カーナビの概念が変わる?Android Auto の開発用エミュレータを使ってAndroid Auto の実力を体験してみる。

スポンサーリンク

Android Auto ってなに?

Google が 2015 年の6月末に行った開発者向けイベント「Google I/O」で発表した「Android Auto」。

見も蓋もない感じで言ってしまうと、「Google 謹製のカーナビ」です。

今までのカーナビと違うのは、スマートフォンとシームレスに連動する点です。

これまでのカーナビにも「iPod」と連携したりして音楽を共有できる機能はありました。

しかし、Android Auto は今活用しているスマートフォンの機能を車の中で活用することを目的としています。

カーナビは「目的地へ向かうこと」が主な目的であり、機能でした。

その他の機能(テレビや音楽)はあくまでオプションでした。

Android Auto はそうした限定的な機能の提供ではなく、人々に身近になり始めたスマートフォンの機能と、そこから生まれるアイディアを全て「車」に持ち込もうとしています。

Android Auto の世界を覗いてみる

2015 年の後半には実際、Android Auto が搭載された車が登場する予定だそうです。

予定では HYUNDAI の「SONATA」が世界で初めて「Android Auto」を搭載した車になるんだとか。

現在日本の企業も多く参加しており、

日産自動車、マツダ、三菱自動車工業、スバル(富士重工業)、スズキという自動車メーカーだけでなく、

カーナビメーカーも参戦。アルパイン、富士通テン、パナソニック、パイオニアが参加しています。

TOYOTA は Apple の「CarPlay」に参加を表明していますが、Android Auto も検討しているらしいので、ほとんどの企業がいずれは参加すると思われます。

そんな Googl Auto を試してみた

そんな Android Auto ですが、開発者に向けた環境も整備されつつあります。

先日、Android auto のエミュレーター「Desktop Head Unit(DHU)」を公開しました。

これは、PC とスマートフォンをつなげることでPC が Android Auto 対応の車載キットのような動きをしてくれます。

ということで早速、こちらを利用して「Android Auto」を試してみました。

Windows タブレットに Android の開発環境をインストールし、DHU をダウンロード。

スマートフォンとタブレットを接続して、環境を構築しました。

詳しい導入内容はこちらで紹介しています。

Google Auto エミュレーターを Windows タブレットに入れて実用性を試して見る
Google Auto エミュレーターが登場 8月末に Google Auto エミュレーターが登場しました。 PC の開発環境...

こちら、夜の車内で起動する「Android Auto」。

android-auto-up

音声機能は日本語もいける

とりあえず、起動して福岡県のランドマーク「ヤフオクドーム」と、Android Auto へ語りかけたところ。

なんと「該当なし」!

