アビスパ福岡のセンターバックに喝を!ヴィッセル戦大敗にセンターバックの重要性を痛感する。

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センターバックは、足が遅く判断も悪いが、ガタイの良いだけの奴が入るポジション

そんなわけないでしょう。

という話なのですが。

残留に向けて負けられないアビスパ福岡。

しかし。

まさかのホームでの 1 – 4 での敗戦。

前半 30 分までは良い試合していたと思います。

しかし、残念ながらセンターバックのプレーで台無しとなってしまった試合。

といっても差し支えないのではないでしょうか。

そんな 2nd ステージ 13 節アビスパ福岡 vs ヴィッセル神戸戦を振り返ってみたいと思います。

何故、濱田なのか?

これは、正直ずっと疑問なのですが、何故センターバックは濱田が先発なのでしょう?

井原監督が何を買っているのか、イマイチわからない人選ではあります。

まあ、じゃあ他に誰が居る?という話もあるかもしれませんが。

個人的に濱田のストロングポイントを上げるとしたら、セットプレーでのプレー。

ゴール前でいち早く落下点に入ってボールに触れるのは上手い。

ただし、相手ゴール前の話です。

コーナーキックから時折ゴールを決めますが、ゴール前での動きは光るものがあると思います。

しかし、自陣のゴール前では真逆。

とにかくひ弱。フィジカル的に弱いとは思わないんですが…。

特に、マンツーマンでの守備。

これまでも散々セットプレーの競り合いで相手に競り負けています。

この日の 2 失点目。

状況としても、後半開始早々。

追い上げたいアビスパとしては、絶対追加点を与えては行けない場面。

その場面で、あっさりセンターバックが競り負けるというのは、チームの守備の要として許されない…。

ここで失点すれば、チームとして、メンタル的に落ちてしまうというところを踏ん張りきれない。

この 2 失点目でアビスパの集中力が途切れはじめたように思います。

この試合の展開を決めてしまった非常に痛い失点だったと思います。

神戸の 10 番ニウトンについていた濱田。

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ゴール前で押し合いになるのですが…。

hamada-lost

なんと、ジャンプもさせてもらえず。

競り合うこともできないくらい抑えこまれて、どフリーで叩きこまれます。

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もう、マンツーマンの対応で負けるのは何度目でしょう。

浦和戦で那須をノーマークにして失点。

FC 東京戦では森重のマークを諦めて完全フリーに。

大宮戦でも相手の競り合いに負けて、ボールを折り返され、家長のゴールを招く。

さっと思い出すだけでも 4 度目です。

しかし、負けるにしても、ジャンプもさせてもらえないって…。

相手が百戦錬磨の屈強なフィジカルをもっているというならまだしも…。

2011年のアンダー代表の試合で「競合いの技術の低さ」を指摘されている記事がありましたが…。

 9月21日から始まるロンドン五輪・アジア最終予選に向けて最後の国際親善試合となったエジプト戦。前半5分にセットプレーか…

まさしく、濱田が取り上げられているんですが。

世界基準の競り合いは濱田には荷が重かったんでしょうか。

4年前からなんだ成長してないんじゃないか!?

と、言われかねないプレー。

そもそも、技術、フィジカルの問題以前に濱田はこの試合戦えていたのかと。

この日の試合のパフォーマンスはそうした点から、疑問を感じざる得ないのですが…。

強気のラインコントロール?

ヴィッセル神戸で怖いのは、チームの得点のほとんどをたたき出す FW のペドロ・ジュニオールと、レアンドロ。

警戒しないとならないのは間違い相手。

そんなアビスパの守備は湘南戦で三門を配置して上手くいった 4 – 2 – 3 – 1 を採用。

湘南戦では三門が入ったトップ下の位置に邦本がはいりました。

三門と、邦本ではタイプが全然違うので、どうなるかとは思ったんですが。

試合の入りは前からもテンション高く守備を仕掛け、中盤でボールを奪えたり、セカンドボールも拾えていました。

ただ、このプレスは長時間続きません。

おそらく当初の予定でも試合開始の 10 分くらいは前からプレスする。

そこを過ぎたらある程度リトリートして守っていくというプランだったと思います。

その結果、試合開始から 10 分が過ぎ、徐々にヴィッセルが最終ラインでボールを保持し始めます。

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ただ、これもアビスパとしても想定範囲内だったはず。

湘南戦と何が違ったかといえば、このテンションの高かった「開始 10 分」で結果が出なかったことでしょうか。

とはいえ、ヴィッセルと十分に張り合えていたと思うんですが…。

実際、積極的に前に出なくなったとしても、チャンスと見れば、平井が邦本といった前線がプレッシャーをかけに前へ。

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相手がボールを下げれば、三門、冨安のボランチも前に。

このとき、アビスパのプレスは最終ラインがついてこないことがあるんですが…。

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この時は思い切りラインを上げて、写真ではキム・ヒョヌンが後方のカバーに戻っているのでオフサイドには見えませんが、ペドロ・ジュニオールをこの位置でオフサイドにできています。

ちょっと前はここを詰め切れず、ユルユルになっていたんですが。

この日は能力の高い FW 相手に積極的にラインを上げて勝負出来ていたと思います。

だからこそ前半 30 分までは戦えていたんだと思うんですが。

強気に行き過ぎたのか…焦ったのか…。

失点の順番が前後しますが、アビスパの最初の失点はそんな強気な部分が裏目に出てしまったのかもしれません。

ヴィッセル神戸に引けを取っていなかった 32 分。

どうしても勝ちたいという思いもあったと思います。

相手のショートパスをキム・ヒョヌンがカット。

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その勢いで、だいぶ前線の方へ飛び出したキム・ヒョヌン。

状況的にはヴィッセルに押し込まれていたので、体制としては絶好のカウンターのチャンス。

しかし、前線に人がおらず、サイドでややボールがもたついてしまったのを見て、キム・ヒョヌンはパスコースを作るためにそのまま上がります。

おそらくカウンターのチャンスを潰したくないという思いもあったんでしょう。

avispa-counter

しかし、最終的にパスは通らず。

ヒョヌンも強気に前に出たのは良かったんですが、結局パスミス。

ボールを奪ったヴィッセルは、前線にそのままボールを放り込みます。

キム・ヒョヌンが飛び出したのですが、空いたポジションは冨安がカバー。

tomiyasu-clear

レアンドロと競ってボールをクリア。

と、ここまでは良かったんですが…。

こぼれたボールをペドロ・ジュニオールが素早く反応して拾ったところ。

一瞬、濱田がチェックに行くかなとは思ったんですが。

濱田は動かず、代わりに最終ラインへ戻ってきているキム・ヒョヌンにチェックを任せたように見えました。

ペドロ・ジュニオールの反応も早かったですし…。

ここを濱田が距離を詰めてついていくのは厳しかったかもしれません。

その分、後方で待って対応しようという考えだったのだと思います。

しかし、距離を置いてチェックに行かないのなら、走りこんでいるレアンドロをケアすることはできなかったかと。

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濱田は距離を置いてペドロ・ジュニオールのプレーを見ているだけ。

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裏に抜けたレアンドロにパスが通るんですが、両サイドバックが必死に戻る。

しかし、濱田はそのあとをゆるめのスピードで戻るばかり。

濱田がペドロ・ジュニオールにチェックに行かず、下がった時点でレアンドロの動きを見ていたら対応できたように思えたシーンだったんですが…。

チェックもしない、周りも見ない、追いかけもしない。

見ていただけ」に見えたのは、濱田のプレーに疑問をもっているせいで、個人的なバイアスがかかって印象悪く見えてしまっているでしょうか?

