【あと一勝で J1】アビスパ福岡九州ダービーを制してプレーオフ決勝へ

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今シーズン 2 引き分けの V・ファーレン長崎

J1 進出をかけた大一番。

プレーオフ第一戦は「バトルオブ九州」V・ファーレン長崎。

これは是が非でも負けられない一戦となりました。

今シーズン失点 33 とカマタマーレ讃岐と並んでリーグ最小失点を誇る長崎の守備。

アビスパ福岡も失点 37 と大宮アルディージャと並んでリーグ屈指の失点の少なさ。

ロースコアの試合になると思っていました。

しかし、ロースコアならアビスパ福岡の「十八番」でしょう。

むしろオープンな展開になったほうが何が起こるかわからない・・・。

そう考えていましたが、アビスパの今期を象徴する「ウノ・ゼロ」で勝利!

決勝は愛媛戦をスコアレスドローで制したセレッソ大阪が上がってきました。

順位通りの決勝「アビスパ福岡 VS セレッソ大阪」となりました。

あと 1 勝で J1 復帰。

長かったシーズンもあと 1 戦。

何としてでも、J1 行くしかない!

そんなV・ファーレン長崎戦を振り返ってみたいと思います。

怖いのは、長崎の「開き直り」

アビスパ福岡の試合内容をブログで振り返り始めた動機は、「もっとアビスパ福岡を知ろう」。

という思いからでした

もともとサッカーは海外リーグから J リーグまで雑多に見ていたのですが(どういうわけか代表戦はあんまり興味なくて・・・)。

ただ、今住んでいる街のクラブの停滞ぶりがどうしても気になり、地元のスポーツニュースも静止画像だけで「負けました」。

としか伝えられないのはまりにも寂しいだろうと。

そして、「ほぼ J リーグのスポンサーだけで生活する男」ウメダユースケさんとスタジアム観戦をして「やるか!」と乗り出した次第。

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またブログ開始当時アビスパ福岡の監督だったマリアン・プシュニクの「ファンももっと厳しい視点を」といった話から、「どこが悪いのどこが良いのか」を自分なりにしっかり書いていこうと。

そう思って始めたのがきっかけです。

しかし、ここまできたらもう内容の良いも悪いもないです。

とにかく勝つしか無い。

そんな中で怖かったのは、「V・ファーレン長崎の開き直り」です。

6位に滑り込んだ V・ファーレン長崎

最終節プレーオフを争ったのは 3 チーム。

  • V・ファーレン長崎
  • 東京ヴェルディ
  • 千葉ジェフユナイテッド

でした。

ジェフは条件的にちょっと厳し目だったんですけで、東京ヴェルディには十分に可能性がありました。

長崎としては、勝ちきればで特に問題はなかったはずなんですが。

しかし、ギラヴァンツ戦に敗戦。

この結果、勝てば東京ヴェルディがプレーオフだったんですが。

ヴェルディも、ジェフも敗戦。

V・ファーレン長崎は敗戦したことで、場合によってはプレーオフ進出圏を失いかねなかった状況が、土壇場で首の皮一枚残りました。

最終戦までもつれ、敗戦で昇格を迎えたことは、チーム状態がさほど良くない。

と、見ることも出来ますが・・・。

何も失うものが無いチームが開き直ってくるのがこれまでのプレーオフの傾向。

6 位からチャレンジする長崎は完全なチャレンジャー。

最終戦の敗戦をきっかけに吹っ切れる可能性もあるわけです。

窮鼠猫を噛む。

末吉がインタビューに「ドラマは起こさせない」。と答えていましたが・・・。

トドメをしくじれば、痛い目に合う。

決めるところを決めなければ、一気に流れが V・ファーレン長崎へ・・・なんてことも。

そんな状況だけは避けて欲しいと感じたのが試合前に感じた所感。

金森が復帰

第 39 節横浜 FC 戦。

相手ゴール付近でドリブル後、太ももの裏を抑えてしゃがみこんでしまった金森・・・。

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「太ももの肉離れ・・・!?」

のように見えました。

怪我してしまった時のリアクションと、箇所。

そして、担架で退場となった状況から結構重症なのでは・・・。

と、心配になっていたんですが。

ベンチメンバーに金森の名前を見つけた時は「これは!」となりました。

およそ 1 ヶ月ぶりの復帰。

アビスパ福岡にとっては、朗報です。

アンダー世代の代表戦も控えているだけあって、長期離脱となると金森自身ショックだろうな・・・。

と、思っていました。しかし、この大事な時期に復帰。

さすがに先発とはなりませんでしたが、セレッソ戦も「スーパーサブ」としての出場かも知れません。

ただ、瞬発力で勝負する選手はハムストリング系にトラブルを抱えると長引くと聞きますので・・・。

チームとしても、金森自身としても大事な時期だと思うので、決して無理はしないでほしいと思います。

前半はアビスパ福岡のペース

試合はアビスパ福岡ペースで展開。

押しこむアビスパとそれにカウンターで対抗する長崎という図式でした。

ただ、なかなかゴールを割れないアビスパ福岡。

今シーズン、2 試合とも「スコアレスドロー」で終わっている両者。

堅守同士、決め手を欠けば、引き分けもあるかと思っていました。

ただその場合、終了間際点を取るしかない長崎の攻撃を受け身になり続けるのはつらいなと。

V・ファーレン長崎とフルに対戦は初めてになるウェリントン

過去のスコアレスドローと違うのは、ウェリントンがいるということ。

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ちょっと意外に思ったんですが、ウェリントンは長崎戦に関しては、26節の後半途中から出てきた試合くらいしか対戦経験なし。