これは、音声検索は対応していないのかな?と、思ったんですが「福岡ドーム」で再チャレンジした結果、ちゃんと認識してくれました。

yahoo-dome

若干、建物の名前など、データが古いのかもしれません(日本公開してないものを無理やりインストールしてますからね・・・)。

でも、その他音声データはちゃんと日本語で動いてくれました。

5,6年前に車と一緒に購入した某カーナビメーカーのカーナビも一応音声検索対応なのですが。

何度か実験したものの・・。福岡県のランドマークを言っても、東北に連れて行かれますから・・・。

5年前からの技術の進歩もあると思いますが、Google の優秀さをヒシヒシと感じますね・・・。

曲がり角の指示はなし

残念ながら、「次を右です」といった、通常のカーナビにある音声指示はありませんでした。

そこはさすがにエミュレーター。実用性は低そうです。

これなら、まだスマートフォンの Google Map を使った方が良さげです。

でも、ちゃんと道筋は画面上に表示して教えてくれます。

yahoo-dome-load

ルートの提案はバッチリ

yahoo-dome-street

現在地から、目標までのルートまでを表示してくれます。

こちら、福岡市の都市高速沿いからからヤフードームまでの道のりです。

都市高速を使わないルートと、使うルートを示しています。

あと、誤差もあるとは思いますが、到着時間で「何分遅れるのか?」というところまで表示してくれます。

ここからなら、都市高速を使っても、5分ほど早いだけのようです。

これまでの Google map の資産を十分に活かしているようです。

想像以上に精度が高い

エミュレーターということもあって、精度はそんなに期待していませんでした。

しかし、画面をみるところかなり正確に現在の場所を把握してくれています。

試しに、目的地へ向かうルートをわざと離れたりしてみると、

ちゃんと元の道へ復帰できるルートを提案してくれます。

yahoo-dome-lost

カーナビだけでない機能

カーナビ機能の紹介が多くなりましたが、Android Auto の魅力は「日常使っているスマートフォンと連携できる」事です。

現状「勝手に立ち上がる!」「邪魔!」とバージョンによっては思いもよらない時に登場してしまい、不人気っぽい「Google Now」の情報を表示してくれます。

周辺の天気や、以前行った場所等を表示してくれます。

「Google Now」 は普段自分が検索したり、訪れた場所等の情報を常に把握し情報を提供してくれます。

滞在先のホテルなども把握してくれて、出張の多いサラリーマンには結構便利だと思うんですが・・・。

そういった機能を活かして、事前に旅行の調べ物をして、車に乗ったその情報がカーナビにも連動されていると考えるとすごく便利ですよね。

また、電話のハンズフリーでの受け答えも可能。

android-Auto-tell

エミュレーターでも実験してみましたが、電話をかける事ができました。

android-auto-call

画像にあるように、過去の着信等も表示されます。

こちらに折り返すことも OK 。

もちろん、接続されているスマートフォンから電話をかける形にはなるんですが、「スピーカー状態」で電話がかかりました。

運転していることにちゃんと配慮されているようです。

しかし、逆に「着信」の場合、Android Auto 側から着信に出る事はできましたが、電話側は普通の受信で、「スピーカー状態」にはなりませんでした。

このへんは、あくまで「エミュレーター」ということのようです。

ちょっとしたことだけど、情報に「無意識」に繋がる喜び

例えばこれから外出しようとしている時に、「スマートフォンで天気をチェック」。

という行為は多くの方が実際の生活のなかでやっていることだと思います。

しかし、Android Auto は車に乗ってしまえば、「天気の情報を提供してくれる」存在です。

スマホを取り出して、天気アプリを起動する必要がありません。

その他にも交通情報や、目的地の情報などそのばで

そんなの「スマホ」でチェックしたらよくない?

と、思ったりしますが、自分が普段使っているスマートフォンから何も考えなくても、車で移動するときに気になる情報が何も考えなくても提供されるというのは、かなり楽!

実際、同じような経験は「Android Watch」でも体験しています。

スマートフォンで確認したら良くないかな?

という事は多いですし、実際それで事足りるんですが。

しかし、適切なタイミングで意識しなくても、そのシチュエーションに合った情報が確認できる。

すなわち、「スマートフォンを意識しなくても届く情報の心地よさ」というのが想像以上に快適な事を知りました。

エミュレーターは実用性あるの?

正直ないです(笑)。

実際使おうと思ったら、イチイチ「コマンドを打ち込んで設定」して、USB でつなげてと手間を取ります。

あと、どうしても助手席においたりせざる得ないので手軽にタッチして操作という訳にも行きません。

タブレット毎固定してしまうアイテムを買えば別かもですが・・・。

助手席に投げ出したままでは、走行中地図をチラ見する事すら危険です・・・。

あくまで、「開発用」です。

しかし、Android Auto の快適さを想像する事は出来たと思います。

交通法は守りましょう

Android Auto を設定している間、何度も「交通法」は守りましょう。

という表示が何回かでてきました。

いろんな事が出来るので、触ってみたくなりますが、交通ルールは守りましょう。

まあ、わざわざ真似したいという方も少ないと思いますけどね・・・。


How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク