【第 8 節】ガンバ大阪戦。4試合連続無得点中のアビスパ福岡。攻撃力不足を解消する一手を考えてみる。

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井原監督の手腕が試されるとき?

公式戦 3 試合無得点が続くアビスパ福岡。

この試合も無得点となると、4試合連続で無得点。

さらに4月に入ってまだ、1 点もとれていないと事態に。

攻撃面において何が知らかの改善を試みたいところですが・・・。

相手はこのところ調子を落としているとはいえ、強豪ガンバ大阪。

完全に格上の存在ではありますが、強豪だろうがなんだろうが、勝たないことには先が無いわけですから。

どんな試合であっても勝ちが欲しいところです。

ナビスコカップでは、邦本、冨安といったところが良い動きを見せていましたが・・・。

レギュラー陣にも刺激になったと思っていたのですが・・・。

100歩譲って、今のガンバ大阪の調子なら引き分け取って欲しかったですが・・・。

結果は 0 – 1 の敗戦。

うーん。これまでの試合と全く同じ展開。

守備で頑張るも、相手の「キープレイヤー」の一撃で沈む。

ここを何とかしないことには、この先厳しいですが・・・。

そんな J1 第 8 節 ガンバ大阪戦を振り返ってみたいと思います。

スターティングメンバー

20160424-avispa-form

フォーメーションはいつもの 3 – 5 -2 です。

ナビスコカップからの変更点は攻撃陣が総入れ替え&中央の濱田と、堤を入れ替えてきました。

やはり、現状センターバックの中央は、濱田より堤のほうが井原監督の中では序列が上のようです。

ダニルソンも調子が上がってきているようですね。

名古屋戦の中止で一周飛ばしてますから、疲れの面ではリフレッシュ出来ているかも。

攻撃陣に関しては、ウェリントン頼みではない新しい攻撃の可能性を感じることができると良いのですが・・・。

ガンバ大阪の方は、宇佐美がベンチスタート。

このところパフォーマンスが落ちているようなので、そういった配慮もあるかもしれません。

ただ、宇佐美がベンチスタートと聞いて、正直、この日の試合展開が脳裏をよぎりました。

守備で粘るものの、途中出場の宇佐美に一撃を決められるなんてことにならないよな・・・。

と、思ってしまったら全くそのとおりに。

嫌な予感が的中してしまいました。

しかし、これはまったくの直感というわけでもなく・・・。

ナビスコカップのベガルタ仙台戦でも後半相手の主力級が出てくると、後手に回るシーンが。

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運動量の落ちる時間帯にフレッシュで良いプレーヤーが出てきたときの対応が気になっていたので・・・。

心配したんですが、全く嬉しくない予想的中・・・。

課題の攻撃面に工夫はあったのか?

あった、なかったで言えば、あったと思います。

序盤は、ウェリントンに当てに行く場面もあったんですが、さすがにガンバも 2 人で対応してきました。

警戒されて当然なのですが。

とはいえ、アビスパも単純にウェリントンに当てに行き過ぎたかなーと。

例えば、實藤が中央に放り込んだシーン。

wellington-position

相手のゴール前にはウェリントンが一人だったんですが。

ボールを入れてしまいます。

さすがにゴール前で孤立している状態でボールを送られても、ウェリントンもどうしようもありません。

また、グラウンダーにしても。

wellington-position2

金森が前線に出て、ウェリントンが下がってもらうシーン。

ここでも、ちゃっかりガンバの DF 陣に狙われます。

後ろからダニルソンが上がってフォローしたんですが、対応されてボールを失います。

この日ガンバにはしっかりウェリントン対策を取られてしまいました。

城後、金森を前線に

こうした状況でアビスパが取った策は金森、城後が前線にポジションをとって、ウェリントンを下り目で使う。

という作戦でした。

ギャップを作れたらよかったんですが、ガンバ大阪の DF 陣にそういった隙はありませんでした。

ビルドアップもロングボールではなく、ショートパスを使う事になるんですが・・・。

あまりよい形はできなかったですね・・・。

サイドにボールを展開してもボールが行き詰まって、結局長めのボールを蹴ることに。

もっと、相手陣地の高い位置、それも中央でボールを受けて捌けるプレーヤーが居ると良いなと感じました。

金森も、城後も、ウェリントンもそういったプレーヤーではないんですよね。

アビスパの攻撃に足りないものとは?

一言で言うと、「アイディア」でしょうか。

ウェリントンにしても、城後にしても、金森にしても、亀川にしても、為田にしても。

今、アビスパで攻撃に絡む選手たちは、どちらかというと「ボールを受ける」選手のように思います。

良い形でボールを受けることで力が発揮できるタイプと言えるでしょうか。

アイディアのあるパサータイプのプレイヤーがいると、もっと違う攻めができるんじゃないかなと。

それも「アイディア」の面を含め「質の高いパス」を出してくれるような選手ですね。

それを強く感じたのがこのシーン。

後半 64 分くらいのプレー。

ダニルソンがこぼれ球を拾って、ゴール前に入るのですが。

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おそらく、自らミドルシュートに行く意識が強かったのか。

もたついてしまった結果、相手に奪われてカウンターを受けてしまったシーン。

この時、視野の広いパサータイプの選手がいたら展開は違っていたんじゃないか?

