この苦悩は成長への試練?守備から攻撃へ次のレベルを目指すアビスパ福岡。第 20 節 V・ファーレン長崎戦

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大一番を 2 分け 1 敗で終了

井原監督が前半戦の「大一番」と位置づけた上位陣との連戦。

千葉、金沢、長崎戦。

この3試合を 2 分け 1 敗で終了。

順位も 7 位へ後退。

さて、これをどう評価して良いのか。

そんなことを考えながら、振り返る第 20 節 V・ファーレン長崎戦を振り返ってみます。

ミラーゲームで感じるワントップの差

V・ファーレン長崎のシステムは 3 – 5 -2 です。

フォーメーション的にはアビスパ福岡と同じ、いわゆる「ミラーゲーム」です。

さらに、ワントップの北朝鮮代表イ・ヨンジェをめがけてロングボールを入れてくるあたりもアビスパに似ています。

よく、ミラーゲームでは 1 対 1 が重要になるといいますが、対個人では負けたくないところです。

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中原貴はアビスパの攻撃を支える上で現状欠かせない選手です。

ただ、韓国代表のイ・ヨンジェをですが、さすがに現役代表選手。

ターゲットマンとしてだけでなく、サイドのスペースに走りこんだり、自分で突破を仕掛けたりとパワフル。

スピードもあります。

序盤は、セカンドボールの奪い合いでも長崎がのペースで試合が動いてましたが、イ・ヨンジェの貢献度は高いなと感じました。

ちょっとここは、差を感じてしまいました。

危ない失点未遂

金沢戦でもセットプレーから失点しましたが・・・。

この日もコーナーキックから危ないシーンが。

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こぼれたボールをミドルシュートされ、途中でコースを変えられてゴール。

判定はオフサイドだったんですが、最近コーナーキックのこぼれたところから悪い展開が多い気がします。

また、試合開始直後というのも時間帯的に失点している気がします。

試合の入り方も最近良くない気がしますね・・・。

前がかりに行くからこそ?

11戦負けなしの後、いまいち調子がわるいアビスパ福岡ですが。

このへんの変化はいくつか要因があるとは思うんですが、1つが「攻撃面」でのチャレンジがあると思います。

以前は、ほんとにガッチリブロックを形成していたんですが、最近の試合ではしっかり攻撃していこう。

という意識を感じます。

特に、ボランチの2人が攻撃的になっている気がします。

鈴木惇は高い位置でプレスしたりしてますし。

そこが、セカンドボールを拾えなくなっている一因な気もします。

また、攻撃のリズムがまだ、うまくできていないのかな?

と、思っています。それが守備に影を落としているのかと。

ロングボールだけでなく、ビルドアップをしっかりやっていこう。

というチャレンジの表れでもあると、思うんですが。

試合後、ロッカーへ戻る途中から井原監督が鈴木惇を捕まえて身振り手振りで指導してました。

ボランチへの要求は高いようです。

誰が縦パスを受けるの?

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アビスパ福岡のシステム面は以前と変わっていません。

しかし、戦い方は徐々に変わっていると思います。

特に、攻撃についてはボランチに求められていることはだいぶ変わっているのかなと思います。

特に鈴木惇にボールが入ると、「縦パス」を意識している様に見えます。

以前は、簡単にサイドに振ったり、前線にフィードしていたのですが。

ただ、その縦パスを受ける選手が少ないのかなと。

城後はあまりポストプレーをしたがらない?

というかそういう役割じゃないのか・・・。裏を狙ってパスがずれるシーンが多々。

金森も受けたりするんですが、あんまりトラップが上手くないんですよね・・・。

DF を背負うプレーは苦手なのかもしれません。

金森に縦パス入れると、ボール失うイメージが強いです。

むしろ、縦パスからワンタッチでボールを受けるのが得意だと思います。

中原貴は楔に入るのは上手いと思います。

ただ、ボランチが中盤でボールを持ってもそこからダイレクトで受けるほど低い位置に降りることはあまりしません。

まあ、金森と城後がボランチとの間にいるからなんですけどね。

中原貴と、シャドーの城後と金森がもっと上下に動いてギャップを作れるといいんですが。

城後は、裏、裏、裏。

なんですよね・・・。

それが全て悪いわけじゃないんですが、いまいち全体としてしっくりこない感じです。

こういったところが、いまいちビルドアップが上手く行かない&ロングボールを蹴るしかなくなる要因なのではと感じます。

そうした状況の改善ももウェリントン獲得した目的なのかもしれません。

金森の真骨頂

楔のパスを受けるのは下手かもしれませんが、前半アビスパの攻撃としては見せ場だった金森のドリブル。

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金森がターンのあと、もうワンテンポシュートを早く打てれば・・・。

もうひとつ、このシーンで重要なのは鈴木惇の縦パスから中原貴のワントラップからチャンスが生まれたことじゃないかと。

今のアビスパが目指すのはこういう形なんだと思います。

サッカーの試合は「運が50%」?

