第3回鹿児島ラーメン王決定戦最終日のレポートとそこから勝手に考えた課題と対策

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鹿児島ラーメン王決定戦最終日

昨日に続き鹿児島ラーメン王決定戦へ行ってきました。

本日も5品頂いて、昨日と合わせて10品いただきました。

エントリーされたラーメン店は18店舗なので56%しか味わってないのですが、鹿児島のラーメンをいろいろと味わえて満足な2日ではありました。

実際お店にも行ってみたいなと思うラーメン店もいくつかあったんですが。

鹿児島ラーメン王決定戦最終結果

3日間で訪れたお客さんの投票数で決まる鹿児島ラーメン王決定戦。

第3回目の順位は以下となりました。

【第1位】TAKETORA(たけとら)

鹿児島県 指宿市 大牟礼 1-1-13

【第2位】麺屋 剛

鹿児島市武3丁目6-5太陽ヘルスセンター1F

【第3位】五郎家

鹿児島県 鹿児島市 山田町 3448-5

【第4位】らーめん 香月

鹿児島県 南九州市 川辺町両添 1757-1

【第5位】

鹿児島県 鹿児島市 荒田 1-57-4 1F

以上の結果となりました。

鹿児島県外の方も観光に来た際はぜひよってみてください。

鹿児島ラーメンって聞いたことないけど、美味しいの?