今思うと、このときはまだウェリントンはチームにフィットしているとは言えませんでした。

V・ファーレン長崎がチームとフィットしたウェリントンとまともに対峙した経験はほとんどなし。

前回のスコアレスドローを打ち破る違いを見せられるなら、そのカギはウェリントンだろうと。

実際、長崎も人数かけてウェリントンに対応してきました。

どのチームもウェリントンの存在は脅威ですね。

ロングボール一本をマイボールにして、展開されると相手としても苦しいということでしょう。

しかし、ウェリントンを意識してくれると、活きてくるのが城後の存在。

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ウェリントンの落としに城後がダイレクトボレー。

相手がウェリントンに集中するがゆえに、前半ゴール前で自由に動けていた城後には得点の予感があったんですが・・・。

亀川のクロスは、ニアの酒井に長崎 DF 意識の意識が集まったところを裏で待っていました。

城後の良さは、「良い意味で試合から消える」点。

悪い時は消えっぱなし。

なんてこともあるんですが、この日はシャドーとして存在感ありました(表現が矛盾してますけど)。

しかし、これはポスト直撃。

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前半は、アビスパペースなものの、決めきれない感じは否めませんでした。

良いシュートはあるんですが、枠の外。

個人的な予想としては、引き分けでは意味のない長崎は後半は捨て身で来るだろうなと。

決めるとこを決めないと後が怖い・・・。

アビスパの良さが出ている試合展開

しかし、この試合は城後だけでなく、シーズン終盤戦に見せた「アビスパの良さ」が随所に出ていました。

シーズン序盤は左サイドから比べると、右から組立るシーンは少なかったです。

しかし、中村北斗の調子が上がるとともに活性化した右サイドアタック。

シーズン終盤から形になり始めました。

その中村北斗からのクロスにウェリントン。

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また、怪我の鈴木惇に代わってボランチで出場している中原秀人の攻撃参加。

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左サイドで相手のチェックをしていた中原秀がボールを奪うと同時にボールの動きにあわせて逆サイドへダッシュ。

シュートまで持ち込みました。

シーズン中鈴木惇、末吉の存在に隠れていましたが、鈴木惇の怪我の離脱からは安定したパフォーマンスで貢献しています。

アビスパのシーズン終盤の良い所が引き続き、この試合でも活かされていました。

それだけに前半で点を取りたかったというのが正直な感想。

ホームで「引き分け」でも勝ち上がれるアビスパ福岡としては「0 – 0」でもある程度優位には変わりなく。

ゲームプランとしては最低限だったのではないかと思います。

ただ、後半引き分けで行けば、捨て身で来れるのは長崎。

早めに得点が欲しいのも事実。

これまでの良いアビスパの試合ができれば、負けることはない!そう感じてはいたものの・・・。

焦る必要はないのですが、見ている側がジリジリと焦りを覚える展開。

後半早々に試合が動く

0 – 0 のまま後半を過ごすのは嫌だなと。

どうしても点が欲しいのは、V・ファーレン長崎な方なわけで。

残り時間が少なくなれば、なりふり構わずの攻めをしてくるだろう V・ファーレン長崎。

0 – 0 で進行すれば、引き分けでも勝ち上がれる福岡としては無理に仕掛けてカウンターが怖いところ。

そうなってくると、どうしても受け身になってしまう展開に・・・。

受け身になって失点してしまうというのは、アビスパ福岡としては最悪の展開です。

それだけは避けたい。

少しだけ嫌な予感・・・

後半、アビスパのフリーキックから、ウェリントンが頭で合わせたシュート。

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これは入った!? と一瞬見えたんですが、長崎の GK 大久保がファインセーブ。

ギリギリで掻きだしました。

大久保は前半危うく失点という場面もあったんですが、このセーブでノリはじめたら嫌だな・・・。

GK が当たり始めると厄介だなと考えた矢先・・・。

コーナーキックからアビスパ福岡に先制点が・・・!

決めたのはウェリントン

違いを出すなら、ウェリントンのところだとは思っていました。

しかし、ゴールを決めるとは予想していませんでした(とういうか誰でもいいから決めてくれの心境)。

コーナーキックの混戦。

ウェリントンが、胸トラップ。

浮いたところを自らあわせてアビスパ先制ゴール。

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これでだいぶ有利になりました。

ここで勝利を確信したアビスパファンも多かったのではないでしょうか。

1 – 0 シャットダウン

後半途中、酒井から坂田へスイッチしたんですがここからアビスパは守備的になったように思います。

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坂田がどういった指示で投入されたかはわからないのですが、坂田はカウンターを狙うというよりは守備的な意識が強かったような。

背番号 11 の掲示板が掲げられたとき、坂田はカウンター狙ってくるか?

と、思ったんですが 引き分けでも 勝ち上がれる状態で、 1 – 0 でリードしているわけですから下手に 2 – 0 を目指す必要もないわけで。

ただ、見ている側としてはあと 1 点あったほうが心臓にやさしい展開になんだけどなと・・・。

一方でスカパーの映像では長崎の選手交代時、ホワイトボードで指示する高木監督の手元がちらっと映りました。

明らかに 3バックの一枚を中盤に挙げて、DF を 2 枚にする指示。

前のめりで来る長崎にトドメを刺してくれ・・・(有利とはいえ心臓に悪い)!

というのが正直なところ。

坂田は後半 23 分頃投入されました。

時間帯から考えても、この段階で井原監督の指示は「守り切る」という判断だったのかもしれません。

中原に変えて、モイゼスを投入したときには、もう「守るってことだな!」と見てるこちらも腹決まってました。

GK が 1点守ることは、1点取ることに等しい

元日本代表 GK 松永成立氏がこんなことをかなり昔にどこかで言ってました。

GK が 1点守ることは、1点取ることに等しい」。

日本ではまだまだ GK のレベルが低いと言われますが、かつては「勝てば FW のおかげ。負けたら GK のせい」。

そんなふうに言われてしまうほど、GK の重要性が理解されない時代があったとように個人的には記憶してます。

それはないでしょう。って話なんですが、それだけ GK が注目されなかったんですよね。

ドーハの悲劇の時もボールに対して飛びつかなかった松永のプレーに対して「どうして飛ばなかった?」という批判がありました。

あの場面、GK だけが責められるシーンじゃないと思うんですが。

そういう批判が出てしまうほど、敗戦時の GK への当たりが強かったんですよね・・・。

「飛べたら、飛んでたよ。目の前に W 杯があったんだから。」

という松永の言葉は今でも印象に残っています。

今思うと、ここから私の GK 好きに火がついた瞬間でした。

この W 杯予選中、カズのゴールで勝った試合がありました。

その影で松永が相手選手と激突死ながら、ゴールを死守したシーンがありました。

ゴール前で孤独に戦う松永成立に惚れました。

もちろん、Jリーグが始まってから GK への認知は一気に高まっていくんですけど。

松永成立氏に 日本の GK というポジションは今、どう見えているのでしょう。

そして我らがアビスパ福岡には 1 点の価値のあるセービングを魅せる男がいます。

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今シーズン、何度中村航輔に救われたでしょう。

この日もファインセーブ。

全然似てないんですけど、個人的には中村航輔をみていると松永成立を思い出さずにはいられないんですよね。

いずれ、日本を背負う GK になります。中村航輔は。

敢えて課題をあげるなら

この日の課題をあげるとするなら、楔のパスと、裏を狙う選手のギャップへの対応。でしょうか?

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堤がよくこの手のシーンに絡む気もするんですが・・・。

もしかして狙われてる・・・?

前線から、長崎の選手一人ポジションを下げてボールを受けに行こうとしたところ。

堤がスルスルと、その選手にチェックに行くんですが。

そのとき開けたスペースにスルーパス。

危うく失点の場面を招きました。

プレーオフ決勝戦、セレッソ大阪には玉田など経験豊かな選手は、このへんの駆け引きが上手いと思うんですよね。

堤が一概に悪いという訳ではないんですが、楔に入る選手につくにしては少しはっきりしないポジション取りだった様に見えたので、ここはチームでも確認しておかないといけないポイントなのかなと。

あと、中村航輔が飛び出して、ボールに触れないままボールが転々とするという場面もありました・・・。

セットプレーはなんだかんだ怖いですし、今年は順位は下になりましたが近年の実績を感がればセレッソ大阪は格上のチーム。

もう一度、油断せず守備を見なおして欲しいです。

ついにあと 1 戦

最後は長崎の捨て身の攻撃に押し込まれましたが、無失点で今期を象徴する「ウノ・ゼロ」で勝利。

決勝戦は愛媛との 0 – 0 の引き分けで勝ち上がってきたセレッソ大阪。

勢いはアビスパ福岡にあるとは思いますが、やはりセレッソ大阪は侮れません。

順位的には上で終了しました。シーズン中も 2 勝しました。

しかし、チャレンジャーはアビスパ福岡でしょう。

まあ、どんなチームであっても侮ることはできません。

あと一勝。

最後は笑って終わりたいです。

今日のように最後まで今季の「アビスパ福岡」らしく戦えれば、自ずと結果はついてくるはず・・・!

過去、一度も3位のチームが昇格したことがない「プレーオフ」。

史上最強の 3 位アビスパ福岡が歴史を覆す。

それだけを期待しております。

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