と、思いました。

素早く城後にスルーパスをおくったり。

金森とのワンツーを仕掛けたり。

逆サイドの亀川に出せたりしたんじゃないかと。

例えば、為田でいえば、トリニータ時代には兵働という視野の広いボランチがいました。

そうしたボールを供給してくれる選手がいたから活きた面あったと思うんですよね。

パサータイプ。日本人には多いという話を聞いた気もしますが、実際そうそう居るタイプの選手じゃないですよね。

しかし、アビスパには邦本という十分にパサーとしての素質ある選手がいます。

邦本を今のチームで活かすためには?

とりあえずの問題として、「じゃあポジションはどうするの?」という問題が出てきます。

出るとするなら、金森、城後の「シャドー」の位置での起用でしょうか。

しかし、城後、金森の豊富な運動量に、金森のドリブルや、城後の身体能力をみすみす手放すのも正直惜しいです。

そこを押しのけるだけの力がないから試合に出れない。

という見方もあるかもしれません。

ですが、あのセンスとテクニックは今のアビスパに必要なものだと思います。

じゃあ、どうしたらいいのか。

極論かもしれませんが、思いきって城後の「右ウィングバック」への配置換えで解決できたりしないでしょうか。

正直、賛成し難い点もあります。

城後のサイドバックは、自陣深いところでの守備にちょっと心配な面があると思うので。

何度か、プシュニク時代にそうしたシーン見てますし。

しかし、個人的には、井原監督の中にこの構想はあるのではないか。と思っています。

今シーズン、右ウィングバックには、中村北斗、古部、實藤といった適性のある選手がいます。

人数的には足りていますが(とはいえ、うち 2 人が怪我してますが・・・)、プレシーズン中に井原監督は城後を右サイド、ボランチで起用しています。

ボランチもボランチで、ダニルソン、末吉、鈴木惇、中原秀と人数は足りています。

人数的にも足りているけど、城後を前線以外のポジションで起用する意味ってなんだろう?

と、考えた時、最初は選手交代を効率良くできるための「複数ポジション起用」を考えてのことかなと思っていました。

1 試合に交代できる選手は 3 人ですからね。

城後が上手く立ちまわってくれれば、カードも切りやすいでしょう。

しかし、そんなに城後を動かしてまで前線の選手を入れ替えるほどアビスパの攻撃陣の層は厚いのか?

という疑問はありました。

井原監督も積極的にそうした交代策を取るわけでもなく(城後が今シーズン公式戦でサイドバックに入ったのは 1 回ですかね?)。

ところが、今の現状を考えると、「パサータイプの邦本の配置場所」を考えての器用だったのでは?

と、思えなくもない気もしています。

もしかしたら、元々は為田の起用を考えてのものだったかもしれません。

しかし、今のアビスパの攻めに必要なのは、邦本のセンスとテクニックじゃなかろうかと。

ナビスコカップのベガルタ仙台戦でも、ワンタッチでパスを構築するシーンが見られましたが、中心にいたのは邦本でした。

プレシーズン中は、ボランチでの起用もあった邦本。

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後のインタビューで邦本のプレーの幅を広げるための井原監督の提案だったようです。

邦本自身も手応えを感じていたようです。

ただ、これはあくまでも「教育」面が大きかったようですが。

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そうした教育を経て、今井原監督の中では邦本をどういった存在として見ているのか。

昨年は代表戦で怪我をするまでは、ベンチ入りして、終了間際に出場していました。

今シーズンはカップ戦が中心ですが、代表招集を拒否してチームでのプレーを選択しています。

プレシーズンでは井原監督が邦本に声をかけ、何か話し込むシーンもありましたが、期待している選手の一人であることは間違いないと思います。

おそらく邦本自身にも期待していることは伝わっていると思います。

現状、邦本を起用するとなれば城後の位置ですが。

昨年、中村航輔を正 GK に抜擢したように、そろそろ新しい血を入れても良いときが来ているような気もするのですが。

井原監督はどう見ているのでしょう。

アビスパの攻撃に関しては、それくらいの改革をしないと先が見えないような気もします。

とはいえ、キャプテンである城後を本職の前線から外すというのは、チームとしても「一大事」でしょう。

プシュニク時代に後ろ側で使われ続けた城後は、プシュニクに前でプレーさせてくれと直談判したこともあったようですが。

それだけ本人も前前線の選手としてのプレーにプライドがあるでしょう。

まあ、井原監督自身、そんな「改革」は全く考えてない可能性もありますが。

ナビスコカップの内容を見る限り、その方向を模索するだけの価値はあったように思います。

次節、東京FC 戦

次節、東京 FC 戦は、来週 4 月 29 日の金曜日。

そして、昨シーズン全く歯が立たなかった大宮アルディージャ戦、さらにカップ戦でも対戦したベガルタ仙台戦と GW の連戦が始まります。

昨年はこの GW で磐田を撃破。

中村航輔がデビューしたのもこの時期でした。

井原監督が今年どういった動きを見せるのか。

非常に楽しみです。

なかなか最高の週末来ないんで、連休にドバっとサービスしてもらっても全然 OK ですからね。

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