ウェリントンが今日の対戦相手だったネイサン・バーンズくらい動いてくれると良いのですが・・・。

次節のどういった器用になるのか、このまま途中出場という形で使ってくるでしょうか?

個人的には、次節のガンバ大阪戦は先発させてくるような気がしています。

おそらく、まともにビルドアップさせてもらえそうにないので。

ウェリントンの高さに頼るんじゃなかろうかと・・・。

改めて決勝ゴールシーン

ロスタイム、劇的な逆転弾は濱田。

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前半のマンツーマンで、マークをあっさり離すという失態がどうしても納得いきませんが・・・。

値千金ということで。差し引きゼロでしょうか。

あとこのゴールは完全に会場が一体となって押し込んだといって良いくらい、気持ちがこもってました。

ホームの雰囲気が押し込んだ一撃と言えるんじゃないでしょうか。

もう勝つしかないので

この勝利で年間順位が変わるわけではありません。

厳しい状況に変わりはありません。

次節ガンバ大阪戦も強豪ですが、なんとしてでも勝点を獲りたいところ。

厳しい試合になるとは思いますが、まさに「パルティード・ア・パルティード」。

一試合一試合勝点取ってくしかないです。

しかし、FC 東京線ではなんとか勝てましたが、相手にこれだけ決定機を作られると、次は確実に負けてしまいます。

この試合をしっかり反省しつつ。

中 3 日で厳しい戦いとなりますが、万全の体制で試合に臨めることを祈っております。

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コメント

  1. タカ派(野球) より:

    押忍!
    この試合、現場で見ました!押忍!

    なんというか、ある種の懐かしさすら覚えました!押忍!

    なんか、アビスパのGKはセービングで攻撃に勢いをつけるという作用でもあるんでしょうか。特殊能力:ビッグセーブ◎、逆襲◎……とか(笑)そういう意味では今でも動きの薄いボムヨンはウチのサッカーにイマイチ溶け込めていないのかもしれませんね。

    ガンバ戦も終わってしまった後ですが、選手はみんなハードワークしてるだけでなく、戦っている姿が見え始めました。球際に強く当たれるようになりました。それもこれも横浜FM戦での3-0の結果から来ているのかもしれませんね。この状態がキープできるのであれば決して高い勉強料ではなかったと思えます。

    と、そう思えるためにも!
    次の 鳥 栖 、そして仙台のホームでの残留争いライバルとの戦いは大変重要……いや、負ければその場で今季が終戦になるほどのホーム連戦となります。気張っていきましょう!押忍!