MOM は中原秀人しかいない。愛媛 FC に勝利!チームを支える黒子にアビスパ福岡の強さを見た

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初のプレーオフ進出を目指す強敵「愛媛 FC」

一年間長いシーズンがようやく終わろうとしています。

残り試合 2 試合。

大宮アルディージャが独走していたと思っていたら。

いつの間にやら上位 3 チームが大混戦。残り 2 試合を残して、どのチームにも優勝がある状況に。

本当に何が起こるか判りません。

それだけ、一年間通して戦い続けるのは難しいということなのでしょう。

そんな中、アビスパ福岡は J1 昇格へ負けられない戦いが続く!

と、思っていたらいつの間にか 10 戦負けなし。

しかし、自動昇格争いの中でアビスパの最大の難所はこの「愛媛 FC」。

そう考えていました。

シーズン中盤に 13 位まで交代してしまった愛媛ですが、堅守を武器にそこから巻き返し、プレーオフ圏争いに参戦。

V・ファーレン、ヴェルディ、ジェフといったチームを抑え 第 40 節で 5 位に。

個人的にはプレーオフ争いの中で一番安定したチームだと見ています。

またアビスパ福岡は、今シーズンの前回対戦では 1 – 0 で敗戦しています。

さらに初のプレーオフ進出の権利獲得という非常に高いモチベーションで挑んできます。

シーズン終盤、簡単な試合などありませんが、その中でも難易度 A がこの第 41 節対愛媛 FC であると見ていました。

さらに。

愛媛 FC は場合によっては、プレーオフで対戦する可能性のあるチームです。

プレーオフは一発勝負。

過去の大分トリニータや、徳島ヴォルティス、モンテディオ山形の例を見ても勢いがものを言うのは明白。

ここで敗戦してしまっては、プレーオフでの勢いすら削がれかねません。

簡単にチームに勢いを止められてしまうわけには行きません。

そんな非常に難しい試合を今シーズンを象徴するかのように、「ウノ・ゼロ」でクリア。

今シーズン最後のホーム戦を勝利で飾りました。

そして、11戦負けなし(10 勝 1 分け)の快進撃。

最終戦で勝利すれば、まさかの 1 シーズン 新記録の 12 戦負けなし。

俄然、勢いは俄然アビスパ福岡。

さらに。ついにジュビロ磐田が引き分けたことで、勝点 79 で並びました。

得失点差の関係でまだ 3 位ですが、ラスト 1 試合。

奇跡の下準備は整いました。

そんな第 41 節アビスパ福岡 vs 愛媛 FC 戦を振り返ります。

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強いチームには、日替わりのヒーローが

サッカーでも、野球でも。

スポーツではよく言われることですが、シーズン中強さを発揮するチームは必ずと行っていいほど「日替わりヒーロー」が登場するものです。

怪我人がでても、その代わりに出場した選手が活躍したり、それを機会に若手が急激に伸びたり。

試合を決める活躍でチームを牽引します。

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今シーズンアビスパも怪我と無縁だった訳ではありません。

夏場には、濱田、古賀が離脱。

亀川が 3 バックに入る事態になることもありましたが、そのピンチを救ったのが田村でした。

DMF 出身の選手ですがですが、強いフィジカルと精度の高いパスで守備だけではなくビルドアップにおいても欠かせない選手となりました。

そして今、攻撃の中心を担う鈴木惇と金森がケガで欠場。

しかし、酒井や、坂田の普段途中出場の多い選手だけでなく、平井や中原秀人のように出番が少なかった選手も次々と活躍。

中原秀人は遜色ない働きで、鈴木惇の穴を埋めています。

いま、まさにアビスパ福岡には「日替わりヒーロー」次々と出てきているわけです。

そしてこの試合で最も輝いたのは、中原秀人でした。

最終ラインは 3 バック

中原秀人の話をする前に、ちょっとフォーメーションの話を。

4 バックと 3 バックを使いこなしている今シーズンのアビスパ福岡ですが、前節の 3 バックは最終ラインからのビルドアップが非常に効果的でした。

左から、堤、濱田、田村と並べた形。

特に、田村と堤が高い位置でポジショニングし、そこからビルドアップしていく形がハマっていました。

そうした状況の継続なのか、濱田の調子の良さなのか、相手の戦術にあわせてなのか。

愛媛には 昨年前半得点争いをした沼瀬 185cm や 190cm の FW 渡辺もいます。

こうした選手が送り込まれる状況になれば、イ・グゥアンソンの投入もありかも。3 バックを選択したのはそういったそういった試合展開を想定したものだったかも知れません。

試合の入りはロングボールの応酬

試合はどちらかというと、お互いに探り気味な入りに。

どちらも前線にロングボールを当てる展開。

徐々にアビスパの方がボールをキープできているかな?

