【北九州名物に気付かされた孔子の教え】駅弁と立ち食いうどんに思い知らされる己の未熟

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思い込みというのは怖いもので

お仕事の関係で、時々北九州の「小倉」や「門司」、もしくは山口県「下関」に行くことがあります。

下関というと「港町」のイメージがあって、「関サバ」や「ふぐ」に代表される海産物が美味しいイメージです。

一方北九州なんですが、ごめんなさい。

正直、「これ」といった名物を思いつくわけでもなく。

あと、小倉駅構内から出られない(毎度在来線の乗りかえチケットで行くため)事情もあり、そもそも諦めていました。

よって、「空いた時間でちょっと美味しいものでも

なんて発想もなかったんですが。

在来線と新幹線の乗り継ぎの合間に

そう頻繁にくることもあるまい。

そう思っていたのですが。

なんだかんだ、2 ヶ月に一度は行くことに。

最初は、小倉駅の中にあるお土産物なんて、同じ福岡に住んでるわけだし。と、小倉駅構内には目もくれなかったんですが。

回数重ねると、徐々に気がつかなかったことに気がつき始めます。

ふと、気がついたのが「かしわうどん」ののれんを掲げた立ち食いうどん・そばのお店。

福岡のデフォルト?「かしわうどん」

駅(在来線のほうにはなるのですが)に立ち食いのうどん・そば屋があります。

そこに「かしわうどん」の文字を見つけたのは、何回目の小倉駅だったでしょう。

かしわ」は九州でいうところの「鶏」。

つまり、うどんに「鶏」が入ってるとうたっているわけです。

JR折尾駅、小倉駅から、南は佐賀県鳥栖駅までいうところの「うどん」とは、この「かしわうどん」のことらしいのです。

九州では案外見かけるスタイルなので、「かしわ」がうどんに入っていることは特に珍しいことでもなく。

実際、調べてみると、九州北部のうどんには「かしわ」が入っているのが定番らしいです。

【wikipedia うどん】

うどん

しかし、こんなに強調しているのを見るのは初めてのような。

福岡市街地にかしわうどんを売りにしたお店なんてあったかな?

なんて思っていたんですが。

お腹も空いていたので、ふと、入ってみました。

kokura-kashiwa-udon

のれんに「かしわうどん」の文字が並んでいます。

実際オーダーしてみた「かしわうどん」。

kashiwa-udon

うどんの中に鶏が入ってるだけじゃないの?

と言われてしまっては見もフタもないのですが、侮る事なかれ。

さっぱりとしたうどんダシと鶏肉の相性はなかなか良い。

孔子の言葉に

これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為せ。是れ知るなり

なんて言葉がありますが、食べたこともないのに、「うどんにかしわなんて、案外普通じゃない?」なんて思ってはいけません。

実際福岡は、「水炊き」が有名ですが、昔から「鶏肉」を良く食べる土地柄だったようです。

こちら「かしわめし」で有名な「東筑軒」のサイトに詳しく説明が出ております。

【東筑軒】

創業以来”食”の文化を提供してきた東筑軒。おいしいものを味わいその温かなぬくもりを感じてください。

福岡は、鶏の水炊きが名物になっているように、昔から鶏肉を好んで食べる土地柄。そこで鶏のスープの炊き込みご飯に鶏肉と卵をあしらった「親子めし」を考案した。
ところがこの「親子めし」、声に出してみると「おやころし(親殺し)」に聞こえてしまう。そのため、名前を『かしわめし』に変更した。

そもそも「鶏肉」を良く食べる地域だったんですね。福岡。

この東筑軒さんは北九州の折尾にて、かしわめしを使った駅弁を始めたお弁当屋さん。

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北九州市「食」の認定ブランド「百万の息吹」に認定された逸品なのですが、普通の「かしわめし」と比べてご飯の味がすごくしっかりしています。

鶏以上にご飯がウマイ!

と、評判になったそうですが、それもうなずけます。

と、いいながら個人的には甘い味(醤油)が付いたご飯を苦手としています。

それでもこれは、美味しいなと思わせるものがあるっていうのは、味がしっかりしてるんだろうなと。

門司はふぐも有名

当たり前といえば、当たり前ですが。

下関と、北九州門司は海峡を境にしたお隣同士。

とれる魚の質もそう違うわけではありません。

下関のふぐも有名ですが、門司のふぐも同じくらい美味しくておかしくない。

ということで、駅弁を見ると「ふぐ」ありました。

fukumeshi

ふくは、福を呼ぶわけですね。

「ふく」というのは、「ふぐ」のことです。

西日本では昔はふぐのことを「ふく」と呼んでいたそうです。

こちら、入れ物も凝っていて「ふく」の形をしています。

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この入れ物だけを見せられると、ふぐと判断できるか自信はありませんが、ふぐですね。

fuku-box-2

ふぐずくしです。

六十にして耳従う

この駅弁を買った際に売店の方が

「骨があるので注意してくださいね」

と、声をかけてくださいました。

浅ましい私は、「どうもー」。と、いいつつも、「ふぐも魚。骨くらいあるだろう」。

と、思っていました。

それも、しっぽのついた白身を焼いたものについてるんだろうなーと。

逆に、なんとなく揚物には、「骨がない」。と思い込んでいたら。

揚物 3 つありますが、全部骨アリ。

極太の骨がガッツリ入っています。

はい。何の躊躇なく口に入れて刺さりましたとさ。

孔子、曰く

「吾 十有五にして学に志し 三十にして立ち 四十にして惑わず 五十にして天命を知る六十にして耳順い 七十にして 心の欲する所に従いて矩を踰えず」

人の言うことにちゃんと耳を傾けることができるようになるのは、60 を過ぎてからと孔子がいってましたが。

最近 30 代半ばを過ぎ衰えを感じる今日この頃ですが、まったくのひよっこ。

ふくを呼ぶはずのふくめしをたべながら己の未熟さに凹みました。口の中痛いし。

教訓。人の忠告は素直に聞く。

パッケージにも「骨があります」と、赤字でデカデカと書いてあるし。

己の未熟さを教えられました。

北九州。次、いつ行けるか判りませんが、次はもう少し立派になって行きたいと思います。

60 まで待たずとも。人の話くらいはちゃんと聞けるくらいに。

次は何を食べようかな。

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