Ubuntu Develoer Tools Center は Ubuntu make へ
もう、昨年末のことなのですが、Ubuntu Develoer Tools Center は「Ubuntu make」 へ名称変更されました。
それに伴い、インストール方法も変更されております。
以前こちらで紹介した方法とは変わっています。
Ubuntu make ってなんだ?
Ubuntu make とは、コマンド一つで簡単に開発環境を作成してくれるツールです。
開発環境を整えるのは手間がかかります。
Ubuntu 14.04 LTS 版は 5 年間サポートされ、2019年まで続きますが、実装されているツールやフレームワークは原則変わりません。
当然時が進むに連れて、環境自体が古くなります。
そのうち、Ubuntu 14.04 で最新の開発環境を整えようと思ったら、あれもこれもライブラリを追加して、最悪自前で全部ビルドアップ。
といった、めんどくさい状況が想定されます。
そこで考えられているのが、Ubuntu make。
Ubuntu make は指定された環境での「最新版」のツールを依存関係含めて、サクッと準備してくれるツールです。
現在は Android Studio に Android SDKを始め、GO言語 や Dart Editor などが対象となっています。
Ubuntu 15.02 から正式版に
現在のところ、Ubuntu の最新バージョンである「Ubuntu 15.02」からこの「ubuntu make」。
使い方は簡単です。
もし、Ubuntu 15.02(もしくはそれをベースにしたディストリビューション)であれば、
sudo apt-get install ubuntu-make
で、インストール完了です。
もっと古いバージョンの Ubuntu でも使いたい。
という場合は、レポジトリを追加して使用することで、使用できるようになります。
sudo add-apt-repository ppa:ubuntu-desktop/ubuntu-make sudo apt-get update sudo apt-get install ubuntu-make
これだけで OK 。
あとは、
umake android
でインストール開始です。
ちなみに、eclipse を導入しようと思ったら。
umake ide eclipse
と、すれば他のツールも簡単にインストールできます。
逆にアンインストールしたくなったら。
umake ide eclipse --remove
となります。
確かにすごく簡単
以前はよく、
「インストールしたら満足」
とか
「環境構築したら満足」
という、ことなかったでしょうか。
Linux OS を使い始めたことは PC にインストールするだけで一苦労で、起動したらもうそれで満足して、その後使わない。とか。
プログラムも勉強しようと思って開発環境を整えたら、その苦労で疲れてしまって、もう満足してしまう。
というようなこと。
こうした、ある意味導入の敷居を下げてくれるのは、勉強を始める人間にとっても助けになる気がします。
作ればわかる!Androidプログラミング 第3版 SDK5/Android Studio対応 (Smart Mobile Developer)