という入りでした。

このまま時間だけが過ぎて行くのは、あまり良い展開じゃないかな・・・。

どこでエンジンはいるのか・・・。

という感じで見てました。

まさかのクロスバー2本

試合の入りは、どちらもロングボールが多かったですが、10分を過ぎるとアビスパがキープし始めました。

この日は、非常にパスコースが多いように見えました。

愛媛が積極的にプレスしてくるところをワンタッチ、ツータッチでかわしていくアビスパ。

こんなにパス回せるチームだったっけ・・・。

田村、堤が高い位置でボールに絡めるのはパス回しも安定します。

そんなことを思いながら見ていると、そのサイドの突破からチャンスが。

中村北斗が二人かわして、クロス。

愛媛の DF がウェリントンに気を取られた分城後が、ヘディングで競り勝ちました。

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惜しくもクロスバー&酒井のボレーもクロスバーと、アビスパ絶好のチャンスを 2 度逸することに。

前半20分過ぎて

ちょっと、アビスパがパス回すことにこだわりすぎてるんじゃないかなーと、感じていたところ。

金森がいればドリブル突破で変化をつけるとかあるだろに・・・。

と、攻撃が少し単調になってるなと思った矢先。

愛媛のワンタッチパスで、堤の対応が一瞬遅れたところ裏を取られました。

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神様、仏様、中村航輔さま。

ビッグセーブ出ました。

このときスカパーの解説者中払さんは、「中村航輔はシュートコースをわざと開けてるんじゃないか?」

という説を展開。

ドイツ代表の名ゴールキーパー「オリバー・カーン」と同じようにわざとコースを開けて、そこへ蹴らせるように「自分から仕掛けていた」そうです。

中村航輔もそうしたプレーをしているんじゃないか?

ということでした。

私は、中村航輔は日本を代表する GK になると思ってます。

素晴らしい。

城後の怪我は良好?

前々節の試合で肩を痛めた城後。

肩から落ちた形やら、その後の肩の庇い方をみていると、亜脱臼?

と、心配してしていました。

前節コンディションを落としてる感じだったので、怪我の状態がイマイチ?

と思っていましたが、この日は積極的にボールに絡んでいました。

どうやら、怪我はそこまで深刻じゃなかった?みたいです。

なんだかんだ、欠かせない選手です。

中原秀人の献身性に涙が・・・

前節、逆サイドからスプリントして中村北斗のアシストをフォローした中原秀人。

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この日もサイドをスプリントしてチャンスメイク。

ウェリントンの競り合いで拾ったルーズボールを中原が受けます。

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サイドに上がった亀川にパスを出すと、そのままダッシュ。

亀川がロスト気味に流したボールめがけ駆け抜ける中原秀人。

この背中に衝撃を感じました。

これはキタ!

このクロスから決まらないゴールなんてあるわけがない!

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誰かが決めてくれると確信ありました

酒井が触れて逸れたボールを、中村北斗が蹴りこみました。

もうなんと表現していいか、判りません。

鈴木惇が怪我で欠場して、中原秀人で大丈夫か?

なんて、思ったこともありました。

中原秀人は鈴木惇に比べて、攻撃的な選手ではありません。

どちらかといえば、ボールを捌くタイプ。

攻撃力が低下するんじゃないかという懸念がありました。

しかし、実際は鈴木惇に代わって何度も攻撃参加するためにスプリントする姿がありました。

そう。思い返せば、先発出場したヴェルディ戦。

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長い距離をスプリントして、ゴールを決めた中原秀人。

今思えば、あのときから意識に変化があったんだと思います。

このアシストの直後のプレーでも前線に上がり、ペナルティエリア内でチャンスを狙っていました。

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ウェリントンのミドルシュートに反応してました。あわよくば触ってゴールというイメージでしょうか。

これを見るだけでも、非常に攻撃面での意識が強くなったと思います。

プシュニク政権下では全然ペナルティボックスに入るイメージ無いです。

今シーズンずっと控えでだった中原秀人。

なかなか途中出場にも恵まれず。鈴木惇が負傷した時は、試合勘すら危ぶまれるくらい出場がありませんでした。

しかし、いま堂々とピッチの上でプレーしています。

ずっと確実に中原秀人もチームと一緒に成長していたんですね。

もしかしたら、今年一番伸びた選手なのかも知れません。

それほど中原秀人の「ゴールへの意識」は変わったと思います。

後半は前がかりに来た愛媛に押し込まれる展開

どうしてもプレーオフ進出を決めたい愛媛。

後半開始から前のめりできました。

アビスパは守備に回る展開。

カウンターでゴールを狙う場面もありましたが・・・。

追加点はならず。

ウェリントンが抜けだして、決定的なシーンもありましたが愛媛の必死のクリア。

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実は、このカウンターも中原秀人パスから。

この試合、非常に中原秀人の攻撃意識は高かったですね。

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普通に考えれば、この日唯一のゴールを決めて、その他のプレーも良かった中村北斗が MOM だと思うんですよ。

