博多の雨に思う秋山とまどろみの午後

スポンサーリンク

不思議な瞬間

この日、福岡では雨が降りました。

朝から空はどんより曇り、天気予報も「降るに決まってんだろ!空見ろよゴラア!」

というぐらい、各時間予報も「雨」の連続。

朝のうちは少し持ったものの、昼から雨が降り始めました。

「ああ。やっぱりな・・・」。

ちょうどお昼から帰る時間に重なった雨に勤め人たち誰もが、そう思った瞬間でした。

ボールが飛ばない!

今シーズンが始まる前の西武ライオンズ宮崎キャンプを観に行ったとき、フリーバッティングが終わった後、秋山がそうこぼしていました。

バックスタンドから観戦していた私のところにも聞こえるくらいだから、それなりに大きな声だったはずです。

【西武ライオンズ】2015年 宮崎日南キャンプを見に行ってきました!
2月8日に日南キャンプを見に行ってきました 西武ライオンズのキャンプへ行ってきました。 2月1日から宮崎県日南市でキャンプを実施...

全体練習が終わった後の個別練習だったからでしょうか。

昼を過ぎていたとはいえ、徐々に日が傾き出し、夕暮れを思わせるような黄色がかった日差しがまどろんだ雰囲気を感じさせるグランドでその言葉は少し焦っているようにも聞こえました。

立浪に似てるかもしれない

秋山のフリーバッティングを観ながら思ったのは、中日ドラゴンズのかつての名選手、立浪に似ているんではないかと。

ふと、そんなことを思っていました。

フォームが似ている訳じゃないんですが、ボールに対するバットの入れ方と打球の質。

それがどことなく、私の中では立浪を彷彿とさせました。

鋭い打球で外野を破り、スタンディングで2塁へ到達する。

あわよくば、3塁を狙う姿勢。

それが秋山の目指す理想系だと思っていました。

そして、そのイメージが「ボールが飛ばない!」という秋山のイメージが全くそぐわず、そのちぐはぐ感は私の中で、今年は秋山の打撃はそう良くないかも知れない。という予感に繋がっていました。

そんな予感はいつまでも

シーズンが始まり、ヒットを量産する秋山を見ながらも、いずれ止るのでは?

と、どこかでずっと、キャンプで憶えた予感は消えず「がんばれ!」よりも、「良かったまだ止っていない」。

という思いで見ていました。

連続安打記録が途絶えたときに

チームバッティングに徹した秋山の判断(フォアボール)が称賛されていましたが、私はその姿が本当の秋山の姿だと思っていました。

申し訳ないながらも、野村監督風に言えば、「秋山は月見草」だと。そう思っていました。

そんな「月見草」が記録を捨てて起こした逆転劇に、このチームは良いところまでいけるんじゃないかと。

そう感じました

しかし、その後チームはまさかの13連敗。

秋山とホークス柳田のハイアベレージな首位打者争いも、溝を開けられその勢いにも陰りが・・・。

結局チームは CS 出場権の瀬戸際を争うシーズン終盤。

正直、2位、1位にこれだけ差を広げられては、CSでの下克上を想像することすら苦しく。

高橋光や、森などの若手の成長に目を細めるという近年の西武ライオンズファン恒例の日々。

その細めた視界の先から徐々に秋山の「シーズン214安打記録の更新」というのは、消えつつありました。

私の中のどこかで、「ああ。やっぱりな・・・」という思いとともに。

まどろんだ雰囲気の中に

記録更新には、残り2試合で、6安打。

可能性としては不可能ではなない、シーズン214安打の更新。

ただ、シーズン終盤ペースを落としてしまった秋山の果たしてそれを期待していいのか?

それは難しいのでは。

多くの人はそう思ったのではないでしょうか。

西武ファンであったとしても。

そして、秋山 1 試合 5安打と、聞いてもどこか出来すぎていて、現実感がないニュース。

思ってもいなかった朗報に

「ああ、良かったな」。

という思いはあるものの、込み上げてくるのはキャンプでみた少し黄色い光をやどしたまどろんだあの雰囲気。

少し遠くで「ボールが飛ばない!」といっていた選手が、到達した記録はあまりに遠すぎて、どうしても実感と紐づかないまま。

窓の外から見える重たい雲と、しとしと降る雨もどこか現実感がなく。

ただ、今日の試合で記録が更新できなくても、

「ああ。やっぱりな・・・」。

と思うことは無いだろう。という確信だけが間違いなく残っているわけで。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク