長所と短所は表裏一体?勝ちきれないアビスパ福岡の弱点を考える。【第 23 節】 水戸ホーリーホック戦

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後半 75 分で 2-0 で勝っていたのに

試合が終わってみたら 2-2 の引き分けて・・・。

浮き足立ったようには見えなかったんですが・・・。

アビスパが追いつかれた原因(弱点)を簡単に挙げると、

  • 右サイドの人材不足
  • ボールキープできない

といったところでしょうか。

もちろん、悪いところだけではなく、ストロングポイントも発揮されました。

しかし、長所と短所は表裏一体とも・・・。

そんな第 23 節アビスパ福岡 vs 水戸ホーリーホック戦を振り返ってみます。

残念ながら、ウェリントンの出場はなし

アウェーだったので、ベンチ入りはないかなー。

とは思っていました。

ただ、実際いないとわかると、残念。ベンチ外でした。

ホームでの試合がアビスパ福岡での初出場かなと思います。

ただ、井原監督はある程度チームにフィットしてこないと使わないのかな?という気もします。

根拠はないんですけどね・・・。

先発より、まずは途中出場からというのが現実路線でしょうか。

中原貴もシーズン始めはそんな感じでしたから。

中村北斗不在ながら亀川を左へ

前節久しぶりに中村北斗がケガから復帰して、右サイドに入りました。

そして、右で出場していた亀川が左へ。

中村北斗が不在の時は亀川の右サイドは定番だったんですが、前節の試合を観ると、

「亀川はやっぱり左だろう」。

と、思いました。井原監督もそう思ったかも知れません。

ついに中村北斗不在でも「左に亀川」のフォーメーションを組んできました。

金森ー亀川の代表ラインは関係性良いですから、近くでプレーさせたいですよね。

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鈴木惇不在。中原秀との違いは?

累積警告でこの日、鈴木惇が出場停止。

この数試合、キレキレだっただけに、悔やまれます。

代わりに中原秀が出場です。

選手は違いますが、攻撃的な役割はほぼ同じかなと思うんですが・・・。

とても主観的なイメージですが、中原秀のプレースタイルは

  • 短いパスを好む
  • ワンタッチパスを好む

という傾向にあるのかなと(鈴木惇と相対的に見てですね)。

ボールを受ける前にも非常に周りを見てますし、クレバーな選手だと思います。

この試合ではそんな中原秀のクレバーさ、試合の流れを読む力が光りました。

気になるのは、ロングボールをあまり得意としてないのかなと。

昨シーズンもサイドチェンジのボールを蹴り損ねたり、先日のバルセロナB との試合でも長めのヨコパスをカットされたりと、長いパスでの安定感がない気がします。

ただ、長いパスでも縦パスの入れ方はすごく良いとこ見てますし、通しますよね。

石津との連携はすごく良かったですよね。

それから、守備はそんなに得意ではなさそうです。

開幕 3 連敗中にはセットプレーでマークを見失ったりもしてましたし・・・。

と、以上の事から個人的には、ボランチより一つ前に適性あるんじゃないかなとおもったり。

中原秀の活かし方?

この試合、アビスパの MOM は間違いなく中原秀。

しかし、試合出場機会に恵まれていないのも事実。

そんな中原秀をもっと試合で使って欲しいなという思いもあります。

完全に素人考えですが、今の城後のポジションに置いてあげても面白いんじゃないかと。

そして、城後をボランチへ。

城後の守備への貢献や、機を見た飛び出しができるセンスを見ていると攻撃的なボランチの適性は高い気が・・・。

まあ、そこまでチームをいじる価値がこの案にあるかというと、自分で言っておきながら疑問ですが。

中原秀自身、非常に賢い選手だと思います。その点でチームの攻撃の起点としては期待できるものがあるとは思います。

プシュニク前監督もそこに期待していたと思います。

岐阜のラモス監督にも褒められていた事ありましたよね。

もう一つ前のポジションでプレーしてみると、かつてのセレッソ大阪の香川のようにとは言わないものの・・・。

前線での金森と良い関係性築けるんじゃないかなと、妄想してみたり。

アビスパ福岡の先制点は理想的な形

そんな中原秀、亀川、金森が繋がったのが先制点のシーン。

まず中原、少し右寄りの位置でパスを受けるんですが、3人に囲まれた状態。

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しかし、冷静にワントラップで相手の間を抜けて逆サイドへパス。