ただ、個人的にはこの日の MOM は中原秀人にあげたい。

それだけ、中原秀人の献身的な動きには脱帽です。

心配な田村の途中交代

後半途中で、田村が負傷交代。

膝を痛めた感じでした。

代わりにイ・グゥアンソンが入りました。

イ・グゥアンソンの集中力も高く、先発出場が減っているとはいえモチベーションが高そうで安心しました。

しかし、田村の状態が心配。

田村のビルドアップは安心て見ていれただけにですね。

もともと井原監督のプラン上で相手が FW を入れ替えたらイ・グゥアンソンの投入はあったかもしれません。

しかし、膝のあたりを田村が気にしていた様子から見ると、負傷交代といったかんじでした。

試合終了後のセレモニーで記念品を投げ入れていたので、そうたいしたことなかったんでしょうか。

軽傷であることを祈るばかりです。

大宮が大分に勝利し、リーグ戦優勝

大分がリードする展開になった 大宮 vs 大分。

もしかして、大分トリニータが勝ちきるんじゃ・・・。

と、期待をふくらませていましたが、 3 – 2 で大宮アルディージャが勝利。

大宮アルディージャがさすがに底力を見せました。

この結果、大分トリニータの21位 or 22位が確定。

J3 2位 との入れ替え戦もしくは、自動降格となりました。

そして最終戦は、大分と栃木のどちらが自動降格なのかを争うことに。

逆に岐阜が残留を確定。

これでアビスパ福岡と岐阜の最終戦は、岐阜にとっては消化試合の意味合いが強いものになりました・・・。

モチベーションは大分の方が高いでしょう・・・。そんな考えは甘い?

そして引き分けたジュビロ磐田

ジュビロ磐田は、横浜 FC と対戦し、スコアレスドロー。

ついに勝点で並びました。

しかし、アビスパと福岡との得失点差が 5 点あるため、まだジュビロ磐田が 2 位です。

一試合でひっくり返るにはちょっと、現実的な数字ではありません。

最終戦でアビスパ福岡が勝利し、ジュビロ磐田が引き分けもしくは、敗戦で自動昇格です。

ジュビロ磐田の方がやや有利ですが、最終戦何かが起こると思っています。

いや、起こるはずです。

絶対自動昇格。

11月23日、全ての試合が 14:00 スタート。

忙しい一日になりそうです。

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コメント

  1. タカ派 より:

    アビスパは現在10戦ではなく11戦負けなしで7連勝中です。
    景気の良い話なので一応、ということで。

    • ざかしんく より:

      ご指摘ありがとうございます!すいません、誤字脱字等が多くて・・・。

      最後の敗戦がファジアーノ戦ですから、11戦ですね。

  2. アビ太 より:

    パスを出してサイドのスペースに上がっていく秀人
    前節の群馬戦でもありましたけど、こんなプレーは去年までは見られなかったですね
    あんな高い位置まで上がっていくのは去年まで無かったです
    秀人は試合出れなかった時期も長かったですけど今年プレーの幅も広がってしっかり成長していましたね

    あと北斗のコンディションが最近凄く良くなってきたのがいいですね
    右サイドを上手く2人交わして突破したドリブルは見事でした
    ゴールシーンもあのトラップの上手さはさすが北斗という感じでした
    惇、金森がいない中ここに来て4試合で3得点も決めている北斗の復調は大きいです

    岐阜戦は失点の多さを見ればわかりますけど油断せず今までの戦い方が出来れば、今の強いアビスパなら勝てるだろうと思います
    前節讃岐に0-3で負けた試合を見ましたが、PKで1失点、セットプレーから2失点でした
    セットプレーに弱いのでセットプレーは重要になりそうです

    得失点差を考えて7-0を狙えとか言っている人もいますが、攻守のバランスが崩れて非常に危ないですからいつも通りの戦いをして勝つことが1番大事だと思います

    • ざかしんく より:

      アビ太さん、いつもコメントありがとうございます!
      中村秀人の活躍はうれしい限りですよね。確かに北斗のコンディションも高いですね。
      シーズン前半は出場したりしなかったりで、体調面不安あるのかなーなんて思ってました。

      右で北斗が得点してますが、亀川が得点をとっていないので最終戦は亀川に期待しています。

      右での攻撃が活性化しているので、北斗からのクロスがこぼれたところを亀川のミドル。
      なんて場面を最終戦は期待しています。

      7 – 0 。
      出来たら言うことないですが(笑)。
      降格を免れ岐阜としては順位的なモチベーションはほぼない状態ですが、ホーム最終戦。
      勝利で飾りたいでしょうね。ラモス監督も井原監督にはライバル意識あるでしょうから。
      岐阜としても、来シーズンに繋がる良い試合がしたいはず。
      舐めてかかると痛い目を見ると思います。

      得失点差はちょっと現実的じゃないですからねー。

      今シーズン続けてきた手堅いサッカーを見せてくれたらと思います。