なんて言わず、ぜひ食べていただければと思います。

このランキングを見ていろいろ思うところはあるわけですが。それは後ほどとして。

まずは、今日食べた5品です。

五郎家

こちら、第2回チャンピオンのラーメン店。

前回優勝時から何かと個人的には「問題作」として認識されているのがこの五郎家さん。

なぜ問題作かというと、第2回大会で優勝後すごく気になっていたので実店舗へ食べに行った結果。すんごいマズイかったのです。

個人的に嫌悪するキャベツ入りラーメンだったこともあり

「これが優勝て、鹿児島県民の舌ってどうかしてるんじゃないの?」

くらいに思っていたんですが。

今回五郎家さんが出してきたのは「スープベジ20」。

こちら大会用に用意されたメニューということで改めていただきました。

いや、本当に驚くくらい実店舗で食べたラーメンがおいしくなくて。

それにしては評価の高いラーメン店なので、「何か間違いがったんでは?」という思いがずっとありました。

そして食べてみた結果、やはり「実店舗」で頂いた時には何か間違いがあったんではなかろうかと。

思い直す結果に。

正直、今回今大会のNo1だったと思います。一気に評価が変わっているわけですが…。

常々感じている「麺もスープも殺すからキャベツをいれないでくれ」という私の不満をキャベツ入りながら見事に解決していました。

いや、ほんとに何も考えずにキャベツぶち込むラーメン店が鹿児島は多すぎるんですよ…。味も食感も全部キャベツじゃんという…。

その他野菜も多く入っていましたが、麺の食感を邪魔することなく。スープもしっかり味わいがあって美味しかったです。

それにオリジナリティもすごく高かったと思います。奇をてらった感もなく。非常にクオリティ高いと感じました。

鹿児島のラーメンのよくある特徴はキャベツを始め「野菜」が入っていることも多く、太麺も多いので悪く言えば「ちゃんぽん」に近い。

ちょっと視点を変えると「ポトフ」的な解釈も出来るのが鹿児島のラーメンではないかと、個人的には思っています。

しかし、この形に落ち込まずにちゃんと「野菜ラーメン」という形で出してきた五郎家さんすごいなと。

とはいえ、実店舗で食べた時の経験が消えたわけではなく…。

もう一回、店舗に行ってその真相を確かめてみたいと思わせる逸品でした。

麺屋 剛

次が麺屋 剛さん

最終的に、今回2位となったお店です。

豚と鶏のスープはあっさりしているし、コクがあってスープと麺のバランスも良いし前日食べたお店より美味しかったです。

すごく優等生的な味の印象を受けました。

とはいえ、上位3位に入るのはちょっと意外だったなというのは否めず。

他のラーメンと食べ比べつつなので、この後に紹介する「たけ家」さんのようなこってり系に押されて感じるのも事実。

この辺は、「博多ラーメン」の濃さに慣れてしまった人間の悲哀かもしれません。

鹿児島ラーメン たけ家

今回食べた鹿児島ラーメンの中でもっとも「こってり」だったのが、たけ家の「濃醇こってりDXらーめん」。

博多系のラーメンが好きな人は、すんなりと受け入れやすい鹿児島ラーメンだと思います。

博多系のラーメンと決定的に違うのは「太麺」なところ。

とんこつ+鶏+太麺となると、ちゃんぽんに近づきがちな鹿児島ラーメンですが、ちゃんぽんじゃないところが好印象です。

博多の味に慣れてしまったので、麺屋 剛さんよりこちらが好みだったりします。

実際、博多の味が「濃い、からい」といって憚らない奥さん的には「麺屋 剛」押し。

今大会に感じていることですが、評価に女性層の支持というのは欠かせないのかなと。

麺食堂 TARA

あっさりということでは、TARAさんも「あっさり」に分類されるのかなと。

「こってりらぁめん〜ガーリックパンチ〜」

え。名前にこってりと入っているのに、あっさりなの?という話なのですが。

ちょっと厳しい言い方になりますが。

鹿児島にももちろん、暖暮のような博多ラーメンを出すお店があります。また天下一品のような「こってり」を売りしたお店があります。

そこから比べると全然あっさり。

先ほど紹介した「たけ家」さんの方が断然こってり。

個人的にはTARAさんは比較的「あっさり」分類じゃなかろうかと。

また、ガーリックパウダーを効かせているのですが、「こってり+にんにく」は博多ラーメンの得意技。

どうしてもそちらと比較してしまうのですが、そうすると「普通」すぎる。

美味しくないことはないと思うんですが、名前とのギャップと、これなら他にもっと美味しいものがあるよね。

と感じてしまうこのネーミングが良くなかったんではなかろうかと…。

アイアイラーメン

【鹿児島ラーメン王決定戦】第7位 アイアイラーメン を食べてみた
鹿児島ラーメン王決定戦 第7位のアイアイラーメン ちょっと変わった名前のラーメン屋さん。アイアイラーメン。 お客様に愛(アイ)さ...

以前、実店舗で食べさせていただいたアイアイラーメンさん。

「塩ラーメン」のイメージが強いんですが、今回は大会用に「3種の焼豚醤油そば」を用意。

トリュフに鴨肉をラーメンにトッピングするというちょっと奇をてらった感もある一品。

残念がら、大会当日中列ができているのをほとんど見ず。

奇策は当たらなかったようですが。

個人的には、「奇をてらう」のは大好きなので食べたいなとは思っていたんですが。

とはいえ、他にも食べたいのもあるしどうしようと悩んだものの、最終的に食べることに。

受け取るときに、スタッフの方に「香りを楽しんでくださいね!」と、強く念を押されましたが、確かにトリュフの香りがしました。

味も醤油と、魚介系のスープは美味しかったし、トッピングの野菜がアクセントになっていて美味しかったんですが、ちょっと策に溺れましたかね。

鹿児島ラーメン王決定戦の難しさ

初年度から鹿児島ラーメン王決定戦は追いかけてきているのですが、今回第3回目ということで、ちょっと感じたこともあります。

まずは、「遠方有利」。

初代チャンピオンのマルチョンラーメンは、地元では知られた有名店。しかし、鹿児島市からはかなり行きづらい場所にあります。また、近くに観光地があるわけでもなし。

「ラーメン食べに、流石にあんな遠くまで行かないわ」。

という存在でした。しかし、このラーメン王決定戦で鹿児島市内で食べるチャンスが巡ってきました。

第1回の長蛇の行列はそうした「食べたかったけど、なかなか行けなかった」というユーザーの願いを叶えたものだったと思います。

第2回の五郎家も一応、鹿児島市内ですが、あるのは山の上。近隣に住んでもいない限り行く用事は出来ないような場所に存在するラーメン屋さんです。

そして、今回優勝したTAKETORAさんも指宿という都市部から離れた地方。「砂蒸し温泉」で有名な土地ではありますが、まあなかなかラーメン食べにふらっと行く場所でもない。

すべて、鹿児島市からは行きづらい場所にラーメン屋が強い傾向にあります。

実際、会場で列ができるお店は地方店が多い。

鹿児島ラーメン王決定戦が行われているのは、鹿児島市。「普段なかなか食べれない」お店の味を食べてみたい。

それが多くのユーザーの考えだと思います。

一方で、辛いのは「市街地にある or チェーン店系」のラーメン店。

身近にあるばっかりに、「いつでも食べにいけるし(食べたことあるし)」。と見られるのは結構ハンデ。

食べる方としても、ラーメン自体の量もそれなりに多い。男性でも2杯食べたら、もう食べられないという方も多いぐらいの量だと思います。

大会開催中、毎日来るユーザーがどれくらいいるか判りませんが、そう多くを食べ比べできません。

「美味しいラーメンを食べ比べる」というより「普段食べれないラーメンを食べる」となるのは自然な流れかと。

実際、この流れをどうにかしようと考えだされた戦略が「大会用オリジナル商品」だと思われます。

あとは、常連店の「飽きられる」ことへの対策もあるかなと。流石に3回目ともなると、「いつも同じ」では厳しい面もあるでしょう。

この流れが強くなってくると、徐々に「商品企画、開発力」の勝負になってくるのでは?という気がしてきます。

そうなると、懸念されるのは「商品企画、開発力のない老舗店の撤退」。

特に今回、このダブルパンチを食らったのが初代王者のマルチョンラーメン。

第1回当時は鹿児島中心地から見れば、陸の孤島のような場所にあったマルチョンラーメンですが、その後国分市に支店を出しています。

鹿児島市ではないものの、そこまで苦労しなくても食べられる存在となりました。

しかし、一方でマルチョンラーメンのメニューは「ラーメン」だけ。

そう珍しくなくなったラーメン店かつ、前に食べたこともあるラーメンになったマルチョンラーメンは第3回において第1回からは想像できないくらい人が並ばないブースになってしまいました。

代わりに多くの人が列を作り、トップになったTAKETORAは地方店。

2位の麺屋 剛は都市部のお店ですが、今回大会用オリジナル商品で勝負しています。

とはいえ、都市部、常連のラーメン店でも「奇をてらった」商品をだし「不発」で終わる店舗も。

特に複数店舗を展開するチェーン系列の出す「奇をてらった感」は敬遠されていたように思います。

ユーザーの中には「いつも店で出している商品で勝負してよ」と考えるユーザーもいると思います。

しかし、「通常商品」で勝負してきた常連店に「人が来ない」傾向を見ると、普通の商品を出すことは店舗として難しいでしょう。

お店側もおそらくこの大会だけでの利益回収は難しいと思います。ラーメンを食べてもらって「実店舗」へ来てもらうことが理想だと思います。

その時、この大会へ参加することを「広告費」として割り切れる体力のある店舗はよいかもしれません。

しかし、それによって明確なメリットのない店舗は手を引いてもおかしくない気もします。

上位入賞している鹿児島内外でも知名度のある「豚トロ」は「後輩の店がでるから」という事情で辞退していますが…。

豚トロのようなメジャーな店舗には正直「メリット」がない大会になっているのではないでしょうか。

地方や新店舗の名を売る場としては有効かもしれませんが、「メジャー」となってしまった店舗にとっては「メリット」のない大会になりつつあるような気もします。

その傾向は第1回からあったんですが、大会が進むにつれ、それが徐々に色濃くなってきたような気もしています。

年に1回だけでなく、通常客アップへの協力を

これらの課題を解決するには、主催者のKTSさんの頑張りが必要なのかなと。

昨日の記事で「広告価値維持」という点は触れさせていただいたのですが、この「鹿児島ラーメン王決定戦」だけ見ての広告価値の維持は難しいと思います。

店舗側が最も「利益」を出しやすいのは、この大会に出ることで、「通常客」が増えることだと思います。

現状、「普段いつでも食べれそう」なお店、メニューを敬遠する傾向が続く限り「メジャー店舗」へのメリットは薄いでしょう。

地方店、新興店の「引き立て役」で終わります。

鹿児島ラーメンを盛り上げていきましょう!

という大義名分だけではその関係性を維持し続けるのは難しいかと。

アンケート形式で投票してもらいアンケートで評価の高いお店を選出する形で「予選」を行っている鹿児島ラーメン王決定戦ですが、この予選段階から各お店に「メリット」がでる仕組みづくりも必要に思います。

現在はコンビニエンストアで誰でも投票できるようですが、「お店で食べること」などの条件を付加するなど決勝へ出られないお店にもメリットが生まれる形が望ましいと思います。

もっとIT技術を活用したら?

今回の鹿児島ラーメン王決定戦では「Youtube」でのストリーミング配信など「ネット」の活用を意識したみたいですが…。

正直、そこにユーザーのニーズはないと思います。

会場に行ってラーメンを食べるから意味があるわけで。

行ってもいない会場の様子をストリーミングされても、何も嬉しくない。

まして、テレビで中継している時に、

「この番組を見終わったら、Youtubeみてね」

今すぐネットに切り替えられても困るという気持ちはわかりますが、そんな微妙なすすめ方しか出来ないなら、もっと違う形にしたら?と思ってしまいます。

会場での情報配信をもっとリアルタイムで

個人的に提案したいのは「会場での情報共有」にもっとリアルタイム感を出しなさいよと思います。

一応、会場では各店舗を紹介したパンフレットが配られます。

これも年々紙質が上がるなど、「予算増えてる感」は強まっているのですが…。

正直今のネット社会において「美辞麗句」しか並んでいないパンフレットを渡されても取捨選択のツールとして弱い。

もっとユーザーに「どこが美味しかった!」「ここがイマイチ…」という情報を流してもらう仕組みを作ったほうが良いかと。

これは、予選のやり方にも繋がるんですが…。

基本的には、スマートフォンアプリ作ればよいのにと思ってしまいます。

予選の評価はスマートフォンアプリから。

ラーメン屋の場所にチェックインした時に一回だけ評価が可能。

評価数の多いユーザーには、無料券一枚プレゼントというメリットをつけて、ラーメン店を巡ってもらう。

そうすることで評価を集める。

もちろん、その評価は本番会場で確認可能。

大会開催中は、会場からであればリアルタイムでのコメント投票も可能。

現状、コイン使ったアナログな方式で投票を集計しているけど、スマートフォンの投票も実施。

実際のコインの投票と、スマートフォンの投票は重み付けを変えて、スマートフォンでは評価は流動的になるように敷居を軽く設定。

現在はコイン一枚で位置店舗というスタイルだけど、スマートフォンではポイント式にして複数店舗への評価も解禁したら良い。

スマートフォン側ではリアルタイムで得票数を出しつつ、総合結果で大逆転なんていう波乱を演出できるかもしれない。

と、ブログ書きつつのジャストアイディアでしかないですが。

スマホ持っていない人はどうするんだ!なんて声も聞こえてきそうですが…(乱暴にいってしまうと、コンビニ行ってアンケートに参加している人は持ってそうですけどね)。

リアルタイム感とユーザーが「参加している感」を出さなくては、今後イベントとしても辛いのではないかと思います。

過去に某テレビ関係のお偉方に「ネットによる事業の提案」を依頼されて提案を作ったんですが。

それはテレビの話じゃない

と一蹴されて「?ネットの話をしてくれと呼ばれたのに?え?」となったことがあるんですが。

テレビ局として「ネット」とどう共存していくかはいろいろ大変そうですが、こうしたイベントを盛り上げるには「テレビで放送量増やす」だけでは行き届かない部分もあるのかなと。

この辺はKTSさんの頑張りに期待しつつ。

第4回鹿児島ラーメン王決定戦、多分再び開催されると思うんですが、次なる進化を期待しております。

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