ここの判断はもっと早く、厳しく行くべきだったんじゃないかと。

チームも前掛りに出た瞬間だっただけに、ファール覚悟のチェックがあってよかったんじゃないかなと。

失点後、濱田は真っ先に手を叩いて味方を鼓舞している?のですが、その姿を見る限りこの失点には濱田自身は絡んでいた認識が無いように見えましたが…。

ピッチレベルで他の選手は濱田の対応をどう見たんでしょう?

ラグビーの経験しかないので判りませんが、プレー中突っ立ってるだけの選手はピッチレベルでもすぐ判るし、カチンとくる存在ですが…。

アビスパの選手間で残留に向けた戦いの認識に温度差があるような気も…。

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負けられない一戦でセンターバックがここまで戦えないと…。

濱田のプレーもそうなんですが。

次の 3 失点目ですが、こちらはキム・ヒョヌンがマークを外してしまいます。

コーナーキックから、一度はクリアするんですが…。

再びボールが蹴り込まれて…。

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レアンドロをマークしていた平井と重なる不運?と言っていいのでしょうか…。

5番の岩波をマークしようとしたところ、平井が壁になってマークに行けず。

結局岩波に決められてしまいます。

なんだか、ドタバタとしているイメージしかないセットプレーのマンツーマンディフェンス…。

そんなにセットプレーでのゾーンディフェンスがダメでしたっけ…?

平井がスクリーンのような形になり、キム・ヒョヌンはマークを外してしまいます…。

結果、その外した選手に決められるという結果に。

こういった場合、誰が悪いんだか正直わかりませんが、もっとしっかりしてくれよと…。

大事な一戦で、こうもセンターバックのところでミスが目立つと、「がっかり」としか言いようがありません。

日本には世界クラスのセンターバックが不在と言いますが…。

こういったところは如実にその事実を物語っているのかもしれません。

サッカーで言うところのキャッチャーはセンターバック?

よく、野球とサッカーの比較(そもそもこの比較に意味があるのかは置いておくとして)であるのが、GK とキャッチャー。

ボールをキャッチするという意味では似ているかもしれませんが、個人的に「資質」としては最近のサッカーではセンターバックの方が野球のキャッチャーに近い資質が求められているように思います。