サッカーはかなり「運」が試合結果に影響を与えるものだと思います。

最近、「サッカー データ革命 ロングボールは時代遅れか

を、読んだんですが。

これによると、サッカーの試合結果における「運の影響力」は 50% もあるんだとか。

そういった意味では最近のアビスパは「運」がないと言えるかもしれません。

後半、城後のダイレクトボレー。

ゴール前で城後が飛んだ瞬間、「コレハキタ!!」となったんですが・・・。

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バー直撃。

まあ、運とはいえ、残り半分は「実力」なので。

単純に「運がない」とも言えませんが・・・。

そういった意味では、この 5 試合得点も勝ちもない長崎も「運」に見放されているのかもしれません。

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後半アビスパは4バック気味?

いつか井原監督は 4 バックを実践するはず・・・。

と、予測している人間の偏った見方かもしれませんが、アビスパは後半やや 4 バック気味だったような。

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亀川のポジションが高かったことがあるとは思うんですが、後半の終盤は 4 バックだったように見えました。

ただ、これが良かったというより、むしろ心配事が。

後半 DF の前にスペースができる

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長崎の DF からのロングフィード。

堤がヘディングクリアするんですが、アビスパ DF の前に長崎の選手が 3 人侵入。

あっさりゴール前でボールを拾われてピンチに。

前節の金沢ではこのスペースから失点しているので、これは気になるところ。

この日も長崎の途中交代で入ってきた長崎の花井にこのスペースをいいように使われていました。

ここは修正しないと次節、こわいですね。

アビスパの理想?

アビスパは 11 戦無敗から消化不良な試合が続いています。

うーん、ただ、統計的によくある「異常値」の後には、平均的な数字が出やすくなる。

という傾向に収まっているだけかなと。

11戦無敗が出来過ぎた異常値とすると、今の成績が平均的なチカラであると。

そう見たほうがなんとなく納得できてしまうのは、ファンとしては複雑ですが。

縦パスの精度アップを

現代サッカーでポゼッションを高めることは「勝つため」に必要な要素です。

そのためには、「しっかりとしたビルドアップ」が必要だと思います。

最近は、ポゼッションというと、「バルサ」や「スペイン代表」に象徴される華麗なパス回しを想像してしまいますが。

到底、アビスパには無理です。

試合中、パスミスと、ボールロストの多さを見ていれば、誰だってそう思うと思います。

正直、ポゼッションサッカーを実践できるチームではありません。

ただ、ゴール前での縦パスの精度はもっとあげたい。

特に城後は、裏ばかり狙いますが、もうちょっとポストプレーしても良いんじゃないの?

とか。

阿部などが城後に楔のパス入れると、だいたい裏に走りだして合わないですから。

まあ、前半の押され気味だった流れを変えたのは、城後の裏への飛び出しだったので、それはそれでとても貴重なんですけどね・・・。

勝手に考えるアビスパの理想的な縦パス

たまたま、イングランド代表(男子ですよ)の試合画像で、

「そう。こんなプレーが見たい!」

というのを見つけたのでご紹介。

先日行われたスロベニア対イングランド。

このくらい思い切った縦パスとポジショニングとワンタッチパス。

通らないですかねえ・・・。

上位連戦は終わってない?

これで、上位 3 連戦を終えたアビスパですが、次節は東京ヴェルディ戦。

実は、この試合が終わって、V・ファーレンと勝点で並んでます。

さらに言うと、今節大宮アルディージャに勝ってるんですね・・・。

勢いありますよ。

この試合負けると、一気に 11 位なんてことになってくるアビスパ福岡。

ただ、勝利できると 4 位も見えてくる位置。

プレーオフ圏争いはかなり混沌としてきてますね。

正念場はまだまだ続きますよ。

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