プロ野球のFAとは?西武涌井もFAするそうなので、復習してみる

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涌井選手がFAするのは、もう当然の流れでしたが・・・

一時期は確かにエースだったわけで

今となっては想像できませんが、西武ライオンズのエースだった涌井選手。

ちなみにFAとは、せっかくなので涌井選手を例に復習。

FAは、フリーエージェントの略です。スポーツによって(メジャーとプロ野球でも)フリーエージェントの意味は違いがあるので、ここでは日本のプロ野球でのフリーエージェントです。

FAとは、現在所属しているチームとの契約を解消し、自由に他チームと自由に契約を結ぶことができる選手のことです。

FAには国内FA権と、海外FA権があって、海外FA権は出場選手登録されている日数145日を1年として、一律9年が必要です。

国内FAは入団した年が関係してきます。現状、

・2006年までのドラフトで入団した全選手:累計8年(通算1160日)経過で取得 
・2007年以降のドラフトで入団した高校生選手:累計8年経過で取得
・2007年以降のドラフトで入団した大学生・社会人選手:累計7年(通算1015日)経過で取得

wikipedia参照

となっています。涌井選手の場合、2004年のドラフトで西部に入団しています。
2005年のシーズンから1軍登録され、翌年2006年からはローテーション入りしていますので、2013年の今年はちょうど8年が経過するわけです。

よって、今年で国内FA権を取得するわけです。

さて、実際権利を取得したものの、FAは「他球団へ必ず移籍しなければならない」ものではありません。所属球団含め、自由に交渉できます。

ただ、西武の過去の実績から言って「去る者は追わず」なので、おそらく引き止めないでしょう。と、なるとほぼ移籍でしょうか。

どの球団から興味を持たれるかはわかりませんが、問題はFAにおける補償です。

補償というのは、獲得する球団から獲得された球団への補償です。

これは、基本的に「金銭」と「人的補償」という選択になります。獲得された球団が、獲得した球団に「お金いらないから、誰か別の選手をください」と言えば、人的補償+金銭になりますし、「お金下さい」となれば金銭補償です。

では、わかりやすいように例を挙げて考えてみたいと思います。

仮に「読売ジャイアンツ」が涌井選手を獲得したいとした場合を想定して考えてみます。

読売ジャイアンツは涌井選手を獲得するために、次のものを用意する必要があるかもしれません。

1,涌井自身に支払う「年棒」
2,涌井自身に支払う「契約金」
3,ライオンズに支払う「金銭補償」or「人的補償」

です。

年棒

まず年棒です。これは、交渉次第ですが、現在涌井の年俸は2億2千万です。

とりあえず、制度上これ以上の年俸を払う必要はありません。また、下げることもできます。下げる場合は好きなだけ下げられますが、そこは本人との交渉次第です。

契約金

選手は移籍先の球団から契約金をもらうこともできます。前の球団(西武ライオンズに残るなら)この金額に上限はありません。いくらでも積めます。読売ジャイアンツが契約する場合は、翌シーズンの年俸の半額が契約金の上限となります。
今回の場合最高で1億1千万円。もちろん、「契約金なし」という契約も可能です。

この2点では基本的に選手と球団の交渉次第です。球団次第ですが、涌井側はある程度譲歩しないと現状の成績では難しいかもしれません。

問題なのは、3です。

選手との契約の部分はある程度どうにかなるかもしれませんが、ここはルールで決まっているため、ある程度の「出費」があります。

西武ライオンズ側の選択しだいですが、

お金ください。と西武ライオンズがいった場合

ライオンズにお金を払わなくてはなりません。ではいくら支払わなくてはならないのか?ですが、現状のルールを確認してみます。

ここでのポイントは、涌井選手のランクがAなのかBなのかCなのかです。これは、前球団(西武ライオンズ)にて年俸を何番目にもらっているかが関わってきます。

Aランクは上位3名の場合。Bランクは、4位から10位まで。Cランクは11位以下。

と、チーム内の年俸の順でランク分けされています。現在涌井選手は2億2千万でチーム内にて2位です。

余談ですが、1位は3億の中村選手、3位が2億で栗山選手です(今年の西武は年俸の1,2位が実績通りの仕事をしてない・・・・!)

という事で涌井選手はAランクです。

Aランクの場合、金銭補償となると、前年の年俸の0.8倍を前球団に支払います。涌井選手の場合

2億2千万 x 0.8 = 1億7600万円

です。

西武ライオンズが選手が欲しいなあと、言った場合

人的補償の場合は、前球団がFAで選手を獲得した球団に対して選手を1人もらえます。ただ、好き勝手にもらえるわけではなくプロテクトメンバー28名以外の選手から選べます。

さすがに好き勝手に持っていかれたら、なんのためのFAかわかりません。もちろん、FAで獲得した選手も指名はできません。

しかし、人的補償とはいえお金は払います。人的補償の場合は前年の年俸の0.5倍です。涌井選手の場合

2億2千万 x 0.5 = 1億1000万円

更にチーム内のプロテクトメンバーに漏れた、選手1人です。

西武は他チームから良い選手を貰ってくるのも比較的上手いチームです。

人的補償を選ぶんじゃないでしょうか・・・・。

さて、今この状況の涌井に対してこれだけのお金と人を出してくれる球団はあるのでしょうか?

さらに涌井選手には「女性問題」というスキャンダルのリスクがあります。

まあ、単身者なので好きな女性とお付き合いするのは何の問題もありませんが、ちょっときな臭い面が・・・・。

西武ファンとはいえ、さすがに「これだけの条件飲む球団あるのかな?」と思ってしまいます。

西武ライオンズ的にはなんだか有利なお話のような・・・。

昨年は阪神タイガースの平野選手(現オリックス)は、FA宣言して「誰からも声がかからない」という事態に陥りました。

最後はオリックスが拾う形で落ち着きましたが、場合によってはこういうこともあり得ます。

涌井選手にしても、獲得してもらう場合それなりに西武ライオンズにお金やら人を渡す以上、今の成績では年俸等はかなり譲歩しないと難しいのではないかな思います。

それでも、「西武ライオンズに残るよりはマシ」と思っているのかもしれませんが・・・・。

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