  • 体を張れるフィジカル
  • 全体を見る視野の広さ。
  • 試合を読むクレバーさ。
  • 正確なプレー、状況判断
  • サッカーのセンス

こういった要素を兼ね揃えた選手がつく野球のポジションといえば、おそらくキャッチャーでしょう。

そして、キャッチャーには「野球を知っている」ことが求められるポジションだと思います。

同じように、サッカーのセンターバックは「サッカーを知っている人」が適任なんだろうなとこの試合をみながら痛感しました。

イメージとしては、元日本代表の宮本恒靖さんのような人でしょうか。

次節はセンターバックの入れ替えを

正直、この日のセンターバックのパフォーマンスをみて「何がなんでも残留」という意識はとてもじゃないですが、感じませんでした…。

キム・ヒョヌンは、相手の FW にボールが入った時に素早く体を寄せてチェックする動きというのは、個人的にはすごく良いと思っています。

この試合でも、前半はレアンドロ、ペドロ・ジュニオールと言ったところにボールが入りそうになると、素早くプレッシャーをかけていた時は良かったんですが…。

濱田に関しては、次節出場できるパフォーマンスではとてもなかったように思われます。

ならば、堤を使って欲しいところ。

個人的には旧ナビスコカップグループステージにて、川崎フロンターレに勝利した試合のように、キレキレなところをまた見せて欲しい。

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堤と比べれば、フィジカルでは濱田が上だと思います。

ウェリントンが先発していない状況で、コーナーキックなどのセットプレーを考えると、濱田のような「得点」を取れる選手は貴重かもしれません。

しかし、堤はフィジカル面では勝てないかもしれませんが、サッカー IQ はアビスパの中では高いような気がしています。

攻撃時も、ロングボールを蹴らず、ボランチと最終ラインでボールを動かしてビルドアップするなら、堤を押したいところです。

視野の広さという意味でも濱田と比較すると、堤が上の気が。

完全に個人の妄想ですが、野球であれば堤は案外キャッチャー向きな気も?します。

今の 4 – 2 – 3 – 1 を続けるのであれば、後方から精度の高いパスを入れられる堤の方が適任な気もします。

あと堤と濱田のプレースタイルに差があるとすれば、「ラインコントロール」の部分でしょうか。

正直なところをいうと、井原監督が濱田を優先する理由はここにあるんじゃなかろうか。

という気もしています。

アビスパが「バイタルエリアを空けてしまう」ことが減ってきたのは、センターバックを濱田に固定してからな気もしますし。

ここは次節誰が先発するか気になるところです。

とはいえ、ここまできたら

調子や、戦術の都合もあるとは思いますが。

気持ちの部分で戦える選手」を選んで欲しいと思います。

精神論に頼る気はないのですが、「相手に負けない」という根本的なところで負けてしまっている選手が多い気がします。

もちろん、気合いや気迫みたいな物もあると思うんですが、そもそも「試合に対する準備」から戦う意識があるのかないのか?

という点も重要視してほしい。

井原監督やコーチが言った事を単純に守るだけの選手は要らないんですし、見ている側としてもつまらない。

相手の外国人選手が驚異なら、なるべく身体を密着して、自由なプレーをさせないようにしよう。

相手に付く分、ラインから飛び出す事も多いかもしれない。そこは、他の選手とも話をして距離感を確認しよう。

ボールを奪ったらカウンターだけど、攻撃は大切にしたい。できればプレッシャーのないところを攻めたいが、攻撃陣はどう考えているのだろう。どこでボールを貰いたいのだろう?

素人考えですが、こうした事を考えはじめれば試合前でも確認する事は多くあるし、試合中もっと声を掛け合って修正して行く事は多いはずです。

相手の攻めが予想以上に激しければ、それを防ぐ為に考える事があるはずです。

しかし、アビスパの選手は下目がちに淡々とプレーしているように見える。

試合を見ていると、どうしてもそう見えるシーンがあって非常に見ている側としても歯がゆい。

好きなサッカーを仕事にしてるんだから、もっと思い切ってやってくれよ

と、言いたくなってしまいます。

井原監督は尊敬に値する監督かもしれませんし、頼りになる指揮官かも知れません。

でも、それがすべてではないでしょう。

と、思うのですが。

アントラーズの金崎のように監督に喰ってかかれとは思いません。

どこかの海外サッカーのチームのように仲間内でピッチ上で殴り合えとも思いません。

ただ、本当に「もうこれ以上どうしようない!」と思って試合を終えてほしい。

そのためには、もっと選手同士がぶつかる事も必要なんじゃないでしょうか。

残り試合どう井原監督が戦うのか。

そして、選手がどう戦いきるのか。

結果はどうあれ、サポーターの気持ちは裏切らないで欲しいと思います。

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コメント

  1. とおりすがり より:

    ワンツーマン?

    • ざかしんく より:

      とおりすがりさん

      ご指摘ありがとうございます。完全に誤記です。マンツーマンですね。

  2. やったろうぎら より:

    福岡は野球は絶好調だがサッカーは…。
    両チームとも去年の覇気はどこへ行ったんだ!!これではマジ両チームとも降格だぜ。
    監督はいいのに、選手が不振で勝てない、何故なんだ?
    私にはわからないから、こういう詳しい人のブログとか見ている訳で。
    あまりにも6年前の悪夢の再来だということでほぼサポ休止ですわ。
    ただでさえサポ少ないのに、悪夢再来では行く気なくしますわ。
    何かアピサポが代表やっている燃えろJ2党から出てくれと言われているような…。
    すいません、私が何処のサポーターやっているかわかるでしょ。マヂつらいです。