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その展開から、先制点。

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流れの中という意味では、この数試合の中では一番理想的だったように思います。

このシーンの前にも、亀川ー金森のパスで相手陣地深いところまで崩しました。

やはり、亀川ー金森ラインというのはアビスパの武器ですね。

戦略?押し込まれているだけ?マイボールの時間が作れないアビスパ福岡

先制点までは調子良い感じで見れていたんですが。

その後、マイボールの時間をうまく作れません。

水戸にボールを渡しすぎているというか・・・。

ボールを奪ったあと、クリアするばかりで「ビルドアップ」がうまく行きません。

ボールをなかなかキープできないことで、DFに負担がかかり続ける悪循環(というか、そういう戦略?)。

それでも、水戸の攻撃を完全に跳ね返している点では DF は頑張っていたと思います。

カウンターを狙っているのかなという感じでもあったんですが、ボールを奪ったらさっと攻撃して終わり。

みたいなパターンを減らしてボールをキープできると、もっと楽な展開にできたんじゃないかなとも思います。

前半 17 分で先制してから、後半 73 分までそんな展開が続いていましたが・・・。

この点についてはウェリントンに期待なのでしょうか・・・。

しかし、現状アビスパのシステムはワントップが孤立しがち。

いくら、ウェリントンといえ、一人で前線でボールキープできますかね・・・。

坂田のパスカットから、中原秀が今季初ゴールで追加点

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ここから一気に加速してゴール前へ。

相手に押されていた場面でしたが、このとき前線まで走りこんでいたのが中原秀。

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この日、DF ではチェイシングを続けていた中原秀。

体力的にもきつい時間帯だとは思いますが、チャンスと見るやこのゴール前までスプリント。

試合の流れを見る力というのは非常に高いんだと思います。

また、鈴木惇がプレーしていたとしてもそうですが、アビスパ福岡はボランチがいかに機能するかがカギのチームだと再認識しました。

鈴木惇にしても、中原秀にしてもボランチが活躍すると点が入るんだなと。

ここまでは「相手にボールをもたせすぎる」ということ以外は理想的な展開だったと思います。

しかし、この終了間際「相手にボールをもたせすぎる」ことがアダに。

まさかの2失点で引き分け

サッカーは何が起こるかわからないゲームですので、「まさか」というのは正確ではないかもしれません。

しかし、2-0、2-1 でゲームを完了することは可能でした。

なぜ、2-2 まで行ってしまったのか。

左亀川の代償?

1失点目ですが、昨年よく見られた三島がマークに付ききれないという自体に・・・。

三島の守備の軽さが出たかなー。

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昨シーズンも三島の守備の「軽さ」はときどき見られたんですが。

井原監督が、中村北斗が出場しないときに右に亀川、左阿部を選択したのは、三島の守備の弱さだと思います。

守備でも攻撃でも阿部の方が安定感があります。

プシュニク時代、三島から崩されるシーンはよく見ましたからね・・・。

このシーンもちょっと、サイドから入り込む選手へのケアが良かったとは思えず・・・。

というか、昨年に遡らなくても、三島は似たようなことをを横浜 FC 戦でやらかしてるんです。

試合の展開もそっくり・・・。

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これは、亀川の良さを活かした結果の代償なのかも知れません。

