J1 開幕!いきなりの九州ダービー敗戦にアビスパ福岡とサガン鳥栖の間にある「差」を考える

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キックオフから負けていた?九州ダービー

J1 昇格の開幕戦。

否応なく期待が高まる一戦。

それが、九州ダービーの鳥栖戦となれば

絶対負けられない」。

そういう戦いになるのは必須。

よく、「開幕戦とはいえ、全試合のうちの一試合」。

とはいうものの。

勝って、勢いに乗りたい!

誰だったそう思っているはず。

今回のアビスパ福岡とサガン鳥栖の九州ダービーとなる開幕戦。

鳥栖にすれば開幕戦で J2 から上がったばかりのアビスパ福岡に負ければショックが大きいです。

逆にアビスパは九州ダービーの開幕戦に勝利すれば大きな自信となる一戦。

今シーズンを占いかねない一戦になるかもしれません。

そんな予感もあったんですが、アビスパ福岡は残念ながら 2 – 1 の敗戦。

そして、アビスパ福岡にとっては厳しい現実を突きつけられた一戦だったかなとも思います。

そんな 2016年シーズンの開幕第 1 戦 サガン鳥栖戦を振り返ってみたいと思います。

2016 年 開幕戦アビスパの先発メンバー

2016-sec1-avispa-form

昨シーズンの 3 – 4 – 2 – 1 を踏襲してきました。

ダニルソン、やっぱり間に合いませんでしたね。

ニューイヤーカップの様子を見る限り、あのスロー調整じゃ間に合わんだろとは思ってましたが。

さて、いつ頃登場するのでしょう?

個人的には、暖かくなってからな気がしています(5月 or ヘタしたら、7月というのは悲観しすぎ?)。

キックオフからフルスロットルだったサガン鳥栖

アビスパ福岡のボールで開始されたこの一戦。

サガン鳥栖は最初からかなり飛ばしてきました。

マイボールのキックオフは、ボールを下げてロングボールを入れるのがアビスパの形。

もちろん、鳥栖もそこはリサーチ済みだと思いますが、いきなり距離を詰められて正確なキックができませんでした。

kick-off

ほんと、何気ないシーンではあるんですが、この時のスピードが非常に早く感じました。

J2 でもこの段階で詰められる事はあったと思うんですが、感覚的に

「ん?これは詰めが速いな・・・」と、感じました。

昨シーズンは、の アビスパ福岡の試合をひと通り観戦しつつ、JFL の鹿児島ユナイテッドの試合を観戦していましたが。

スピード感の違いに「あれ、もしかしてこれが J1 と J2 の違い?」と観ている側が勝手に「受け身」な感じに。

やっぱ、J1 はスピード違うわ(海外はもっと速いんですけどね・・・)。

まさか、アビスパの選手もそう感じたかわかりませんが・・・。開始直後からサガン鳥栖に主導権を握られ、後手に。

そんな後手な状況から立ち直れないまま、前半 8 分。

自陣深いところのスローインから、豊田にヘディングシュートを決められて失点・・・。

改めて見ると、豊田の駆け引き勝ち。

やっぱりそのへん、上手いなー。

後ろに下がりつつ、實藤がその動きに釣られたところを前へ侵入。

シンプルですが、實藤やられちゃいました。

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まさに「J1 の洗礼」と言わんばかりのゴール。

DF の前をあっさり取られてしまいました。

個人的には、負け時合ということもありますが、この日はキム・ヒョヌンと實藤の評価は低いのかなと。

まず、この二人のプレーを振り返りたいのですが。

キム・ヒョヌンのプレー

今季の鳥栖は、2トップ。

右に位置した豊田は實藤がチェックする機会が多かったでしょうか。

とはいえ、ヒョヌンの豊田とのマッチアップは押されていました。

J1 でもトップレベルの ポストプレイヤー豊田をフィジカルで抑えこむのは難しいとは思いますが・・・。

キム・ヒョヌンには身体能力の高さを期待していただけに、頑張っていたとは思うんですが。

もう少し、DF で優位に立つ姿を見たかったな。

というのが正直なところ。

さらに、サイドでの守備。

前半 18 分くらいに左サイドで縦を切れずに、金民友にワントラップで置いて行かれたシーン。

過去のキャリアで 3 バックを守ったことが無いというキム・ヒョヌン。

ちょっと不慣れな場面が多いのか・・・。

と言いたいところなんですが、フリーキックのカウンターから相手を追いかけて、追いついてからのシーン。

後ろに末吉も追いついていたので、横は切らせても良かったような。

この場面、金民友にさせたくないのは「縦の突破」。

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金民友がペース落としたので、ボールを取りに行ってしまいましたが、一気にペースを変えられて置き去り。

追いついていただけに、ここは縦を切ることを優先して欲しかった。

結果、手を出して倒してイエローカード。

最悪の事態は防いだかもしれませんが・・・。

良い判断だっとは言えない結果に。

ニューイヤーカップでも判断悪く、ゴール前で慌ててオウンゴール。

【現地観戦してきました!】2016年アビスパ福岡初公式戦 ニューイヤーカップ 鹿島アントラーズ戦
2016年アビスパ福岡の今年を占う初公式戦 昨年から始まったこの New Year Cup 。 昨年も宮崎まで来て応援しましたが...

