アビスパ福岡に次の変革の時?その理想はツエーゲンにあり?

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J3 から這い上がってきたツエーゲン金沢に力負け

ツエーゲン金沢は今季 J3 から J2 へ昇格してきたチームですが、上位争いを演じているチーム。

これはよく「驚き」と表現されるんですが・・・。

アビスパとの試合を見て「ああ、これは上位に来るチームだ」と感じました。

もちろん、勢いもあるのでしょうが。

メンタルがアビスパより大人でした・・・。

一方、アビスパ福岡ですがプシュニク政権からのお家芸とも言える夏場失速を予感させるチーム状況に・・・。

前節負け試合を辛うじてドローにした価値を自ら棒にする一戦でした・・・。

ジェフ千葉、ツエーゲン金沢、Vファーレン長崎の上位陣対決を「大一番」と表現した井原監督ですが・・・。

正直、J2 でも上位にいられるか居られないかがアビスパ福岡の現在の実力なのかなと感じてしまいました・・・。

そんな第 19 節 アビスパ福岡 vs ツエーゲン金沢の一戦を振り返ってみます。

アビスパ福岡のフォーメーション

2015-sec19-avispa-form

中村北斗は負傷のため欠場。

また、GK 中村航輔も負傷のため欠場です。

また、堤がベンチスタートです。

変わって、高がスターティングメンバーに入っています。

バルサB 戦であまりよい感じではなかったので、ちょっと心配ですが・・・。

堤は、前回の試合で最初の失点となるミスを起こしています。

ちょっと、リフレッシュさせる狙いでしょうか?

ツエーゲン金沢のフォーメーション

2015-sec19-kanazawa-form

予想フォーメーションではオーソドックスな 4 – 4 -2。

アビスパと同じく、中盤、後方の 4 – 4 の部分でブロックを作ってから守備をしてくるチームです。

現状アビスパ福岡が苦手とするチームスタイルですね・・・。

どこなくですが、疲れてます?

具体的に言えないのですが、この試合のスタートから「なーんか、アビスパ福岡疲れてません?」というのが正直な印象。

イマイチがっついてないというか、上位陣対決という割には体が重い感じが・・・。

なんて思っていたら、早速失点。

城後のクリアが、末吉の顔面にあたって、ゴール前におちる。

神山が一度セーブするも、相手の足元に転がるという不運もあったんですが・・・。

なんだか、相手に合わせて試合に入った感じがあった気がして、どうしても「不運」だけでは片付けられないのかなと。

kanazawa-goal_optimized

とはいえ、攻めはそれなりに行えていた

この試合、チャンスらしいチャンスって作ったっけ?

と、試合後思ったんですが・・・。

試合を振り返ってみると、アビスパ結構サイドから仕掛けてるんですね。

ただ、どれも「得点」につながる予感が全くなく。

それが、「チャンス作ったんだっけ?」という印象につながったんじゃないでしょうか。

悪い言い方をしてしまうと、「やることをやってるだけ」に見えます。

なんか、序盤から「ゴール」という結果を突き詰められていないような。

それだけ金沢の守備が良かったのかもしれません。

確かに序盤はツエーゲン金沢に「自分たちのサッカーをやらされていた」感がアリます。

特にロングボール。

金沢は、守備時に FW はすぐに後ろまで戻ってきます。

ただ、3バックのサイドにボールが入ると、すかさずチェックに入ります。

kanazawa-check

イ・グゥアンソン、高にボールが入ると、一気にチェックしてきます。

高とイ・グゥアンソンはそれを避けるためにロングボールを入れるですが、チェックを避けながら蹴ったボールに精度など期待できません(正直フリーだとしても・・・)。

もちろん、金沢はらくらくマイボールという結果に。

後半、井原監督からボールを回せという指示で出ていたようですが、前半はツエーゲン金沢の狙いにまんまとハマった感じです。

そういった「ハメられた」ところも、なんとなく「指示通りやってる」という感じに見えたのかもしれません。

これは良くないと感じた 2 失点目

2 失点目のシーン。

DF の前に入り込んだ選手にイ・グゥアンソンがチェックに行ったところを、ツエーゲンはその後ろから 2 人がゴール前に侵入。

その前から、アビスパのチェックが後手だと思ったんですが・・・。

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この時点でツエーゲンは4人がゴール前へ侵入。

アビスパの DF が 3 人。

ボランチ が DF のフォローにまったく行けませんでした。

マズイと思いましたが、案の定。

攻撃面で積極的に絡めていただけに、もったいない。

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ちょっと、集中力も体力も切れていたという感じでしょうか。

今シーズンの 開幕 3 連敗は別として、これまで集中した守備で戦ってきたチームだけにこの失点の形は非常に心配。

この場面、明らかに「走り合い」でツエーゲンに負けていました。

ツエーゲンのタフさは環境から?