酒井のプレーはファウルなのか

残念ながらファウルを取られておかしくないと思います。

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この結果、PK & 酒井退場。

相手もオーバーリアクションではあるんですが、スローで見ると確かに相手の背中を両手で押してるですよね。

フリーキックの競り合いではあってもおかしくないプレーかもしれませんが、エリア内では迂闊としか言いようがない。

アウェーだし。

ここは厳しく指摘しておきたい

振り返ると、横浜 FC 戦と全く同じようなゲームをやらかしました。

先日の 東京ヴェルディ戦もそう。

勝てる試合を終盤の失点で引き分けに持ち込まれています。

もうシーズン中 3 回もやらかしてるんですから何か原因あると思います。

厳しく言うなら、横浜戦でも失点に絡んでいる三島。

正直、守備をまかせることはできません。

左で亀川を起用するなら、中村北斗の不在の際に別の方法を考えるべきでしょう(右サイド城後はなしで・・・。)

となると、守備的な右サイドって誰かいますかね・・・。

実は、上記の「ボランチ城後」と合わせて「右サイド末吉」ってどうだろう。と、思っていたりもしますが・・・。

それから、ちょっとプレーに精彩を欠いている酒井。

この試合、もっと早い段階で中原貴の投入があると思っていたんですが・・・。

確かに前線での強さは頼りになる酒井ですが・・・。

ヴェルディ戦でも直接の失点には絡んでいないのですが、雑に見えるプレーが気になりました。

この日も迂闊なプレーで PK 謙譲。

酒井はどちらかというと、気持ちでプレーするタイプのように見えるのですが、気持ちが空回りすると悪い方向に出やすいというのが課題かも知れません。

守備、守備、守備では限界も?

今期アビスパは守備を見直すことで、上位になんとか付いていっています。

しかし、この試合もボールキープができず、守備の連続。

確かに守備の改善はアビスパに変化をもたらしました。

しかし、守りきるといっても、攻められている以上失点のリスクはあるわけで。限界もあるかと。

それは、失点数の多さをみればわかるはず・・・。

マイボールで試合展開できる時間がもう少し長ければ。

「時間を使った攻撃」をもっと意識的にできると良いのでしょうが・・・。

アビスパには「高さ」と言う武器があります。

コーナーキック、ロングスローは相手にとっては嫌な場面だと思います。

攻め急ぐ事はないと思いますが、先制したら守ることはもちろん、相手陣地深いところでスローインを得る。

コーナーキックを得る。

といった時間の使い方もあると思います。

ロングスローと見せて、ボールキープしたり。

コーナーキックでもショートコーナーでボールキープしたり。

どの時間帯でも、「奪ったらカウンター」。

というのは、単調というか、工夫がなさすぎると言えるかも知れません。

このへんのイメージは「アトレティコ・マドリー」というよりは、プレミアリーグの「ストーク・シティ」がアビスパには合っているような気もします。

あ。デラップ、日本で現役復帰しませんかね。アビスパ福岡で・・・。

歯がゆいながらも今が我慢の時期?

アビスパ福岡の現状を個人的には、

長所を伸ばそうとしているものの、裏の「悪い面」が出ている時期

だと見ています。

攻撃面は開幕当初に比べてはるかによくなりました。

開幕前のプレシーズンマッチでは攻撃の形なんてほぼありませんでした。

徐々に良い部分を見つけ、そこを伸ばしてきたのが今のチームだと思います。

しかし、その長所の裏に潜んでいる、「短所」が今表面化しているのかなと。

それは、チームにおいてもそうですし、個人においてもそうなのかと。

ただ、長いシーズンうまくいかないことは必ずやってきます。

それは一度や二度では無いと思います。

だからといって、開幕から続けてきたことが間違いではないと思います。

今は勝ちきれずに歯がゆい時期が続きますが・・・。

アビスパ福岡はチャレンジャーです。

失うものは無いと思ってます。

選手のみなさんには恐れることなく、今までやってきたことを信じて次のレベルを目指して欲しいと思います。

勝って勢いをつけたかったところですが、次節、首位大宮アルディージャ戦。

成長している事を証明してくれることを期待しています。

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