ヒョヌンだけが悪いとは言えないシーンでしたが、なんか落ち着かないプレーが多い印象です。

そのへんが慣れていないフォーメーションからきているのかな・・・?

實藤のポジション

これは、組織の問題もあるので實藤だけが問題じゃないのかもしれないんですが・・・。

この日に気になったのは實藤が中央にスペースを開けること。

攻撃時に 3 バックのサイドはワイドに広がります。

逆サイドにボールがあるとき(キム・ヒョヌン側)、實藤は攻撃より、守備を意識して、攻撃の切り替えの準備は亀川か、金森に任せるのがセオリーだと思うんですが。

後半 59 分ごろのシーン。

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自陣、やや浅い位置での攻防。

ややルーズになりかかったボールだったんですが、實藤がだいぶ遠くで様子を見ていました。

その間、中央に大きなスペースがポッカリ。

鳥栖にボールが出るんですが、もちろんながら鳥栖はそのスペースへ走りこんできます。

これが、失点につながったわけではないんですが、どうも實藤のこのポジションが気になる。

なぜ、中央にスペースを開けるのか?

チームとして、實藤がここを詰める役割ではないというのはちょっと考えにくい気がするんです・・・。

さらに、別のシーンでもやや、中央のフォローがやや遅れるシーンも。

サイドの守備に気を取られているのか、中が開くんですよね・・・。

それが気になるところです。

プシュニク政権を彷彿とする「セットプレー後のカウンター」

徐々に遠い過去になりつつあるアビスパ、プシュニク政権。

しかし、この日はそのプシュニク政権時代を彷彿とするシーンが多々。

それは、セットプレー時など前線に上がった時のカウンター。

プシュニクの頃はこうしたシーンから簡単にカウンターを許してました。

しかし、井原監督になってからそういったシーンが皆無と言っていいほどなかったので、非常に安心していたんですが。

2失点目は、アビスパがせっかく良い形を作り始めていたのに、カウンター一発で2点差に。

結果的にですが、このミスがこの日の試合を決定づけてしまいました。

先制されて焦ったのかもしれませんが、中に精度の低いボールを入れてしまったのが原因ともいえそうです。

相手に簡単に前を向かれて、裏を抜かれてしまいます。

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慌てて鈴木惇が戻ってますが・・・。

昨シーズンはこういう時亀川や、末吉が最終ラインにいて、鈴木惇はキッカーですし、あんまり守備しているイメージ無いんですが。

役割の変更あったようですが・・・。

整理されてますかね・・・?

鳥栖が狙っていたというのもあるとは思いますが、ちょっとやられすぎたなという印象です。

アビスパ福岡の要とも言える守備にほころびが?

昨シーズンと違って、3バックの2枚が新加入選手。

さらに、GK が変わった守備陣。

昨年の J2 のチームと比較してはダメだと思うんですが、「新メンバーになって整備しきれていないのでは?」という不安を感じざるえません。

プレシーズンのニューイヤーカップでは都並さんから「南米のような粘りの守備」と評されていましたが・・・。

なんだか、その「粘り」が消えてないかなと。

なんといってもストロングポイントですからね・・・。

それを感じない試合を見せられると、ちょっと恐怖です。

昨シーズンも開幕戦は問題だらけの守備にがっかりして、J3 すら覚悟しました。

【アビスパ福岡】ついにJ2開幕!アビスパ福岡vs京都サンガ あまりの情けなさに今シーズン残留争いすらちらつく
ついにJ2開幕です。井原監督公式戦初陣 ということで、今日は可能ならスタジアムへ行きたかったんですが、行くことができず・・・。 ...

しかし、そんな始まりだったシーズンも、最終的には昇格という最高の結果を得たわけです。

開幕の結果ですべてが決まるわけではありません。

しかし、J1 は J2 ほど試合数がありません(リーグ戦に関して)。

気がついたら降格でした。

なんてことにならないことを祈るばかりです。

井原監督はここからどう立て直していくのか。

次節はホームに井原監督の古巣である横浜Fマリノスを迎えます。

どんな試合を見せてくれるのか期待したいです。

アビスパは戦えていなかったのか?