ツエーゲンは今も専用練習場がないそうです。

関東圏への移動も新幹線ではなく、バス。

とても恵まれた環境で試合をしているチームではありません。

しかし、その環境に負けないハングリーさはアビスパの上を行っていました。

メンタルは非常に強いチームだと感じました。

多分、スタミナ面もアビスパの上でしょう・・・。

一概に環境だけではないと思いますが、「ハングリーさ」はこの最近のアビスパの試合から消えてはいなかったでしょうか?

アビスパもサイドからチャンスは作ったんですけどね・・・

この日、アビスパは何度もサイドから攻撃の形を作りました。

ただ決定的な場面が殆どなかった・・・。

それが、試合中「そんなにチャンス作ったっけ?」という印象につながったと思います。

以下、2シーンですが、アビスパのサイドからの攻撃はもっと多くありました。

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この 2 つのクロスでもそうなのですが、必ずツエーゲン金沢は中央に DF が 3 枚入るんですよね。

この守備が徹底されていたことが、アビスパのチャンスを決定的なものにしていませんでした。

うーん。アビスパに上位へ食い込むチカラはまだまだない?

今日の試合を見る限り、アビスパの弱さというか、成熟しきれない面を見た気がしました。

どちらが「大人」だったかといえば、J3 から上がってきたばかりのツエーゲン金沢の方が「大人」でした。

ジュビロ磐田、セレッソ大阪を破った時はその綻びは見えませんでしたが、チームが苦境に経った時、どうしても跳ね返しきれないところがありますね。

アビスパ福岡は攻撃もできていましたし、2 失点目はミスですがそれ以外は守備も安定していた気がします。

ただ、どこか勝ちへ挑みきれなかった・・・。

という感じでしょうか。

試合中かなり鈴木惇が苛立つ場面がありました。

上手く行ってない部分もあるのかもしれません・・・。

ジェフ戦でも試合の入り方に失敗した感じがありました。

後半、なんとか同点にもちこみましたが・・・。

きょうは、その逆襲のエンジンもかかりきらなかったというか、金沢の守備にはそういった隙がなかったですね。

アビスパ福岡の新しいチャレンジ

おそらく、今アビスパ福岡は何かを変えなくてはならないところに来ていると思います。

対戦相手もアビスパの戦術に対応するための対策考えてきます。

現状のサイドアタックは、開幕前から取り組んでいたものが徐々に成熟度を増していると思います。

今より、ロングボールが多用されていた時に比べ、金森と中原貴を並べた 2トップの形は徳島ヴォルティス戦から新しい試みとして取り入れています。

さらにウェリントンも獲得しました。

ただ、それだけではまだ上には行ける気がしません。

現在はまだその時ではないのかもしれませんが、今守備の時に 5 – 4 – 1 となってしまう形を、どこかで最終ラインを「5」から「4」に変える時が来る気がします。

そういった意味では、アビスパの理想はツエーゲン?

そういった視点で見ると、固い守備から勝利を目指すということであれば、アビスパよりツエーゲン金沢の方が完成度は上だと感じました。

前方からのチェック、パスコースの切り方、ブロックの形成、ゴール前への人のかけ方、ゴール前の集中力、球際の強さ。

などなど、今日のツエーゲンに学ぶところは多かったと思います。

スタイルが似通っているだけにですね。

上位陣との 3 連戦、これで 1 分け 1 敗となりました。

今日勝っていれば、3 位だったんですけどね。

次は、V・ファーレン長崎戦。

バトル・オブ九州でもあります。ここは、勝っておかないと、確実に今後に響きますよ・・・。

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