そう問われると、答えは「NO」です。

前半、開始から仕掛けてきた鳥栖の攻撃を耐え切れませんでした。

なかなかビルドアップの形が見えず、嫌な感じだったんですが徐々に改善されました。

後半も金森に決定的なシーンが2度ありました。

後半 62分頃。

實藤が奪って、末吉から長いグラウンダーの縦パス一本。

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厳しい角度でしたが、勝負した結果ポスト直撃。

さらにその 4 分後。

セットプレーからの折り返しを、完全にフリーを外してしまいました。

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それを外してたら勝てませんがなー。

金森、鈴木惇に代えて平井、坂田を投入

金森が決定的なシーンを外してしまった直後。

井原監督は2枚替え。

金森を下げて、平井。

さらに鈴木惇を代えて、坂田を投入。

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点を取りに来たという意図には見えたんですが、アビスパの数少ない形としてこの日は、鈴木惇の「サイドチェンジ」があったと個人的には思ってました。

なので、鈴木惇をこのタイミングで代えるのはちょっと意外でした。

体調面での交代なのか。

それともパフォーマンス的な問題なのか。

あとは、イエローもらってましたからそこもあったかもしれません。

この日は豊田とやりあってましたからね・・・。

一矢報いたウェリントン

そんな中、一矢報いてくれたのはウェリントンでした。

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コーナーキックのボールを直接ぶち込みました。

ゼロで終わらなかったことは、負けたとはいえ、良かったでした。

ただ、もう少し早い時間であれば・・・。

また違った展開もあったかもしれません・・・。

ちょっとしたことが大きな差に

この試合を見ていて思ったのは、サガン鳥栖相手にアビスパ福岡がまったく歯が立たなかったのか?

というとそうではなかったと思います。

何か決定的な差があったわけでもありません。

しかし、局面、局面で出てしまうアビスパのパスミス、トラップミス。

守備の判断ミス。

チームとしての準備不足(守備の整備)。

金森が決定的な場面を2度外しましたが・・・。

豊田はほぼワンチャンスをものにしました。

こういった細かいこと(といっても大切なことですよね)が積み重なって、敗戦してしまったといいう印象です。

全く希望が無いわけじゃないですが。

この僅かなところをしっかり詰めてきているのが J1 でも勝てるチームなんだよなと。

はっきりと何かが問題だと判るより、実はこうした細かな問題の山積している方がシンプルにクリアにできない分、難しい問題にも思えます。

サガン鳥栖とアビスパ福岡の間にある差はこうしてできているのではないかと。

とはいえ、そうしたことをクリアしなくては残留は無いわけですよ。

きっと。

次節はホーム開幕戦。

これまた難敵、横浜 F マリノス戦。

長丁場の J2 であれば、「まだまだこれから!」。

と、自信を持って言えたのですが。

J1 は2シーズン制かつ、トータルで考えてもリーグ戦の試合数が少ない。

そう考えると、修正している時間も昨年以上に限られてきます。

非常に難しい試合になるとは思いますが、まずは残留に向けて勝点 3 を取りに行きたいところ。

昨年の開幕時を考えれば、段違いに良い状況ではあると思います。

今やっていることは間違っているとは思いません。

次節、願わくば。

まずはチームに「J1 でもやっていけるんだ!」という自信をもたらしてくれるような結果を次の試合は期待しています。

そうすれば自ずと課題もっ徐々にクリアされるんじゃないでしょうか。

来週こそ、最高の週末を!

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コメント

  1. トニー より:

    去年8連勝でフィニッシュした時のアビスパの強さは何だったかというとまず堅守でしたよね
    しっかり守ってカウンター、セットプレーから少ないチャンスを物にして勝っていたのが去年のアビスパでした
    そこを思い出して欲しい
    前半、後半共に開始数分での失点、1番悪い点の取られ方でした
    複数失点しているとJ1で勝つのは難しいと思います
    しっかり守って戦う所をまずはベースにして欲しい

    去年良かったレギュラーCB3人のうち鳥栖戦のスタメンは濱田の1人だけでしたね
    3バックで去年のレギュラー1人は少ないと思います。せめて2人にしてほしい
    ヒョヌンは守備が危なっかしいし、実藤は2失点目のきっかけになる守備のミス
    2失点目は去年の開幕3連敗のころのひどい守備を思い出しました
    カウンターでやられないように守備のリスク管理だけはほんとしっかりして欲しい
    ヒョヌンよりはフィジカルが強いし守備も安定してる田村を使って欲しい
    堤もフィード能力は高いのは良いんですけど、守備はJ1では厳しいかなと思います

  2. ざかしんく より:

    トニーさん

    コメントありがとうございます。

    確かにこの試合は、昨年の守備の良さが消えていましたよね。
    私もそこが心配でした。

    マリノス戦ではだいぶ守備が整備されたというか、鳥栖戦よりかなり守備的な戦いでしたが、だいぶ堅守は帰ってきたような・・・。

    ただ、それはそれで守りきれなかったというのは、今後も厳しい戦いになりそうですね。

    3節浦和戦の結果云々より、内容次第で今後がだいぶ見えてくるんじゃないかなとも思っています。

    まずは早いうちの一勝。

    そうすると、自信もついて、上向いてくると思うんですが・・・。